武田晴人
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武田 晴人(たけだ はるひと、1949年4月11日[1] - )は、日本の経済学者・歴史学者。専門は近現代日本経済史。学位は、経済学博士(東京大学・論文博士・1988年)。東京大学名誉教授。東京都目黒区出身[2]。
略歴
[編集]- 1968年3月 - 東京教育大学附属中学校・高等学校(現・筑波大学附属中学校・高等学校)卒業
- 1972年3月 - 東京大学経済学部経済学科卒業
- 1974年3月 - 同大学経済学部経営学科卒業
- 1976年3月 - 東京大学大学院経済学研究科修士課程修了
- 1979年3月 - 同博士課程単位取得退学
- 1979年4月 - 東京大学社会科学研究所助手
- 1981年4月 - 東京大学経済学部助教授
- 1988年7月 - 経済学博士(東京大学)、学位論文の題は「日本産銅業史」
- 1991年6月 - 東京大学経済学部教授
- 1996年4月 - 同大学院経済学研究科教授
- 2015年3月 - 同上退職 東京大学名誉教授
- 2020年7月 - 公益財団法人三井文庫常務理事・文庫長[3]
- 2022年3月ー日本学士院賞受賞ー「日本経済の発展と財閥本社—持株会社と内部資本市場」[4]
著書
[編集]単著
[編集]- 『日本産銅業史』(東京大学出版会、1987年)
- 『帝国主義と民本主義 日本の歴史19』(集英社、1992年)
- 『談合の経済学 日本的調整システムの歴史と論理』(集英社、1994年/集英社文庫、1999年)
- 『日本経済の事件簿 開国から石油危機まで』(新曜社、1995年/日本経済評論社、2009年)
- 『財閥の時代 日本型企業の源流をさぐる』(新曜社、1995年/角川ソフィア文庫、2020年)
- 『日本人の経済観念』(岩波書店、1999年/岩波現代文庫、2008年)
- 『世紀転換期の起業家たち 百年企業への挑戦』(講談社、2004年)
- 『仕事と日本人』(ちくま新書、2008年)
- 『高度成長 シリーズ日本近現代史8』(岩波新書、2008年)
- 『岩崎弥太郎 商会之実ハ一家之事業ナリ』(ミネルヴァ書房〈日本評伝選〉、2011年)
- 『「国民所得倍増計画」を読み解く』(日本経済評論社、2014年)
- 『脱・成長神話 歴史から見た日本経済のゆくえ』(朝日新聞出版、2014年)
- 『鈴木商店の経営破綻 横浜正金銀行から見た一側面』(日本経済評論社、2017年)
- 『異端の試み 日本経済史研究を読み解く』(日本経済評論社、2017年)
- 『日本経済史』(有斐閣、2019年)
- 『岩崎小彌太 三菱のDNAを創り上げた四代目』(PHP新書、2020年)
- 『日本経済の発展と財閥本社 持株会社と内部資本市場』(東京大学出版会、2020年)
- 『渋沢栄一 よく集め、よく施された』(ミネルヴァ書房〈日本評伝選〉、2021年)
単編
[編集]- 『日本産業発展のダイナミズム』(東京大学出版会、1995年)
- 『地域の社会経済史 産業化と地域社会のダイナミズム』(有斐閣、2003年)
- 『日本経済の戦後復興 未完の構造転換』(有斐閣、2007年)
- 『戦後復興期の企業行動 立ちはだかった障害とその克服』(有斐閣、2008年)
- 『日本の情報通信産業史 2つの世界から1つの世界へ』(有斐閣、2011年)
- 『高度成長期の日本経済 高成長実現の条件は何か』(有斐閣、2011年)
共編著
[編集]- (橋本寿朗)『両大戦間期日本のカルテル』(御茶の水書房、1985年)
- (大河内暁男)『企業者活動と企業システム 大企業体制の日英比較史』(東京大学出版会、1993年)
- (石井寛治・原朗)『日本経済史』全6巻(東京大学出版会、2000年-2010年)
- (宇沢弘文)『日本の政策金融』全2巻(東京大学出版会、2009年)
- (由井常彦)『歴史の立会人 昭和史の中の渋沢敬三』(日本経済評論社、2015年)
- (橘川武郎)『原子力安全・保安院政策史』(経済産業調査会、2016年)
- (石井晋・池元有一)『日本経済の構造と変遷』(日本経済評論社、2018年)
- (林采成)『歴史としての高成長 東アジアの経験』(京都大学学術出版会、2019年)
共著
[編集]- (鈴木良隆・大東英祐)『ビジネスの歴史』(有斐閣、2004年)
- (大東英祐・和田一夫・粕谷誠)『ビジネス・システムの進化 創造・発展・企業者活動』(有斐閣、2007年)
- 通商産業政策史編纂委員会編『立地・環境・保安政策』<通商産業政策史 1980-2000 (5)>(経済産業調査会、2011年)
- (関口かをり)『三菱財閥形成史』(東京大学出版会、2020年)