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「高橋健一 (お笑い芸人)」の版間の差分

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2016年6月8日 (水) 02:29時点における版

高橋 健一
本名 高橋 健一
ニックネーム パーケン
生年月日 (1971-03-30) 1971年3月30日(53歳)
出身地 日本の旗 日本東京都大田区
血液型 AB型
身長 170cm
言語 日本語
方言 共通語
最終学歴 関東学院大学経済学部卒業
出身 スクールJCA(6期生)
コンビ名 キングオブコメディ(2000年 - 2015年)
相方 今野浩喜(コンビ時代)
芸風 コント
事務所プロダクション人力舎
活動時期 1997年 - 2015年
同期 田上よしえ など
現在の代表番組 なし
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高橋 健一(たかはし けんいち、1971年3月30日 - )は、日本の元お笑い芸人。お笑いコンビ「キングオブコメディ」のツッコミ(時にボケ)担当であった。当時の相方は今野浩喜で、活動中はプロダクション人力舎に所属していた。

愛称は「パーケン」。これは中学校時代に友人が元々のあだ名「たかけん」を「パーケン」と聞き間違えたことが由来であり、コンビ結成後そのエピソードを今野に話したところ、今野が頻繁にこのあだ名を使い出し、芸人仲間に浸透したことからであった。また、かつてはファンにも使われる愛称となっていた。

略歴

デビュー前

東京都大田区出身。学生時代からお笑い芸人を志していたが、当時はまだ東京にお笑い養成所が存在せず「お笑い芸人になる方法がわからなかった」ため、東京都立雪谷高等学校を卒業後、2年の浪人生活(研数学館へ通っていた)を経て、関東学院大学経済学部に入学[1]

大学時代は専攻の経済についてはあまり勉強せず、自分の興味関心に従って様々な分野の授業を取っており、六浦キャンパスと釜利谷キャンパスを授業ごとに行き来していた。交通費を節約するためにキャンパス間を徒歩で移動していたが、森林などの道なき道を最短距離で横切っていたため、ルートの途中にけもの道が出来たという[2]

大学卒業後は派遣社員としてキヤノンの工場に勤務し「コピー機はある程度の過酷な状況でも使えるかどうかの性能を試すために、例えば30度の温度、湿度80%の部屋で使用しそれを監視する仕事。部屋の状況により1週間に1、2枚紙が反りかえってコピーされてきたので、そういう時に『出ました―!!』と正社員を呼ぶ仕事」をしていた。上司からは「高橋君、君この仕事向いてるよ」と言われており、真面目な仕事ぶりから正社員登用の誘いも受けていたが、1997年、26歳でスクールJCAに6期生として入学した[1][3][4]

養成所、ピン芸人時代

スクールJCA入学後は佐藤ムー太郎(現サイゾースタッフ)、金森隆造(元デカメロン)らとコンビを組んでライブに出演したが、いずれも長続きせずに解散し、しばらくピン芸人として活動した[5]2000年には相方を探すためスクールJCAに再入学(9期生)するが、なかなか新たな相方が見つからなかったため、当時頻繁に恋愛相談を持ち掛けていた同期の今野浩喜を誘ってコンビを結成した[6]

キングオブコメディ結成後

2007年7月11日午前8時頃、東京メトロ千代田線北千住町屋間のJR203系の車内で満員電車内における痴漢行為容疑で荒川警察署逮捕された。所属事務所は事実関係は不明としながら、「逮捕された事実を重く受け止める」として当面の芸能活動を自粛すると発表したが、2日後の7月13日に釈放された。高橋側は「裁判で冤罪を主張する」方針であったが、同年12月28日、不起訴処分となったことが所属事務所より発表され(乗客からの証言などから痴漢冤罪とみられ、芸人仲間からも陳述書が集められた)[7]2008年1月1日、事務所ライブ「バカ爆走!」でコンビ活動を再開した。同年2月3日TBSラジオ伊集院光 日曜日の秘密基地』で復帰後メディア初出演を果たし、同年3月1日には、フジテレビめちゃ×2イケてるッ!』の「笑わず嫌い王決定戦」に出演してテレビにも復帰した。

2012年、情報サイト「サイゾーpremium」上で小明との共同連載「卑屈の国の格言録」がスタート。2014年5月、2年間の連載をまとめた書籍『卑屈の国の格言録 ネガティブな2人が読み解く、偉人の名言24片』が刊行された[8]

キングオブコメディ解散

2015年12月26日午後、同年4月25日に東京都内の高校に侵入して女子高生の制服や体操服など24点を盗んだとして窃盗及び建造物侵入の容疑で警視庁に逮捕された。20年前から同様の行為をしていたと供述し、自宅からは制服など約600点が押収された[9]。逮捕を受け、同日放送のエンタの神様では急遽出演部分をカットされ、また年末年始の出演を辞退することとなった[10]12月29日、プロダクション人力舎は高橋との専属契約を解除すると発表、キングオブコメディは解散となった[11]

2016年1月15日東京地検によって窃盗罪及び建造物侵入罪で起訴された。当初は東京都内の高校から24点を盗んだと報じられていたが、起訴状によると世田谷区の都立高校から女子高生3人のブレザーやスカート計25点を盗んだとのことである[12]1月21日には2014年12月30日江東区の都立高校に侵入して女子高生の制服など45点を盗んだとして窃盗及び建造物侵入の容疑で再逮捕された。同日の時点で自宅から押収された制服などは1000点を超えている[13][14]

人物・エピソード

  • 家族構成は父、妹(既婚)[15]。母親は高橋が12 - 13歳の頃に自殺し、死別している[16][17]
  • 2015年12月時点で、実家に父親と同居していた。父親は元々運送業を営んでいたが、多額の借金を抱えており、2010年キングオブコント優勝時に賞金の使い道を尋ねられた際は「放送では父親の借金を返済するのに5回優勝しないといけないと言ったんですけど、事務所に引かれることを考えたら8回は優勝しないといけないことに気づいちゃいました」と語っている[16][18]。父親には浪費癖があるため、弁護士の協力を得ながら返済を続けているという[19]
  • 26歳まで一般企業に務めていたため、バナナマンアンジャッシュおぎやはぎなど「年下の先輩芸人」が多かった。
  • ルックスはファンや相方の今野などから西島秀俊に似ていると言われていたが、本人は城みちる山田辰夫に似ていると自称していた[20]。西島とは生年月日が1日違いである。
  • 色弱のため、暗所では色の判別が出来ないことがある。あえて本来と違った色に見えるという冗談を言って周囲を驚かせたことがあり、相方の今野はそれを「色弱サプライズ」と呼んでいた[21]
  • 釣り潮干狩りなどのアウトドア・アクティビティが好きで、キングオブコントの優勝賞金でカヤックを購入した[22]
  • 漫画『ドラえもん』をはじめ、創刊から1980年代前半頃までの月刊コロコロコミックに詳しい[23]。小学生時代にハガキ投稿コーナーで何度かイラストを採用された経験があり、小学館への取材の結果、同コーナーで流行した「イラスト中のスペースにハガキの応募宛先がはめ込まれる」アイディアを最初に考え出したのは高橋であった[24]
  • 舞台『大久保佳代子劇団第2回公演「村娘」』で高橋と共演した宮崎吐夢は、「高橋さんという人を知って少し人生観が変わった。『人からどう見られているか』ということにあれほど無防備な人はいない」と語っている。宮崎は高橋の舞台演技についても、自身が所属する劇団「大人計画」の主催者である松尾スズキと共に「芝居が上手いし、コントの時もちゃんと(人物設定の)関係性の中でツッコミを入れている」「あんなに丁寧なツッコミが出来る人は役者にもいない」と高く評価している[25]

芸風

  • 大喜利が得意で、バッファロー吾郎が主宰する大喜利イベント『ダイナマイト関西』では2回(2008年大会、2014年大会)決勝に進出したことがある[26]
  • コントに関しては練習の虫であり、2010年キングオブコント準決勝前には、会場入りから出番までの7時間を全て練習に費やした。そのため決勝進出が発表された瞬間、今野は頭を抱えてしゃがみこみ「地獄だー!」と叫んだ[27]

芸人時代の交友関係

  • 設楽統(バナナマン)と仲が良く、TBSラジオバナナマンのバナナムーンGOLD』内で結成された「オサム軍団」の一員であった[28]。2011年のTBS『史上空前!! 笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ』ではコンビを組んでネタを披露した。設楽はテレビ朝日『雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!』の「第3回芸人ドラフト会議」(冠番組を持った際にレギュラー出演してほしい芸人を選ぶ企画)で高橋を5位に指名しており、バナナマンの番組(TOKYO MX他『バナナ炎』、ひかりTV『バナナステーキ』、東海テレビオトナ養成所 バナナスクール』など)にしばしば単独でゲスト出演していた。
  • 渡辺正行コント赤信号)と親交があり、渡辺がプライベートで参加した剣道の大会に付き添ったり、渡辺の妻のフルート演奏会を鑑賞しに行ったりしていた[29]。キングオブコント優勝後は、渡辺が主宰するラ・ママ新人コント大会で年に数回アシスタントMCを担当していた。
  • 鈴木拓ドランクドラゴン)は釣り仲間。高橋が痴漢冤罪により拘留され突然連絡が取れなくなった際は、ダム釣りの最中に事故に巻き込まれたのではないかと案じ、1人で千葉県の山奥まで高橋を探しに行った。鈴木の妻も高橋と面識があり、活動自粛期間中は「高橋くんが復帰するまでお金を援助してあげたり、できる限りあなたが支えてあげなさい」と鈴木に提言していたという[30]

作品


書籍

映像作品

出演


テレビ

バラエティ

ドラマ

アニメ

映画

ラジオ

舞台

  • 大久保佳代子劇団第2回公演「村娘」(2010年10月14日 - 17日、恵比寿・エコー劇場
  • 田中が考え中(2011年12月7日、2012年4月17日 - 18日、新宿シアターモリエール)
  • 田中が考え中 〜第2幕〜(2013年1月28日 - 29日、本多劇場
  • 田中が考え中 〜第3幕〜(2014年9月12日 - 13日、本多劇場)

ミュージックビデオ

  • YANAKIKU 「グルグルチョイス」(1stアルバム「柳菊ノ円盤」収録、2015年3月4日発売) - 友情出演[33]

脚注

  1. ^ a b キングオブコント三代目王者、キングオブコメディ登場! 共通点は「寿司好き」? 8つ年の離れたコンビがうまくいく理由”. CAREERzine (2010年10月11日). 2015年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年2月5日閲覧。
  2. ^ ニコニコチャンネル・サイゾーテレビ『ニコニコキングオブコメディ』第76回
  3. ^ 快傑えみちゃんねる関西テレビ 2011年1月14日放送
  4. ^ 「マンガ「この役は俺にやらせろ!」第11回 キングオブコメディ」『お笑いタイフーン!』第11巻、エンターブレイン、2005年2月、pp.44。 
  5. ^ ニコニコチャンネル・サイゾーテレビ『ニコニコキングオブコメディ』第125回
  6. ^ キングオブコント三代目王者、キングオブコメディ登場!冠番組が難しいご時勢、お笑い以外のフィールドで活躍を目指す?”. CAREERzine (2010年10月13日). 2015年2月5日閲覧。
  7. ^ キングオブコメディの高橋健一が活動再開 『スポーツ報知』 2008年1月11日付
  8. ^ “格言を独自解釈“卑屈家”キンコメ高橋×小明の対談本発売”. お笑いナタリー. (2014年5月3日). http://natalie.mu/owarai/news/115901 2015年2月5日閲覧。 
  9. ^ キンコメ高橋容疑者を逮捕”. デイリースポーツ (2015年12月26日). 2016年1月9日閲覧。
  10. ^ 逮捕でキンコメ、出演を辞退”. デイリースポーツ (2015年12月26日). 2016年1月9日閲覧。
  11. ^ キングオブコメディ及び高橋健一に関しまして”. プロダクション人力舎 (2015年12月29日). 2016年1月9日閲覧。
  12. ^ キンコメ高橋健一容疑者を窃盗罪で起訴”. 日刊スポーツ (2015年1月15日). 2016年1月21日閲覧。
  13. ^ 元キンコメ高橋被告を再逮捕へ…江東でも制服盗”. YOMIURI ONLINE (2015年1月20日). 2016年1月21日閲覧。
  14. ^ 別の高校でも制服盗んだ疑いで再逮捕”. NHK (2015年1月21日). 2016年1月21日閲覧。
  15. ^ ニコニコチャンネル・サイゾーテレビ『ニコニコキングオブコメディ』第80回
  16. ^ a b キングオブコメディさんの至言「いつ辞めてもいいから、続けられるんです」(前編)”. 日刊サイゾー (2010年12月13日). 2015年5月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月24日閲覧。
  17. ^ 売れっ子芸人はなぜ「制服」を盗まずにいられなかったのか “ただの変態”では済まされない「欲望の闇」” (日本語). 現代ビジネス. 講談社 (2016年1月30日). 2016年4月24日閲覧。
  18. ^ “KOC優勝キングオブコメディ会見一問一答”. お笑いナタリー. (2010年9月23日). http://natalie.mu/owarai/news/38079 2015年2月10日閲覧。 
  19. ^ ニコニコチャンネル・サイゾーテレビ『ニコニコキングオブコメディ』第119回
  20. ^ ニコニコチャンネル・サイゾーテレビ『ニコニコキングオブコメディ』第102回
  21. ^ ニコニコチャンネル・サイゾーテレビ『ニコニコキングオブコメディ』第45回
  22. ^ ニコニコチャンネル・サイゾーテレビ『ニコニコキングオブコメディ』第11回
  23. ^ 「コロコロ漫画とのぼり棒で性と生を学んだ」キングオブコメディ高橋健一「コロコロコミック」編集部に潜入”. エキサイトニュース (2015年7月24日). 2015年8月8日閲覧。
  24. ^ キングオブコメディ高橋健一「コロコロコミック」を捜索。一大革命を起こした小学生時代の投稿に出会えるか”. エキサイトニュース (2015年8月6日). 2015年8月8日閲覧。
  25. ^ DVD『大久保佳代子劇団第2回講演「村娘」』コメンタリーより
  26. ^ “キンコメ高橋、秋山にD関勝利も軸足グラグラ”. お笑いナタリー. (2014年7月30日). http://natalie.mu/owarai/news/122364 2015年2月5日閲覧。 
  27. ^ キングオブコント三代目王者、キングオブコメディ登場!結成10年目、節目の年のタイトル獲得の喜びはいかほど?”. CAREERzine (2010年10月5日). 2015年3月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年2月5日閲覧。
  28. ^ 6月21日(金)バナナムーンGOLD”. JUNK バナナマンのバナナムーンGOLD (2013年6月22日). 2015年2月5日閲覧。
  29. ^ ニコニコチャンネル・サイゾーテレビ『ニコニコキングオブコメディ』第130回
  30. ^ "じゃないほう"芸人3人が織りなした奇跡の番組『撮れ高次第』とは何だったのか”. 日刊サイゾー (2012年1月18日). 2015年2月5日閲覧。
  31. ^ 準レギュラーになったものの、出番のないまま最終回を迎えた。最終回はスタジオに登場し、番組最後の挨拶も任された。
  32. ^ キングオブコメディが本人役、アニメ「フジログ」で声優に お笑いナタリー 2011年6月28日
  33. ^ 【NEWS】「柳菊ノ円盤」Music Videoダイジェスト公開!!”. YANAKIKU OFFICIAL WEB SITE (2015年2月26日). 2015年4月15日閲覧。