SHIROBAKO
SHIROBAKO | |
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ジャンル | アニメ業界群像劇[1] |
アニメ | |
原作 | 武蔵野アニメーション |
監督 | 水島努 |
シリーズ構成 | 横手美智子 |
キャラクターデザイン | ぽんかん⑧(原案) 関口可奈味 |
音楽 | 浜口史郎 |
アニメーション制作 | P.A.WORKS |
製作 | 「SHIROBAKO」製作委員会 |
放送局 | TOKYO MXほか |
放送期間 | 2014年10月 - 2015年3月 |
話数 | 24話 |
漫画:SHIROBAKO〜上山高校アニメーション同好会〜 | |
原作・原案など | 武蔵野アニメーション(原作) 杉原研二(脚本) |
作画 | ミズタマ |
出版社 | KADOKAWA アスキー・メディアワークス |
掲載誌 | 月刊コミック電撃大王 |
レーベル | 電撃コミックスNEXT |
発表号 | 2014年11月号 - |
発表期間 | 2014年9月27日 - |
巻数 | 既刊1巻 |
小説:SHIROBAKO イントロダクション | |
著者 | 伊藤美智子、田中創 TAMA、吉成郁子 |
出版社 | 集英社 |
レーベル | ジャンプ ジェイ ブックス |
発売日 | 2015年1月27日 |
巻数 | 全1巻 |
ラジオ:SHIROBAKOラジオBOX | |
配信期間 | 2014年10月13日 - |
配信サイト | 音泉、BEWE |
配信日 | 毎週月曜日 |
配信形式 | ストリーミング |
パーソナリティ | 木村珠莉、佳村はるか、千菅春香、 髙野麻美、大和田仁美 (5人の中から週替わり) |
提供 | 「SHIROBAKO」製作委員会 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ・漫画 |
ポータル | アニメ・漫画 |
『SHIROBAKO』(シロバコ)は、P.A.WORKSによる日本のテレビアニメ作品。2014年10月より2015年3月までTOKYO MXほかで深夜アニメとして放送された。全24話。
概要
2011年に放映された『花咲くいろは』に続く「働く女の子シリーズ」第2弾[2]。
キャッチコピーは「アニメーション業界の今が、ここにある。」[3]。
題名の『SHIROBAKO』は、制作会社が納品する白い箱に入ったビデオテープ[注 1]を指す映像業界の用語である「白箱」に由来する。白箱は作品が完成した時に関係者が最初に手にすることができる成果物であり、本作は白箱の完成を目指して日々奮闘するアニメ業界の日常を、5人の夢追う若い女性を中心に描いた群像劇である[4][5]。
本作は2014年8月のコミックマーケット86にてプロモーション映像が初公開され、2014年10月より各放送局とネット配信にて放映が開始された[6]。
あらすじ
1 - 12話
上山高校アニメーション同好会の宮森あおい、安原絵麻、坂木しずか、藤堂美沙、今井みどりの五人は、いつかもう一度、共に商業アニメーションを作ろうと「ドーナツの誓い」を立てた。
その二年半後、アニメーション制作会社「武蔵野アニメーション」に就職したあおいは、同社七年ぶりとなる元請け作品『えくそだすっ!』に制作進行として携わることとなり、忙しい日々を過ごしていた。しかし、慣れてきた仕事に慢心するあおいを嘲笑うかのように、次々トラブルが発生する。足りない原画、過労で倒れるスタッフ、こだわりから仕事を増やす監督、社内で対立する2D班と3D班、上がってこない絵コンテ、抜けていくスタッフ。それらのトラブルと向き合いながら、あおいは多くの仲間、先輩に助けられながら、様々な人と出会い、成長していくのだった。
かつて高校の同好会で一緒に作品を作った仲間達もまた、悩みや挫折を抱え、向き合いながら過ごしていた。アニメーターの絵麻は原画マンとしての壁に苦悩し、声優を目指すしずかは役に手が届かず涙を飲む。3Dクリエイターを目指す美沙は現在の自分の居場所の先に理想を見出すことが出来ず、脚本家を目指すみどりは夢に向かって進み続けるあおいたちの姿に焦りを感じ始めていた。彼女達も、各々が先輩や仲間に支えられることで活路を見出し、「あの日の約束」という目標を目指して日々を歩んでいた。
そして、武蔵野アニメーションの『えくそだすっ!』の制作は、最終話という佳境を迎えることとなる。作品は完成を間近にして、絵コンテを実現できないかもしれないという瀬戸際にきていた。納期が刻一刻と迫る中、社内の別ラインで外注の仕事をこなしていたベテランアニメーター・杉江の活躍により、無事予定していた形での原画の作業が完成し、仕上げのスタッフに仕事は引き継がれていった。
クリスマスの日、『えくそだすっ!』の白箱は完成する。無事に納品も終わり、打ち上げの席にクリスマスプレゼントとしてラインプロデューサーの渡辺から届いたものは、最終話の白箱。スタッフ一同で最終話を鑑賞し、その一年を締めくくった。
13 - 24話
年は明け、迎えた新年。年の瀬に渡辺、メーカープロデューサーの葛城が映像化権の獲得に動いていた、『第三飛行少女隊』を武蔵野アニメーションが手がけることが決まっていた。武蔵野アニメーションは新たなメンバーを向かえ、次の作品を作る日々が始まる。
登場人物
人数が多いことと、アニメならではの専門職も多数登場するため、第6話まで最初の登場時に毎回、役職と名前がテロップで表示されるようになっていた。以降、特記がない限り、出典は公式サイトのキャラクター紹介による[7]。一部、名前や容姿、経歴等が実在の人物に似ているキャラクターも存在するが、関係性については公式に明示はされていない。
主要人物(元・上山高校アニメーション同好会)
- 山形県[注 2]にある、県立上山高校(かみのやまこうこう)のアニメーション同好会元メンバー。同好会の発起人は宮森あおい。在学時には、文化祭で『神仏混淆 七福陣』(後述)を完成させ、上映している。再び同じメンバーで、アニメーション作品を作ることを目指している。
- 尚、当時の部室は、「東京工芸大学なんでも動かす会」を取材し作られ、協力としてクレジットされている[8]。
- 宮森 あおい
- 声 - 木村珠莉
- 本作の主人公。武蔵野アニメーションに所属。1993年生まれ[注 3]高校時代の愛称は「おいちゃん」「おいちゃん先輩」[注 4]、職場では「みゃーもり」。ドーナツが大好物。運転技術はかなり高く、本編第1話冒頭では社用車[注 5]で鼻歌混じりにドリフト走行も難なくこなしている。夕方に再放送されていた[注 6]『山はりねずみアンデスチャッキー』が好きで、この作品をきっかけにアニメーション制作を意識するようになる[注 7]。両親からは食料等の仕送りも受けているが、食事はコンビニ弁当で済ませることも多く、母親からは心配されている[注 8]。
- あおいの髪の色について、キャラクターデザイン原案であるぽんかん⑧は、「まだまだ半人前感を出したくて、髪がどちらにも染まっていないプリンちゃんにしました。」と、そのデザインの意図に言及している[9]。
- サインは「宮」を丸で囲ったもの[注 9]。
- 『第三飛行少女隊』制作時
- 肩書きは『第三飛行少女隊』制作デスク。他のスタッフの離脱などの状況から、社内上層部で協議の上抜擢された[注 11]。
- 安原 絵麻
- 声 - 佳村はるか
- 武蔵野アニメーション所属のアニメーター。キャリア1年半で原画担当へ昇格した。あおいと同じ学年。日常芝居を得意とするなにわアニメーションの堀内にあこがれている。作業の遅さや、画風の確立、他の作画技法などの台頭による将来性等[注 12]に悩みながらも、描いたことの無かった題材に挑戦する[注 13]など意欲的に仕事に対し取り組んでいる。
- その仕事ぶりを、作画監督である瀬川には、真面目さ、几帳面さをその仕事ぶりから買われている[注 14]反面、その先の工程である動画の作業を意識した原画にはなっておらず、「悪くはないが、良くもない」という評価[注 15]を受けている。
- その内向的で真面目な性格や真似を良しとしないという思い込み[注 16]から、一人で黙々と試行錯誤していたが、新たに挑戦しようと選んだ猫の表現に苦戦し、迫る締め切りに焦ることになった。そんな折に杉江に言われた「上手くなることと速くなることは違い、速くなければ収入を得られず辞めていくことになる」という発言に強い焦りを感じ、更に「速く描くことは若いうちにしか身につかない」という言葉を極端に受け取ってしまった[注 17]ことなどから速さを意識し質の低い原画を提出し、瀬川からリテイクを出されたことなどの条件が重なりスランプに陥るが、杉江から差し向けられた井口の助言などにより立ち直る。
- 苦戦していた動物の表現については、10話で小笠原、瀬川には高く評価されている表現[注 18]があり、再び前向きに仕事に取り組んでいる。
- 坂木 しずか
- 声 - 千菅春香
- 新人声優。愛称は「ずかちゃん」。あおいと同じ学年。赤鬼プロダクションに所属するが、まだ声優業だけで生活できるほどの収入は得られておらず、居酒屋「松亭」でアルバイトをしながらオーディションに挑戦している。バラエティー番組のボイスオーバーなどの仕事はしたことがあるものの、アニメーションの仕事をしたことは無かったが、ガヤの仕事[注 19]が来るなど、徐々に目的にむかって進んでいる。しかし、有り余るやる気が空回りし、オーディションでは過度に緊張してミスを挽回できなかったり、ガヤの仕事では悪目立ちしてしまうなど、その実力を発揮できずに居た[注 20]。第10話では、演劇も始めている描写がある[注 21]。第14話で『第三飛行少女隊』のオーディションを受け、関係者からある程度の評価は受け[注 22]、監督の木下と原作者の野亀の話し合いによって生まれたキャラクターであるキャサリンの妹・ルーシー役を獲得するに至った[注 23]。
- 藤堂 美沙
- 声 - 髙野麻美
- 3Dクリエイター。3DCGの専門学校を経て[注 24]、CG制作会社スーパーメディア・クリエイションズに入社、スタジオカナブンへ翌年移籍。愛称は「みーちゃん」。あおいの1学年後輩。あおいと映画館で出会ったことを切っ掛けに、上山高校アニメーション同好会に入ることとなった。アニメーションを作成する仕事を志していたが、絵麻の描いた絵を見て彼女のほうが上手だと感じ、アニメーターではなく将来性を感じた3DCGの世界を目指すようになる。3Dの世界でも、最終的には絵を描くセンスが必要であることは実感しつつも、試行錯誤を繰り返している[注 25]。
- スーパーメディア・クリエイションズ在籍時
- 自動車のホイールのモデリングを任されており、上司である土橋からも成長を認められている[注 26]。しかし、予定されている仕事やその先に見える制作の対象が自動車のみという状況と、自分が作りたいと思うもののギャップに思い悩み、退職している[注 27]。
- スタジオカナブン移籍後
- 年明けに、あおいを通じて紹介された[注 28]スタジオカナブンに移籍し、武蔵野アニメーションから受注した『第三飛行少女隊』の制作に関わっている[注 29]。
- 今井 みどり
- 声 - 大和田仁美
- 脚本家志望の大学生。愛称は「りーちゃん」。あおいの2学年後輩。あおいと同じ建物で上階の301号室[注 30]に住んでおり、第7話でかおりがあおいの元に遊びに来た際にはあおいから家の鍵を託され、そのままかおりの相手をすることとなった。時間にはルーズな傾向があり、本人曰く「ギリギリ体質」[注 31]。語尾に「っす」とつけたり、「ドスト祭り」などの独特の表現が特徴的。好奇心が旺盛[注 32]で、資料を纏める能力に長けている[注 33]。アニメーションを作る理由について「自分には物語が必要だから」と語っている。[注 34]
- 『えくそだすっ!』制作時
- 脚本家になるにはどうしたらいいかわからないと語る[注 35]反面、第8話では、夜を徹してドストエフスキーの作品を読んでおり、翌朝尋ねて来たあおいに独特の表現で感想を述べていたほか、第9話では、石川啄木の句を引用するなど、創作の糧にと多くの作品に触れる努力はしている描写が見られる。第10話ではあおいのディーゼル車についての調べ物[注 36]を手伝いメールで提出している。資料は本人に了承を得た上で監督などの手に渡り、社内で便宜上「ディーゼルさん」の呼称が付けられる様なインパクトをのこしている。
- 『第三飛行少女隊』制作時
- アルバイトの形で制作設定として、第14話より、正式に『第三飛行少女隊』のスタッフに抜擢されている。
- 作品に必要な資料をうまく纏められず苦心しているあおいに手伝いを申し出て、「戦闘機について」という曖昧な範囲で資料の作成を個人的に請け負う。その提出されたレポートは後日、みどりによって作成されたことが木下、舞茸の知るところとなる。資料作成の人員が必要とされる状況[注 37]から、白羽の矢が立てられた。
- 社内での呼び名は「ディーゼル」。社内で便宜上呼ばれていた通称であったが、社内で挨拶した際に「是非ディーゼルとお呼びください」[注 38]と返事をしたことで部署に関わらず社内ではそう呼ばれている[注 39]。
- 第20話では、舞茸には弟子にしてもらうことは断られているものの、定期的にシナリオライターとしての課題を出してもらっている。
武蔵野アニメーション
- 丸川 正人
- 声 - 高木渉、小林裕介(回想)
- 社長。丸刈り頭に眼鏡をかけ、前歯が無い初老の男性。アニメーションに関わる前は演劇に携わっており、アニメーション制作では、『BUMIN』や『アマゾン白べこ』などの作品に、設定制作などとしてかかわっていた[注 40]が、現在は現場に直接関わっていない。趣味が料理で、「若い子がおなかをすかせているのを見るのが一番いやだ」と[注 41]、スタッフや関係者に差し入れを行っている[注 42]。民族料理研究会に所属している旨の発言が第10話にあり、民族楽器のドンブラの実物を用意している。
- 興津 由佳
- 声 - 中原麻衣
- 黒髪、ショートカットで左目に髪がかかった容姿の総務。残業はしない主義。社内の事務や管理を一手に引き受ける、クールビューティー。過去に制作進行を担当した経験を持っており[注 43]、現場の状況によってはそれを活かして助け舟を出す[注 44]こともある。
- 高梨 太郎 / タロー
- 声 - 吉野裕行
- 金髪にモヒカンといった風貌の制作進行。あおいのほぼ同期だが、一ヶ月ほど高梨のほうが早く入社している[注 45]。
- 根拠の無い自信を持ち若干責任感を欠くことから、無自覚に周囲に迷惑をかけるタイプだが、その短所は周囲からの評価は気にせず自分のペースを常に保てるメンタルの強さにも繋がっている。デスクにはフィギュアを並べ、声優に関心を示すなどミーハーなところがある。「しゃっす!」「しゃーっす!」などの挨拶を多用し、ネットスラングなど砕けた口調を相手によらず用いる。
- 矢野には、「自己評価と、他人による評価が著しく乖離している」と評価されている[注 46]。
- 将来の目標は監督、プロデューサーなど。理由は「頭を下げたくないから」[注 47]
- 本作監督の水島努は、「タローは昔のわたし。ほんとすみませんっ!」[10]とTwitter上で言及している。
- 『えくそだすっ!』制作時
- 第1話では進捗管理の不備により、必要な原画が確保できていないにも関わらず、周囲への報告や相談が無く時間的に逼迫した状態で問題が露呈してスタッフに負荷を掛けることになっている。また、第6話では、前述のような楽観的な性格に加え、饒舌な割に口下手なこともあって、指示伝達の不備からセクション間を対立させる事態も発生させるなど、トラブルメーカーとしての側面が強かった。
- 『第三飛行少女隊』制作時
- 『第三飛行少女隊』では、制作進行頭を任されることとなった[注 48]。
- 第15話では、新しく入った安藤、佐藤に対して指導を行う姿が描かれている。
- 新たに制作進行として加わったものの、本人の言動ゆえに周囲から浮いていた平岡のことをバディ(相棒)と一方的に決め付けて親しく話しかけるなど、平岡と積極的にコミュニケーションをとるよう努めている。平岡を飲みに連れ出した際には、彼の過去話に耳を傾け、これまでの苦労を労った。
- 矢野 エリカ
- 声 - 山岡ゆり
- 金髪でツインテールの制作進行。あおい、太郎の先輩であり、時として後輩に仕事のアドバイス、手助けなどをしている。歯に衣着せぬタイプで、上司が相手でも物怖じせずに主張する。父子家庭で、栃木県宇都宮市に実家がある[注 49]。サークル活動もしている様子で、同人誌即売会に参加しており、既に入稿済みということが、武蔵野アニメーションの電話番号での案内で語られている[注 50]。苗字以外では、アイアン矢野のあだ名もある模様[注 51]。専門学校時代、平岡・磯川と同期であった。
- 『えくそだすっ!』制作時
- 高梨、あおいの先輩として自らの業務の傍ら後輩の仕事を見守っており、時には叱責したり、手助けしたりしている。高梨には、その当たりの強さから「怖い」先輩として認識されている[注 52]。
- 年末に入院していた父親の病状が悪化しており、看病に専念するために休暇の形で戦線を一時離脱。一度戻ってきているものの、年始から改めて休職している。
- アニメーションを作る理由について「面白いから」を理由に挙げ、業界には世間的にはずれた人が多く居るが、基本的に善人が多いと認識している。[注 53]
- 『第三飛行少女隊』制作時
- 父親の病状が思わしくないことから、年始から休職していた。
- 父の病状が安定したことから、第19話で本格的に仕事に復帰。グロス制作を請け負っているタイタニックにヘルプとして入り制作の体制を立て直す一方、降板した薬師寺の代わりに池谷を説得し、演出として迎えた。第20話では、仕事から逃げ回る池谷を先回りし、仕事に連れ戻す姿も描かれている。
- 落合 達也
- 声 - 松岡禎丞
- 『えくそだすっ!』制作進行。黙々と仕事をこなすタイプで口数は少ないが、仕事ぶりから周囲の信頼は厚い。スタジオカナンの北条から勧誘を受け、『えくそだすっ!』の終了後に移籍する予定だった。しかし、『俺の手作りロボットが思春期で大変です』のスケジュール状況から北条に請われて予定を繰り上げ、第7話にて『えくそだすっ!』の完成を待たずにスタジオカナンへデスク待遇[注 54]で移籍した。その影響で、『えくそだすっ!』の最終話があおいの担当となった。
- 退社してしまっているため、『第三飛行少女隊』とは無関係である。
- 平岡 大輔
- 声 - 小林裕介
- アンダーリムのメガネを掛けた制作進行。『第三飛行少女隊』の製作開始に伴い、社内戦力の補充のため、二月から中途採用で入社した[注 55]。業界歴5年の間にスタジオアミン、ルーインフィルム、鬼門プロ、チャペック[注 56]と小規模の制作会社を転々としており、武蔵野アニメーションは5社目となる。長所は顔の広さ、短所は強引なところと自己評価している[注 57]。富ヶ谷を呼び捨てにしており[注 58]、懇意にしている様子が伺える。
- 大学卒業後、アニメの専門学校に入り、専門学校では矢野・磯川と同期だった。矢野によれば、専門学校時代は真面目な学生で同期のリーダー的存在だった。しかし、就職した会社で上司や同僚に恵まれず、アニメーターから露骨な嫌がらせをされるなどして、仕事への情熱を失い、屈折した性格となった。武蔵野アニメーション入社後は露骨にやる気が無い姿勢を見せたり[注 59]、他の制作進行のメンバーを敬遠するような素振りを見せ、社内でも孤立していた。周囲に悪態をつくなどしてスタッフとトラブルを起こす事もあり、第20話では円と質と人材の事で大喧嘩になり、その際に円に「本当に何も無い」と仕事ぶりを酷評される。だが喧嘩の件で逆に平岡を気に入ったタローに親しく接されるようになり、彼に飲みに連れだされた際にこれまでの辛かった過去を吐露し、忘れていた夢を口にする。その後は他の制作進行のメンバーと普通に会話するようになり、仕事ぶりも一変した。
- 佐藤 沙羅
- 声 - 米澤円
- 四角い黒縁のメガネをかけた新人の制作進行。『第三飛行少女隊』制作の年に入社。アニメーション業界外からの転職者であり、幕張のショッピングモールで3年間接客と事務を経験していたが、通勤に時間かかり、無駄な時間を減らすため自宅に近い場所を選択したと志望動機を語っている[注 60]。道を覚えることが非常に苦手で、第17話では練馬区の大泉学園に原画回収に行った帰りに道を誤り、埼玉県の嵐山で公衆電話からあおいに助けを求める羽目になっている。
- 安藤 つばき
- 声 - 葉山いくみ
- 髪に黄色のメッシュが入った新人の制作進行。『第三飛行少女隊』制作の年に入社。趣味は同人誌の作成で、30冊程発行している。自分の絵の実力ではアニメーターは無理であると判断し、制作進行の道を選んだと志望動機を語っている。趣味の資金を稼ぐため高校時代より、コンビニでアルバイトをしており、体力をアピールポイントにしていた[注 61]。その趣味もあって、アニメーションには造詣が深く、山田の過去の演出作品[注 41]や、舞茸の別ペンネームを含む過去の作品や、活躍を知っている旨の発言をしている[注 62]。サイン欄のチェック印はクマの絵[注 63]アニメーションを作る理由について、「好きだから」と語っている。[注 64]
- 本田 豊
- 声 - 西地修哉
- 『えくそだすっ!』担当の制作デスク。恰幅のいい外見の男性。肩からカーディガンやセーターなどを羽織っている姿が良く見られる。人柄は穏やかで優秀だが、極度に心配性なきらいがある。口癖は「万策尽きたー!」。本編第12話では、渡辺が納期を理由に最終話の絵コンテの変更を提案したときに強硬に反対するなど、作品に対して強い思い入れを見せている。
- ケーキ屋になることが将来の夢で、武蔵野アニメーション在籍時には、休日に自宅で作った物を社内に差し入れたりもしていた[注 65]。
- 『えくそだすっ!』完成後に退職。会社近くのケーキ屋「Ourrin(ウルリン)[注 66]」で働いている。
- 既に退職しているため『第三飛行少女隊』制作には関与していない。
- ストレスで太る体質だったらしく、第17話で武蔵野アニメーションに差し入れのケーキを持って登場した際には、非常にスリムな体型に変貌したことであおい達を驚かせている。第23話では武蔵野アニメーションに差し入れを持参した際、原作者からダメ出しを食らって苦悩していた木下に有益なアドバイスをおこなった。
- 渡辺 隼
- 声 - 松風雅也
- ラインプロデューサー。通称「ナベP」。麻雀好き。職務時間の多くを雀荘で過ごしており、打ち合わせや接待の場として利用している[注 67]。また、『えくそだすっ!』については、第12話で最終話の絵コンテについて状況を鑑みて、妥協するように提案している。第9話からは、『えくそだすっ!』の次の作品の原作を求めて動いており、第13話では、受注した『第三飛行少女隊』のラインプロデューサーとなっている。
- 小笠原 綸子
- 声 - 茅野愛衣
- 武蔵野アニメーションの看板アニメーター。常にゴスロリ服で過ごしているため、社内では「ゴスロリ様」とも呼ばれており、本人もそれを認識している。口数は少なく、無駄の無い所作を見せる。初めてキャラクターデザインを行った作品はゲーム原作のキャラクターだった。以前は眼鏡を掛け、TシャツにGパンという装いだったが、初めてキャラクターデザインを任された際に周囲の声に振り回され、全てにいい返事をしていれば良いわけではないと気がつき、自らを守るための「武装」として、現在のような服装となった。「ゴスロリ服」を選択した理由は、その時のキャラクターの服装がそうであったため[注 68]。サイン欄のチェック印は「よろしくおねがいします」と書かれた半円状の枠の上に尻尾にリボンを結んだ猫が乗っている判子[注 9][注 69]。
- 『えくそだすっ!』制作時
- 『えくそだすっ!』キャラクターデザイン兼総作画監督。本編第12話では杉江の『えくそだすっ!』への参加について、躊躇する制作陣に対し「杉江さんの本気の原画が見られるなら構いません」と後押しし、第二原画としてその作業のサポートに名乗りをあげている。
- 『第三飛行少女隊』制作時
- 当初、『えくそだすっ!』と同じメンバーで通った企画であるため、キャラクターデザインとしての打診があおい、木下によって行われるが、それを辞退。代役として井口を推薦し、戸惑う彼女を説得している。辞退の理由は、『えくそだすっ!』最終話の作業において、原画としての自らの課題が見えたため、改めて自らの原画としてのスキルを磨きたいという希望から[注 70]
- また、第16話では初めてのキャラクターデザインである井口に対する制作陣のサポートが足りないと叱責しており、進まない作業に落ち込む井口をあおい、絵麻と共にバッティングセンターへ連れ出し、気分転換を図っている。その後、食事をしながらあおい達に過去の体験を聞かせている。
- 井口 祐未
- 声 - 沼倉愛美
- 黒髪、ショートカットで、青いふちの丸いメガネを掛けたアニメーター。『第三飛行少女隊』で原画6年目。仕事は早く[注 71]、小笠原と並び、武蔵野アニメーションの看板アニメーターとされる腕前。あるぴんの表情修正の会議では監督にきつい語調であたったり[注 72]、語彙の選択はアバウトであったり[注 73]と、比較的砕けた口調で明るく話す。また、絵麻を「安原っち」、小笠原を「綸子はん」などと独特の呼び名で呼んでいる[注 74]。仕事で初めて描いた動物は「モグラ」。新人のころはウェーブの掛かったセミロングで、服装もフリルのついたワンピースなどガーリィな装いで、小笠原につき研鑽を積んだ。第7話、第16話などではタバコを手にして休憩に出てくる姿が描かれている。
- 『えくそだすっ!』制作時
- 『えくそだすっ!』総作画監督補。本編第3話のあるぴんの表情修正の際には、該当する部分のカットを一晩で仕上げている他、第12話では、小笠原に続き、馬のシーンの第二原画に立候補し、結果的に他のスタッフの参加を促す形となっている。
- また、第8話では、杉江に促され、スランプに陥った絵麻を散歩[注 75]に連れ出し、先輩として、経験談を交えたアドバイスをしている。
- 『第三飛行少女隊』制作時
- 第13話で、小笠原に推される形で、キャラクターデザインに抜擢される。第16話では、初めてのキャラクターデザインであったことと、原作者による曖昧なリテイク指示によって迷走したが、周囲の協力もあり無事にキャラクターデザインを完成させている。
- 堂本 知恵美
- 声 - 伊藤静
- 柔和な笑顔が印象的な動画検査。動画部のチーフとして、動きのチェックを行っており、動画マンの新人育成も担っている。サインは漢字の「堂」[注 9]。
- 内田 茜
- 声 - 高橋李依
- ショートカットで、アンダーリムのメガネを掛けた原画マン。
- 杉江 茂
- 声 - 小柳基、高橋伸也(回想)
- 年配のベテランアニメーター。武蔵野アニメーション内では最古参にあたる大ベテランで、社外の子供向けアニメーション『ニャンとワンたろー』の作画を担当している。『えくそだすっ!』の制作には参加しておらず、社内の他のスタッフからは、画風が近年の萌え系作品には合わないと評され、戦力としては期待されていなかった[注 76]。妻からは、「いつも言葉が少ないか多い」[注 77]と言われており、第7話では一人で黙々と試行錯誤し筆の進まない絵麻に「先輩などに相談し、学ぶこと」をアドバイスしようと試みるが、言葉が足りなかったこともありそれが結果的にかえって絵麻を追い込むことになっている。第8話では自分の言葉が届きそうも無い状況から、井口に絵麻のフォローを託した。アニメーターとしての評価は、菅野曰く「天才」[注 78]、小笠原も一緒に作業することに対し、「勉強させていただきます。」と述べるなどその実力を高く評価[注 79]している。第12話では、製作班の会議で「社内で期日までに完成させることは不可能」という結論になりかけた『えくそだすっ!』第13話絵コンテの作画に、あおいからの依頼により参加することになる。社内に戻った杉江は実際の作業見積もりを即座に示し、残り日程が少ないことから原画ではなく、ラフ原画を杉江が起こして小笠原、井口が第二原画として入ることで必要な枚数を確保することになった。社内のアニメーターの頂点にいる二人の行動に、遠藤をはじめとする他のアニメーターも手伝いを申し出、馬の作画を学びながら総出で該当シーンに取り組むことで無事第13話は期限内に納品された。その過程で、杉江の周りには輪が出来、あおいにワークショップを開くために会議室の日程調整を依頼している。また、自ら壁を作っていた自分に仕事を振り分け、再び社内で活躍する機会を与えてくれたとして、あおいに感謝にと自らの態度の反省を吐露している。
- 久乃木 愛
- 声 - 井澤詩織
- こげ茶でパーマのかかったショートカットのアニメーター。『第三飛行少女隊』から昇格した新人の原画マン。『えくそだすっ!』では動画を担当していた。人と話すことが極端に苦手で、話し掛けられるとパニックに陥り会話の最初の一文字しか喋れず、新人指導役になった絵麻が第三者との対話の際には間に入る形になっている。カット袋のコメントなどでは普通に文章を書いていることを確認できる[注 63]。物語の進行に伴い徐々に自立する姿勢を見せ、終盤ではたどたどしい口調ながらも絵麻以外のスタッフと会話を行っている。
- 下柳 雄一郎
- 声 - 間島淳司
- 3D監督。温厚な性格で、人当たりもよい。
- 本編第5話では、『えくそだすっ!』第8話の最終シーンの作業時に、本来の作業に加え、作画監督の遠藤の負担を考えて作画の参考資料として爆発エフェクトを加えた参考映像を作っている[注 80]。そのプレビューを見た監督によって、該当シーンを3D処理によって作ることが一時的に決定するが、監督が途中で判断を放棄し、高梨の伝達不備も相まって、一方的に遠藤から目の敵にされることとなった。当該シーンは本編第6話で、『えくそだすっ!』第9話の冒頭の作画が先に完了したことから、手書きによる作画により行うことに改めて変更されている。遠藤とは『伝説巨大ロボットイデポン』展で意気投合したことを切欠に蟠りも解消され、仕事の話を含めて交流するようになった。
- 向井 優地[注 81]
- 声 - 石川賢利
- 3Dクリエーター。『えくそだすっ!』第8話ラストの爆発シーン制作。
- 佐倉 良樹
- 声 - 高梨謙吾
- 撮影監督。折り紙が趣味で、作業机の上には、待機中に折られた折り紙が飾られている。
- 第1話で、あおいが新川に促され作業の遅延を報告したときには、「待つことも仕事だから大丈夫」といいつつも、その後の放映回の作業にも影響することだけは頭に入れておくべきだとアドバイスしている。
- 橋本 雄也[注 81]
- 声 - 村田太志
- アニメーター。原画マン。
- 清野 守[注 81]
- 声 - 浜添伸也
- アニメーター。原画マン。
社外スタッフ
- 木下 誠一[注 82]
- 声 - 檜山修之
- 『えくそだすっ!』および『第三飛行少女隊』監督。
- 初監督作品は『裸の催眠術師』。『ハニーとクローバー』『望遠機動隊』などの作品で評価され、表彰を受けたこともあった[注 83]。その体型もあって暑がり[注 84]。
- こだわりや優柔不断さから製作中に設定を変えてしまうなどの言動により、全体のスケジュールに影響を及ぼすことがある。本編第2話でもスケジュールが破綻しかねない内容の変更を思いつき、その実現に伴う大幅な作業の追加に対する理解をスタッフに直接求めると共に、キャラクターについての理解や設定をスタッフ間で改めて共有するための会議が開かれる事態となる。口下手な監督を自称しているが、気持ちが高ぶると熱弁を振るう[注 72]。離婚歴あり[注 72]。唐揚げが大好物。
- 夢で締め切りにうなされる程気が小さい反面、子供じみた言い訳や、ごまかし[注 85]をすることもある。
- 初のオリジナル作品『ぷるんぷるん天国』においてスケジュールの破綻から極めて低い品質のものを世に出して酷評され、『えくそだすっ!』までの6年間、OVAやwebアニメの仕事だけでテレビシリーズのアニメーションを作ることができなかった[注 83]。以来、インターネットの論評などは見ないようにしている[注 86]。
- 『えくそだすっ!』の制作に於いては、最終話の絵コンテの担当でありながら作業が遅延し、通常1話の完成に2ヶ月かかっている同作で、最終話の絵コンテが完成したのは放映まで一ヶ月を切っているという状況を作ってしまった。
- 尚、第10話など、劇中に登場する木下が描く絵コンテは、本作監督の水島努によるものである[11]。
- 山田 昌志
- 声 - 浜田賢二
- フリーランスで作画上がりの演出家。
- 『えくそだすっ!』と同じく木下誠一が監督だった『ぷるんぷるん天国』の第9話が演出家デビュー作であり、インターネット上では伝説の作画崩壊回として「ぷるキュー」とネットスラング化されて一緒に名前が広まってしまったことを、現在でも木下に対して根に持っている。普段は穏やかだが、頑固さや、感情を露にすることも少なくない。日本映画が好きで、絵コンテなどにその片鱗が見られる。『えくそだすっ!』では、主要キャラクターの「あや」をひそかに「あやちん」と呼んでおり、力の入れ方が違うことを他のスタッフからも指摘されている[注 72]。タイムシートを作成する際、実際に台詞を口に出し、タイミングを計測している[注 87]。好物はうなぎ[注 88][12]。サインはひらがなの「や」[注 9]で、第3話では、モーニングコールを頼んだあおいに起きないと勝手に偽造して次の工程に流すと脅され飛び起きている。
- アニメーションを作る理由については「自分の存在を確認するため」としている。
- 円 宏則
- 声 - 斎藤寛仁
- フリーランスで撮影出身の演出家。長身で縁の細い丸いめがねをかけた風貌。デジタル方面に強く、デジタルコンテが描くことが出来るため、社内で重宝される。仕事は淡々とカットをさばいていくタイプ。過去の出来事から苦手意識がある木下や、山田とは異なり、インターネット上の感想や、実況なども楽しんでみている。第3話では山田のタイミングの取り方、第4話では木下に空調の温度について棘のある言い方をするなど、若干当たりが強い対応をすることがある。サインは、四角の枠の中に篆書体の「円」が書いてある判子[注 89]。
- アニメーションを作る理由として「次の作品が作りたいから」と述べている。
- 遠藤 亮介
- 声 - 松本忍
- フリーランスのアニメーター。原画マン。『えくそだすっ!』第3話、第8話作監。エフェクトの作画で認められており[注 90]アニメーションにおける作画にはこだわりを持っている。比較的好みを露にするタイプ[注 91]。円曰く「感覚最優先の暴走列車」[注 92]。瀬川とは画風の違い等から折り合いが悪いが、本編第2話では、あおいの説得に負けて、倒れた瀬川が担当していた第4話の作監を引き継ぐ。前述のようなこだわりと、仕事の範囲が重なることにより、3D処理による作画には敵愾心と偏見を持っており、第5話では高梨の伝達不備も相まって一時的に『えくそだすっ!』第8話の仕事を放棄する状況にまで陥る。その後、北野との対話や、『伝説巨大ロボットイデポン』の展示会で鉢合わせした下柳と意気投合したことなどを経て、再び『えくそだすっ!』の製作に取り組むと共に、他の作画技法に対する態度も軟化させている。
- 瀬川 美里
- 声 - 山川琴美
- フリーランスの胸の大きな[注 93]在宅アニメーター。『ビューティードリーマー』をきっかけにこの職業を目指すようになった[注 94]。遠藤曰く、「理詰めで作画をする」タイプである。サインはスマイリーマークのような顔の絵に、せがわと平仮名で書いたもの[注 9][注 69]。
- 『えくそだすっ!』第4話、第9話作画監督。急遽第3話の原画も任された影響から過労で一時倒れ、第4話の進捗に影響することとなる。遠藤からはその作画の方向性を巡って折り合いが悪いことを認識しているが、よく知っている間柄で、気にかけている様子[注 95]が見られる。
- 木佐 光秀
- 声 - 菅原雅芳
- 在宅アニメーター。原画マン。無責任に仕事を放棄することはしないものの作業は早いほうではなく、関係者の間では「木佐の『やってます』『あとちょっとです』は信用してはいけない」と有名[注 96]である。趣味はロードバイク[注 97]。
- 第7話ではあおいに肉離れで仕事ができないと連絡を入れていたが、第8話で、ヒルクライムでの入賞を目指し、練習する時間を作るための方便であったと判明。第12話では更に怪我で入院している姿が描かれている。
- 葛城 剛太郎
- 声 - こぶしのぶゆき
- ウエスタンエンタテイメント[注 98]のメーカープロデューサー。心配性で、木下監督の納期が遅れかねない発言に毎度心を乱してしていた。第10話で『えくそだすっ!』二期の話題になったときには、苦い顔をしていた反面、第12話の『えくそだすっ!』最終話の編集シーンでは「プロデューサーでよかった」と感動を口にしている。第10話からは渡辺と共に、『第三飛行少女隊』の映像化の仕事を武蔵野アニメーションで受注できるように動いていた。
- アニメーションを作り続ける理由として、「刺激」を挙げ、「見る人に刺激を与えたいし、刺激を受けたい」からとしている。
- 稲浪 良和
- 声 - 岩田光央
- 音響監督。第14話の『第三飛行少女隊』オーディション会議では、スポンサーの利害や思惑を優先した選出に対し、「政治的なキャスティングは必ず露呈し、作品にプラスになることは無い」と苦言を呈し、「経験が少なくても、何かを持っている人は育てればいい」と語る。
- 山渕 篤
- 声 - 野瀬育二
- ミキサー。
- 大山 匠
- 声 - 高橋伸也
- 音響効果。第10話では、弦楽器はサンプリングでは味気ないとし、資料としてドンブラの提供を武蔵野アニメーションへ依頼している。
- 藤 明日香
- 声 - 高橋李依
- ミキサー助手。
- 中田 恵理
- 声 - 伊藤静
- 音響制作。
- 百瀬 勇
- 声 - 井上文彦、興津和幸(回想)
- 長野県にある小諸スタジオの社長。本編第3話ではFTPサーバのダウンによりデータでの納品ができなくなったため、社用車(スバル・サンバー)を運転してデータの入ったハードディスクを武蔵野アニメーションへ直接持参して納品した。
- 舞茸 しめじ
- 声 - 興津和幸
- 第9話に登場したシナリオライター。絵コンテが仕上がらない監督が、最終話の内容を変えたいと言い出したため、本田が呼び出し、ストーリーと脚本の調整を行った。筆記用具にポメラ[13]を使用している。過去に、監督やメインライターが降板した作品をピンチヒッターとして立て直した実績がある[注 62]。
- 第20話では、弟子にしてくれるよう今井に頼まれるが弟子は取らないとして断っており、師匠と呼びかけられるたびに、「師匠じゃねぇよ」とやんわり否定している。しかし、武蔵野アニメーション訪問時に課題を出す形でシナリオライターの先輩として面倒を見ている。
- 渥美 裕治
- 声 - 濱野大輝
- 美術担当。第14話で『第三飛行少女隊』の背景美術を担当することに決まった。空や雲の表現にこだわりがあり、どんなに描いても頭の中にある理想が完全に再現できない奥深さを魅力と語る。また、理想を再現できないながらも、作中で狙った効果が出ることに喜びを感じているとも語る[注 99]。
- 浜崎 五郎
- 声 - 濱野大輝
- 作曲家。第15話に登場。『第三飛行少女隊』の音楽を担当する。地味な風貌から木下監督にマネージャーが作曲家本人と間違われた。
所属不明
- 堀田 光
- 声 - 北沢力
- アニメーター。原画マン。再放送されていた『超飛空要艦マジダス』に憧れ、アニメーターを目指すようになった[注 100]。3Dによる作画を、「味も情緒も無い」「絵を描く楽しみが無い」と評価しており、自分は生涯手書きアニメーターである、と決意を語っている[注 100]。高梨の伝達不備により発生した3D処理班と2D作画班の軋轢に対し、『えくそだすっ!』第9話冒頭該当部分の作画を仕上げてしまうという形で遠藤の援護をする[注 101]。結果的にこの作業が理由となり、8話のラストシーンは、作画によるエフェクトへと再変更された[注 102]。
- 新川 奈緒
- 声 - 日野まり
- 茶髪で、オーバルフレームのメガネを掛けた色指定・検査。
- 第1話で『えくそだすっ!』第3話の完成のために4話の作業を止めてスタッフを割り当てたことについてあおいを呼び出し、後ろの工程ではそれ以上の負担や遅延が発生する以上、断るべきときは断る判断も必要だと叱るなど、時として厳しい姿を見せるが、当人に仕事への理解を促すためである。反面、第3話では、不測の事態に余裕をなくしているあおいに大丈夫だから落ち着いて作業すれば大丈夫だと声を掛けるなど、面倒見のいい様子も見られる。
- 中林 渉
- 声 - 興津和幸
- 編集。第23話のカッティング作業に登場。
『第三飛行少女隊』関係者
企画が『えくそだすっ!』と同じメンバーであるという条件で通っているため、基本的に制作陣は『えくそだすっ!』と同じメンバーで構成される[注 103]。変更された肩書きなどは各キャラクターの項目を参照のこと。
夜鷹書房
- 半藤 達也
- 声 - 斉藤次郎
- 『第三飛行少女隊』の版元、夜鷹書房の編集長。
- 尾之上 将人
- 声 - 山本格
- 夜鷹書房編成局長。渡辺の麻雀仲間。原画マンのつてを求めて渡辺を訪ねてきたあおいに菅野光明を紹介し、実際に菅野宅に向かったあおいを見て、相手をするよう菅野に口添えをしている。
- 茶沢 信輔
- 声 - 福島潤
- 夜鷹書房の『第三飛行少女隊』担当編集者。
- 頭に「変な話」と付けて話すのが口癖(会話だけでなくメールでも使用するほど)。『第三飛行少女隊』のアニメ化については非協力的で、ミーティング等も直後に予定を入れたり、自分のプライベートも含めた予定を優先している。原作者である野亀には武蔵野アニメーションの意向を意図的に伝えないようにしていたため、野亀の要望が武蔵野アニメーションに伝わるのが遅れ、アニメ製作が混乱する要因となった。木下と野亀の話し合いの結果、これまでのいい加減な仕事ぶりが明るみになり、野亀に一喝された上に、上司からも見捨てられた。
原作者
- 野亀 武蔵
- 声 - 櫻井孝宏
- 『第三飛行少女隊』の原作者。
- 多忙を理由に製作スタッフとは制作方針の話し合いはおろか、顔合わせや電話での会話すらできず、さらに間を取り持つ茶沢の連絡がいいかげんなため、結果的に作業が進んだ時点で、キャラクターデザインに対し修正の指示を出した形となっている。印象に基づく曖昧なメールでの指示により、修正の方向性が曖昧になり、キャラクターデザインとスケジュールが遅延することとなった。さらに最終話に関してもアフレコが終わった時点でダメ出しし、武蔵野アニメーションを恐慌状態に追い込んだ。こうしたアニメ製作者とのトラブルは茶沢が意図的に武蔵野アニメーションの要望を野亀に伝えなかったことが原因であることを木下との話し合いで知り、茶沢を一喝した。また、アニメ最終話のラストシーンに関しては、主人公が立ち直るきっかけとなる新たなキャラクターを登場させることで木下と合意した。
- かつて『セーラー服とF3』という作品をアニメ化されたことがあるが、設定やストーリーをアニメ製作者に大幅に改変された上に、アニメの質も低かったために、原作者である野亀自身もバッシングされた過去を持つ。
- 原作者(ミムジー&ロロ内にて)
- 声 - 高橋伸也
- 武蔵野アニメーションが原作者からちゃぶ台返しを食らった時に、ミムジー&ロロに選択肢を迫る存在として出現。この時点で武蔵野アニメーション関係者は誰も原作者の野亀の顔を知らないので、顔は影となっている。
スポンサー関係者
- 水山 康宏
- 声 - 高木渉
- 広告代理店プロデューサー。
- 遠城 営助
- 声 - 飛田展男
- ブッコミゲームス プロデューサー。知名度や人気を重視し、実績のある売れっ子声優の起用にこだわる。
- 屋良瀬 匠
- 声 - 真殿光昭
- ゴリオシミュージック プロデューサー。キャラソンを売り出すために、歌を得意とする声優を推薦する。
- 枕田 強
- 声 - 子安武人
- DKレース・クリエイティブ プロデューサー。イベント受けを狙い、ルックスの良い声優を強く推す。
外注先
- 三村 健一
- 声 - 興津和幸
- スタジオタイタニックの制作デスク。
- 薬師寺 笊良
- 声 - 濱野大輝
- スタジオタイタニックが『第三飛行少女隊』の第5話にアサインした演出家。第18話に登場。
- 五本以上掛け持ちしているという状況ではあるものの、指定と人物が違うカット、緊迫したシーンでの台詞の間延びした時間指定など、普段温厚な木下が声を荒げるような状況の仕事をしていた。
- 人物のレイアウトミスなどについてはミスを認めて謝罪したものの、多忙を言い訳とし、捨て台詞を木下に残して帰った直後にそのまま降板している。
- 中垣内 伸昭
- 声 - 菅原雅芳
- スタジオカナブンの社長。下柳の大学時代の二年後輩にあたり、下柳と一緒に仕事をしたいと思っていた[注 104]。
- 大倉 正弘
- 声 - 武虎
- 大倉工房の社長。気難しい背景画の巨匠。木下の推薦で『第三飛行少女隊』の背景を担当。渥美が業界を目指す切っ掛けを作った人物。背景のデジタル化に付いて行けなくなって酒浸りの生活に陥っていた。丸川とは旧知の仲。
- 池谷 ひろし
- 声 - 菅原雅芳
- 演出家。職場復帰した矢野が居場所を探し出し、当初の演出家が逃げて不在になった『第三飛行少女隊』5話の演出を依頼し、引き受けさせた。「人は、仕事のために生きてるんじゃない」云々というような発言をする、矢野曰く「何時も仕事から逃げてる大人」のような人物で、関係者の間では、髭仙人というあだ名でも認知されている。
- 磯川 久光
- 声 - 川田紳司
- ACツチノコ社長。矢野、平岡とは専門学校時代の同級生。
声優
- 「えくそだすっ!」出演者
- 中春 鳴(なかはる めい)
- 声 - 中原麻衣
- あかね役。劇中では主人公3人で「トレイシー」というアイドルユニットを構成する[注 105]。
- 伊藤 鈴鹿(いとう すずか)
- 声 - 伊藤静
- あや役で、「トレイシー」の一員。『第三飛行少女隊』のキャサリン役にも選出された。
- 茅菜 夢衣(かやな むい)
- 声 - 茅野愛衣
- あるぴん役で、「トレイシー」の一員。
- 「第三飛行少女隊」出演者
- 鈴木 京子(すずき きょうこ)
- 声 - 金元寿子
- ありあ役に抜擢された俳連所属[注 106]の新人声優。
- 牧瀬 彩乃
- 声 - 米澤円
- クリスティーネ役。
- 常磐 ひろ子
- 声 - 山岡ゆり
- タチアナ役。
- 浅上 エリ
- 声 - 沼倉愛美
- ノア役。
- 相馬 れな
- 声 - 田村ゆかり
- 『俺様のハーレムが少しずつ崩壊してるかもしれないけどたぶん気のせいかもしれない(仮)』オーディションに来た声優。『背徳ロボ サドカマゾカ』『もんもんびより』[注 107]などのレギュラー作品10本を抱える売れっ子声優。
- 永井 つかさ
- 声 - 山岡ゆり
- 『野球のプリンス様』主演声優の一人。『第三飛行少女隊』のオーディションにも参加。
- 森 しのぶ
- 声 - 高橋李依
- 24プロデュース所属。『俺様のハーレムが少しずつ崩壊してるかもしれないけどたぶん気のせいかもしれない(仮)』オーディションに来た声優。
- 佐久間 ひろみ
- 声 - 高橋李依
- 第9話に登場。赤鬼プロダクションに所属する声優。しずかと共に『野球のプリンス様』のガヤを担当。
他のアニメーション関係者
『俺様のハーレムが少しずつ崩壊してるかもしれないけどたぶん気のせいかもしれない(仮)』スタッフ
- 篠田 俊樹
- 声 - 山岸治雄
- 監督。
- 辻田 光良
- 声 - 斎藤寛仁
- ラインプロデューサー。
- 中山田 信雄
- 声 - 松本忍
- メーカープロデューサー。
- 若柱 博一
- 声 - 斧アツシ
- 音響監督。
- 岸谷 宏
- 声 - 江越彬紀
- 音響制作。
スーパーメディア・クリエイションズ関係者
- 立石 孝一
- 声 - 早志勇紀
- 第9話、第10話に登場。 美沙の所属していたスーパーメディア・クリエインションズの社長。海外で『ズーパークストーリー』のCGクリエイターをしていた経歴を持つ。社屋屋上で美沙と鉢合わせし、方向性や将来に悩む彼女に「車に特化することで業務を安定させている」と会社の今の方針とその理由を話し、車以外のCGをやりたいという美沙に「何か目標があるなら、具体的に未来を思い描かないと始まらない」とアドバイスしている。
- 土橋
- 声 - 野瀬育二
- 第9話に登場。スーパーメディア・クリエイションズのラインディレクター。
アニメ制作会社 ザ・ボーン関係者
- 伊波 政彦
- 声 - 高木渉
- 第11話に登場。入社試験時の印象から、あおいからは苦手意識を持たれている。
- 竹倉 圭司
- 声 - 保村真
- 第11話に登場。
- 小野寺
- 声 - 村田太志
- 第11・12話に登場。アニメーターだったが、今は演出家である。
その他のアニメーション関係者
- 富ヶ谷
- 声 - 岩田光央
- G.I.STAFF制作進行。『SDDR II』の担当[注 108]。瀬川宅の1台分しかない駐車スペースをあおいと奪い合い、社用車「日産・マーチ」で争うが、あおいに先を越されている[注 109]。第8話では、考え事をしていたあおいに無視されたことに気をとられ、サイドブレーキの操作を誤り事故を起こしている。
- 北野 三郎
- 声 - 野中秀哲
- 第5話に登場。『超飛空要艦マジダス』で「北野サーカス」と呼ばれる技法を産み出した伝説のアニメーター。手書き主体のアニメーターだが、現在は3Dでのアニメーションを目指す人々に「ジャパニメーションのコツ」を教えている。遠藤に飲みに誘われ、堀田を加えた3人で語らううちに現場での3D班との対立の話題になり、3D処理による作画手法を頑なに否定し、「そっちの人間」と線引きをしようとする遠藤を一喝し、3D側との融和や向き合い方について語った。
- 縦尾まり
- 声 - 横尾まり
- 声優。第6・13話に登場。しずかが通っていた声優養成所の講師でもあり、居酒屋「松亭」に様子を見に来た。オーディションをうまくこなせなかったと悩むしずかに、来るかわからない結果の連絡を待つ辛さに理解を示しつつ、関わっている演劇の稽古の見学に誘い、「待っているだけではどこにもいけない。その時間をどう使うかだ」と語る。第13話では、オーディションに再び臨むことになったしずかに「足りないのは自信と覚悟。失敗も財産である」と励ましている。
- 北条 弘明
- 声 - 手塚ヒロミチ
- 第6話に登場したスタジオカナンのラインプロデューサー。『俺の手作りロボットが思春期で大変です』のスケジュールが破綻寸前の状況で、元々声をかけてあった大学の後輩でもある落合に、予定を繰り上げ移籍するように頼み込んだ[注 110]。
- 日高[注 111]
- 声 - 櫻井浩美
- 赤鬼プロダクションのマネージャー。
- 織居 結衣
- 声 - 葉山いくみ
- 俳連[注 112]の担当マネージャー。鈴木京子のマネージャーとして、第18話でスタジオに顔を出している。
- 明日川 源
- 声 - 小西克幸
- 第9話に登場。『野球のプリンス様』音響監督。
- 河野 幸泰
- 声 - 青山穣
- 第10話に登場。サワラスタジオに音の資料としてドンブラを届けたあおいを入り口で呼び止めた音響効果。その時作成しているSEの収録に女性の足音、声を必要としており、体格、性別の都合がよかったあおいを有無を言わせず引きずり込んだ。適当に呼び止め引きずり込んだ張本人でありながら、作業が終わってから「ところで誰?」というような、奔放な男性。30年前に映画の仕事を志し、知り合いのつてで、音響効果の世界に入った。「続けないと仕事って面白くならないからさ。」と継続することで仕事のモチベーション、面白みが見えるという立場の話をあおいにしている。
- 佐々木
- 声 - 浜添伸也
- 第11話に登場。アニメーター。あにめすたじおささき主宰。
- 桜田 伸広
- 声 - 保村真
- 第11・12話に登場。大日本広告プロデューサー。渡辺の麻雀仲間。
- 菅野 光明
- 声 - 樫井笙人
- 第11話の最後で話題に上り、第12話に登場したアニメーション監督で、現役のアニメーターでもある。代表作は『新世代アヴァンギャルドン』。一人称は「ワシ」。あおいからの原画の依頼は断るが、武蔵野アニメーションに所属している杉江がその絵コンテの映像化を可能にする人物であるという事実を、いくつかのエピソードと共にあおいに伝える。また、「アニメーターは派手さよりも動きの基本を学ぶべきだ」、「アニメーターも人間だから『お前にしか出来ない』と言われたい」という持論とヒントをあおいに話している。
- 森宮 三郎
- 声 - 家中宏
- 第19話の回想シーンに登場。『山はりねずみアンデスチャッキー』の監督。
- 佐賀森 幸次
- 声 - 野瀬育二
- 第19話の回想シーンに登場。武蔵野動画の美術監督。
その他
- ミムジー&ロロ
- 声 - 木村珠莉[14]
- ファッションドールがミムジーで、熊の縫いぐるみがロロ。あおいの私物で、彼女が悩みや葛藤を抱えているときに操演し、代弁させている。第三者からの視点が描かれたときには、画面上に存在せず、あおいの口が動いている描写[注 113]や、その内容を耳にして声をかけられている[注 114]ことなどから、多くは[注 115]第三者からは、独り言をつぶやいているように見えるように表現されている。ミムジーが疑問や不満を投げかけ、ロロが諌めたり諭したりすることが多い。前半12話のエンディングでは、線画から着色されてライトボックスの上[注 116]で生き生きと踊るようになっていく2体が描かれている。実家に暮らしていたころから持っていた人形で、かおりも、主にミムジーを手に、あおいに話しかけている描写が見られる[注 117]。ロロのお腹の模様は月の輪のプリントミスで、「不良品」だとみんなに苛められていたところ、ミムジーだけが仲良くしてくれたという設定がある[12]。
- 宮森 かおり
- 声 - 森谷里美
- 第7話、第8話に登場。あおいの姉。あおいには「ねいちゃん」と呼ばれており、あおいの携帯電話の着信名も「ねいちゃん」で登録されている。地元の信用金庫に勤務[注 118]しており、有給休暇をとってあおいのもとへ遊びに来たが、あおいは出勤日であったため、知り合いでもあり、時間的に融通の利くみどりを連れて遊び歩くこととなった。途中で出会った絵麻に声を掛けていること、帰る前日には、しずかのバイト先で食事をするなど、アニメーション同好会との面識があることが描かれている。奔放な性格であり、あおいの留守中に、あおいのとっておきの海栗の缶詰を無断で開けて食べたり、シャンプーや服などを借りて使っていたりした。
- あおいの母
- 声 - 慶長佑香
- 第4話にあおいの父と共に登場[注 119]地元にあおいの父と住んでいる。地元は『えくそだすっ!』の地上波未放映地域であるため、ケーブルテレビを介して娘の関わった作品を視聴している[注 120]。
- 佐倉 大志郎
- 声 - 日野まり
- 佐倉良樹の息子。第3話に登場。
- 遠藤の妻
- 声 - 橋本ちなみ
- 第5話、第6話に登場。パートタイマーとして、クリーニング店で勤めている[注 121]。第6話では、インターホンにも出ない遠藤の代わりにイデポン展のチケットを受け取り、遠藤に渡している。
- 杉江の妻
- 声 - 岸本百恵
- 第12話に登場。以前はアニメーターで動画を描いていた。
- 「松亭」の店長
- 声 - 山岸治雄
- しずかのアルバイト先である居酒屋の店長。
用語
本作では、業種固有の言い回しや作業などがあり、会社によって解釈や定義が異なることもあるため、公式サイトには作業手順の概要[15]や用語集[16]が用意され、武蔵野アニメーション内での定義が明示されている。これらは、オンエア毎に必要に応じて追記されるようになっている。
- 株式会社 武蔵野アニメーション
- 本作の舞台となる架空のアニメ制作会社。本作の原作者(共同筆名)としてクレジットされている。
- 略称は「ムサニ」で、社内で自社を呼ぶときや、ウェブサイトのドメイン名(musani.jp)に見られる。
- 資本金は1000万円、事業内容は映像製作としている[17]。『第三飛行少女隊』制作の翌年に40周年を迎え、最初にオリジナル作品として手がけたものは『アマゾン白べこ』である[注 41]。
- 本作のプロモーションとして、本作のものとは別に同社の公式サイトが設置されたほか、コミックマーケット86のワーナーブースでは、宮森あおいの名刺や、設定資料に模した本作の紹介が入った、武蔵野アニメーションのロゴ入りのカット袋[注 122]が配布された。これらに記載された電話番号は実在[注 123]しており、電話をかけると登場キャラクターによる番組紹介が流れ、名刺に書かれたアドレスにメールを送信すると作品の案内が自動返信され、内容は一定期間ごとに別のものにさしかわるようになっている。これらの電話番号、メールアドレスなどは、プロモーションとして設置されたサイトや、作中でも使用されている。
- アニメ制作会社が多い東京都武蔵野市に所在するという設定で、最寄り駅として武蔵境駅が描かれている[注 124]が、似た住所は実在するものの、設定されたものは架空のものである[6]。
- 現在の会社の規模は同業者の中では大きいほうではないが[注 125]、嘗ては今よりも社屋も規模も大きな会社であった[注 126]。前身はアンデスチャッキー(後述)等を手がけた武蔵野動画[注 127]。
- スーパーメディア・クリエインションズ
- 立石孝一が社長を努めるCG制作を行う企業。現在の従業員は50人程度。創立10年未満の新興企業である。以前は他の題材も手がけていたが、ここ6・7年は車に関わるCGの作成に業務を特化しており、自動車のCGについて定評を得るに至る。給与、福利厚生などは、他の同様の企業よりも条件がよく設定されている[注 128]。最近、前作は他社が手がけていたゲーム、『グランスピード』の二作目の仕事を受注した。
- スタジオ タイタニック(Studio TAITANIC)
- 平岡の紹介で『第三飛行少女隊』をグロス出ししたアニメ制作会社。
- 社内は乱雑に物が散らかり、閑散としている。
- 特徴的な建物の意匠は茨城県大洗町にあるヴィンテージ・クラブむらい[注 129]を参考に描かれている。尚、実在する建物はアニメーションスタジオではなく、ビアバーである。
- スタジオ カナブン
- 下柳の後輩である中垣内伸昭が立ち上げたCG製作会社[注 104]。従業員5人程度の小さな会社[注 130]。武蔵野アニメーションの下請けの形で、『第三飛行少女隊』の制作に関わる[注 104]。
- 有限会社 武蔵野動画
- 武蔵野アニメーションの前身となるアニメ制作会社。『山はりねずみアンデスチャッキー』などを制作した会社で、丸川社長や杉江夫妻、百瀬夫妻などが所属していた。40年ほど前に倒産しており、社屋は武蔵野アニメーションが倉庫として管理、使用している。倒産時にスタッフは方々に散って行ったが、武蔵野動画のスタッフを一番多く引き継いだのが武蔵野アニメーションである。
劇中劇
下記の他、本作の背景に描かれるポスターや台詞などには、実在の作品などのオマージュやパロディと思われるものが多数登場している。
えくそだすっ!
武蔵野アニメーションが7年ぶりに元請となって制作している全13話のテレビアニメ、という設定の劇中劇。この作品の制作過程が本作前半の主軸となっている。劇中での、各話担当者などは、公式サイトに一覧などがあり、既にスケジュールが逼迫した状況であることが参照できるようになっている[18][注 131]。本作のDVD / BDの第3巻には第1話が特典として収録された。当初どちらかで収録予定であったが、ワーナー側の配慮により、オープニング、並びにエンドクレジットは、現実のスタッフと、劇中のスタッフのクレジット双方が収録された[19]。以下の記述は、本編第2話のスタジオ内の会話、ならびに、社内会議の場で提示された資料、発言に基づく[注 72]。第1話劇中のラジオ番組で出演声優が内容として語った概要は「アイドルユニットトレイシーが逃げまくるお話」である。作中での評価は、第1話では興津にバーナー兄弟社の人間から面白かったと言及されているほか、劇中のインターネットの感想を確認していた本田などによれば「概ね高評価」となっている。また、第12話では関係者とはいえ、直接的な制作を行っていない葛城が涙を流し感動している姿が描かれている。パッケージの売り上げは4000~5000枚[注 132]。
- 登場人物
- 出演者は、劇中のクレジット/現実の声優の順に表記。[注 133]
- あかね
- 声 - 中春鳴/中原麻衣
- 4月15日生まれ。血液型A型。身長158cm、体重41kg。キャラクターは赤を基調としたデザインとなっている。
- 一人っ子で、カッパのおじじに育てられており、本当の両親は所在不明。
- 中学、高校と女子校に通い、周りの女の子たちの女子力の高さに驚き、自分の女子力の低さを痛感する。そういった経験から、かわいい女の子に憧れ、アイドルを目指すようになった。
- 保護者であるカッパのおじじには、アイドルを目指すことを「もっと現実を見ろ」と猛反対を受けるが、反発して単身上京する。
- あや
- 声 - 伊藤鈴鹿/伊藤静
- 12月2日生まれ。血液型O型。身長158cm、体重38kg。歌とダンスを極めるために、アイドルを目指すようになった。キャラクターは青を基調としたデザインとなっている。
- 小学校までは、親が共働きだったために孤独な幼少期を過ごし、中学校は有名私立に進学。同時期に両親が離婚してしまったうえ、親友だったぬいぐるみのクマにも裏切られる。
- あるぴん
- 声 - 茅菜夢衣/茅野愛衣
- 7月25日生まれ。血液型AB型。身長152cm、体重44kg。6人兄妹の長女。公称17歳だが実際は29歳[注 134]。キャラクターは黄色を基調としたデザインとなっている。
- 貧しい家に生まれ、小学校を卒業するまでは、家計を支えるためにバイトにあけくれていた。中学、高校と、公立校へ進学。ここでも家計を支えるべく、バイト漬けの日々を送った。
- その後、着ぐるみショー、スタントマン、司会者、ボイラー技士、ハンバーガー屋、運送会社、講談師、マジシャン、傭兵などの職を転々とした。
- お金ほしさにアイドルを目指すようになったと公言している。作中事件の当事者となる物語の牽引役。奇抜な発言が多いものの、雰囲気は察するほうである。本編第2話での会議を経て、「お姉さん」とは古い知り合いだったという設定が公式に[注 135]追加された。
- お姉さん
- 声 - 坂下祐菜/沼倉愛美
- 当初、メインキャラクターと親しくしていたものの、対立する立場であることが作中で表現されている。
- カウボーイ
- 声 - (第1話に出演なし)/山本格
- 第9話で登場。最終話の監督案で、ラストシーンで馬を100頭連れ登場するカウボーイ。
- 恋ヶ窪三保(ガクボ警部)
- 声 - 佐和田 望 山川琴美
- トレイシーを追う警察官。 最後は、トレイシーの逃亡を見逃す描写がある[注 136]。
- タグチ
- 声 - 安崎稜斗/福島潤
- 人気アイドルグループジンジャーおよびトレイシーのマネージャー。第一話で何者かに刺殺される。
- 帽子の男
- 声 - 三條高志/檜山修之
- 黒幕と思しき謎の男。なぜか手の上に地球ゴマを載せている。タグチとは電話で連絡を取り合っていた。
- オバチャン
- 声 - 一ノ瀬佑子/斉藤貴美子
- ショッピングセンターの掃除婦。殺人現場の発見者を装うが、その正体は帽子の男の変装だった。
- 支配人
- 声 - 釜谷大我/樫井笙人
- 課長
- 声 -灰田宏貴/山本格
- 刑事
- 声 - 堀一毅/手塚ヒロミチ
- 通行人
- 声 - 間野健次/西地修哉
- 大口径男
- 声 - 灰田宏貴/山本格
- サブタイトル
第三飛行少女隊
「月刊トップス」に連載中[注 142]の累計100万部突破の人気コミックス。原作者は野亀武蔵。第13話時点で単行本の既刊は4巻[注 143]。略称は「サンジョ」[注 144]。人気作品であるため複数のアニメ制作会社からも映像化の申し出がきており[注 145]、作者の野亀はギブリによる映像化を希望していたが、葛城、渡辺の働きにより、武蔵野アニメーションが映像化権を獲得した。
本編後半はこの作品の制作過程が物語の主軸となる。武蔵野アニメーションは10月からの放映を条件に1クール(全13話)の構成を予定したスケジュールで受注した。武蔵野アニメーション側のスタッフも野亀と直接打ち合わせをしようと幾度か編集部へ問い合わせるが、担当編集者の茶沢が取次ぎを怠ったことで直接話す機会が得られなかったため、野亀の不在なままで制作を余儀なくされる。
多くの事前作業が進んだ状態でキャラクターデザインに対してリテイクの要求が入り、スケジュール逼迫させる事態となった。さらに、先の展開が見えない状態で連載中の原作の最新話まで使い切っているが、原作者の今後の展開構想も不明なため、アニメ版の結末をどうするのかは先送りにして制作を開始していた。
第1話の放送終了後もなお、各話の制作が進行し、ようやく最終話のアフレコが終了したところで野亀から絵コンテのクレームが入り、スケジュールを一層逼迫させることになった。
野亀への連絡先がわからないまま悩んでいたところ、メールの印刷で偶然にもアドレスを発見し、メールの連絡で直接対話するよう、アポイントの機会を得た。
野亀は「死と再生の物語」として、木下は「チームワークの物語」として作品を捉えていた。クレームは野亀と木下による見解の食い違いにあったが、両者の対話により方向性を共有するようになる。
ありあが内面の問題を解決する手段として、ゲストキャラクターであるキャサリンの妹ルーシーに道筋をつけさせることで落としどころを掴んだ。野亀も作品の方向性について迷っていたが、これによって自身も連載の着想を得ることができた[注 146]。
- 登場人物
- 出演者は、劇中のクレジット/現実の声優の順に表記。[注 147]
- 春夏秋冬ありあ(主人公)
- 声 - 鈴木京子/金元寿子
- キャサリン・ウェラー
- 声 - 伊藤鈴鹿/伊藤静
- クリスティーネ
- 声 - 牧瀬彩乃/米澤円
- タチアナ
- 声 - 常盤ひろ子/山岡ゆり
- ノア・アシュケナージ
- 声 -浅上エリ/沼倉愛美
- ルーシー
- 声 - 坂木しずか/千菅春香
山はりねずみアンデスチャッキー
あおいが好きな動物アニメ。第2話冒頭で瀬川が倒れているシーンにオーバーラップして挿入されている他、第4話では飲み会から帰宅するあおいが主題歌を口ずさんでいる。杉江がメインで原画を描いていたころの古い作品なので、あおいは何かにつけて話題に出すものの、瀬川[注 148]、高梨[注 149]等、若い世代の登場人物からの反応は鈍い。 武蔵野アニメーションの前身である武蔵野動画が手がけた作品[注 150]であり、第19話では、制作当時の回想がキャラクターを交え描かれた。同話の特殊EDとしてフルバージョンのOPが披露された。
- 登場人物[注 151]
-
- チャッキー
- 声 - 宮田幸季
- ピート
- 声 - 家中宏
- ポピー
- 声 - 沼倉愛美
- リッキー
- 声 - 興津和幸
- プラス
- 声 - 野瀬育二
- ジョージ
- 声 - 武虎
- バディ
- 声 - 小林祐介
- ビル
- 声 - 高橋伸也
- エミー
- 声 - 中原麻衣
- ベソベソ
- 声 - 木村珠莉
その他の劇中劇
- 神仏混淆 七福陣(しんぶつこんこう しちふくじん)
- 上山高校アニメーション同好会の5人が活動として文化祭用に自主制作したオリジナルアニメ。本編第1話、第4話で、その一部を確認することができる。作業は声優、作画も含め、全員で取り組んでおり、キャラクターに対し、足りない分は兼ね役で演じていることが劇中で表現されている。また、しずかにとっては完成したこの作品がモチベーションとなっており、落ち込んだときに鑑賞する姿が描かれている。
- ぷるんぷるん天国
- 木下が以前に監督として製作した低予算アニメ。木下にとっては、初のオリジナル監督作品。略称は「ぷる天」[注 152]。
- 制作開始前から予算もスケジュールもタイトな条件であったが、木下のコンテ、並びにコンテチェックの遅延を引き金にスケジュールが破綻[注 153]。品質の低下は「ぷるってる」などと呼ばれ[注 154]、納品が間に合わなかったことから総集編で3度も時間を稼ぐ事態[注 155]が発生している。結果として作品の表現に対してBPO、PTAからのクレームが発生したほか、公式サイトにあった投稿欄には罵詈雑言などの書き込みが相次いだためにコメント欄を閉鎖したところ、DoS攻撃によりサイト自体が停止する、イベントでも問題が発生し、謝罪をするも火に油を注ぐ結果になる、最終的には納品を拒否されるなど、惨憺たる状況が描かれている[注 156]。
- 特に品質の低かった第9話は劇中で作画崩壊の代名詞となっており、「ぷるキュー」の名前でネットスラング化している。派生した表現では「ぷるキューライン」「ぷるキュー越え」[注 157]など、それを基準とした表現も見られ、劇中で表示された解説ページによれば、背景のみのシーンや、胸部が不自然に揺れるシーン、作画が著しく崩れているシーンなどが多数見られたことが伺える[注 158]。納品は期限の5分前、プロデューサーが更迭されたといううわさも立てられていた[注 62]が、木下曰く、納品は10分前で、更迭の事実は無いとのこと。
- 本作のスケジュール崩壊の負の影響は大きく、作業期間の少なさからほぼ何も出来なかったにも関わらず担当者としてクレジットされている者[注 159]もおり、前述の山田もまたその一人である。それ以外にも、音響スタッフの稲浪もこの件についてはとばっちりを受けたと発言し、いくつか辛辣な物言いをしている[注 160]他、木下の名前を聞いただけで仕事を断る者[注 161]までおり、「アレ」など、タイトルを口に出すことを避ける表現も関係者の間では見られる。
- 本作について、本田は「キャラも立っていて、ギャグも切れがあり面白かった」と評価しているが、木下曰く「ギャグではなく萌えを目指した」作品とのこと[注 162]。
- 伝説巨大ロボット イデポン(Space Exodus Idepon)
- 第6話に登場した、劇中の時代で35周年を迎えるロボットアニメーション。秋葉原WXPで、今世紀最後を銘打った展示が開かれた[注 163]。無限のエネルギーを巡って、凄惨な戦争が繰り広げられる物語[注 164]。高梨がファンであると公言している[注 165]他、遠藤と下柳にとっては、アニメーションに対するモチベーションの原点でもある[注 166]。
- 俺様のハーレムが少しずつ崩壊してるかもしれないけどたぶん気のせいかもしれない(仮)
- 坂木しずかが声優オーディションを受けたアニメーション作品。
- 超飛空要艦マジダス
- 第5話登場した北野三郎がスタッフとして参加し、「北野サーカス」なる表現手法を用いたSFロボットアニメ。
- この作品について言及された第5話では「北野サーカス」の映像も描かれており、板野一郎に対して5話、6話のスタッフコメンタリーにゲスト出演を依頼したこと、「北野サーカス」について「これは板野サーカスじゃない」と叱られた旨[20]、原画についても依頼したが断られた旨[21]などが本作プロデューサーである堀川によって言及されている。
- 俺の手作りロボットが思春期で大変です
- 第7話に登場する、スタジオカナンの現在作製しているオリジナルロボットアニメ。略称は「ロボはる」[注 167]放映期間は、作中の翌年1月から、2クールの予定。既に製作は始まっているが、2話目にして既に絵コンテの完成が該当回の編集の3日前と、スケジュールの状態は『えくそだすっ!』よりさらに末期的な様相を呈している。その状況をもってしても「『ぷるんぷるん天国』よりまし」と山田は表現している[注 168]。
- 野球のプリンス様
- 第9話に登場した、野球もののアニメーション作品。略称は「やきぷり」。男性声優メインの作品であるため、「野球のプリンス様」の第12話に坂木しずかと佐久間ひろみが女性のガヤとして呼ばれ出演した。
作風
P.A.WORKS代表の堀川憲司は、本作のバランスついて「『SHIROBAKO』は、「あるある」50%、「こんなんだったらいいな」20%、「ネーヨ!」10%、「え(゚_゚;)」10%で構成されています。あと10%は?」[22]と発言しており、描きたいこととして、「様々なセクション間の横の繋がりと、ベテランと中堅と新人の縦の繋がり。それらの関係を持って目的を共有することと技術を継承すること。」[23]を挙げている。また、「先人が成し得たことと、これから若手が発展させること。その中継ぎ的な役割として、今の彼らを記録しておくこと」を物語にこめた[24]と語っている。本作の劇中劇のスケジュールについては「1日単位で作ってある」と言及している[25]。
本作の監督である水島努は、本作の絵コンテなどの素材について「作中登場する人物の原画や絵コンテや文字は、統一感をはかるために、それぞれのキャラごとに担当がいます。私の担当は木下監督です。」と言及している[11]。
アニメ制作会社に在籍していた経験を持つというライターの揚田カツオは、本作について『ダ・ヴィンチNEWS』のコラムにて、アニメ制作では通常は腕の立つ社外のアニメーターを頼るが、いよいよ時間がなくなった時は社内のアニメーターを頼るのがセオリーで、作中の制作デスクの本田もそのように行動したことが非常にリアルであること、その後のわずかな会話からも武蔵野アニメーションの社内事情が透けて見えることから、可愛らしい少女たちのビジュアルとは裏腹に細部まで作り込まれた本気の業界ドラマであると評価している[26]。
アニメ監督の水島精二は、2014年のハロウィンには木下に扮した仮装写真を公開した他、作中で彼が監督としての評価で個人賞を受賞したことを羨んだり[27]、「木下監督っぽい人が監督した『楽園追放』が公開だぞ」[28]といった宣伝を行うなど、木下に絡めた発言をしている。2015年には、フィンランドのアニメ誌の取材で、「木下監督が放送を落としてるがあればあなたか?」[29]と質問されたことを風評被害と冗談交じりにつぶやいている他、他のいくつかの取材でも最後に木下について質問された[30]としている。また、これらの影響について「あのメール?電話だったっけ?を受け取った時から覚悟してた事!」[31]と謝罪する水島努に対し返事をしており、事前に話があったことが示されている。
スタジオエルの菊地功一はWeb上に感想としていくつかの日記を掲載[32]しており、実際の現場を当てはめた場合、高梨以外の言動、行動も多くの問題を孕んでいるのではないかと指摘している。
2014年11月14日の日本テレビ『ZIP!』内のコーナー「チューモーク!」では、ハードルが高い舞台裏というテーマに注目したお笑い芸人のサンキュータツオに「いろんな登場人物を追うだけでも面白い作品だと思う」と紹介されている[33]。
2014年11月29日のまんたんウェブ内のコーナー「アニメ質問状」では、堀川は作品のテーマにアニメの制作現場を選んだ理由として、制作現場で働く人々の創作に対する情熱に惹かれること。物語で語られることが、実際の長年の制作経験から生まれたテーマや台詞であり、リアリティーを表現できること。アニメーションの制作現場を取り巻く環境が、様々な条件、環境が大きく変わりつつある中で、自分たちがアニメーションを作り続けるために何を大切にしなければならないかを考えるきっかけにしたかったからであると語っている。また、作品を作るうえでうれしかったことや大変だったことについて、スタッフ自身から「この作品を見て、他のセクションがどんなことをやっているのか分かった」という声がうれしかったとしているほか、水島が何本もの作品を並行して抱えながらそのスケジュール確保が大変と答えており、例えとして「作中の木下監督の5倍くらいの仕事量と忙しさ」だと表現している[34]。
2014年12月3日に各配信サイトで、第6話の配信が順次停止される状況となった。理由については、「権利上の都合」[35]とのみなっている。同年12月16日より順次差し替えたものが再度配信されており、具体的な問題点についての公式な発表は無いものの、イデポン展とそれに続くシーンのBGMの差し替え、ならびに縦尾に誘われた演劇の稽古で用いられた『ゴドーを待ちながら』の台詞が変更になると共に、エンドクレジットに引用として明記されたことが確認できる。
スタッフ
- 原作 - 武蔵野アニメーション[36]
- 監督・音響監督 - 水島努[37]
- シリーズ構成 - 横手美智子
- キャラクター原案 - ぽんかん⑧、野上武志(『第三飛行少女隊』)
- アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督 - 関口可奈味
- 美術監督 - 竹田悠介、垣堺司
- 色彩設計 - 井上佳津枝
- 撮影監督 - 梶原幸代
- 3D監督 - 菅生和也
- 編集 - 高橋歩
- 音楽 - 浜口史郎
- 音楽プロデューサー - 土肥範子
- プロデューサー - 堀川憲司、山崎史紀、福田順、岡村武真、金庭こず恵、田島宏行、伊藤幸弘
- プロデュース - 川瀬浩平、永谷敬之
- ラインプロデューサー - 相馬紹二
- アニメーション制作 - P.A.WORKS
- 製作 - 「SHIROBAKO」製作委員会
主題歌
- オープニングテーマ
-
- 「あいむそーりーEXODUS」(第1話、『えくそだすっ!』)
- 作詞 - 水島努 / 作曲・編曲 - 高木隆次 / 歌 - トレイシー(中原麻衣&伊藤静&茅野愛衣)[注 169]
- 『えくそだすっ!』オープニングテーマという設定。
- 「COLORFUL BOX」(第2話 - 第11話)
- 作詞 - 分島花音 / 作曲 - カヨコ / 編曲 - 千葉"naotyu-"直樹 / 歌 - 石田燿子
- 第1話ではエンディングテーマとして使用。第12話では未使用。
- 「宝箱-TREASURE BOX-」(第13話 - )
- 作詞・歌 - 奥井雅美 / 作曲 - カヨコ / 編曲 - 千葉"naotyu-"直樹
- 「アリス・イン・ブルー」(『第三飛行少女隊』)
- 作詞 - くまのきよみ / 作曲・編曲 - 渡部チェル / 歌 - Rita
- エンディングテーマ
-
- 「Animetic Love Letter」(第2話 - 第12話)
- 作詞・作曲 - 桃井はるこ / 編曲 - 渡辺剛 / 歌 - 宮森あおい(木村珠莉)、安原絵麻(佳村はるか)、坂木しずか(千菅春香)
- 第1話では未使用。
- 「プラチナジェット」(第13話、第15話 - 第18話、第20話)
- 作詞・作曲 - 桃井はるこ / 編曲 - 渡辺剛 / 歌 - どーなつ◎くいんてっと[宮森あおい(木村珠莉)、安原絵麻(佳村はるか)、坂木しずか(千菅春香)、藤堂美沙(髙野麻美)、今井みどり(大和田仁美)]
- 第14話では未使用。
- 「山はりねずみアンデスチャッキー」(第19話)
- 作詞 - 水島努 / 作曲 - 浜口史郎 / 編曲 - 松尾早人 / 歌 - くにたけみゆき
- 第12話では、挿入曲として使用されている。
- 「Cメロから愛を込めて」(『えくそだすっ!』)
- 作詞 - くまのきよみ / 作曲・編曲 - 高木隆次 / 歌 - あかね(中原麻衣)
- 「Angel Fly」(『第三飛行少女隊』)
- 作詞 - くまのきよみ / 作曲 - 渡部チェル / 編曲 - 渡辺剛 / 歌 - Rita
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
第1話 | 明日に向かって、えくそだすっ! | 横手美智子 | 水島努 | 関口可奈味、秋山有希 大東百合恵、川面恒介 | |
第2話 | あるぴんはいます! | 平井義通 | 菅沼芙実彦 | 大東百合恵 | |
第3話 | 総集編はもういやだ | 許琮 | 秋山有希、大東百合恵 | ||
第4話 | 私ゃ失敗こいちまってさ | 吉田玲子 | 岡村正弘 | かおり | 川面恒介、朱絃沰、熊田明子 |
第5話 | 人のせいにしているようなヤツは辞めちまえ! | 湖山禎崇 | 西畑あゆみ、森島範子、朴允玉 川面恒介、大東百合恵 | ||
第6話 | イデポン宮森 発動篇 | かおり | 守岡博 | 川面恒介、朴允玉、神崎舞人 川口千里、鈴木理沙、西畑あゆみ | |
第7話 | ネコでリテイク | 横手美智子 | 菅沼芙実彦 | 秋山有希、大東百合恵 | |
第8話 | 責めてるんじゃないからね | 許琮 | |||
第9話 | 何を伝えたかったんだと思う? | 吉田玲子 | 湖山禎崇 | 西畑あゆみ、川村夏生 竹田義弘、川面恒介 | |
第10話 | あと一杯だけね | 許琮 | 今泉賢一 | 竹田欣弘、神崎舞人、朱絃沰 鈴木理沙、秋山有希、大東百合恵 | |
第11話 | 原画売りの少女 | 横手美智子 | 柿本広大 | 高島大輔 | 齊藤佳子、川面恒介 |
第12話 | えくそだす・クリスマス | 倉川英揚 | 川面恒介、川村夏生、神崎舞人 | ||
第13話 | 好きな雲って何ですか? | 菅沼芙実彦 | 熨斗谷充孝 | しまだひであき、松坂定俊 | |
第14話 | 仁義なきオーディション会議! | 駒井一也 | 菅沼芙実彦 | 秋山有希、大東百合恵 | |
第15話 | こんな絵でいいんですか? | 菅沼芙実彦 | 横田一平 | 野田康行、齊藤佳子 | |
第16話 | ちゃぶだい返し | 吉田玲子 | 倉川英揚 | 太田知章 | 川面恒介、大東百合恵、川村夏生 佐藤陽子、今泉賢一、朱絃沰 |
第17話 | 私どこにいるんでしょうか… | 許琮 | 秋山有希、大東百合恵、西畑あゆみ | ||
第18話 | 俺をはめやがったな! | 浦畑達彦 | 高村彰 | 熨斗谷充孝 | 松坂定俊、酒井智史、川面恒介 |
第19話 | 釣れますか? | 篠原俊哉 | 平牧大輔 | 川面恒介、竹田欣弘、佐藤陽子 宮川智恵子、朱絃沰、川村夏生 | |
第20話 | がんばりマスタング! | 横手美智子 | 成田歳法 | 菱川直樹 | 渡辺佳奈子、佐野陽子、深澤謙二 |
第21話 | クオリティを人質にすんな | 吉田玲子 | 畑博之 | 大東百合恵、川面恒介、秋山有希 川村夏生、武田牧子、容洪 徐正徳 | |
第22話 | ノアは下着です。 | 横手美智子 | 倉川英揚 | 菅沼芙実彦 | 秋山有希、川面恒介、今泉賢一 |
第23話 | 続・ちゃぶだい返し | 吉田玲子 | 許琮 菅沼芙実彦 |
倉川英揚 太田知章 |
大東百合恵、秋山有希、川面恒介 武田牧子、容洪、朱絃沰 西畑あゆみ |
第24話 | 遠すぎた納品 | 横手美智子 | 水島努 許琮 |
菅沼芙実彦 許琮 |
大東百合恵、秋山有希 川面恒介、武田牧子 朱絃沰、佐藤陽子 西畑あゆみ、関口可奈味 |
えくそだすっ! | |||||
第1話 | 出トーキョー | 吉野弘幸 | 吉原正行 | 森島範子 |
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [39] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2014年10月9日 - 2015年3月26日 | 木曜 23:30 - 金曜 0:00 | TOKYO MX | 東京都 | |
2014年10月10日 - 2015年3月27日 | 金曜 2:05 - 2:35(木曜深夜) | テレビ愛知 | 愛知県 | |
2014年10月12日 - | 日曜 3:28 - 3:58(土曜深夜) | 毎日放送 | 近畿広域圏 | 『アニメシャワー』第4部 次回予告とスポンサーバックは無し |
2014年10月13日 - | 月曜 0:30 - 1:00(日曜深夜) | BSフジ | 日本全域 | |
2014年10月15日 - | 水曜 23:30 - 木曜 0:00 | AT-X | 日本全域 | リピート放送あり |
2014年10月20日 - | 月曜 1:20 - 1:50(日曜深夜) | チューリップテレビ | 富山県 | P.A.WORKS所在地 |
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 備考 |
---|---|---|---|
2014年10月13日 - | 月曜 12:00 更新 | dアニメストア | 見放題サービス利用者は全話見放題 |
ニコニコチャンネル | |||
2014年10月14日 - | 火曜 0:30 - 1:00(月曜深夜) | ニコニコ生放送 | |
火曜 12:00 更新 | GYAO! | ||
2014年10月27日 - | 月曜 12:00 更新 | バンダイチャンネル |
放送期間 | 放送時間 | 配信元 | 配信エリア |
---|---|---|---|
2014年10月9日 - | 木曜 11:30 - 12:00 (EDT) | Crunchyroll | アメリカ、カナダ、南アフリカ、ラテンアメリカ、イギリス、アイルランド、ニュージーランド |
関連商品
BD / DVD
日本国外では、北米版がSentai Filmworksから発売されることが決定している[42]。
巻 | 発売日 | 収録話[43] | オーディオコメンタリー[43] | 規格品番 | |
---|---|---|---|---|---|
BD初回版 | DVD初回版 | ||||
1 | 2014年12月24日 | 第1話 - 第3話 | 第1話:木村珠莉、川瀬浩平 第2話・第3話:木村珠莉、堀川憲司、永谷敬之 |
1000540245 | 1000541319 |
2 | 2015年1月28日 | 第4話 - 第6話 | 第4話:千菅春香、川瀬浩平 第5話・第6話:板野一郎、堀川憲司、永谷敬之 |
1000540246 | 1000541330 |
3 | 2015年2月25日 | 第7話 - 第9話 『えくそだすっ!』第1話 |
第7話・第8話:大東百合恵、秋山有希、堀川憲司、永谷敬之 第9話:佳村はるか、川瀬浩平 |
1000540247 | 1000541331 |
4 | 2015年3月25日 | 第10話 - 第12話 | 第10話:髙野麻美、川瀬浩平 第11話・第12話:山本輝、橋本真英、堀川憲司、永谷敬之 |
1000540248 | 1000541332 |
5 | 2015年4月22日予定 | 第13話 - 第15話 | 1000540249 | 1000541333 | |
6 | 2015年5月27日予定 | 第16話 - 第18話 | 1000540250 | 1000541334 | |
7 | 2015年6月24日予定 | 第19話 - 第21話 『第三飛行少女隊』第1話 |
1000540251 | 1000541335 | |
8 | 2015年7月29日予定 | 第22話 - 第24話 | 1000540252 | 1000541336 |
CD
発売日 | タイトル | 規格品番 |
---|---|---|
2014年11月26日 | COLORFUL BOX / Animetic Love Letter | 1000529072(初回限定盤) 1000529073(通常盤) |
2015年2月25日 | 宝箱-TREASURE BOX-/プラチナジェット | 1000546198(初回限定盤) 1000546199(通常盤) |
漫画
- SHIROBAKO〜上山高校アニメーション同好会〜
- 『月刊コミック電撃大王』(KADOKAWA アスキー・メディアワークス)で2014年11月号より連載。作画はミズタマ、脚本は杉原研二が担当する[44]。
- 安原絵麻を主人公とし、彼女を中心とした上山高校アニメーション同好会の高校時代を描くスピンオフ作品。
- 武蔵野アニメーション(原作)・杉原研二(脚本)・ミズタマ(作画) 『SHIROBAKO〜上山高校アニメーション同好会〜』 KADOKAWA〈電撃コミックスNEXT〉、既刊1巻(2015年1月29日現在)
- 1巻、2015年1月27日発行(2015年1月27日発売[45])、ISBN 978-4-04-869137-6
- 武蔵野アニメーション(原作)・杉原研二(脚本)・ミズタマ(作画) 『SHIROBAKO〜上山高校アニメーション同好会〜』 KADOKAWA〈電撃コミックスNEXT〉、既刊1巻(2015年1月29日現在)
小説
- SHIROBAKO イントロダクション
- 2015年1月27日 ジャンプ ジェイ ブックス(集英社)レーベルから発売[46]。
- 原作:武蔵野アニメーション
- 著者:伊藤美智子・田中 創・TAMA・吉成郁子
- ISBN 978-4-08-703343-4
- 本編とコミックの間の時期を描いた作品。元・上山高校アニメーション同好会の各々を主人公に5編を収録。
webラジオ
『SHIROBAKOラジオBOX』は、2014年10月13日より音泉にて配信されているWebラジオ番組。毎週月曜日更新。初回放送での番組名は『SHIROBAKOラジオ(仮)』だったが、リスナーの意見を元に正式タイトルが決定した[47]。 出演者でもあるパーソナリティーが、コーナーも交えつつ実際にアニメーションを作成し、SHIROBAKOを作ったり本編の紹介をしていく[48]。 以下、出典は特記が無い限りは、ラジオ公式ページ[48]の記述による。
- コーナー
-
- お願い。リテークさせてっ! - リスナーが、失敗談、ハプニングなど、人生でやり直したいことを投稿するコーナー。
- 教えて。アニメ業界! - アニメーション製作に関する疑問、質問などを募集しているコーナー。
- わたしが音響監督!
- 次回予告で笑わせて! - お題となる架空のアニメ作品の「次回予告」を投稿するコーナー。
- ふつおた - 他のコーナーの要旨に当てはまらない、作品の感想、パーソナリティーへのメッセージなどを投稿するコーナー。
- 企画(同人アニメーション制作)基本キャスト5人でアニメに出来るまでの一連を実際に制作する。さすがに時間的制約や経験が無いので色んなアドバイスや一部をプロにも手を貸してもらい出来るだけ5人での完成を目指す。完成後実際に販売も計画されている。
イベント
- 2014年12月18日から12月28日まで、東京アニメセンターにて、「SHIROBAKO」作品展が開かれた。キャラクタ設定、原画、台本などの製作資料が展示された[49][50]。
- 2015年1月10日に『SHIROBAKO』一挙上映会が「シネマート新宿 スクリーン1」で行われた。地上派放送に先駆けての第14話先行上映並びに、『えくそだすっ!』の第1話を上映、キャスト5名が登壇してのトークショーが行われた[51]。
脚注
注釈
- ^ 作中では、光学メディアに焼かれた物が登場している。
- ^ 第14話、しずかのオーディション資料に出身地 山形県という記述が有り、第4話の実家には花笠が飾られている。
- ^ 第12話で、菅野に対して1995年放映の作品の時に2歳と答えている。
- ^ 同梱のブックレットなど、古い資料では「おい先輩」になっているが、作中では変更されている。
- ^ 7代目スズキ・アルト、ただしフロントデザインは輸出Alto仕様。
- ^ 第12話での杉江との会話。
- ^ 第6話での瀬川との会話による。
- ^ 第4話、母親との会話。
- ^ a b c d e 第3話、小笠原から渡されるカット袋。
- ^ 第6話で、矢野には、「飴と鞭を持っている。飴は誰もが持っているわけではない」、落合には「向いていると思う」と評価をされている。
- ^ 第13話の打ち合わせの台詞。
- ^ 第5話あおいとの夕食シーン。
- ^ 第8話での発言。仕事として描いたことが無かった動物の描写に挑戦するため、日常芝居で写実的な猫が出るカットを自分で選んでいる。
- ^ 第7話の瀬川の発言。
- ^ 第8話瀬川の台詞。
- ^ 第8話の井口と散歩しているシーンの会話。井口に真似してもいいといわれ驚いている。
- ^ 第7話の杉江との会話。
- ^ 小笠原は、あおいに「安原さんの猫可愛い!!!」というタイトルのメールを送信している描写があり、作画打ち合わせに来ていた瀬川には社内で出会った際に、動きがよかったと直接褒められている。
- ^ 第9話
- ^ 第4話、第9話。
- ^ あおいへのメールに「稽古で」というタイトルのメールがある。また、第6話と同じセットで演じるしずかのカットが描かれている
- ^ 木下は「うまいかも」とメモをしており、別の役を振られてもキャラクターをおさえていたことと、声のトーンを評価され、葛城からもきれいな声で、自信を持ってやっていると評価されている。
- ^ 第23話。
- ^ 第6話あおいとの会話。
- ^ 第6話あおいとの会話。
- ^ 第9話屋上での社長との会話。
- ^ 第10話で退職願を提出している。
- ^ 第10話の、下柳との会話。
- ^ 第14話で、移籍したこと、並びに、『第三飛行少女隊』に関わっていることが語られており、第15話で実際のスタジオカナブン社内に居る様子が描かれている。
- ^ 第7話でかおりに向けてみどりがあおいの部屋の扉に貼った張り紙。鍵を預ける際に階段を上っている。
- ^ 元同好会メンバーの集合時。藤堂の「一番後輩なのにいつも遅れていた」という台詞もある。
- ^ 第10話では、調べ物を楽しかったとしているほか、第13話でも、新しく何かを知ることを「楽しい」と吐露している。
- ^ 『神仏混淆 七福陣』作成時に、武器などの資料を確認している姿が描かれている他、後述のとおり、作成した資料は第三者から「わかりやすい」と評価されている。
- ^ 第20話
- ^ 第9話ファミリーレストランでの会話。
- ^ 話題が出ているのは第9話で、依頼されたものではなく、自発的に調査しまとめたものである。
- ^ 第14話で、舞茸にから、「もうここに直接光臨して欲しい」と言われているほか、社長も「今回は設定制作が必要かもしれない」という発言をしている。
- ^ 第14話監督たちとの会話。
- ^ 第15話のロケハン時に遠藤も「ディーゼル」と呼んでいる。
- ^ 第13話。みどりの面接シーンの会話。
- ^ a b c 第15話入社式の台詞。
- ^ 第1話では、もつ煮込みの匂いで苦情が出ていたりカレーを振る舞うシーンが見られる。第2話では、たこ焼きを会議に差し入れている。本編第3話では、百瀬に手土産としてキッシュを渡している。
- ^ 第3話。落合には、「現場(制作進行)に復帰したらどうですか?」と言われているが、「今回だけ」と断っている。
- ^ 第3話では、あおいの代わりにカッティングに向かっている他、外注先のスタジオにデータの状況を確認し、データの入ったHDDの輸送を手配している。
- ^ 第13話打ち合わせシーン
- ^ 第4話。高梨の「俺って気遣いの鬼だよなー」といった発言に対し。
- ^ 第8話社内での雑談。
- ^ 第13話。会議中渡辺の台詞より。
- ^ 第11話の会話。
- ^ 12月第二週頃の物。
- ^ 第11話で自称しているほか、第15話でも、高梨がその名前を口にしている。
- ^ 第5話では、「矢野さん怖いもん」と事態の相談を渋っており、第15話でも、名前を聞いただけでおびえている描写がされている。
- ^ 第20話
- ^ 第8話瀬川の台詞。
- ^ 第13話の打ち合わせの台詞。
- ^ 第14話での自己紹介および公式サイトのキャラクター紹介
- ^ 第14話での自己紹介。
- ^ 第14話の給湯室での会話並びに次回予告
- ^ 第17話でのPVについては、ありあわせの素材を利用するように提案したり、第20話では、首から上だけ描けて居れば見るほうは満足するというなど。
- ^ 第10話の面接では、通勤に3時間、第15話の入社式の会話では、片道2時間で、5時起きの生活だったと語っている。
- ^ 第10話、面接時の台詞。
- ^ a b c 第15話本読み時の会話。
- ^ a b 第17話、久乃木から渡されるカット袋。
- ^ 第20話
- ^ 第8話の社内雑談中の会話。
- ^ 読みは第10話。綴りは、第13話に出てくる実店舗の看板
- ^ 第2話の朝礼シーンにおける社長との会話。
- ^ 第16話ファミレスでの会話。
- ^ a b 第3話、あおいがチェックしている中身の書類。
- ^ 第13話打ち合わせ時の台詞。
- ^ 第3話で『えくそだすっ!』第4話のリテイクの際は希望的観測としつつも、朝一と作業見積もりを回答し、実際に朝までに仕上げている。傍にいた絵麻は「凄い」と感嘆しており、演出の山田は「昼ぐらいまで掛かると思っていた」と見積もった作業量である。
- ^ a b c d e 第2話。表情修正についての会議。
- ^ 「聞くは一瞬の恥」などの台詞や、「煮詰まる」を近年使われるようになった意味合いで用いるなど。
- ^ 第8話の台詞。
- ^ 散歩コースについては、杉江が小笠原に教え、小笠原から教わったコースであると語っている。
- ^ 第1話で原画が足りずにスタッフを選考する際、「萌えアニメなんて無理」と演出の円に言われている他、第11話でも、若手のスタッフに向いていないと思われている旨の発言をされている。
- ^ 第11話の杉江夫妻とあおいの会話。
- ^ 第11話のあおいと菅野の会話。
- ^ 第12話の作画会議の発言。作画の修正が必要になるだろうことについても、「杉江さんの本気の作画が見られるのであれば問題ありません」と答えている。
- ^ 爆発処理を参考資料にと作った旨を発言しているのは向井である。
- ^ a b c 『えくそだすっ!』第1話ムサニ版エンドクレジット
- ^ 第9話を予告するナレーション中に、武蔵野アニメーションの社員では無い旨の発言がある。
- ^ a b 第5話。倉庫室の監禁部屋で過去の話を本田とするシーン。
- ^ 第4話。エアコンの設定温度で、周囲の人間ともめている。
- ^ 第4話にて宣言した期間に終わらないことを本田に責められた際には「じゃあもう予定は言わない」と開き直ったり、進捗が遅いことを空調の温度などのせいにしたり、第7話では進捗を隠蔽するために絵コンテを隠し、あおいに「そんなちびくさい真似を!?」とあきれられるとともに、山田には「追い詰められた木下監督はなんでもする」と言われている。
- ^ 第1話の『えくそだすっ!』視聴シーンや、第2話での台詞。
- ^ 第4話での社内の会話から。
- ^ 第15話ロケーションハンティング中の会話で、浜松に行った時に駅弁のウナギを食べた木下をうらやましがっている
- ^ 第1話ダビング前のシーン。
- ^ 第5話瀬川の台詞。
- ^ 第1話では、瀬川と作画の方向性をめぐって折り合いが悪いことが示されており、第2話では、あがってきた原画を外連味が無いと感想を漏らしていたことが山田によって語られており、瀬川と遠藤はライバルと認識していると評している。
- ^ 第1話階段での会話。
- ^ 第1話であおいが注目するそぶりを見せている他、高梨も「ライトボックスに乗っかりそう」と発言している。
- ^ 第6話のあおいとの玄関での会話。
- ^ 第2話では遠藤は自分が参加することを認めているのか確認しており、第5話と第6話では遠藤が作監を降りたことを気にかけていると共に、遠藤がアニメーションを目指すきっかけとなった作品をあおいに教えている。
- ^ 第3話矢野の台詞。山田にも「また木佐か!」と言われている。
- ^ 第1話では自転車で20kg痩せて怪我で入院し、23kg太った旨の発言を井口が雑談としてしているほか、第3話では自宅の様子が描かれている。
- ^ 第9話の次回作打ち合わせ前の興津の台詞。
- ^ 第14話喫茶店での打ち合わせ中の会話。
- ^ a b 第5話。遠藤、北野との居酒屋での会話。
- ^ 第5話の台詞で、既に第9話冒頭の動画が完成していることを理由に第8話ラストシーンが作画によるエフェクトになることを念押ししている。
- ^ 第6話あおいと下柳の会話。
- ^ 第13話の渡辺の台詞。
- ^ a b c 第15話スタジオカナブン内の会話
- ^ 第1話冒頭のカーラジオで「あいむそーりーEXODUS」を「『私達が演じるアイドルユニットトレイシー』が歌うオープニング曲」と紹介しており、曲の名義も「トレイシー」になっている。
- ^ マネージャーが所属を名乗っている。
- ^ 第4話スタッフと相馬の会話、居酒屋松亭での元上山高校アニメーション同好会の会話から。
- ^ 第1話社内のカット袋上の表記。
- ^ 第1話冒頭。同じシーンの一部がオープニングでも使用されている他、第6話等にも見られる。
- ^ 第6話の後半スタジオカナンの社用車での落合との会話。ならびに、第7話の山田の話。
- ^ クレジット上は「マネージャー」の表記。第11話で、しずかにオーディションの書類を渡した直後に電話で名乗っている。
- ^ 第18話しで所属を名乗っている。
- ^ 第8話。富ヶ谷からの視点。
- ^ 第3話でサーバの障害発生による作業の遅延に打開策を見出せず現実逃避をするシーン
- ^ 例外として、第11話の社用車内などではこれらの表現が無く、あおいは黙って運転しているほか、第10話、第11話では、人形の大きさが変わったり、妄想の世界に入り込む表現もされている。
- ^ 曲の後半から、下からライトアップされている。
- ^ 第8話、第11話。
- ^ 第4話あおいと母親の会話、ならびに、第7話のかおりの発言から。
- ^ 父の方には台詞は無い。
- ^ 第4話での、あおいとの会話。
- ^ 第5話で早めに帰宅した直後の遠藤との会話より
- ^ 原画などの素材を保護するための厚手の紙袋。
- ^ 市外局番は03となっているが、実際の武蔵野市の市外局番は0422である。
- ^ 第4話のあおいと絵麻の帰宅シーンより。
- ^ 第11話であおいの就職活動時に大手に落とされた末、見つけている他、面接時に他のスタジオより規模が下だと認識している旨の内容を口走っている。
- ^ 第8話の井口の回想と、台詞。並びに本田の台詞も「最盛期」が過去にあったことを示すものが見られる。
- ^ SHIROBAKOパッケージのブックレット内の記述。
- ^ 第9話で、昼食中に藤堂と、他の社員が交わしている会話の内容から。
- ^ エンドクレジットに取材協力として明記。
- ^ 第10話下柳の台詞。
- ^ ただし、表は本編放映開始時のものとなっており、本編第7話で落合が退社した影響で、「えくそだすっ!」の実際の制作進行担当者は11話が矢野、12話が高梨、最終話があおいに変更された。また、実際の絵コンテ作業は、本編第10話時点で完了している。
- ^ 第14話。給湯室での平岡の台詞。
- ^ OVA「えくそだすっ!」第1話のエンドクレジットより。カウボーイのみは出番がないため、本編エンドクレジットから。
- ^ あるぴんのみ、社会に出てからの記述があり、実際のキャラクター間の年齢差は不明である。
- ^ 元々は作品を作る中で、木下が思いついて自分の中だけで考えており、スタッフ間で共有していなかった設定である。
- ^ 第10話のアフレコシーン。
- ^ 特典OVAより。
- ^ 第1話放映の視聴シーンの予告の記述。
- ^ 第3話白箱再生時冒頭の表記。
- ^ 第3話で、カッティングに出かける際に取り落とした絵コンテ表紙。
- ^ 第10話に出てくる絵コンテの表紙。
- ^ 第13話。朝礼の丸山の台詞。
- ^ 制作班の会議中の発言。
- ^ 第12話の尾之上の発言、第13話オープニングにある白箱の表記等。
- ^ 第11話、並びに第12話の雀荘での会話。
- ^ 第23話。
- ^ 劇中の配役は、武蔵野アニメーション公式サイト内の作品紹介ページ。現実のクレジットは、第20話のエンドクレジットによる。
- ^ 第6話での会話
- ^ 第10話での会話。
- ^ SHIROBAKOパッケージのブックレット内の記述。
- ^ キャラクター名と、配役は第19話エンドクレジットから。
- ^ 第2話では「『ぷるてんりたーんず』っすよ」、第3話では「『ぷる天』とか」という台詞がある。第5話「ぷるんぷるん天国騒動の経緯」でもその様な表記が見られる。
- ^ 第16話のみどりの台詞。
- ^ 第5話「ぷるんぷるん天国騒動の経緯」。
- ^ 納品が間に合わなかったことは、第3話で、新川とあおいの会話に高梨が割り込み「落とした」作品として名を挙げている。総集編が3度あったことは、第5話「ぷるんぷるん天国騒動の経緯」に記述がある。
- ^ 第5話「ぷるんぷるん天国騒動の経緯」、第7話における山田の過去の話。
- ^ 第2話山田の台詞。
- ^ 第2話山田がぷるキューを語るシーンの映像に表示されたネット辞典の解説。
- ^ 第11話矢野の台詞。
- ^ 第2話での木下と山田の会話や、周囲のスタッフの言動。
- ^ 第11話で三谷というアニメーターが名前を出した途端仕事を断っている。
- ^ 第5話。本田と木下の会話。
- ^ 第6話で登場するイベントのチケット表面の表記。
- ^ 第6話高梨の発言。
- ^ ただし、知識や内容の理解には中途半端な面があり、第6話ではたびたび遠藤と下柳に訂正されている。
- ^ 第6話遠藤と下柳の会話。
- ^ 第7話の山田の台詞並びに、第12話落合の机上にあるカット袋の表記。
- ^ 第7話山田の発言。
- ^ 劇中のクレジットは「作詞 アポカリプス熱海/作曲・編曲 - 高島和志 / 歌 - トレイシー(中春鳴&伊藤鈴鹿&茅菜夢衣)」となっている。
出典
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- ^ “東京アニメセンターでSHIROBAKO展開催!”. TVアニメ「SHIROBAKO」公式サイト. 2014年12月28日閲覧。
- ^ “1/10(土)一挙上映会、開催決定!!”. TVアニメ「SHIROBAKO」公式サイト. 2014年12月28日閲覧。
関連項目
- アニメーション制作進行くろみちゃん - 本作と同じく、アニメ制作を題材とするアニメ作品。
- 妄想代理人 - 第10話ではアニメ製作を軸とした話が展開されている。該当回の主人公である猿田は、高梨と同じく吉野が声を務め、制作進行という役柄である。
- GOLDEN BOY さすらいのお勉強野郎 - 第6巻「アニメーションは面白い!」では、アニメーション製作の現場が描かれ、主人公は富ヶ谷役の岩田が勤め、制作進行という役柄である。