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中魚沼郡

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日本 > 中部地方 > 新潟県 > 中魚沼郡
新潟県中魚沼郡の範囲(緑:津南町 薄黄:後に他郡に編入された地域)

中魚沼郡(なかうおぬまぐん)は、新潟県

人口8,181人、面積170.21km²、人口密度48.1人/km²。(2024年11月1日、推計人口

以下の1町を含む。

郡域

1879年明治12年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記1町のほか、以下の区域にあたる。

  • 十日町市の一部(桐山、苧島、中子、滝沢、片桐山、孟地、犬伏、海老、松代東山、松之山東山、松之山上鰕池、松之山東川以西を除く)[1]
  • 小千谷市の一部(岩沢・真人町)
  • 長岡市の一部(小国町大貝)[2]

歴史

郡発足までの沿革

知行 村数 村名
幕府領 幕府領(出雲崎代官所) 49村 ○真人村、野口村、仁田村、上村新田、寺ヶ崎村、小根岸村、友重村、弘道新田、宗正村、○沖立村、上新井村、○仙田村、○高島村、○貝野村、○外丸村、○寺石村、子種新田、宮野原村、○大井平村、谷内村、○赤沢村、○中深見村、結東村、秋成村、○倉俣村、○芦ヶ崎村、○馬場村、○田沢村、田沢新田、下船渡村、川治村、大黒沢村、小黒沢村、新保村、宮下新田、伊達村、六箇村、八箇村、○高山村、北新田、○十日町村、原村、山本村、新座村、尾崎村、○四日町新田、○四日町村、中条村、浅貝村
幕府領(会津藩預地 8村 ○岩沢村、上組村[4]、○下組村[4]、中新田村、上新田村、豊久新田、村山新田、寺島新田
藩領 伊勢桑名藩 22村 木落村、長井新田、新町新田、○下平新田、○上野村、祖師村、星名新田、鶴吉村、○霜条村、坪山村、高原田村、三領村、伊勢平氏村、○中屋敷村、●○水口沢村、○山野田村、東善寺村、稲葉村、○山谷村、○小泉村、南鐙坂村、北鐙坂村

郡発足以降の沿革

  • 明治12年(1879年4月9日 - 郡区町村編制法の新潟県での施行により、魚沼郡のうち78村に行政区画としての中魚沼郡が発足。郡役所が十日町村に設置。
  • 明治15年(1882年)(81村)
    • 上新井村のうち枝郷4ヶ村(鉢村・中平村・名ヶ山村・樽之沢村)より真田村が分立。
    • 下組村のうち山地と呼ばれた山間の9集落(仙野山・塩野・戸渡・平・漉野・慶地・二子・願入・下木)より東下組村が分立。
    • 外丸村の一部(もと辰ノ口村・鹿渡村・鹿渡新田)より三箇村が分立。
  • 明治16年(1883年)(81村)
    • 祖師村が上野村に合併。
    • 外丸村の一部(上野村・田中村・小池村・菅沼分)より上田村が分立。
  • 明治18年(1885年) - 田沢新田が田沢村に合併。(80村)
  • 明治22年(1889年4月1日 - 町村制の施行により以下の町村が発足。特記以外は現・十日町市。(35村)
町村制施行時の35村
  • 十日町村 ← 十日町村、原村
  • 中条村新座村(それぞれ単独村制)
  • 大井田村 ← 四日町村、四日町新田村、尾崎村
  • 三好村 ← 上組村、上新田村、中新田村
  • 下組村 ← 下組村、寺島新田、村山新田
  • 東下組村(単独村制)
  • 岩沢村 ← 岩沢村、豊久新田(現・小千谷市)
  • 真人村(単独村制、現・小千谷市)
  • 橘村 ← 仁田村、野口村、寺ヶ崎村、上村新田、木落村、長井新田
  • 仙田村(単独村制)
  • 上野村 ← 上野村、新町新田、下平新田、星名新田、三領村、小根岸村
  • 中野村 ← 鶴吉村、霜条村、坪山村、高原田村、伊勢平氏村、友重村、弘道新田、宗正村
  • 千手町村 ← 水口沢村、中屋敷村、東善寺村、上新井村、山野田村、沖立村
  • 吉田村 ← 山谷村、稲葉村、小泉村、真田村[樽沢]
  • 鎧島村 ← 北鐙坂村、南鐙坂村[もと中手村を除く]、高島村
  • 真田村 ← 真田村[樽沢を除く]、南鐙坂村[もと中手村]
  • 貝野村(単独村制)
  • 三箇村外丸村(それぞれ単独村制、現・津南町)
  • 寺田村 ← 寺石村、上田村(現・津南町)
  • 宮野原村(単独村制、現・津南町)
  • 上郷村 ← 大井平村、子種新田、赤沢村[中子村](現・津南町)
  • 赤崎村 ← 芦ヶ崎村[もと城原新田を除く]、赤沢村[中子村を除く](現・津南町)
  • 谷内村 ← 谷内村、芦ヶ崎村[もと城原新田](現・津南町)
  • 秋成村 ← 秋成村、結東村、中深見村[もと大赤沢新田](現・津南町)
  • 中深見村 ← 中深見村[もと大赤沢新田を除く]、下船渡村[もと渡内山新田・大庭新田・堂平分](現・津南町)
  • 下船渡村 ← 下船渡村[もと小出新田・渡内山新田・大庭新田・堂平分を除く](現・津南町)
  • 倉俣村 ← 倉俣村、下船渡村[もと小出新田]
  • 田沢村馬場村(それぞれ単独村制)
  • 今泉村 ← 伊達村、新宮村、大黒沢村、小黒沢村
  • 六箇村(単独村制)
  • 川治村 ← 川治村、北新田、高山村[現・十日町市城之古]
  • 河内村 ← 高山村[現・十日町市高山]、山本村、八箇村
明治34年の合併
  • 中条村 ← 中条村、大井田村、新座村
  • 川治村 ← 川治村、河内村
  • 下条村 ← 下条村、東下組村
  • 外丸村 ← 外丸村、三箇村
  • 上郷村 ← 上郷村、寺田村・宮野原村
  • 芦ヶ崎村 ← 赤崎村、谷内村
  • 水沢村 ← 馬場村、今泉村
  • 明治35年(1902年)4月1日 - 吉田村・鎧島村・真田村が合併し、改めて吉田村が発足。(1町22村)
  • 大正11年(1922年)11月1日 - 千手町村・中野村が合併して千手村が発足。(1町21村)
  • 大正12年(1923年3月31日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
  • 大正15年(1926年6月30日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
  • 昭和9年(1934年8月1日 - 千手村が町制施行して千手町となる。(2町20村)
  • 昭和27年(1952年7月1日 - 仙田村の一部(現・長岡市小国町大貝)を刈羽郡上小国村に編入。
  • 昭和29年(1954年
    • 3月31日 - 十日町・中条村・川治村・六箇村が合併して十日町市が発足し、郡より離脱。(1町17村)
    • 12月1日 - 吉田村が十日町市に編入。(1町16村)
  • 昭和30年(1955年
    • 1月1日
      • 下船渡村・外丸村・上郷村・芦ヶ崎村・秋成村・中深見村が合併して津南町が発足。(2町10村)
      • 岩沢村・真人村が小千谷市に編入。(2町8村)
    • 2月1日 - 下条村が十日町市に編入。(2町7村)
    • 3月31日 - 田沢村・倉俣村が合併して中里村が発足。(2町6村)
  • 昭和31年(1956年
    • 9月1日 - 仙田村・千手町・橘村・上野村が合併して川西町が発足。(2町3村)
    • 9月30日 - 貝野村が中里村・水沢村に分割編入。(2町2村)
  • 昭和37年(1962年)4月1日 - 水沢村が十日町市に編入。(2町1村)
  • 昭和42年(1967年)4月1日 - 川西町の一部(桐山)が東頸城郡松代町に編入。
  • 平成17年(2005年)4月1日 - 川西町・中里村が十日町市および東頸城郡松代町・松之山町と合併し、改めて十日町市が発足。(1町)

行政

歴代郡長
氏名 就任年月日 退任年月日 備考
1 明治12年(1879年)4月9日
大正15年(1926年)6月30日 郡役所廃止により、廃官

脚注

  1. ^ 桐山は1967年東頸城郡に編入。
  2. ^ 1952年刈羽郡に編入。
  3. ^ 領主から年貢免除の特権を与えられた土地。
  4. ^ a b 江戸時代は下条を冠称。

参考文献

  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 15 新潟県、角川書店、1989年9月1日。ISBN 4040011503 
  • 旧高旧領取調帳データベース

関連項目

外部リンク

『越佐地図教科書』(国立国会図書館デジタルコレクション)- 1896年(明治29年)1月出版。人口 72,123人、戸数11,669との記述あり

先代
魚沼郡
行政区の変遷
1879年 -
次代
(現存)