谷山–志村予想
数学の英: Taniyama–Shimura conjecture)とは、「有理数体上に定義された楕円曲線はすべてモジュラーであろう」という予想である。この予想はアンドリュー・ワイルズとクリストフ・ブルイユ、ブライアン・コンラッド、フレッド・ダイアモンド、リチャード・テイラーらによって証明された[注釈 1]。
(たにやましむらよそう、今日ではモジュラー性定理またはモジュラリティ定理(modularity theorem)と呼ばれ[1]、20世紀数学の快挙の一つとされている[2]。ワイルズは半安定楕円曲線に対する谷山・志村予想を証明することでフェルマーの最終定理を証明した[3]。
モジュラリティ定理は、ロバート・ラングランズによるより一般的な予想の特別な場合でもある[4]。ラングランズ・プログラムは、保型形式、あるいは保型表現(適切なモジュラ形式の一般化)を、例えば数体上の任意の楕円曲線のような、より一般的な数論的代数幾何学の対象へ関連付けようとする[5]。拡張された予想のうち、ほとんどのケースは未だ証明されていない[6]が、Freitas, Le Hung & Siksek (2015) が実二次体上定義された楕円曲線がモジュラーであることを証明した。
谷山・志村予想の内容
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谷山・志村予想とは、志村五郎による定式化によれば[注釈 2]、任意の Q 上の楕円曲線には、ある整数 N に対するモジュラー曲線
からの非定数有理写像が存在する、というものである[7][注釈 3]。この曲線には明示的に定義が与えられ、整数係数を持つ[要説明][注釈 4]。レベル N のモジュラのパラメタ表示[訳語疑問点](modular parametrization)と呼ばれる[9][10]。N がそのようなパラメタ表示の中で最小の整数(モジュラリティ定理自体により、導手という数値として知られる[注釈 5])であれば、このパラメタ表示は、重さ 2 でレベル N の特殊なモジュラ形式、すなわち、(必要であれば同種に従い[注釈 6][注釈 7])正規化された整数のq-展開をもつ[注釈 8]新形式(newform)の生成する写像として、定義される[注釈 9]。
モジュラリティ定理は、次の谷山豊による解析的なステートメントにも言い換えられる[注釈 10]。Q 上の楕円曲線 E の楕円曲線のL-函数を L(s, E) とする。このL-函数は、ディリクレ級数であり、
と表すことができる。
係数 の一種の母函数を
で定義する。q に
を代入すると、上半平面上の複素変数 τ の函数 が得られる。これは一種のフーリエ級数である。このようにして得られた函数が、重さ 2 でレベル N の新形式[13]、特に正規化されたカスプ形式でありヘッケ作用素の同時固有形式である[14]、というのがモジュラリティ定理の別の述べ方である。これから E に対するハッセ・ヴェイユ予想(Hasse–Weil conjecture)が従う[13]。
逆に、重さ 2 の有理数係数の新形式は、有理数体上定義された楕円曲線の正則微分(holomorphic differential)に対応する[15]。モジュラ曲線のヤコビ多様体は、同種による違いを除くと、重さ 2 のヘッケ固有形式に対応する既約アーベル多様体の積として書くことができる[16]。1-次元要素は楕円曲線である。(高次元要素も存在するので、この積表示に出てくるアーベル多様体がすべて楕円曲線であるわけではない。有理数係数のヘッケ固有形式に対応するアーベル多様体が楕円曲線になっている。)有理数体上の楕円曲線の L 函数に対応するカスプ形式からこの方法で構成される楕円曲線は、元々の曲線と同種である(一般には同型にはならない)[注釈 11]。
モジュラーな楕円曲線
楕円曲線がモジュラーな楕円曲線であるとはモジュラー曲線から射影代数曲線としての全射があること、と説明するのが最も簡潔である。これは上のL函数の一致という定義と同値である。またヤコビ多様体を使った言い換えも出来る。以下ではそれを説明する。
モジュラー曲線のヤコビアン
リーマン面 のヤコビアン(Jacobian(もしくはヤコビ多様体)は がコンパクト化されたモジュラー曲線である場合にはより明示的な表示が出来る。
この場合、 の要素は、 ウェイト 2 のカスプ形式 たと強く結びついている。
与えられたから作られる 1形式 は一意的 (本質的に、 に等しい[18])。つまり、写像
は同相である。よって、その双対写像
もまた同相であるからはと同一視出来る。よって次のような定義は妥当である;
[19]。
モジュラー曲線を直接扱わずヤコビアンを扱うことには以下のような理由があることを留意すべきである。1つは、モジュラー曲線にカスプを加えてコンパクト化したリーマン面は一般に種数 であり、 の場合、群構造を持たなくなるのに対して、ヤコビアンの方はその場合でも群構造を持っているので扱いやすい点[20]と、もう1つはモジュラー曲線をヤコビアンに埋め込むことができる[21]点である。
新形式に付随するアーベル多様体
によって定義する[22]。ただし、は、
- 。
ここでをヘッケ作用素、をダイアモンド作用素[23]である。即ちは整数係数のヘッケ環である。 (アーベル多様体の次元はである。ただし、はの数体である[24])[25]。
ここでをまたはとするとき、これはヤコビアンに以下のように作用する[26]。
これは、double coset operatorの定義と、ヘッケ作用素がdouble coset operatorの特殊な場合であることから導かれる[26]。なお、記号は同値類の意味である。
モジュラー曲線のヤコビアンの分解
この時、ヤコビアンは、ヘッケ作用素によって次のように分解される[22]。
ここで、に関する和は、新形式に 入れたある同値関係によって分類される同値類の代表元についての和[16][22]、 はの約数、はの約数の数である[16]。 また、写像は、同種(isogeny, 2つのトーラス間に成立する正則な準同型写像のこと。ここで、トーラスは必ずしも種数でなくてよい。)の意味である[22]。
は次元アーベル多様体であるから複素トーラスに同相、したがって楕円曲線に同相である。このようにして構成された楕円曲線(に同種な楕円曲線)をモジュラーな楕円曲線と言う[27]。
与えられた、有理数係数を持ったからモジュラーな楕円曲線の方程式を構成するアルゴリズムについては文献[28]を参照せよ。
経緯
谷山・志村予想は、1955年9月に日光の国際シンポジウムで谷山豊が提出した2つの「問題」(問題12と問題13)[29]を原型とする[30]。これらの問題が互いに関連しているらしいことは谷山も気付いていたが、実は同じ命題の言い換えであることが後に判明した。谷山自身は若くして自殺したため、1960年代に谷山の盟友である志村五郎によって、代数幾何学的な解釈によって正確に定式化された[31][32]。その後、1967年のヴェイユによる研究によって広く知られるようになった[31]。
内容的に「ゼータの統一」というテーマを扱う豪快な予想であり、数論の中心に位置するものの一つと目されるまでにいたったが、攻略自体は絶望視されていた。1984年秋、この予想からフェルマーの最終定理が出るというアイディアがゲルハルト・フライにより提示され、セールによる定式化を経て(フライ・セールのイプシロン予想)、1986年夏にケン・リベットによって証明されたことにより俄然注目を集めたが、アンドリュー・ワイルズを除いては、まともに挑もうとする数学者は依然として現れなかった。
アンドリュー・ワイルズ(Andrew Wiles、プリンストン大学教授)により、この予想はまず半安定な場合について解決された(1993~1995年)。ワイルズが1993年に発表した証明には一箇所致命的なギャップが存在したため、その修正に当ってはリチャード・テイラー(Richard Taylor)も貢献した。1994年9月、ワイルズはギャップを回避することに成功し、修正された証明は翌1995年に2編の論文として出版された Wiles (1995a) Wiles (1995b)。このことにより、ワイルズは谷山・志村予想の系であるフェルマー予想をも解決した。
一般の場合については2001年にリチャード・テイラー(ハーバード大学教授)、ブライアン・コンラッド(ミシガン大学教授)、フレッド・ダイアモンド(ブランダイス大学教授)、クリストフ・ブルイユ(IHES長期研究員)の4人による共著論文On the modularity of elliptic curves over Qにより肯定的に解決されたDiamond (1996), Conrad, Diamond & Taylor (1999), Breuil et al. (2001)。
呼称に関する議論
ヨーロッパの数学界にこの予想を最初に持ち込んだのが当時の数学界の権威であったアンドレ・ヴェイユであったため、欧米ではこの予想の呼称は「谷山=志村=ヴェイユ予想」「谷山=ヴェイユ予想」「ヴェイユ予想」と呼ばれることもある。しかし、数学者のサージ・ラングは谷山・志村予想の調査・研究を進めた上で、ヴェイユはこの予想には何の貢献もしていないことを明らかにした[33][34]。ちなみに普通ヴェイユ予想といえば非特異代数多様体上の合同ゼータ関数に関する定理のことをさす。
また志村は『記憶の切繪図』(筑摩書房、2008年)のなかで「有理数体上の楕円曲線はモジュラー関数で一意化される」という命題を「私の予想」と呼んでおり、谷山が1955年に提案した問題とは無関係だとしている。志村は
- ここで「有理数体上の楕円曲線はモジュラー関数で一意化される」という私の予想について説明しておこう。これは一九六四年九月頃に私がふたりの数学者に話した[注釈 12]もので、その事はよく知られている。この予想はその三十数年後に証明されて、今では定理になっている。 ところで、これに関係ある言明を谷山豊がしているが、その意味と上記の私の言ったこととの関係を完全に理解している人は数学者も含めてほとんどいないのではないかと思われるので、その事を詳しく説明しよう。また私の口からはっきり言ってほしいと思っている人も多いであろう。
- (中略)
- 私はこの問題に関する限り谷山と議論したことはない。はじめに書いたように私は私流の理論をひとりで構築していたから、彼のこの言明には全く重きをおいていなかった。その上、モジュラー関数以外のヘッケのいう保型形式は役に立たないと始から考えていたから無視していた。実はそれ以外に重要な保型形式があるが、そのことはここで考えない。また私は谷山と共著の本があるが、それは全く無関係である。もうひとつ書くと、一九五五年以後一九六〇年代にかけて、そういう代数曲線のゼータ関数を研究し、それを決定するなどという研究をしたのはおそらく私ひとりであったと思われる。谷山はそういうことはやらなかった。彼はヘッケの論文は読んでいたが、一変数の保型形式・関数の理論を自分のものにしていなかったように思われる。…
と述べている[35]。
脚注
注釈
- ^ コンラッドとダイアモンド、テイラーの3人はワイルズの学生である。Andrew John Wiles - Mathematics Genealogy Project 参照。
- ^ 飯高・吉田 (1994, p. 178) にある通り、志村は一貫してかつ意識的にこの予想に言及することを避けてきたので、「志村による定式化」と言ってもおそらく出版された志村の学術論文の中で以降に述べるような定式化を見つけることはできないと思われる。しかし、Langlands (1997, p. 12) に「Shimura’s reformulation」という言葉が見えるように、以降に述べるような代数幾何学的な定式化を「志村による定式化」と呼ぶようである。また、志村 (2008) の付録三においても、この代数幾何学的な定式化を志村は「私の予想」と呼んでいる。
- ^ ここに挙げた参考文献では「非定数有理写像」ではなく「全射の射」が存在する、と定式化しているが、非特異かつ基礎体上固有な代数曲線についてはどちらでも同じことになる。The Stacks project, Tag 0BY1やRational map on smooth projective curve、 Morphism between curves constant of surjectiveを参照。
- ^ モジュラー方程式という2変数の多項式があり、これで定義される曲線を非特異化したものが X0(N) と Q 上同型になる[8]。しかしこの多項式は特異点を持つので、「この曲線には明示的に定義が与えられ、整数係数を持つ」という記載の根拠になり得ない。こうした研究があることを考えると、X0(N) の定義方程式を見つけることは非自明な問題と思われる。したがって「この曲線には明示的に定義が与えられ、整数係数を持つ」という記載は妥当ではないと考えられる。
- ^ Diamond & Schurman (2005, p. 292) では、この整数を解析的導手と呼び、これが楕円曲線の導手に等しいことをモジュラー性定理の主張の一部としている[11]。
- ^ これは「followed if need be by an isogeny.」の翻訳と思われ、翻訳元の英語版に明記はないものの Knapp (1992, p. 390) が出典になっているものと思われる。この文献では follow を「写像の合成」の意で使っているようなので follow を「従い」と訳すのは誤訳だと思われる。また、同種の合成が必要なのはモジュラー性定理を「任意の有理数体上の楕円曲線は(同種による違いを除き)モジュラー曲線から Shimura construction で得られる」といった形で定式化するときであり、ここでの定式化であれば同種を持ち出す必要はないと思われる。
- ^ Cremona (1997, p. 47) にあるように、「モジュラのパラメタ表示」があれば、それで楕円曲線上の正則微分形式を引き戻すことで新形式 f が得られるので、この定式化では同種の楕円曲線に取り替える必要はない。
- ^ 「整数をフーリエ係数に持つ」の意と思われる。
- ^ Cremona (1997, p. 47) によれば、「新形式の生成する写像」が「モジュラのパラメタ表示」になるのではなく、新形式の不定積分により定義される写像が「モジュラのパラメータ表示」になる。
- ^ 谷山は谷山・志村予想を正確な形で述べたことはない[12]ことには注意が必要。
- ^ 楕円曲線が同種ならその L 函数は等しく[17]、この L 函数に対応するカスプ形式は定義より唯一であることによる。
- ^ 飯高・吉田 (1994, p. 177) にセールとヴェイユに話したことが書かれている。
出典
- ^ Diamond & Schurman 2005, p. vii.
- ^ Zagier 2008, p. 46.
- ^ Zagier 2008, p. 47.
- ^ Mazur, B. (1991). “Number theory as gadfly”. American Mathematical Monthly 98 (7): 606. doi:10.2307/2324924. ISSN 0002-9890 .
- ^ Langlands 1997, p. 1.
- ^ Langlands 1997, p. 12. Except for n = 1 and n = 2,these are scarcely accessible at present. と書いてある。
- ^ Diamond & Schurman 2005, p. 292.
- ^ Milne 2006, p. 186.
- ^ 「modular parametrization of level N」をGoogle検索する
- ^ Diamond & Schurman 2005, p. 63.
- ^ Diamond & Schurman 2005, p. 356.
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- ^ a b Diamond & Schurman 2005, p. 362.
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- ^ a b c d Diamond & Schurman 2005, p. 246.
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参考文献
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- 黒川重信、栗原将人、斎藤毅『数論II 岩澤理論と保型形式』岩波書店、2005年、ISBN 4-00005528-3。
導手について
- 平方因子を持たない場合 ワイルズ 1995
- Andrew Wiles (May 1995). “Modular elliptic curves and Fermat's Last Theorem (モジュラー楕円曲線とフェルマーの最終定理)”. Annals of Mathematics 141 (3): pp. 443-551 .
- Richard Taylor and Andrew Wiles (May 1995). “Ring-theoretic properties of certain Hecke algebras (ある種のヘッケ環の理論的性質)”. Annals of Mathematics 141 (3): pp. 553-572 .
- 27で割れない場合 リチャード・テイラー他 1999
- Conrad, B.; Diamond, F.; Taylor, R. (1999). “Modularity of Certain Potentially Barsotti-Tate Galois Representations” (PDF). J. Amer. Math. Soc. 12: pp. 521-567 .
- 一般の場合
- Breuil, Christophe; Conrad, Brian; Diamond, Fred; Taylor, Richard (2001), “On the modularity of elliptic curves over Q: wild 3-adic exercises”, Journal of the American Mathematical Society 14 (4): pp. 843-939, doi:10.1090/S0894-0347-01-00370-8, ISSN 0894-0347, MR1839918
- 足立恒雄『フェルマーの大定理が解けた! オイラーからワイルズの証明まで』講談社〈ブルーバックス〉、1995年6月20日。ISBN 4-06-257074-2 。
- 志村五郎『記憶の切繪図』筑摩書房、2008年6月。ISBN 978-4-480-86069-9 。
- Lang, Serge (1995). “Some history of the Shimura-Taniyama conjecture” (PDF). Notices of the American Mathematical Society (AMS) 42 (11): pp. 1301-1307 .
- Breuil, Christophe; Conrad, Brian; Diamond, Fred; Taylor, Richard (2001), “On the modularity of elliptic curves over Q: wild 3-adic exercises”, Journal of the American Mathematical Society 14 (4): 843–939, doi:10.1090/S0894-0347-01-00370-8, ISSN 0894-0347, MR1839918
- Conrad, Brian; Diamond, Fred; Taylor, Richard (1999), “Modularity of certain potentially Barsotti-Tate Galois representations”, Journal of the American Mathematical Society 12 (2): 521–567, doi:10.1090/S0894-0347-99-00287-8, ISSN 0894-0347, MR1639612
- Darmon, Henri (1999), “A proof of the full Shimura-Taniyama-Weil conjecture is announced”, Notices of the American Mathematical Society 46 (11): 1397–1401, ISSN 0002-9920, MR1723249Contains a gentle introduction to the theorem and an outline of the proof.
- Diamond, Fred (1996), “On deformation rings and Hecke rings”, Annals of Mathematics. Second Series 144 (1): 137–166, doi:10.2307/2118586, ISSN 0003-486X, MR1405946
- Taylor, Richard; Wiles, Andrew (1995), “Ring-theoretic properties of certain Hecke algebras”, Annals of Mathematics. Second Series 141 (3): 553–572, doi:10.2307/2118560, ISSN 0003-486X, MR1333036
- Weil, André (1967), “Über die Bestimmung Dirichletscher Reihen durch Funktionalgleichungen”, Mathematische Annalen 168: 149–156, doi:10.1007/BF01361551, ISSN 0025-5831, MR0207658
- Wiles, Andrew (1995a), “Modular elliptic curves and Fermat's last theorem”, Annals of Mathematics. Second Series 141 (3): 443–551, ISSN 0003-486X, JSTOR 2118559, MR1333035
- Wiles, Andrew (1995b), “Modular forms, elliptic curves, and Fermat's last theorem”, Proceedings of the International Congress of Mathematicians, Vol. 1, 2 (Zürich, 1994), Basel, Boston, Berlin: Birkhäuser, pp. 243–245, MR1403925
- Milne, J.S. (2006) (PDF). Elliptic Curves
- Knapp, Anthony W. (1992). Elliptic Curves. Math Notes. 40. Princeton University Press
- 谷山豊ほか「問題」『数学』第7巻第4号、1956年、268–272頁、doi:10.11429/sugaku1947.7.268。
- 飯高茂、吉田敬之「谷山-志村予想の由来」『数学』第46巻第2号、1994年、177–180頁、doi:10.11429/sugaku1947.46.177。
- Zagier, Don (2008). “Elliptic Modular Forms and Their Applications”. In Jan Hendrik Bruinier, Gerard van der Geer, Günter Harder, Don Zagier, Kristian Ranestad (eds.). The 1-2-3 of Modular Forms: Lectures at a Summer School in Nordfjordeid, Norway. Universitext. Berlin, Heidelberg: Springer. p. 1–103. ISBN 978-3-540-74119-0
- 著者のホームページで公開しているPDFファイル:Elliptic modular forms and their applications
- Langlands, Robert P. (1997). Where stands functoriality today? (PDF).
{{cite conference}}
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は不正です。 (説明)
- Cremona, J.E. (1997). Algorithms for Modular Elliptic Curves (2 ed.). Cambridge University Press. ISBN 9780521598200
- J.E. Cremona, Algorithms for Modular Elliptic Curves(second edition) -- 著者が全文をネット上で公開している。