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魔法少女リリカルなのはA's

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魔法少女リリカルなのはシリーズ > 魔法少女リリカルなのはA's
魔法少女リリカルなのはA's
ジャンル 魔法少女
アニメ
原作 都築真紀/ivory
監督 草川啓造
脚本 都築真紀
キャラクターデザイン 奥田泰弘
音楽 佐野広明
アニメーション制作 セブン・アークス
製作 なのはA's PROJECT
放送局 日本の旗 放送局参照
中華民国の旗 Momo Kids
放送期間 2005年10月 - 12月
話数 全13話
漫画:魔法少女リリカルなのはA's THE COMICS
原作・原案など 都築真紀
作画 長谷川光司
出版社 日本の旗 学習研究社
中華民国の旗 香港の旗 台湾国際角川書店
掲載誌 メガミマガジンコミックキラリティー
レーベル ノーラコミックス
発売日 2006年2月18日
発表期間 2005年8月 - 2006年1月
巻数 全1巻
話数 全8話
ドラマCD:魔法少女リリカルなのはA's サウンドステージ
発売元 セブン・アークス
販売元 キングレコード
レーベル キングレコード(VCレーベル)
発表期間 2005年11月23日 - 2006年3月8日
枚数 全3巻
ドラマCD:魔法少女リリカルなのはA's サウンドステージM
書籍 メガミマガジン
発売元 学習研究社
発売日 2005年11月30日
枚数 全1巻
その他 2006年1月号付録
関連作品
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ漫画
ポータル アニメ漫画

魔法少女リリカルなのはA's』(まほうしょうじょリリカルなのはエース、: Magical girl lyrical Nanoha A's)は、独立UHF局2005年10月1日から12月25日にかけて全13話が放送されたテレビアニメ作品。『魔法少女リリカルなのはシリーズ』の第2期の作品である。略称は『A's』(エース)。キャッチコピーは「魔法少女、続けてます。

概要

テレビアニメ版第1期『魔法少女リリカルなのは』の続編。なお、作品内の時間は前作の約半年後となっている。

前作では主人公・高町なのはのライバルでもあったフェイト・テスタロッサが、本作ではなのはの親友として登場する。また、八神はやてとそのはやてに従う守護騎士達・敵か味方かも不明な第3勢力など、新たな主要登場キャラクターが登場する。

前作から一転してスピンオフ元である『とらいあんぐるハート3』に由来する設定の影は次第に薄れ、本作から本格的にアニメ独自の方向へと向かっている。

前作から登場しているデバイス(本作において「ミッドチルダ式魔法」という体系付けがされた)に対し、「ベルカ式魔法」のデバイスはドイツ語でしゃべり、担当声優にもドイツ語のネイティブスピーカーを採用[1]している。

2007年4月から9月に、本作の続編でテレビアニメ版第3期シリーズとなる『魔法少女リリカルなのはStrikerS』が放送された。

劇場版『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's』が2012年7月14日から公開された。

ストーリー

次元世界を揺るがした「PT事件(プレシア・テスタロッサ事件)」からおよそ半年後の12月。高町なのはは戦いを通じて得た絆を胸に魔法の訓練を続けていた。

ある夜、そんな彼女の下に「所属不明の魔導師が急速接近中」との警告が響く。不穏なものを感じながらも、それを迎えるべく家を出るなのは。それが、後に「闇の書事件」と呼ばれるある冬の悲しくも優しい出来事の幕開けだった。

登場人物

用語

ヴォルケンリッター
闇の書が有する機能の一つ、「守護騎士システム」によって発生した4人の騎士の総称。
闇の書本体や当代所有者を護衛し、また所有者の命令に従って行動し、リンカーコアの確保を行うことが主な役目。その体は生粋の肉体ではなく、魔力で構成された疑似的なものである。本体となる情報は闇の書内にあるため、消滅(殺害)しても次の所有者に代われば再び出現する。各々にリンカーコアを有しているため、闇の書のページを埋めるためにも用いられるようだ(その場合騎士は消滅する)。各人物の詳細は『ヴォルケンリッター』を参照。
闇の書事件
闇の書を中心とした事件の総称。
闇の書が転生と再生を繰り返す以上、幾度となくこの名を冠する事件は発生しており、劇中でも「現代の」闇の書事件と「11年前の」闇の書事件の二つが登場している。闇の書事件が発生する間隔は不明だが、登場人物の発言や時系列に鑑みるに、最低でも10年の間隔があると思われる。
アルカンシェル
時空管理局が有する大型艦船用の強力無比な魔導砲。
戦艦前部から付きだした二本の柱型砲身の間から展開した三重の輪形魔法陣より放たれた光弾が反応消滅現象を起こして空間を捻じ曲げ、対象をブラックホールのように飲み込んで消滅させる。
その強大な威力から普段は艦船に搭載されておらず、必要とされることが予想される場合にのみ艦船に装備され、その発動は搭載された艦船の提督に一任される。今まで時空管理局は闇の書への対処はアルカンシェルによる広域殲滅で行っており、局員達は闇の書の出現に際してアルカンシェル搭載が通例化していることを述べ、ヴォルケンリッターも用いられた過去に居合わせたのかアルカンシェルの性能を知っていた。
ユーノによると「発動地点を中心に、百数十キロメートル範囲の空間を歪曲させながら反応消滅を起こさせる魔導砲」とのこと。
Sts』ではL級艦の後継機として建造されたXV級艦にも搭載され、ゆりかご撃墜の際に使用された。

スタッフ

  • 原作 - 都築真紀ivory
  • 監督 - 草川啓造
  • 脚本 - 都築真紀
  • プロデューサー - 三嶋章夫、田中辰弥
  • キャラクターデザイン - 奥田泰弘
  • 美術監督・美術設定 - 片平真司
  • 色彩設定 - 田崎智子
  • 撮影監督 - 小澤次雄
  • 編集 - 関一彦
  • ビジュアルデザイン - 斎藤良成
  • ビジュアルエフェクト - 南口大助
  • 音楽 - 佐野広明
  • 音響監督 - 亀山俊樹
  • スーパーバイザー - 田中勇
  • エグゼクティブプロデューサー - 上村修
  • アニメーション制作 - セブン・アークス
  • 製作 - なのはA'sPROJECT

主題歌

オープニング、エンディングともに全話を通して変更はないが、実はオープニングの最後にある各人のデバイスが次々と表示されるシーンで、闇の書がはやての杖(シュベルトクロイツ)に、またクロノのS2Uがデュランダルに、第13話(最終話)のみ変更されている(一瞬の事なので気付きにくい)。

オープニングテーマ「ETERNAL BLAZE
作詞 - 水樹奈々 / 作曲・編曲 - 上松範康 / 歌 - 水樹奈々(キングレコード
コーラス - 広谷順子 / 演奏 - 弦一徹オーケストラ
エンディングテーマ「Spiritual Garden
作詞 - 三井ゆきこ / 作曲・編曲 - 太田雅友 / 歌 - 田村ゆかりコナミデジタルエンタテインメント
挿入歌
Snow Rain」(第11話)
作詞 - 都築真紀 / 作曲 - happy soul man / 編曲 - 安井歩 / 歌 - 植田佳奈
BRAVE PHOENIX」(第12話)
作詞・作曲・編曲 - 上松範康 / 歌 - 水樹奈々

各話リスト

第8話まで語尾に「なの」が付く。

話数 サブタイトル 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督 放送日 DVD収録巻
1 はじまりは突然になの 草川啓造 奥田泰弘 - 2005年10月1日 Vol.1
2 戦いの嵐、ふたたびなの 武蔵境孝 斎藤良成 内田孝
斎藤良成(エフェクト)
奥田泰弘 2005年10月8日
3 再会、そしてお引っ越しなの! 栗本宏志 尾尻進矢 2005年10月15日
4 新たなる力、起動なの! 三島由紀世
斎藤良成
佐土原武之
佐土原武之 澤崎誠 2005年10月22日 Vol.2
5 それは小さな願いなの(前編) 武内宣之 西村博昭 宇佐美皓一 2005年10月29日
6 それは小さな願いなの(後編) 高山誠 畠山茂樹 小森篤 - 2005年11月5日 Vol.3
7 壊れた過去と現在となの 斎藤良成 2005年11月12日
8 悲しい決意、勇気の選択なの 武蔵境孝 栗本宏志 木下裕孝 奥田泰弘 2005年11月19日 Vol.4
9 クリスマス・イブ 佐土原武之 内田孝
岡本健一郎
2005年11月26日
10 運命 高山誠 畠山茂樹 小森篤、高鋒誠
藤本明子(補佐)
- 2005年12月3日 Vol.5
11 聖夜の贈り物 武内宣之 栗本宏志 田中ちゆき 奥田泰弘 2005年12月10日
12 夜の終わり、旅の終わり くるおひろし 西村博昭
佐土原武之
二宮壮史、斎藤良成
加藤剣
岡本健一郎(補佐)
- 2005年12月17日 Vol.6
13 スタンバイ・レディ 坂田純一 畠山茂樹 小森篤、高鋒誠
藤本明子(補佐)
2005年12月24日

放送局

放送地域 放送局 放送系列 放送期間 放送日時 備考
千葉県 ちばテレビ 2005年10月1日 - 12月24日 土曜 25:35 - 26:05 独立UHF局
三重県 三重テレビ 2005年10月4日 - 12月27日 火曜 24:30 - 25:00
埼玉県 テレビ埼玉 火曜 25:30 - 26:00
兵庫県 サンテレビ 火曜 26:05 - 26:35
神奈川県 tvk 2005年10月6日 - 12月29日 木曜 25:45 - 26:15
日本全域 ファミリー劇場 2006年5月2日 土曜 23:30 - 30:00 CS放送 全13話を連続放送
AT-X 2008年3月22日 - 6月14日 土曜 10:00 - 10:30

関西地区においての本放送は第1期がテレビ大阪、次回作となる『StrikerS』はKBS京都テレビ和歌山(後にテレビ東京系での放送の際にテレビ大阪でも放送)、『ViVid』はMBSでの放送となったため、「関西地区では各シリーズごとにネット局が異なる」ことになる。

その他、2009年秋にTBSMBSCBCTBS系列東名阪3局の深夜帯で実質再放送された[要出典]UHFアニメとして製作・放送されたアニメ作品が在京キー局で初めて再放送された事例)[2]

関連作品

CD

全てキングレコードより発売[3]。サウンドステージ[4]は本編の合間をドラマCDにした番外編である。また、本作のサウンドトラックはセルDVD各巻に付属しており、単品としては発売されていない[5]。収録内容の詳細は魔法少女リリカルなのは サウンドステージを参照のこと。

  • 魔法少女リリカルなのはA's サウンドステージ01(第3.5話 ドキドキ!お風呂場は熱き戦場なの!、品番・KICA-733)
  • 魔法少女リリカルなのはA's サウンドステージ02(第6.5話 今は遠き夜天の光、品番・KICA-743)
  • 魔法少女リリカルなのはA's サウンドステージ03(第14話 これから、品番・KICA-768)
  • 魔法少女リリカルなのはA's サウンドステージボーカルベストコレクション(コミックマーケット70で販売・一般非売品)

DVD

  • 魔法少女リリカルなのはA's Vol.1(品番・KIBA-1301)
  • 魔法少女リリカルなのはA's Vol.2(品番・KIBA-1302)
  • 魔法少女リリカルなのはA's Vol.3(品番・KIBA-1303)
  • 魔法少女リリカルなのはA's Vol.4(品番・KIBA-1304)
  • 魔法少女リリカルなのはA's Vol.5(品番・KIBA-1305)
  • 魔法少女リリカルなのはA's Vol.6(品番・KIBA-1306)

Blu-ray BOX

  • 魔法少女リリカルなのはA's Blu-ray BOX 2014年11月5日発売。新規映像特典のピクチャードラマ有り。

漫画

魔法少女リリカルなのはA's THE COMICS
原作:都築真紀、作画:長谷川光司
単行本(全1巻):2006年2月18日初版・ノーラコミックスISBN 4-05-604335-3
メガミマガジンに、放送開始に先立ち2005年10月号(2005年7月30日発行)から連載開始、以後放送終了と同時期の2006年2月号(2005年12月30日発行)まで掲載された。全6話。また、コミックキラリティーvol.1にプロローグ、vol.2にエピローグが掲載された。以上は単行本発行時にすべて1冊にまとめられている。
掲載された号が本編の放送開始前に発行されている前半3話は、第1期『魔法少女リリカルなのは』と第2期の本作との間に起こった出来事を、3人のヒロインを中心にして綴ったエピソードが収録されている。
また、本編の放送中に掲載された後半2話は本編の幕間となるエピソードが、最終回放送後の掲載となった最終話とエピローグは本編終了後のエピソードが収められている。
基本的には読まなくとも本編の理解には問題はないが、漫画版が初出となる登場人物・出来事・後の第3期『魔法少女リリカルなのはStrikerS』に関連するエピソードなどもあり、読むことによって、より一層作品世界への理解が深まるようになっている。

ファンブック

  • 魔法少女リリカルなのは/魔法少女リリカルなのはA's ビジュアルファンブック(晋遊舎刊・2006年3月10日初版・ISBN 4-88-380515-8
  • メガミマガジンスペシャルセレクション 魔法少女リリカルなのはビジュアルコレクション(メガミマガジン編集部編・2006年10月31日初版・ISBN 4-05-403260-5

ゲーム

家庭用ゲーム

携帯アプリ

ドワンゴが運営する携帯サイト・携帯ゲーム百選においてミニゲームが配信されている。現在配信されているのは以下の通り。

劇場版

イベント

リリカル☆パーティーSP
2005年9月25日にSTUDIO COASTで開催。

脚注

  1. ^ グラーフアイゼン、レヴァンティンの声を担当している柿原徹也は日本人だが、ドイツ生まれの母語話者である。
  2. ^ トレーディングカードゲームヴァイスシュヴァルツ ブースターパック 魔法少女リリカルなのはA’s/1ボックス ジーストア 2014年12月12日閲覧。
  3. ^ ただし同社のアニメ系レーベルとして知られるスターチャイルドではなくVC制作部(現:第三クリエイティブ本部)の制作である。
  4. ^ この名称は本作の親作品であるとらいあんぐるハートシリーズドラマCDシリーズに由来。
  5. ^ このような方法をとる場合は初回特典とすることが多いが、本作においてはそうではない。

外部リンク