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エオエナンティオルニス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エオエナンティオルニス
生息年代: 中生代前期白亜紀, 124.6 Ma
エオエナンティオルニスのホロタイプ標本
地質時代
前期白亜紀 - 1億2460万年前
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 竜盤目 Saurischia
亜目 : 獣脚亜目 Theropoda
下目 : エウエナンティオルニス類 Enantiornithiformes
階級なし : エオエナンティオルニス類 Eoenantiornithiformes
階級なし : エウマニラプトル類 Eumaniraptora
階級なし : 鳥群 Avialae
: エオエナンティオルニス科 Eoenantiornithidae
: エオエナンティオルニス属 Eoenantiornis
学名
Eoenantiornis
Hou et al1999

エオエナンティオルニス(学名 Eoenantiornis 「夜明けのエナンティオルニス」の意味)は、前期白亜紀1億2460万年前に生息していたエナンティオルニス類鳥群。エオエナンティオルニスは、中国遼寧省義県層で発見された単一の化石標本から知られている。

1999年に、模式種が侯連海ラリー・マーティン英語版周忠和英語版アラン・フェドゥーシアによって命名および記載された。属名は、ギリシア語ἠώςèos:夜明け)とエナンティオルニスを組合せたもので、この属がエナンティオルニス属のより基底的な位置にいると推測されたことを反映している。種小名はドイツの古鳥類学者、パウル・ビューラーに敬意を表して付けられた[1]

エオエナンティオルニスの標本

ホロタイプIVPP V11537は、遼寧省のHeitizigouで、アプチアン期の下部義県層で発見された。化石は石板上で圧縮された頭蓋骨をそなえたほぼ完全で関節のつながった骨格で構成されており、羽毛の生えた外皮の大部分が保存されている[1]。完全に成長しきっていない亜成体だった[2]

2005年にエオエナンティオルニスは完全な再記載を行われた[2]

元々この種は、科としての「エオエナンティオルニス科」さらには目としての「エオエナンティオルニス目」に分類されていた[1]。2005年の再記載ではこれらの考え方は放棄され、その分類上の位置はクレードとしてのエナンティオルニス類とされた。これは既知のエナンティオルニス類に属する中で最も古い物の一つである[2]

脚注

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  1. ^ a b c Hou L., Martin L., Zhou Z. and Feduccia A., 1999. Archaeopteryx to opposite birds - missing link from the Mesozoic of China. Vertebrata PalAsiatica. 37(2), 88–95.
  2. ^ a b c Zhou Z., Chiappe L. and Zhang F., (2005). "Anatomy of the Early Cretaceous bird Eoenantiornis buhleri (Aves: Enantiornithes) from China." Canadian Journal of Earth Sciences, 42 (7): 1331–1338.

関連項目

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