コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「ダイダイ」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
しまでん (会話 | 投稿記録)
m +cat
編集の要約なし
15行目: 15行目:
|英名 =
|英名 =
}}
}}
{{出典の明記}}

'''ダイダイ'''(橙、学名:''Citrus aurantium'')は、[[ミカン科]][[ミカン属]]の常緑樹、およびその[[果実]]。[[柑橘類]]に属する。別名、'''ビターオレンジ'''。
'''ダイダイ'''(橙、学名:''Citrus aurantium'')は、[[ミカン科]][[ミカン属]]の常緑樹、およびその[[果実]]。[[柑橘類]]に属する。別名、'''ビターオレンジ'''。


21行目: 21行目:
[[インド]]~[[ヒマラヤ山脈|ヒマラヤ]]が原産。日本へは中国から渡来した。また、ヨーロッパへも伝わり、ビターオレンジとして栽培されている。
[[インド]]~[[ヒマラヤ山脈|ヒマラヤ]]が原産。日本へは中国から渡来した。また、ヨーロッパへも伝わり、ビターオレンジとして栽培されている。


初夏に白い花が咲き、冬に果実が実る。果実の色は[[橙色]](だいだいいろ)と呼ばれる。果実は冬を過ぎても木から落ちず、そのまま置いておくと2-3年は枝についている。ここから「だいだい(代々)」と呼ばれるようになったとされる。果実は春になると再び緑色に戻ることから、「回青橙」とも呼ばれる。
初夏に白い花が咲き、冬に果実が実る。果実の色は[[橙色]](だいだいいろ)と呼ばれる。果実は冬を過ぎても木から落ちず、そのまま置いておくと2-3年は枝についている。ここから「だいだい(代々)」と呼ばれるようになったとされる{{要出典}}。果実は春になると再び緑色に戻ることから、「回青橙」とも呼ばれる。


== 利用法 ==
== 利用法 ==
27行目: 27行目:


=== 風味調味料 ===
=== 風味調味料 ===
果汁は酸味が強く風味がいいことから、[[鍋料理]]の[[ポン酢]]の材料として多用される。
果汁は酸味が強く風味がいいことから、[[鍋料理]]の[[ポン酢]]の材料として多用される{{要出典}}
[[福岡県]][[博多]]の名物[[水炊き]]は[[薬味]]として[[醤油]]にこれを絞った付けタレで頂くのが昔からの風習であるが,近年は[[ミツカン|(株)ミツカン]]の「味ぽん」に代表される市販の様々な種類の付けタレが手軽かつ広く流通しているため,このことを知らない地元の人間も多い。


===薬効===
===薬効===
[[漢方薬|漢方]]では、果実の皮を乾燥させものを'''橙皮'''(とうひ)といい、去痰薬・健胃薬として用いられたり、香りづけに用いられる。また、未熟果実を乾燥させものを[[枳実]](きじつ)といい、芳香性苦味健胃、去痰、排膿、緩下薬として用いられる。
[[漢方薬|漢方]]では、果実の皮を乾燥させものを'''橙皮'''(とうひ)といい、去痰薬・健胃薬として用いられたり、香りづけに用いられる。また、未熟果実を乾燥させものを[[枳実]](きじつ)といい、芳香性苦味健胃、去痰、排膿、緩下薬として用いられる。


ダイダイの皮には、[[シネフリン]]という化合物を含み、[[生薬]]の[[麻黄]]([[エフェドラ]])に含まれる成分、[[エフェドリン]]と類似の構造をして交感神経、[[副交感神経]]混合型興奮作用を有していることから、「シトラス」という名称でアメリカでダイエット用の健康食品として使用されている。エフェドラと同様の作用を示すことから、副作用報告も出ている。
ダイダイの皮には、[[シネフリン]]という化合物を含み、[[生薬]]の[[麻黄]]([[エフェドラ]])に含まれる成分、[[エフェドリン]]と類似の構造をして交感神経、[[副交感神経]]混合型興奮作用を有していることから、「シトラス」という名称でアメリカでダイエット用の健康食品として使用されている{{要出典}}。エフェドラと同様の作用を示すことから、副作用報告も出ている{{要出典}}


== 文化 ==
== 文化 ==

2009年6月4日 (木) 11:36時点における版

ダイダイ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: ムクロジ目 Sapindales
: ミカン科 Rutaceae
: ミカン属 Citrus
: ダイダイ C. aurantium
学名
Citrus aurantium
和名
ダイダイ(橙)

ダイダイ(橙、学名:Citrus aurantium)は、ミカン科ミカン属の常緑樹、およびその果実柑橘類に属する。別名、ビターオレンジ

特徴

インドヒマラヤが原産。日本へは中国から渡来した。また、ヨーロッパへも伝わり、ビターオレンジとして栽培されている。

初夏に白い花が咲き、冬に果実が実る。果実の色は橙色(だいだいいろ)と呼ばれる。果実は冬を過ぎても木から落ちず、そのまま置いておくと2-3年は枝についている。ここから「だいだい(代々)」と呼ばれるようになったとされる[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。。果実は春になると再び緑色に戻ることから、「回青橙」とも呼ばれる。

利用法

酸味が強いため、直接食するのには適さない。マーマレードおよび調味料、漢方薬の材料として利用される。

風味調味料

果汁は酸味が強く風味がいいことから、鍋料理ポン酢の材料として多用される[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。

薬効

漢方では、果実の皮を乾燥させものを橙皮(とうひ)といい、去痰薬・健胃薬として用いられたり、香りづけに用いられる。また、未熟果実を乾燥させものを枳実(きじつ)といい、芳香性苦味健胃、去痰、排膿、緩下薬として用いられる。

ダイダイの皮には、シネフリンという化合物を含み、生薬麻黄エフェドラ)に含まれる成分、エフェドリンと類似の構造をして交感神経、副交感神経混合型興奮作用を有していることから、「シトラス」という名称でアメリカでダイエット用の健康食品として使用されている[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。。エフェドラと同様の作用を示すことから、副作用報告も出ている[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。

文化

日本では、名前が「代々」に通じることから縁起の良い果物とされ、鏡餅などの正月の飾りに用いられる。

関連項目

外部リンク