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「千葉市立稲毛高等学校・附属中学校」の版間の差分

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{{Infobox 日本の学校
|校名 = 千葉市立稲毛高等学校・附属中学校
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'''千葉市立稲毛高等学校・附属中学校'''(ちばしりつ いなげ こうとうがっこう・ふぞくちゅうがっこう)は、[[千葉県]][[千葉市]][[美浜区]]にある[[公立学校|公立]]の[[中学校]]・[[高等学校]]。併設型[[中高一貫教育|中高一貫制]][[共学校]]で、2022年から[[中等教育学校]]へ段階的に移行している。中高共通の通称は「'''稲毛'''」(いなげ)、「'''稲校'''」(いなこう)、「'''市稲'''」(いちいな)。高等学校の通称は「'''稲高'''」(いなこう)。附属中学校の通称は「'''稲附'''」(いなふ)。中等教育学校の通称は「'''稲国'''」(いなこく)。2024年春に附属中学の生徒が高校に進学したので、附属中学生はいなくなり、中学生全員が稲毛国際中等教育学校の完全中高一貫生となった。


== 概要 ==
'''千葉市立稲毛高等学校・附属中学校'''(ちばしりついなげこうとうがっこう・ふぞくちゅうがっこう)は、[[千葉県]][[千葉市]][[美浜区]]高浜にある[[公立学校|市立]][[中学校]]・[[高等学校]]。[[中高一貫教育|中高一貫制]][[共学校]]。
[[千葉市立千葉高等学校]]に次いで2番目に設置された千葉市立の高校である。


[[教育課程]]は[[高等学校#全日制|全日制課程]]で、開校時から[[普通科 (学校)|普通科]]を設置していたが、[[1990年]]([[平成]]2年)に、千葉県では初の[[国際教養科]]を設置された。[[2007年]]に、千葉県の公立高等学校では初となる併設型中学校「千葉市立稲毛高等学校附属中学校」が開校し、中高一貫教育校となった。
==沿革==
*[[1978年]][[12月22日]] - 千葉県教育委員会で「千葉市立稲毛高等学校」の設置が認可される
*[[1979年]][[4月17日]] - 開校
*[[1990年]][[4月1日]] - 国際教養科設置
*[[2007年]][[4月]] - 附属中学校設置


英語教育や国際理解教育に力を入れており、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]や[[カナダ]]など海外の学校との交流が盛んである。また[[2003年]]より2期6年にわたり[[文部科学省]]から[[スーパーイングリッシュランゲージハイスクール]]に指定されていた。
== 設置課程 ==
*[[全日制]][[課程]]
**[[普通科 (学校)|普通科]]
**[[国際教養科]]


[[2022年]]([[令和]]4年)から中等教育学校(仮称:千葉市立稲毛中等教育学校、千葉市立稲毛国際中等教育学校として開校)への移行が開始され、2027年完了予定<ref>{{Cite web|和書|title=千葉市・稲毛中高、中等教育校へ 22年から移行 公立校は県内初:東京新聞 TOKYO Web|url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/31398|website=東京新聞 TOKYO Web|accessdate=2020-07-09|language=ja}}</ref>。
==校訓==
*真摯 明朗 高潔


それにともない、高校募集は2024年が最後となり、2025年からは高校から入学することができなくなる。
== 出身有名人 ==
*[[小島よしお]] - [[お笑いタレント]]
*[[つの丸]] - [[漫画家]]
*[[松木圭介]] - [[南日本放送]]アナウンサー


卒業生の[[渡航]]による[[ライトノベル]]『[[やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。]]』で劇中の'''千葉市立総武高校'''のモデルになっている<ref>{{Cite web|和書|url=http://college.nikkei.co.jp/article/47154112.html|title=「ぼっち」高校生描いた小説ベストセラーの理由|date=2015-09-01|website=日経カレッジカフェ|accessdate=2019-07-20|url-status=dead|url-status-date=2019-07-20|archiveurl=https://web.archive.org/web/20170702064853/http://college.nikkei.co.jp/article/47154112.html|archivedate=2017-07-02}}</ref>。同じく[[テレビアニメ]]された『[[あっちこっち]]』でも'''猫毛高等学校'''として稲毛高校をモデルにしたと思われる学校が登場する。
==所在地==
*千葉県千葉市美浜区高浜3-1-1


==その他==
== 沿革 ==
=== 年表 ===
*校舎敷地を利用して [[2008年]] 公開の映画 『[[雨の翼]]』の撮影が行われた。
*[[1978年]]([[昭和]]53年) - [[4月1日]]、「千葉市立第二高等学校」(仮称)開設準備室発足。[[5月29日]]、校舎建設のための杭打ち。校舎敷地の形に地縄が張られた(この日を創立記念日とする)。[[11月22日]]、[[千葉市教育委員会]]で「千葉市立稲毛高等学校」の校名を決定。[[12月22日]]、[[千葉県教育委員会]]で「千葉市立稲毛高等学校」設置を認可される
*[[1979年]] - [[4月17日]]、開校式。第1期入学式を挙行
*[[1980年]] - [[3月12日]]、[[校歌]]制定
*[[1990年]]([[平成]]2年) - 4月1日、[[国際教養科]]設置
*[[2003年]] - [[文部科学省]][[スーパーイングリッシュランゲージハイスクール|スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール]](SELHi)研究開発指定校(3年間、[[2006年]]に再指定)
*[[2007年]] - [[4月9日]]、附属中学校開校式、第1期入学式を挙行
*[[2022年]]([[令和]]4年) - 4月、[[中等教育学校]]である[[千葉市立稲毛国際中等教育学校]]開校・移行開始予定
*[[2024年]] - 2024年度入学者の選抜を最後に、高等学校の募集を停止予定
*[[2027年]] - 4月、中等教育学校への移行完了予定
(年表の主な出典は公式サイト沿革のページ<ref>{{Cite web|url=http://www.inage-h.ed.jp/enkaku.html|title=沿革|千葉市立稲毛高等学校|publisher=千葉市立稲毛高等学校|accessdate=2021-03-30}}</ref>
== 基礎データ ==
=== 通学区域 ===
* 高等学校普通科 - 千葉市域
* 高等学校国際教養科 - 全県
* 附属中学校 - 千葉市域


=== 校名の英語表記 ===
==関連項目==
高等学校:Chiba Municipal Inage Senior High School
*[[千葉市]]
*[[スーパーイングリッシュランゲージハイスクール]]
*[[千葉県高等学校一覧]]


附属中学校:Chiba Municipal Inage Senior High School Affiliated Junior High School
==外部リンク==
*[http://www.inage-h.ed.jp/ 千葉市立稲毛高等学校]


国際中等教育学校:Chiba Municipal Inage international secondaryschool
{{School-stub|pref=千葉県}}

=== アクセス ===
* [[東日本旅客鉄道|JR]][[京葉線]][[稲毛海岸駅]] 徒歩15分
* [[千葉海浜交通]]「稲毛高校」停留所

=== 象徴 ===
;校訓
[[校訓]]は、「真摯・明朗・高潔」。[[校歌]]の歌詞に取り入れられているほか、生徒通用門のレリーフに刻まれている。また、第二特別教室棟の玄関付近に、英語版のレリーフが設置されている。

;校章
[[校章]]は、[[千葉市]]の[[市町村章|市章]]である「月星」を背景とし、高校は「髙」、中学は「中」の文字が中心に配されている。またいなげの浜をイメージした「波頭」と、稲毛の台地の「松」をイメージした紋も組み合わされている。

== 学校行事 ==
;高校
*4月 - 入学式、校外学習
::校外学習の行き先は、1年生は[[横浜市|横浜]]、2年生は[[鎌倉市|鎌倉]]、3年生は[[東京都区部|東京]]方面である。
*6月 - 陸上競技大会(2017年度より11月に実施)
::[[千葉県総合スポーツセンター陸上競技場]]で開催されていた。[[梅雨]]の時季にもかかわらず、今まで一度も中止されなかった行事である。
なお、2019年度より廃止に伴い体育祭(秋実施)へ変更。
*7月 - 飛翔祭
::7月上旬に2日間の日程で行われ、2日目は一般公開日となっている。
*8月 - 海外語学研修(2年普通科外進生希望者)
*10月 - 修学旅行(2年普通科外進生)、海外語学研修(2年普通科内進生)
::修学旅行は3泊4日の日程で[[関西]]方面を訪れる。
::海外語学研修は、普通科内進生は約2週間の日程で[[オーストラリア]]、国際教養科は同様の日程で[[アメリカ合衆国|アメリカ]]と[[カナダ]]にて交流校の訪問や[[ホームステイ]]などを通して異文化体験を行う。
*12月 - 異文化理解講座、英語合宿(1年 ※普通科外進生は希望者のみ)
::異文化理解講座では海外語学研修参加者による発表が行われる。
::英語合宿は2泊3日の日程で、[[福島県]]のブリティッシュヒルズにて行われる。
*2月 - マラソン大会
::[[稲毛海浜公園]]で実施。男子は8km、女子は6kmを走る。
*3月 - 卒業式
;中学
*4月 - 入学式、スタートアップセミナー(1年)
::スタートアップセミナーは入学直後に、1泊2日の日程で千葉市少年自然の家にて行われる。
*6月 - 職場体験(2年)
*7月 - 飛翔祭、部活動壮行会
*10月 - 自然教室(2年)、修学旅行(3年)

::3年生の修学旅行は高校2年生と同様に3泊4日の日程で関西方面を訪れる。
*1月 - 百人一首大会
*2月 - マラソン大会
*3月 - 予餞会、卒業式

== 学校施設 ==
[[校舎]]は船をイメージして建設されたものであるが、改修等によりその形状は若干崩れてしまっている。4万冊を超える蔵書のある[[図書館]]や合宿所である朋友館、英語の授業のために設置された第二特別教室棟がある。

[[2009年]]公開の映画『[[20世紀少年 (映画)|20世紀少年 第2章 最後の希望]]』にて、主人公・カンナが通っている、'''東京都立新大久保高等学校'''のロケ地として使用された<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.city.chiba.jp/sogoseisaku/sogoseisaku/kikaku/documents/2009project.pdf|title=平成21年度 千葉市の主要プロジェクト|format=PDF|publisher=千葉市|accessdate=2019-07-20}}</ref>。

==部活動==
=== 諸活動 ===
;高校
{{columns-list|2|
*[[硬式野球]]部
*[[サッカー]]部
*[[ラグビーユニオン|ラグビー]]部
*[[陸上競技]]部
*[[硬式テニス]]部
*[[ソフトテニス]]部
*[[バドミントン]]部
*[[ソフトボール]]部
*[[バレーボール]]部
*[[バスケットボール]]部
*[[柔道]]部
*[[剣道]]部
*[[卓球]]部
*[[ヨット]]部 - ヨット部のある県内3高等学校のうちの1つ
*[[水泳]]部
*[[ダンスドリル]]部 - 全国高等学校ダンスドリル選手権大会2010 POM部門Large編成第1位
*[[吹奏楽]]部 - [[2014年]]から[[2018年]]5年連続で日本管楽合奏コンテストに出場しており、[[2017年]]には高等学校 B部門において審査員特別賞を受賞している。
*[[弦楽]]オーケストラ部
*[[ESS]]部 - フライデーと[[ディベート]]の2セクション制を採用。ディベートは2018年の全国高校生英語ディベート大会第3位
*[[演劇]]部
*[[合唱]]部
*[[書道]]部
*[[華道]]部
*[[茶道]]部
*[[放送]]部
*[[文芸]]部
*[[美術]]部
*[[工芸]]部
*[[天文現象|天文]]部
*[[写真]]部
*[[生物]]部
*[[家庭科]]同好会
*[[ボランティア]]同好会
*[[軽音楽]]同好会
}}

;中学
ほとんどの文化系部活動は高等学校と合同で活動。
{{columns-list|3|
*[[軟式野球]]部
*サッカー部
*ラグビー部
*陸上競技部
*ソフトテニス部
*バレーボール部
*バスケットボール部
*柔道部
*剣道部
*卓球部
*ヨット部 - ヨット部のある県内2中学校のうちの1つ
*吹奏楽部
*弦楽オーケストラ部
*ESS部
*書道部
*華道部
*茶道部
*美術部
*工芸部
}}

== 高校関係者と組織 ==
=== 関連団体 ===
* 千葉市立稲毛高校同窓会 - [[同窓会]]。固有の団体名は無し。
=== 高校関係者一覧 ===
;経済
* [[垣本祐作]] - [[ドットライン|ドットライングループ]]代表取締役 兼 グループCEO<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.dotline-jp.com/message/|title=代表メッセージ|website=株式会社ドットライン(ドットライングループ)|accessdate=2019-07-20}}</ref>
* [[武井信也]] - [[MARSFLAG]]代表取締役 兼 CEO

;文芸
* [[宮田健吾]] - 演出家、脚本家<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.reservestock.jp/events/27961|title=宮田健吾講演会【感動を生み出すサービスとは?】|author=山本亜矢子|website=リザーブストック|accessdate=2019-07-20}}</ref>
* [[矢板明夫]] - [[産経新聞]][[記者]]。[[中華民国]]([[台湾]])[[台北]]支局長
* [[渡航]] - [[ライトノベル]][[作家]]。『[[やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。]]』など

;芸能
* [[入山杏奈]] - 女優、元[[AKB48]]メンバー<ref name="高校野球160108">{{Cite news|title=冬が僕らを強くする2016 第1回 市立稲毛高等学校(千葉)|newspaper=高校野球ドットコム|date=2016-01-08|url=https://www.hb-nippon.com/column/1506-bukufuyu16/10154-20151221no2bokufuyu16|accessdate=2019-07-20|publisher=WoodStock}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=788751937836095&id=225829094128385|title=【入山杏奈さんに応援メッセージを送ろう!】|author=千葉市立稲毛高等学校同窓会|date=2014-07-16|website=Facebook|accessdate=2019-07-20}}</ref>
* [[オコチャ (お笑い芸人)|オコチャ]] - お笑いタレント<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.facebook.com/takehiro.tomita/about?section=education|title=基本データ - 職歴と学歴|website=Facebook|author=冨田雄大|accessdate=2019-07-20}}</ref>
* [[小島よしお]] - お笑いタレント<ref name="高校野球160108"/><ref>{{Cite web|和書|url=https://shinronavi.com/present/2017/kojima/|title=小島よしおさん インタビュー|website=進路ナビ|publisher=ライセンスアカデミー|accessdate=2019-07-20}}</ref>
* [[小林廣輝]] - 元[[TBSテレビ|TBS]]アナウンサー<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.tbs.co.jp/anatsu/who/hiroki.html|title=TBSテレビ「アナウンスBoo!!」|accessdate=2019-07-20|publisher=TBSテレビ}}</ref>
* [[高橋涼子 (歌手)|高橋涼子]] - シンガーソングライター<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.facebook.com/ryoko.takahashi.9/about?section=education|title=基本データ - 職歴と学歴|website=Facebook|author=高橋涼子|accessdate=2019-07-20}}</ref>
* [[つの丸]] - 漫画家<ref name="高校野球160108"/>
* [[松木圭介]] - [[南日本放送|MBC]]アナウンサー<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.facebook.com/keisuke.matsuki.3/about?section=education|title=基本データ - 職歴と学歴|website=Facebook|author=松木圭介|accessdate=2019-07-20}}</ref>
* [[藤田太郎]] - イントロマエストロ<ref>{{Cite web|和書|url=https://taromai.wixsite.com/taicotaro|title=イントロマエストロ・藤田太郎オフィシャルホームページ|accessdate=2024-08-07}}</ref>
;スポーツ
* [[吉田良平]] - 元[[ラグビーユニオン|ラグビー]]選手([[東芝ブレイブルーパス]]<ref>{{Cite web|和書|url=https://seagales.com/member/0391.html|title=吉田良平|publisher=東海大学湘南校舎体育会ラグビーフットボール部|accessdate=2019-07-20}}</ref>)
== 校舎の改装 ==
2023年12月より、同校では校舎の大規模改修工事を行っている。高校ではグラウンドで[[プレハブ工法|プレハブ]]の校舎で、中等では、[[千葉市立高洲第二中学校|旧高洲第二中学校]]で、それぞれ授業を行っている。なお、改修工事は2024年12月に終了する予定である。

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist|2}}

== 関連項目 ==
* [[千葉県高等学校一覧]]
* [[千葉県中学校一覧]]
* [[日本の英語科設置高等学校一覧]]

== 外部リンク ==
* [https://www.city.chiba.jp/school/hs/001/ 千葉市立稲毛高等学校・附属中学校・国際中等教育学校]
* [http://inagehsa.net/ 千葉市立稲毛高等学校同窓会]

{{デフォルトソート:ちはしりついなけ}}
[[Category:千葉市の公立高等学校|いなけ]]
[[Category:千葉市の公立高等学校|いなけ]]
[[Category:日本の国際関係に関する学科設置高等学校]]
[[Category:美浜区|いなけこうとうかつこう]]
[[Category:千葉市の公立中学校|いなけ ふそく]]
[[Category:スーパーイングリッシュランゲージハイスクール]]
[[Category:国公立中高一貫校]]
[[Category:美浜区の高等学校|いなけ]]
[[Category:美浜区の中学校|いなけ ふそく]]
[[Category:学校記事]]

2024年8月7日 (水) 01:59時点における最新版

千葉市立稲毛高等学校・附属中学校
2011年7月撮影
地図北緯35度37分13.4秒 東経140度4分4.8秒 / 北緯35.620389度 東経140.068000度 / 35.620389; 140.068000座標: 北緯35度37分13.4秒 東経140度4分4.8秒 / 北緯35.620389度 東経140.068000度 / 35.620389; 140.068000
過去の名称 千葉市立第二高等学校
国公私立の別 公立学校
設置者 千葉市の旗 千葉市
学区 (中学・高校普通科)千葉市域
(国際教養科)全県学区
校訓 真摯・明朗・高潔
設立年月日 1978年12月22日
創立記念日 5月29日
共学・別学 男女共学
中高一貫教育 併設型(稲毛国際中等教育学校は完全中高一貫校)
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
国際教養科
学期 2学期制
学校コード C112210000512 ウィキデータを編集(中学校)
D112210001243 ウィキデータを編集(高等学校)
高校コード 12216F
中学校コード 120470[1]
所在地 261-0003
千葉県千葉市美浜区高浜三丁目1番1号
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
テンプレートを表示
千葉市立稲毛高等学校・附属中学校の位置(千葉県内)
千葉市立稲毛高等学校・附属中学校

千葉市立稲毛高等学校・附属中学校(ちばしりつ いなげ こうとうがっこう・ふぞくちゅうがっこう)は、千葉県千葉市美浜区にある公立中学校高等学校。併設型中高一貫制共学校で、2022年から中等教育学校へ段階的に移行している。中高共通の通称は「稲毛」(いなげ)、「稲校」(いなこう)、「市稲」(いちいな)。高等学校の通称は「稲高」(いなこう)。附属中学校の通称は「稲附」(いなふ)。中等教育学校の通称は「稲国」(いなこく)。2024年春に附属中学の生徒が高校に進学したので、附属中学生はいなくなり、中学生全員が稲毛国際中等教育学校の完全中高一貫生となった。

概要

[編集]

千葉市立千葉高等学校に次いで2番目に設置された千葉市立の高校である。

教育課程全日制課程で、開校時から普通科を設置していたが、1990年平成2年)に、千葉県では初の国際教養科を設置された。2007年に、千葉県の公立高等学校では初となる併設型中学校「千葉市立稲毛高等学校附属中学校」が開校し、中高一貫教育校となった。

英語教育や国際理解教育に力を入れており、アメリカカナダなど海外の学校との交流が盛んである。また2003年より2期6年にわたり文部科学省からスーパーイングリッシュランゲージハイスクールに指定されていた。

2022年令和4年)から中等教育学校(仮称:千葉市立稲毛中等教育学校、千葉市立稲毛国際中等教育学校として開校)への移行が開始され、2027年完了予定[2]

それにともない、高校募集は2024年が最後となり、2025年からは高校から入学することができなくなる。

卒業生の渡航によるライトノベルやはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』で劇中の千葉市立総武高校のモデルになっている[3]。同じくテレビアニメされた『あっちこっち』でも猫毛高等学校として稲毛高校をモデルにしたと思われる学校が登場する。

沿革

[編集]

年表

[編集]

(年表の主な出典は公式サイト沿革のページ[4]

基礎データ

[編集]

通学区域

[編集]
  • 高等学校普通科 - 千葉市域
  • 高等学校国際教養科 - 全県
  • 附属中学校 - 千葉市域

校名の英語表記

[編集]

高等学校:Chiba Municipal Inage Senior High School

附属中学校:Chiba Municipal Inage Senior High School Affiliated Junior High School

国際中等教育学校:Chiba Municipal Inage international secondaryschool

アクセス

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象徴

[編集]
校訓

校訓は、「真摯・明朗・高潔」。校歌の歌詞に取り入れられているほか、生徒通用門のレリーフに刻まれている。また、第二特別教室棟の玄関付近に、英語版のレリーフが設置されている。

校章

校章は、千葉市市章である「月星」を背景とし、高校は「髙」、中学は「中」の文字が中心に配されている。またいなげの浜をイメージした「波頭」と、稲毛の台地の「松」をイメージした紋も組み合わされている。

学校行事

[編集]
高校
  • 4月 - 入学式、校外学習
校外学習の行き先は、1年生は横浜、2年生は鎌倉、3年生は東京方面である。
  • 6月 - 陸上競技大会(2017年度より11月に実施)
千葉県総合スポーツセンター陸上競技場で開催されていた。梅雨の時季にもかかわらず、今まで一度も中止されなかった行事である。

なお、2019年度より廃止に伴い体育祭(秋実施)へ変更。

  • 7月 - 飛翔祭
7月上旬に2日間の日程で行われ、2日目は一般公開日となっている。
  • 8月 - 海外語学研修(2年普通科外進生希望者)
  • 10月 - 修学旅行(2年普通科外進生)、海外語学研修(2年普通科内進生)
修学旅行は3泊4日の日程で関西方面を訪れる。
海外語学研修は、普通科内進生は約2週間の日程でオーストラリア、国際教養科は同様の日程でアメリカカナダにて交流校の訪問やホームステイなどを通して異文化体験を行う。
  • 12月 - 異文化理解講座、英語合宿(1年 ※普通科外進生は希望者のみ)
異文化理解講座では海外語学研修参加者による発表が行われる。
英語合宿は2泊3日の日程で、福島県のブリティッシュヒルズにて行われる。
  • 2月 - マラソン大会
稲毛海浜公園で実施。男子は8km、女子は6kmを走る。
  • 3月 - 卒業式
中学
  • 4月 - 入学式、スタートアップセミナー(1年)
スタートアップセミナーは入学直後に、1泊2日の日程で千葉市少年自然の家にて行われる。
  • 6月 - 職場体験(2年)
  • 7月 - 飛翔祭、部活動壮行会
  • 10月 - 自然教室(2年)、修学旅行(3年)
3年生の修学旅行は高校2年生と同様に3泊4日の日程で関西方面を訪れる。
  • 1月 - 百人一首大会
  • 2月 - マラソン大会
  • 3月 - 予餞会、卒業式

学校施設

[編集]

校舎は船をイメージして建設されたものであるが、改修等によりその形状は若干崩れてしまっている。4万冊を超える蔵書のある図書館や合宿所である朋友館、英語の授業のために設置された第二特別教室棟がある。

2009年公開の映画『20世紀少年 第2章 最後の希望』にて、主人公・カンナが通っている、東京都立新大久保高等学校のロケ地として使用された[5]

部活動

[編集]

諸活動

[編集]
高校
中学

ほとんどの文化系部活動は高等学校と合同で活動。

  • 軟式野球
  • サッカー部
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高校関係者と組織

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関連団体

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  • 千葉市立稲毛高校同窓会 - 同窓会。固有の団体名は無し。

高校関係者一覧

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経済
文芸
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スポーツ

校舎の改装

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2023年12月より、同校では校舎の大規模改修工事を行っている。高校ではグラウンドでプレハブの校舎で、中等では、旧高洲第二中学校で、それぞれ授業を行っている。なお、改修工事は2024年12月に終了する予定である。

脚注

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  1. ^ 千葉県所属中学コード表 - 教育開発ONLINE” (PDF). 2018年8月14日閲覧。
  2. ^ 千葉市・稲毛中高、中等教育校へ 22年から移行 公立校は県内初:東京新聞 TOKYO Web”. 東京新聞 TOKYO Web. 2020年7月9日閲覧。
  3. ^ 「ぼっち」高校生描いた小説ベストセラーの理由”. 日経カレッジカフェ (2015年9月1日). 2017年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月20日閲覧。
  4. ^ 沿革”. 千葉市立稲毛高等学校. 2021年3月30日閲覧。
  5. ^ 平成21年度 千葉市の主要プロジェクト” (PDF). 千葉市. 2019年7月20日閲覧。
  6. ^ 代表メッセージ”. 株式会社ドットライン(ドットライングループ). 2019年7月20日閲覧。
  7. ^ 山本亜矢子. “宮田健吾講演会【感動を生み出すサービスとは?】”. リザーブストック. 2019年7月20日閲覧。
  8. ^ a b c “冬が僕らを強くする2016 第1回 市立稲毛高等学校(千葉)”. 高校野球ドットコム (WoodStock). (2016年1月8日). https://www.hb-nippon.com/column/1506-bukufuyu16/10154-20151221no2bokufuyu16 2019年7月20日閲覧。 
  9. ^ 千葉市立稲毛高等学校同窓会 (2014年7月16日). “【入山杏奈さんに応援メッセージを送ろう!】”. Facebook. 2019年7月20日閲覧。
  10. ^ 冨田雄大. “基本データ - 職歴と学歴”. Facebook. 2019年7月20日閲覧。
  11. ^ 小島よしおさん インタビュー”. 進路ナビ. ライセンスアカデミー. 2019年7月20日閲覧。
  12. ^ TBSテレビ「アナウンスBoo!!」”. TBSテレビ. 2019年7月20日閲覧。
  13. ^ 高橋涼子. “基本データ - 職歴と学歴”. Facebook. 2019年7月20日閲覧。
  14. ^ 松木圭介. “基本データ - 職歴と学歴”. Facebook. 2019年7月20日閲覧。
  15. ^ イントロマエストロ・藤田太郎オフィシャルホームページ”. 2024年8月7日閲覧。
  16. ^ 吉田良平”. 東海大学湘南校舎体育会ラグビーフットボール部. 2019年7月20日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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