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'''ジャー'''(Jah)はカーヴィー主義に端を発する[[宗教]]運動、ラスタファリで[[神]]を指す言葉である。[[旧約聖書]]の Yhwh の短縮形「ヤー」(「ヤハ」とも)が英語読みされるため、このように発音する。
'''ジャー'''(Jah)[[マース・ガベイ]]に端を発する宗教運動、[[ラスタファリズム]]において神を指す言葉である。[[旧約聖書]]の YHWH の短縮形「ヤー」(「ヤハ」とも)が英語読みされるため、このように発音する。


[[エチオピア]]最後の皇帝ハイレ・セラシエ1世を救世主と同一視するグループが存在し、これを'''ラスタファリ運動'''と呼ぶ。
[[エチオピア]]最後の皇帝[[ハイレ・セラシエ1世]]を救世主と同一視するグループが存在し、これを[[ラスタファリズム]](ラスタファリ運動)と呼ぶ。


ラスタファリ信奉者(ラスタファリアン)は普通名詞の神ではなく、好んでこの語を用いる。このため、[[小説]]などで[[レゲエ]]文化を想起させる言葉として、この語は多用される。たとえば[[ウィリアム・ギブスン]]は『[[カウント・ゼロ]]』で軌道都市[[ザイオン]]のラスタファリアンに盛んに「ジャー・ラヴ」(「神の愛を」の意味。ラスタファリ文化においてはGood Luckに相当する概念で、挨拶として用いられる)とわせている。
ラスタファリ信奉者(ラスタファリアン)は普通名詞の神ではなく、好んでこの語を用いる。
このため、小説などでレゲエ文化を想起させる言葉として、この語は多用される。たとえば[[ウィリアム・ギブスン]]は『[[カウント・ゼロ]]』で軌道都市[[オン]]Zionのラスタファリアンに盛んに「ジャー・ラヴ」(「神の愛を」の意味。ラスタファリ文化においては Good Luck に相当する概念で、挨拶として用いられる)とわせている。


==関連項目==
==関連項目==

2006年9月9日 (土) 13:14時点における版


ジャー(Jah)はマーカス・ガーベイに端を発する宗教運動、ラスタファリズムにおいて神を指す言葉である。旧約聖書の YHWH の短縮形「ヤー」(「ヤハ」とも)が英語読みされるため、このように発音する。

エチオピア最後の皇帝ハイレ・セラシエ1世を救世主と同一視するグループが存在し、これをラスタファリズム(ラスタファリ運動)と呼ぶ。

ラスタファリ信奉者(ラスタファリアン)は普通名詞の神ではなく、好んでこの語を用いる。

このため、小説などでレゲエ文化を想起させる言葉として、この語は多用される。たとえばウィリアム・ギブスンは『カウント・ゼロ』で軌道都市シオンZionのラスタファリアンに盛んに「ジャー・ラヴ」(「神の愛を」の意味。ラスタファリ文化においては Good Luck に相当する概念で、挨拶として用いられる)といわせている。

関連項目