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リカちゃん

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リカちゃんLicca-chan)はタカラ(現タカラトミー)の生んだ、日本着せ替え人形キャラクター。フルネームは香山リカLicca Kayama)。

日本人らしい身長や顔立ちで、親近感が沸くように作られている。累計出荷数は5000万体を超える。

設定

時代によってバリエーションがあり、一定しない。リカちゃんに設定がつくられたのは、怪獣図鑑を参考にしたものである。

『リカちゃんのアルバム』によると、将来は外交官

家族

  • パパ:ピエール(音楽家)(フランス人ハーフ)
  • ママ:織江(ファッションデザイナー)
  • 姉:リエ(航空機客室乗務員-現在消息不明)
  • 妹:双子(ミキとマキ)、三つ子(みく、げん、かこ)
  • おばあちゃん:ミレーヌ・ミラモンド(フランス人)
  • いとこ:シャルル
  • ペット:プリン(犬)

友達にいづみちゃん、きらちゃん、あきちゃんなど多数。 ボーイフレンドは、初代はわたるくん、2代目はマサトくん、3代目は佐藤イサムくん、現在はかけるくん。

しかし『リカちゃんのアルバム』によると、将来は外交官のフランツ・シブレーと結婚することになる。

将来

『リカちゃんのアルバム』(1997年)およびその延長上の設定
  • 1981年、学園祭でミス白樺に選ばれる。(14歳)
  • 1990年、外交官になる。(23歳)
  • 1992年、フランツ・シブレーと結婚する。(25歳)
  • 1997年1月11日、長女出産。(30歳)
  • 2000年、九州・沖縄サミットでは、外務省大臣官房国際広報室の室長補佐。(33歳)
その他
22歳、ハートヒルズ大学教育学部児童心理学科卒という設定。

歴史

設定ではリカちゃんの誕生日は5月3日だが、リカちゃんの人形が発売開始されたのは1967年7月4日、リカちゃんをデザインしたのは漫画家松本零士の夫人、牧美也子である。

  • 1967年 初代発売。
    自社生産は行なわず、(株)シバに生産を委託してつくられた。栗色の外カール。瞳の中の星はひとつ。
  • 1969年 リカちゃんの売上が日本でのバービーの売上を上回った。
  • 1970年 「レディリカ」発売。
    通常販売されているリカちゃん(香山リカ)とは別設定でストレートヘアで名前は北原理香、年齢設定は17歳。ジュン(花園順子)とアヤ(白川彩)の3人で『花のトリオ』を結成する。
  • 1971年 「ピチピチリカちゃん」発売。
    小麦肌。一年半で姿を消す。
  • 1972年 二代目(ニューリカちゃん)発売。
    初めて自社生産により誕生。靴底に磁石がついていて、おでかけスタンドに立たせて歩行できる。男の子向けのラインナップ(変身サイボーグミクロマン)拡張と時期が重なったため、付属の説明書の構成がよく似ている。栗色の外カール。瞳の中の星はみっつ。付属品として、バラ型のヘアピンがついていた。
  • 1982年 三代目発売。
    ヘッドおよびボディが変更され、初代および二代目よりすらっとした体形になった。
    口角があがり、唇が厚くやや微笑んでいるような表情をしている。
    歴代のリカちゃんの中では、田舎っぽく人気が低い。
    三代目から、髪型にバリエーションが加わり、ロングストレートや金髪のリカちゃんが発売された。
  • 1987年 四代目(現行)発売。現在まで発売が続く長寿のリカちゃん。
    現在のバリエーションは全て四代目を基本につくられている。
  • 1988年 「レディリカ」発売。
    リカちゃんの成長後の設定。
  • 1992年 五代目(ピンキーピンクリカちゃん)発売。
    色白、小顔で大人びた表情をしたリカちゃん。
    誕生25周年記念のスポット商品として1年間のみ生産された。販売はあまり伸びず、表情が笑顔なのが逆に受けなかったためと言われている。
    同年誕生25周年を記念して初代リカちゃん復刻版が発売される。
  • 1993年 生産工場がある福島県田村郡小野町に「リカちゃんキャッスル」開館。
  • 1997年 「リカちゃんのアルバム」発売。
  • 2001年 「こんにちはあかちゃん」「マタニティーリカちゃん」発売。
    リカちゃんの成長後の設定。
  • 2002年 「アイドルリカちゃん」発売。
    リカ、みい、もえの3人がアイドルとしてデビューしたという設定。

派生作品

音楽作品

  • リカちゃん(1969年、歌:香山リカ、いずみ、わたる)
  • リカちゃんトリオ(1969年、歌:香山リカ、いずみ、わたる)
  • ママのうた(1970年、歌:香山リカ)
  • リカちゃん電話のテーマ(1971年、歌:香山リカ、いづみ)
  • ワーイ!リカちゃん!(LP、1970年頃)
  • リカちゃん音頭(1974年、歌:香山リカ)
  • おうちに帰ろう(1974年、歌:香山リカ。「リカちゃん音頭」のB面)
  • なかよしトリオの歌
  • 夢みるリカちゃん(LP、1983年。「ファミリー編」「青空編」の2種が発売された)
  • リカちゃんてよんでね-リカのテーマ曲(1983年、歌:大和田りつこ。LP「夢みるリカちゃん」の1曲目収録)
  • Dancin' LICCA Chan~リカのCMメドレー~(1986年、歌:小森まなみとリカちゃんトリオ)
  • 夢少女リカ(1986年、歌:小森まなみ)
  • ガラスのダイアリー(1986年、歌:小森まなみ)
  • 永遠の少女たちへ(1992年、歌:Licca)
  • Perhaps or Really? Licca(2001年、歌:Licca with Happy Pappy)
  • Lovely Lovely リカちゃん(歌:ラブ♥リカ)
  • リカちゃんおめでとう!私たちのアイドル(2007年。リカちゃん誕生40周年を記念したベスト盤)

アニメ

劇場公開作品として制作されたが、結局公開されずにお蔵入りになった。なお、リカちゃんとヤマネコ 星の旅1997年に、それ以外は制作当時にソフト化されている。
上記4作はカートゥーンネットワークファミリー劇場で放映されている。リカちゃん役はかないみかが担当した。
ANIMAXにて放映。セルやCGでなく実際のリカちゃん人形を用いた人形アニメ

ミュージカル

バーチャルアイドル

  • アイドルリカちゃん
1997年に登場。CGによるマルチタレントなリカちゃん。ホリプロ所属。中嶋ミチヨが歌うテーマソングも存在する。

アーケードゲーム

アイドルグループ

  • Licca
酒井彩名あびる優木南晴夏の三人組女性アイドルグループ。2002年、リカちゃん誕生35周年を記念して結成された。
シングル
アルバム

広告

2001年より同校のイメージキャラクターとして採用。
同年から数年間岡山駅新幹線プラットホームの広告看板などに出演。
キャッチフレーズは「リカ、大学に行きます」など多数。

リカちゃん電話

リカちゃんの声が聞けるテレフォンサービス。電話番号はサービス開始当時のものから変更されている。外部リンク参照のこと。なお、かつしかFM(タカラトミーも出資している東京都葛飾区コミュニティFM)では朝の番組「モーニングジャーナル」でリカちゃん電話のコーナーが設けられている。

リカちゃんの声優

外部リンク