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「パーソナルコンピュータ」の版間の差分

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そのほか従来から中古PC市場が形成されており、PC活用のノウハウを持ったユーザを中心に利用されてきたが、中古品の品質保証や付属ソフトウェアのライセンス譲渡の点で不安を抱く購買者もいた。こうした市場、および環境問題への配慮していることのアピール、[[顧客満足度]]向上などをはかるため、下取りした自社製PCを再生して「Refreshed PC」などとして中古販売ルートで販売するメーカーも出現した。
そのほか従来から中古PC市場が形成されており、PC活用のノウハウを持ったユーザを中心に利用されてきたが、中古品の品質保証や付属ソフトウェアのライセンス譲渡の点で不安を抱く購買者もいた。こうした市場、および環境問題への配慮していることのアピール、[[顧客満足度]]向上などをはかるため、下取りした自社製PCを再生して「Refreshed PC」などとして中古販売ルートで販売するメーカーも出現した。


==パーソナルコンピュータの歴史と主な製品==
==主な製造(販売)社==


*主な製造・販売企業、歴代機種、現在の製品については、[[パーソナルコンピュータ製品一覧]]を参照。
*[[IBM]]
*[[アップコンピュータ]]
*歴史については、[[パーソナルコンピュータ]]を参照。
*[[日本電気]](NEC)
*[[シャープ]]
*[[富士通]]
*[[ソニー]]
*[[ヒューレット・パッカード]](HP)
*[[デル]](DELL)
*[[東芝]]
*[[松下電器産業]]
*[[ソーテック]]
*[[ゲートウェイ (PCメーカー)|ゲートウェイ]]
**イーマシーンズ


==機種==


==関連項目==
*[[PC-9800シリーズ]]
*[[PC-8800シリーズ]]
*[[Macintosh|マッキントッシュ]]
*[[バイオ (パソコン)|VAIO]]
*[[ダイナブック]]
*[[FMV]]
*[[ネットビスタ]]
*[[Thinkpad]]
*[[MSX]]
*[[MZ (コンピュータ)|MZシリ]]
*[[X68000]]
*[[Amiga|アミーガ(アミガ)]]
*[[日立プリウス|Prius]]

==参照項目==

{{ポータル}}
*[[パーソナルコンピュータ史]]
*[[パーソナルコンピュータ史]]
*[[コンピューターゲーム]]

==関連項目==

*[[コンピュータ用語一覧]]
*[[コンピュータ用語一覧]]
*[[コンピューターゲーム]]
*[[情報・通信・コンピュータ一覧の一覧]]
*[[アラン・ケイ]]
*[[アダム・オズボーン]]
*[[情報機器]]


[[Category:コンピュータ|はそなるこんぴゅうた]]
[[Category:情報|はそなるこんひゆうた]]
[[Category:情報|はそなるこんぴゅうた]]
[[Category:コンピュータ|はそなるこんひゆうた]]
[[Category:パーソナルコンピュータ (製品)|*はそなるこんひゆうた]]


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2005年1月12日 (水) 02:51時点における版

パーソナルコンピュータ(Personal Computer、略称「パソコン」あるいは「PCピーシー〕」)とは、個人単位で利用できるコンピュータのことである。日常的に単に「コンピュータ」と呼んだ場合は、この分類について指すことが多い。

概要

1960年代以前、コンピュータは、きわめて大型で高額なものであり、当時は1台のコンピュータを複数人が共同で利用するのが一般的な形態であった。1970年代に入る頃には、高額かつ大型で専門家が操作するメインフレーム(汎用コンピュータなどとも呼ばれる)、事務計算用のオフィス・コンピュータ(オフコン)、研究用のミニ・コンピュータ(ミニコン)など各種のコンピュータに分化していたが、特別な場合でない限り、いずれも複数人が共同で利用した。

1970年代後半になって、個人で購入可能なくらいに小型で低額なコンピュータが登場した。このような製品を当初はマイクロコンピュータなどと呼んだが、外観・操作性が洗練されてきたものを、従来品との差別化を図るため、個人用途であることを強調した「パーソナル」を冠して呼ぶようになった。

現在一般的には、入力機器としては、キーボードマウスポインティングデバイス)など、出力機器としては、ディスプレイプリンタなどと組み合わせて利用する。

形態

大別して、机上等に設置して移動させないで使用する固定型のものと、持ち運んで使用する可搬型のものに分けることができる。

固定型には、デスクトップ型、「タワー型」「一体型」などがあり、可搬型には、「ラップトップ型」、「ノート型」などがある。

固定型

固定型には次の種類がある。

デスクトップ型
かつては横型の筐体を使用したものをこのように呼んでいたが、現在ではミニタワーなどの形状でも机上に置くことができるものはデスクトップ型と呼ぶ場合が多い。
タワー型
縦型の筐体を用いるパーソナルコンピュータである。大きさによって、フルタワー、ミニタワー、マイクロタワー、スリムタワーなどがある。
一体型
本体(CPU、HDD 等)とディスプレイをひとつの筐体に収めたもの。製品によってはキーボードも一体化している場合がある。バッテリーを内蔵せず、CPU、メモリー等もデスクトップ用を用いたノート型デスクトップも登場している。

可搬型

可搬型には次の種類がある。

ラップトップ型
本体、ディスプレイ、キーボードをひとつの筐体に収め、移動のためのハンドルを持った形状のもの。現在のノートパソコンのような小型軽量のものが登場するまでは、可搬型といえばこれしかなかった。なお、電池を内蔵せず、使用時はAC電源が必要なものもある。
ノート型
A4ノートサイズ以下の大きさで、折りたたんで持ち運び可能なもの。ノート型の1種として、サブノートやミニノートがある。
サブノート
ノート型の中で小型のもの。おおむねB5版以下あるいは、A4版で特に薄型のものをさす場合が多い。
ミニノート
サブノートよりも小型のもの。おおむねA5版以下のサイズのものをさす。
キーボードやマウスを省略し、液晶ディスプレイに一体化したペンタブレットで文字入力とポインティングを行うものをペンコンピュータといい、2002年マイクロソフト社が発売した専用OS(Microsoft Windows XP Tablet PC Edition)を搭載するタブレットPCもこれに含まれるが、普及はまだこれからである。
また時計型や頭部に装着するなど常に身体に携帯して使用するタイプを総称してウェアラブルコンピュータと呼び、今後普及が期待される形態のひとつである。

なお、PDAと呼ばれる、手のひらに入るくらいのもの(パームサイズ/ハンドヘルド)は、パーソナルコンピュータとは別のカテゴリである。

仕様

現在、一般的に出荷されるパソコンは、CPUインテル80x86AMDなど他社製互換CPU含む)、OSとしてMicrosoft Windowsを搭載したPC/AT互換機(いわゆるWintel=ウィンテル仕様PC)が大勢を占める。

他にはPowerPCと独自仕様OSであるMac OSMac OS Xを用いたMacintosh(マッキントッシュ)が、教育出版デザインなどの分野で一定の支持を得ている。

また、LinuxにWindows風味のデスクトップ環境(KDEGNOMEなど)を加えオープンソースMicrosoft Office互換オフィススイートをプリインストールしたLinux PCを普及させようという動きがあるが、まだ普及するきざしは見られない。

日本では、漢字ひらがな等英語圏の文字に比べて特殊といえる日本語マルチバイト文字)利用のためのハードウェア・ソフトウェアの追加が必要なため、1990年代前半までNECシャープ富士通などが独自仕様や、PC/AT互換機に日本語を扱うためのハードウェア的な拡張を施したAX仕様の機種を開発・販売していたが、1990年にPC/AT互換機単体で日本語が取り扱えるOS「DOS/V」が開発されたことや、1993年Windows3.1の発売・普及とともにPC/AT互換機に移行した。

歴史

詳しくは、パーソナルコンピュータ史を参照のこと。

パーソナルコンピュータは、1970年代アメリカ合衆国で幕開けとなった。最初は、8ビットのマイクロプロセッサを用いたものであったが、後にアップル・コンピュータIBMによってより高性能なものが開発されていった。

日本では、1970年代半ば過ぎにコンピュータの組み立てキットが販売されている。その後、各社がこぞって開発を行い、8ビットコンピュータによるBASICの時代が到来する。16ビットコンピュータが登場すると、マイクロソフトによるMS-DOSが用いられMS-DOSの時代が到来した。1993年には、同じくマイクロソフトによってWindows3.1が発売され、徐々に32ビット・Windowsの時代に入っていった。

PCの販売形態やモデルサイクルなど

1990年代前半までの、NECのPC-9800シリーズ全盛時代は、おおよそキーコンポーネンツ(主要部品)となるCPU(マイクロプロセッサ)の進化時期に対応した商品サイクルで、半年から1年程度の商品サイクルとなっており、NECの新商品発売に少し遅れるタイミングでエプソンが対抗機種をNECより安い価格で発売する状態であったが、Windows95が本格的に立ち上がり始め、多数の海外系メーカーが日本に参入を始めた1996年頃から商品サイクルの短期化が進み、モデル末期には希望価格の半額以下で投売りされることも多く、生鮮食品に例えられるようになってきた。

現在では、各社とも年4回の季節ごとの新モデルの発売が定着し、無理なシェア争いを回避する方針となって生産量も押さえ気味にされ、かつてのように旧モデルの在庫品などを安く購入する手法は困難となっている。

また、デルなどアメリカ合衆国で実績を伸ばした、比較的低価格で直接販売するメーカーの進出もあり、現在では主要メーカーのほとんどが、店頭やOAディーラなど従来の流通ルートを使った販売と自社ウェブサイトによる直接販売(需要予測精度の向上の目的もある)の両方を行っている。

PCとリサイクル

半導体素子製造プロセスの急速な高度化(この様子はムーアの法則などと表現される)の恩恵を受けて、より高速・高機能なCPUを用いた製品が市場に投入され、そうした最新版のハードウェアに対応したソフトウェアが普及するにつれ、旧型製品の買い替えサイクルは短くなる。そのため廃棄されるPCの台数が増加しており、資源の有効活用や環境保護の面から問題点が指摘されるようになった。そのため、家庭電化製品と同様に「資源の有効な利用の促進に関する法律」の適用を受けることになり、2001年4月1日から企業や個人事業者、2003年10月1日から家庭用で不要となった物はメーカーが回収し、再利用、保守部品、資源として利用されている。但し自作PCやメーカーが撤退や倒産した場合は、従来通り自治体が回収する。

そのほか従来から中古PC市場が形成されており、PC活用のノウハウを持ったユーザを中心に利用されてきたが、中古品の品質保証や付属ソフトウェアのライセンス譲渡の点で不安を抱く購買者もいた。こうした市場、および環境問題への配慮していることのアピール、顧客満足度向上などをはかるため、下取りした自社製PCを再生して「Refreshed PC」などとして中古販売ルートで販売するメーカーも出現した。

パーソナルコンピュータの歴史と主な製品


関連項目