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**1992年10月 『はじまりは、恋』([[エフエム東京|TOKYO FM]]出版)所収
**1992年10月 『はじまりは、恋』([[エフエム東京|TOKYO FM]]出版)所収
*王寺ミチルシリーズ
*王寺ミチルシリーズ
**猫背の王子 - [[込み原稿]]
:猫背の王子 1993年6月 [[マガジンハウス]] の[[集英社文庫]]、[[山本文緒]]解説
:天使の骨 1995年10朝日新聞社 のち集英社文庫、[[林あまり]]解説
***1993年 6月 [[マガジンハウス]]
**1995年夏季号 [[週刊朝日]]別冊季刊「小説トリッパー」
***2000年11月 [[集英社文庫]]、[[山本文緒]]解説
*サグラダ・ファミリア [聖家族] 1998年7月 朝日新聞社 のち[[新潮文庫]]、[[北上次郎]]解説
**天使の骨 - 第6回[[朝日新人文学賞]]受賞(公募新人賞)
[[書き下ろし]]
***1995年夏季号 [[週刊朝日]]別冊季刊「小説トリッパー」([[朝日新聞社]])
*感情教育 2000年 2月 [[講談社]] のち[[講談社文庫]]、[[川村湊]]解説
***1995年10月 朝日新聞社
 書き下ろし長篇小説、参照[http://shop.kodansha.jp/bc/bunko/pocket/200205/001.html 「これは私小説である」]
***2001年 8月 集英社文庫、[[林あまり]]解説
*深爪 - 小説集 2000年8朝日新聞社 のち新潮文庫、[[藤田香織]]解説
*サグラダ・ファミリア [聖家族] - 第20回[[野間文芸人賞]]候補、[[書き下ろし]]
(深爪、落花、魔王)
**1998年 7月 朝日新聞社
*白い薔薇の淵まで -2001年2月 [[集英社]] のち集英社文庫
**2001年12月 [[新潮文庫]]、[[北上次郎]]解説
*感情教育 - 第22回野間文芸新人賞候補、書き下ろし長篇小説、参照[http://shop.kodansha.jp/bc/bunko/pocket/200205/001.html 「これ私小説である」]
[http://www.shinchosha.co.jp/yamamotosho/014.html]、書き下ろし、参照[http://www.shinchosha.co.jp/yamamotosho/014/essay02.html 「花だけくれ」]
*花伽藍 - 短篇小説集 20022[[新潮社]] のち新潮文庫、[[斎藤美奈子]]解説
**2000年 2月 [[講談社]]
**「小説新潮」(2000年11月号)、七夕(01年4月号)、花伽藍(01年8月号)、偽アマント(01年11月号)、燦雨(01年12月号)
**2002年 5[[講談社文庫]]、[[川村湊]]解説
*マラケシュ心中 2002年10講談社 のち講談社文庫、[[永江朗]]解説
*深爪 - 小説集
*ジゴロ - 短篇小説集 2003年2集英社 のち集英社文庫、[[藤本由香里]]解説
**深爪、落花、魔王
**2000年 8月 朝日新聞社
**2003年 6月 新潮文庫、藤田香織解説
*白い薔薇の淵まで - 第14回[[山本周五郎賞]]受賞[http://www.shinchosha.co.jp/yamamotosho/014.html]、書き下ろし、参照[http://www.shinchosha.co.jp/yamamotosho/014/essay02.html 「花だけはくれるな」]
**2001年 2月 [[集英社]]
**2003年10月 集英社文庫
*花伽藍 - 第127回[[直木三十五賞]]候補、短篇小説集
**月刊「小説新潮」(新潮社)
***(平成12年11月号)、七夕(平成13年4月号)、花伽藍(平成13年8月号)、偽アマント(平成13年11月号)、燦雨(平成13年12月号)
**2002年 2月 [[新潮社]]
**200410月 新潮文庫、[[斎藤美奈子]]解説
*マラケシュ心中 - 書き下ろし長篇小説
**2002年10月 講談社
**2005年 5月 講談社文庫、[[永江朗]]解説
*ジゴロ - 短篇小説集
**月刊「[[小説すばる]]」(集英社)
**月刊「[[小説すばる]]」(集英社)
***ラタトゥイユ(2000年12月号)、ジゴロ(2001年4月号)、ダブツ(2001年7月号)、恋路すすむ(2001年10月号)、上海動物園にて(2002年1月号)
***ラタトゥイユ(2000年12月号)、ジゴロ(2001年4月号)、ダブツ(2001年7月号)、恋路すすむ(2001年10月号)、上海動物園にて(2002年1月号)
**2003年 2月 集英社
**2006年 5月 集英社文庫、[[藤本由香里]]解説
*光の毛布
*光の毛布
**[http://web-davinci.jp/ WEBダ・ヴィンチ]([[メディアファクトリー]])上企画「あのころの宝もの」掲載
**[http://web-davinci.jp/ WEBダ・ヴィンチ]([[メディアファクトリー]])上企画「あのころの宝もの」掲載
**2003年 3月 『あのころの宝もの ―ほんのり心が温まる12のショートストーリー―』(メディアファクトリー)所収
**2003年 月 『あのころの宝もの ―ほんのり心が温まる12のショートストーリー―』(メディアファクトリー)所収
**2004年10月 『ありがと。 ―あのころの宝もの十二話―』(改題文庫版)所収
**2004年10月 『ありがと。 ―あのころの宝もの十二話―』(改題文庫版)所収
*弱法師(よろぼし) - 小説集、参照[http://www.bunshun.co.jp/jicho/blood/blood.htm 「血の濃い人々」]
*弱法師(よろぼし) - 小説集、2004年3月 文藝春秋 のち[[文春文庫]]
参照[http://www.bunshun.co.jp/jicho/blood/blood.htm 「血の濃い人々」]
**隔月刊「別册文藝春秋」([[文藝春秋]]
*「別册文藝春秋」弱法師(2003年5月号)、卒塔婆小町(2003年7月号)、浮舟(2003年11月号
***ケッヘル- 2006年6月 文藝春秋
***弱法師(2003年5月号)、卒塔婆小町(20037月号)、浮舟(200311月号)
**2004年 3月 文藝春秋
**「別册文藝春秋」2004年5月号 - 2006年5月号)
*サイゴン・タンゴ・カフェ - 短編集・角川書店 2008年2月
**2007年 2月 [[文春文庫]]
*悲歌 エレジー - 短編集・角川書店 2009年9月
*ケッヘル(上)(下) - 連載長篇小説
**「野性時代」隅田川(2003年11月号)、定家(20098月号)、蝉丸(20099月号)
**隔月刊「別册文藝春秋」(文藝春秋)
***ケッヘル(2004年5月号 - 2006年5月号)
**2006年 6月 文藝春秋
*サイゴン・タンゴ・カフェ - 短編集・角川書店 2008年2月
*悲歌 エレジー - 短編集・角川書店(角川グループパブリッシング)刊 2009年9月
**月刊「野性時代」(角川書店)
***隅田川(2003年11月号)、定家(2009年8月号)、蝉丸(2009年9月号)


===エッセイ===
===エッセイ===
*小説を書く猫 祥伝社、2011 
*証拠写真 - 2002年3月1日に[[池袋]]で開かれた『花伽藍』刊行記念サイン会でのことについて

*証拠写真 - 2002年3月1日に池袋で開かれた『花伽藍』刊行記念サイン会でのことについて
**月刊「小説新潮」(新潮社)上コラム「ああ、恥ずかし」掲載
**月刊「小説新潮」(新潮社)上コラム「ああ、恥ずかし」掲載
**2003年10月 『ああ、恥ずかし』(新潮文庫)所収
**2003年10月 『ああ、恥ずかし』(新潮文庫)所収
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===紀行===
===紀行===
*熱帯感傷紀行 ―アジア・センチメンタル・ロード
*熱帯感傷紀行 ―アジア・センチメンタル・ロード―1998年4月 [[大和書房]] のち[[角川文庫]]、吉田伸子解説
**1998年 4月 [[大和書房]]
**2002年 9月 [[角川文庫]]、吉田伸子解説


==関連項目==
==関連項目==

2011年3月14日 (月) 09:36時点における版

中山 可穂(なかやま かほ、1960年(昭和35年) - )は、日本小説家

経歴

1960年、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学教育学部英語英文科卒業。大学卒業後に劇団を主宰、作・演出・役者をこなすも、のちに解散となる。その5年後に会社員となるが、勤務時間を小説の執筆に費やしていた(日外アソシエーツ『新訂 作家・小説家人名事典』より)。

1992年に「ルイジアンヌ」でTOKYO FMによるラジオ番組「ラヴ・ステーション」内企画第1回ショート・ストーリー・グランプリを受賞。翌1993年に、マガジンハウスへ持ち込んだ『猫背の王子』でデビュー。『猫背の王子』は、マガジンハウスへの持ち込み原稿である。当初は小さな出版社へ持ち込んだが、そこの編集者にマガジンハウスの編集者を紹介され、刊行に至ったという(集英社文庫『猫背の王子』解説より)。1995年、「天使の骨」で第6回朝日新人文学賞を受賞。2001年、『白い薔薇の淵まで』で第14回山本周五郎賞を受賞。2002年『花伽藍』が第127回直木三十五賞候補作品となる。

2006年夏に、鎌倉から横浜へ拠点を移して活動している(『月刊カドカワ』のエッセイより)。

人物

女性同士の恋愛(レズビアン)をテーマにした作品が多いのが特徴。自身もレズビアンであることを公言している。しかし「フェミニズム運動、ゲイ・パレード新宿二丁目のどれにも興味はなく、小説を執筆している時が一番楽しい」という(集英社文庫『白い薔薇の淵まで』文庫版あとがきより)。

猫好きで有名で、サインをするとき、猫のマークの中に「KAHO NAKAYAMA」と書くのが常である。

読後に「息をつめて一気に読み終えた」という感想が多く、著者自身もそれをあとがきなどで記している。

作品

小説

  • ルイジアンヌ - 第1回TOKYO FMショート・ストーリー・グランプリ受賞
    • 1992年10月 『はじまりは、恋』(TOKYO FM出版)所収
  • 王寺ミチルシリーズ
猫背の王子 1993年6月 マガジンハウス のち集英社文庫山本文緒解説
天使の骨 1995年10月 朝日新聞社 のち集英社文庫、林あまり解説
    • 1995年夏季号 週刊朝日別冊季刊「小説トリッパー」
  • サグラダ・ファミリア [聖家族] 1998年7月 朝日新聞社 のち新潮文庫北上次郎解説

書き下ろし

 書き下ろし長篇小説、参照「これは私小説である」

  • 深爪 - 小説集 2000年8月 朝日新聞社 のち新潮文庫、藤田香織解説

(深爪、落花、魔王)

  • 白い薔薇の淵まで -2001年2月 集英社 のち集英社文庫

[1]、書き下ろし、参照「花だけはくれるな」

  • 花伽藍 - 短篇小説集 2002年2月 新潮社 のち新潮文庫、斎藤美奈子解説
    • 「小説新潮」鶴(2000年11月号)、七夕(01年4月号)、花伽藍(01年8月号)、偽アマント(01年11月号)、燦雨(01年12月号)
  • マラケシュ心中 2002年10月 講談社 のち講談社文庫、永江朗解説
  • ジゴロ - 短篇小説集 2003年2月 集英社 のち集英社文庫、藤本由香里解説
    • 月刊「小説すばる」(集英社)
      • ラタトゥイユ(2000年12月号)、ジゴロ(2001年4月号)、ダブツ(2001年7月号)、恋路すすむ(2001年10月号)、上海動物園にて(2002年1月号)
  • 光の毛布
    • WEBダ・ヴィンチメディアファクトリー)上企画「あのころの宝もの」掲載
    • 2003年 月 『あのころの宝もの ―ほんのり心が温まる12のショートストーリー―』(メディアファクトリー)所収
    • 2004年10月 『ありがと。 ―あのころの宝もの十二話―』(改題文庫版)所収
  • 弱法師(よろぼし) - 小説集、2004年3月 文藝春秋 のち文春文庫

参照「血の濃い人々」

  • 「別册文藝春秋」弱法師(2003年5月号)、卒塔婆小町(2003年7月号)、浮舟(2003年11月号)
      • ケッヘル- 2006年6月 文藝春秋
    • 「別册文藝春秋」2004年5月号 - 2006年5月号)
  • サイゴン・タンゴ・カフェ - 短編集・角川書店 2008年2月
  • 悲歌 エレジー - 短編集・角川書店 2009年9月
    • 「野性時代」隅田川(2003年11月号)、定家(2009年8月号)、蝉丸(2009年9月号)

エッセイ

  • 小説を書く猫 祥伝社、2011 
  • 証拠写真 - 2002年3月1日に池袋で開かれた『花伽藍』刊行記念サイン会でのことについて
    • 月刊「小説新潮」(新潮社)上コラム「ああ、恥ずかし」掲載
    • 2003年10月 『ああ、恥ずかし』(新潮文庫)所収
  • 下戸の哀しみ - 早稲田大学創立125周年記念
    • 2006年 3月 『集り散じて ―ほろ酔いエッセイ集―』(たる出版)所収

紀行

  • 熱帯感傷紀行 ―アジア・センチメンタル・ロード―1998年4月 大和書房 のち角川文庫、吉田伸子解説

関連項目

外部リンク