コンテンツにスキップ

「僕のヒーローアカデミア」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
82行目: 82行目:


=== 社会的評価 ===
=== 社会的評価 ===
2014年11月の第1巻発売時には即完売状態となり、発売翌月には発行部数30万部を突破した<ref name="hatena" />。2016年4月の8巻発売日現在、累計発行部数は420万部を突破している<ref>{{Twitter|myheroacademia|僕のヒーローアカデミア公式}}</ref>。
連載が始まった早い段階から注目されており、単行本2巻が発売された頃には「次世代少年マンガの雄たる作品」とも評された<ref>{{Cite web|publisher=[[ダ・ヴィンチ]]|title=「次にくるマンガ大賞」発表! 第1位は『僕のヒーローアカデミア』に決定!|url= http://ddnavi.com/news/225599/|accessdate=2015-02-28}}</ref>。また漫画に関するランキングでも何度か上位にランクインしている<ref>{{Cite web|publisher=コミックナタリー|title=エンタミクス「2014年コレ読んで漫画ランキング」1位は『七つの大罪』|url= http://natalie.mu/comic/news/134323|accessdate=2015-02-27}}</ref><ref>{{Cite web|publisher=コミックナタリー|title=書店員が選んだマンガランキング2015、第1位は『魔法使いの嫁』|url= http://natalie.mu/comic/news/137750 |accessdate=2015-02-27}}</ref><ref>{{Cite web|publisher=コミックナタリー|title=「次にくるマンガ大賞」1位に輝いたのは『僕のヒーローアカデミア』|url= http://natalie.mu/comic/news/137940|accessdate=2015-02-27}}</ref>。

2014年11月の第1巻発売時には即完売状態となり、発売翌月には発行部数30万部を突破した<ref name=hatena/>。2016年4月の8巻発売日現在、累計発行部数は420万部を突破している<ref>{{Twitter|myheroacademia|僕のヒーローアカデミア公式}}</ref>。


== あらすじ ==
== あらすじ ==
263行目: 261行目:
: 被服控除で作ったヒーローコスチュームは黒マントで、それを羽織るだけのシンプルなもの。自身に考案したヒーロー名は漆黒ヒーロー「'''ツクヨミ'''」。
: 被服控除で作ったヒーローコスチュームは黒マントで、それを羽織るだけのシンプルなもの。自身に考案したヒーロー名は漆黒ヒーロー「'''ツクヨミ'''」。
:; “個性”:黒影(ダークシャドウ)
:; “個性”:黒影(ダークシャドウ)
:: 伸縮自在の影のようなモンスターを身に宿している。モンスターにも知性があり会話も可能。愛嬌のある性格で踏陰の命令に忠実。闇が深い程に攻撃力は増大するが、その反面どう猛になり制御が難しくなる。日光下でも使用可能だが、攻撃力は中の下程度<ref name=No.29>堀越耕平「No.29 知られてない」『僕のヒーローアカデミア Vol.3』[[集英社]]〈[[ジャンプ・コミックス]]〉、2015年4月3日、ISBN 4-08-880335-7、55頁。</ref>となる。闇夜においては巨大な姿になり絶大な力を誇るものの、完全に制御不能になる上、動くもの全てを無差別に攻撃する非常に危険な存在となる。但し、この状態であっても何らかの光さえ作り出せれば一瞬で大人しくさせることが可能。
:: 伸縮自在の影のようなモンスターを身に宿している。モンスターにも知性があり会話も可能。愛嬌のある性格で踏陰の命令に忠実。闇が深い程に攻撃力は増大するが、その反面どう猛になり制御が難しくなる。日光下でも使用可能だが、攻撃力は中の下程度<ref name="No.29">堀越耕平「No.29 知られてない」『僕のヒーローアカデミア Vol.3』[[集英社]]〈[[ジャンプ・コミックス]]〉、2015年4月3日、ISBN 4-08-880335-7、55頁。</ref>となる。闇夜においては巨大な姿になり絶大な力を誇るものの、完全に制御不能になる上、動くもの全てを無差別に攻撃する非常に危険な存在となる。但し、この状態であっても何らかの光さえ作り出せれば一瞬で大人しくさせることが可能。
:
:
; 葉隠 透(はがくれ とおる)
; 葉隠 透(はがくれ とおる)
460行目: 458行目:
: 声 - [[吉野裕行]]
: 声 - [[吉野裕行]]
: [[7月7日]]生、身長185cm、30歳、好きなものはラジオ、TV<ref name="comics2"/>。
: [[7月7日]]生、身長185cm、30歳、好きなものはラジオ、TV<ref name="comics2"/>。
: ボイスヒーロー。入試では受験者向けのプレゼンを担当<ref name=No.3>堀越耕平「No.3 入試」『僕のヒーローアカデミア Vol.1』[[集英社]]〈[[ジャンプ・コミックス]]〉、2014年11月4日、ISBN 4-08-880264-0。</ref>。生徒を「リスナー」と呼ぶ。通常授業では英語の授業を担当している様子<ref name=No.7>堀越耕平「No.7 服着よう?」『僕のヒーローアカデミア Vol.1』[[集英社]]〈[[ジャンプ・コミックス]]〉、2014年11月4日、ISBN 4-08-880264-0。</ref>。虫がとても苦手。相澤と同期。
: ボイスヒーロー。入試では受験者向けのプレゼンを担当<ref name="No.3">堀越耕平「No.3 入試」『僕のヒーローアカデミア Vol.1』[[集英社]]〈[[ジャンプ・コミックス]]〉、2014年11月4日、ISBN 4-08-880264-0。</ref>。生徒を「リスナー」と呼ぶ。通常授業では英語の授業を担当している様子<ref name="No.7">堀越耕平「No.7 服着よう?」『僕のヒーローアカデミア Vol.1』[[集英社]]〈[[ジャンプ・コミックス]]〉、2014年11月4日、ISBN 4-08-880264-0。</ref>。虫がとても苦手。相澤と同期。
:; “個性”:ヴォイス
:; “個性”:ヴォイス
:: 首の機械は指向性スピーカー。暴風のような「声」を相手にぶつける。
:: 首の機械は指向性スピーカー。暴風のような「声」を相手にぶつける。
628行目: 626行目:
::
::
:; ラグドール
:; ラグドール
:: 本名は'''知床 知子(しれとこ ともこ)'''。[[4月8日]]生、身長166cm、31歳。好きなものは虎、マンダレイ、ピクシーボブ<ref name=="comics9">堀越耕平「キャラクタープロフィール」『僕のヒーローアカデミア Vol.9』[[集英社]]〈[[ジャンプ・コミックス]]〉、2015年6月4日、ISBN 4-08-880689-1。</ref>。
:: 本名は'''知床 知子(しれとこ ともこ)'''。[[4月8日]]生、身長166cm、31歳。好きなものは虎、マンダレイ、ピクシーボブ<ref name="=&quot;comics9&quot;">堀越耕平「キャラクタープロフィール」『僕のヒーローアカデミア Vol.9』[[集英社]]〈[[ジャンプ・コミックス]]〉、2015年6月4日、ISBN 4-08-880689-1。</ref>。
::プッシーキャッツの盛り上げ役。飛んだ様な目が特徴で、一人称は「あちき」。明るい性格で、非常にテンションが高い。
::プッシーキャッツの盛り上げ役。飛んだ様な目が特徴で、一人称は「あちき」。明るい性格で、非常にテンションが高い。
::; “個性”:サーチ
::; “個性”:サーチ
850行目: 848行目:
: 先天性の超常能力。一般的な意味での「[[個性]]」という言葉との混同を避けるため、原作では超常能力としての“個性”を指す場合は「“”」で囲んだ「“個性”」と表記されている。
: 先天性の超常能力。一般的な意味での「[[個性]]」という言葉との混同を避けるため、原作では超常能力としての“個性”を指す場合は「“”」で囲んだ「“個性”」と表記されている。
: 作中では現在全人口の8割が何らかの“個性”を発現している。通常4歳頃までに両親のどちらか、あるいは複合的な“個性”が発現する。それぞれ世代があり、緑谷たちの世代は「第五世代」。
: 作中では現在全人口の8割が何らかの“個性”を発現している。通常4歳頃までに両親のどちらか、あるいは複合的な“個性”が発現する。それぞれ世代があり、緑谷たちの世代は「第五世代」。
: 作中では能力によって「'''発動系'''」「'''変形系'''」「'''異形系'''」の三系統に大別している<ref name=No.14>堀越耕平「No.14 未知との遭遇」『僕のヒーローアカデミア Vol.2』[[集英社]]〈[[ジャンプ・コミックス]]〉、2015年1月5日、ISBN 4-08-880297-8。</ref>。
: 作中では能力によって「'''発動系'''」「'''変形系'''」「'''異形系'''」の三系統に大別している<ref name="No.14">堀越耕平「No.14 未知との遭遇」『僕のヒーローアカデミア Vol.2』[[集英社]]〈[[ジャンプ・コミックス]]〉、2015年1月5日、ISBN 4-08-880297-8。</ref>。
:; 発動系
:; 発動系
:: 数多くある“個性”の中で一番スタンダードな系統。多種多様で自身の意思で能力を発動させる。またその種類の多さから、発動する“個性”によって「'''増強型'''」や「'''拘束型'''」等に細分化されている。
:: 数多くある“個性”の中で一番スタンダードな系統。多種多様で自身の意思で能力を発動させる。またその種類の多さから、発動する“個性”によって「'''増強型'''」や「'''拘束型'''」等に細分化されている。

2016年6月16日 (木) 13:50時点における版

僕のヒーローアカデミア
ジャンル 少年漫画
ヒーローアクション学園
漫画
作者 堀越耕平
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル ジャンプ・コミックス
発表期間 2014年32号 -
巻数 既刊9巻(2016年6月現在)
ヴォイスコミック
原作 堀越耕平
放送局 アニマックスVOMIC公式サイト
番組 VOMIC TV!
発表期間 2015年1月10日 - 1月31日
話数 全4話
アニメ
原作 堀越耕平
監督 長崎健司
シリーズ構成 黒田洋介
脚本 黒田洋介
キャラクターデザイン 馬越嘉彦
音楽 林ゆうき
アニメーション制作 ボンズ
製作 僕のヒーローアカデミア製作委員会
MBS
放送局 MBSTBS系列
放送期間 2016年4月3日 - 6月26日予定
話数 全13話予定
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

僕のヒーローアカデミア』(ぼくのヒーローアカデミア)は、堀越耕平による漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2014年32号より連載中。

概要

落ちこぼれだった少年・緑谷 出久が“最高のヒーロー”を目指して成長していくヒーロー漫画作品[1]。堀越耕平にとって3作目の連載作品となる[2]

『赤マルジャンプ』2008 WINTERに掲載された読切『僕のヒーロー』を基に構想された[2]。話数カウントは「No.○○」。単行本(ジャンプ・コミックス)の巻数表記は「Vol.○○」。公式な略称は定まっておらず[3]、『ヒロアカ[4]』『僕アカ[5]』などいくつか存在している。

単行本にはおまけ的要素が多くあり、カバー裏の本体表紙にはキャラクターの構想案が、裏表紙ではキャラクターの次巻予告的なものが掲載されている。カバーの折り込み部分にもおまけ絵がある。

2015年1月、『VOMIC TV!』で「VOMIC」が放送された。2015年11月、週刊少年ジャンプ2015年49号にてテレビアニメ化が発表された[6]

2015年11月9日より、「少年ジャンプ+」にてスピンオフ漫画が連載されている[7]

制作背景

堀越はデビュー翌年に読切漫画『僕のヒーロー』を発表[8]。その後も『逢魔ヶ刻動物園』や『戦星のバルジ』を連載する。しかし『戦星のバルジ』は短期間で連載が終わり、堀越は精神的に落ち込んで創作活動が停滞してしまう。そこで過去の読切作品の中から、思い入れがあり、一番書きやすかった『僕のヒーロー』を元に本作の構想が練られた。堀越はヒーロー物が好きなので気持ちを込めて描けそうだったことが決め手になったという[2][8]。『僕のヒーロー』から「ヒーローが日常にいる」という設定などを引き継ぎ[8]、新たな作品『僕のヒーローアカデミア』として2014年32号より連載が開始された。

また、出久のキャラクターは『戦星のバルジ』2巻に描下ろされたあとがき漫画の主人公が元になっている。それを見た堀越の担当編集者は「君は『ドラゴンボール』の悟空や『ONE PIECE』のルフィのような主人公は描けなかったが、こういうオタクっぽい奴なら描ける」と評価していた[9]

堀越は本作の発想の元について「アメコミの『X-MEN』などのマーベル・コミックの作品の影響は大きいと思います」と語っている[8]

テーマ・作風

堀越は、ヒーローのかっこよさは「人を救うこと」にあると語っている[8]。そのため、主人公の出久も人を助けるときには悩まずに飛び出せる人物として描かれている[8]。また、出久のセリフや行動を自然に描くことができるので、頭で考えるより勢いで描いているとのこと[8]

キャラクターデザインでは、「目のアップだけでもキャラか判別できる」ようになっている[10]。堀越は『NARUTO -ナルト-』(岸本斉史)の影響で「手は顔の次に感情が出る」と考えるようになり、特に必要がなくても積極的に手を描いている[11]。随所にアメリカン・コミックをリスペクトした演出が見られる[12]

本作について、第1話では出久がモノローグで「僕が最高のヒーローになるまでの物語」と語っている。

社会的評価

2014年11月の第1巻発売時には即完売状態となり、発売翌月には発行部数30万部を突破した[2]。2016年4月の8巻発売日現在、累計発行部数は420万部を突破している[13]

あらすじ

超常能力“個性”を持って生まれるのが当たり前の世界。“個性”を悪用する犯罪者・敵(ヴィラン)を取り締まる存在・ヒーローは人々の憧れの存在となっていた。少年・緑谷 出久も幼い頃からヒーローに憧れ、ヒーローになるために難関・雄英高校への進学を目指していたが、先天的“無個性”であり合格は絶望的と周囲からバカにされ続けていた。高校受験を控えたある日、憧れのヒーローであるオールマイトと偶然出会う。彼に“個性”が無くてもヒーローになれるかと聞いた出久は、オールマイトに素質を見出だされ、彼の“個性”ワン・フォー・オールを受け継ぎ、ヒーロー科において最大を誇る国立雄英高校に入学する。出久は、教師となったオールマイトの下、個性的な仲間たちと共に成長する。しかしその裏では、平和の象徴であるオールマイトの抹殺を目論む“敵(ヴィラン)連合”が様々な悪意を持つ者を結集させ、動き出していた。

登場人物

主要人物

緑谷 出久(みどりや いずく)
声 - 山下大輝[14](VOMIC アニメ)、渡辺明乃(アニメ 年少期)、谷口夢奈(VOMIC 幼少期)
本作品の主人公。九代目ワン・フォー・オール継承者。1-Aの男子生徒。7月15日生、身長166cm、好きなものはカツ丼[15]。出席番号18番、入試実技7位、“個性”把握テスト20位、障害物競争での順位は1位、雄英体育祭ベスト8、学力テスト4位。
市立折寺中学出身。縮毛で顔にそばかすがある。
幼馴染の爆豪からは「デク」といわゆる蔑称で呼ばれるが、雄英で出会った同級生の麗日にこの蔑称を「頑張れって感じで好き」と言われてからは、自身も気に入るようになる。後に自身のヒーロー名にも、この「デク」の名を誇りをもって採用した。ヒーローコスチュームは、彼がノートに描いていたイメージ図を見た母親が、それを参考にして作ったお手製のスーツ。このスーツは爆豪との戦闘訓練でボロボロになったためサポート会社に修繕に出した所、材質やデザインが「こっちの方がカッコイイ」というサポート会社側の独断で改良を加えられ「母製スーツβ」へと進化した。
助けを求める人を見ると後先かまわず飛び出してしまう、根っからのヒーロー気質。深く考え事をするときは手を口にあてブツブツつぶやく癖があり、その際の台詞が入ったふきだしは、一人で呟くように「ブツブツ……」という文字で構成されている。
当初は作中の世界では珍しい“無個性”だったが、オールマイトに見出され、彼の“個性”である「ワン・フォー・オール」を譲渡される。“無個性”だったため「ヒーロー」に対する憧れは凄まじいものがあり、世で活動しているヒーローたちを事細かに分析してノートにまとめていた。そのためヒーローに関する知識は非常に豊富。
手に入れた“個性”はとても派手だが、本来の戦い方は周囲の状況に応対・分析して最善の策で対処するスタイル。オールマイトから「元々とっさの判断力には優れていた」と評されるとおり、頭の回転が早く、長年の分析で培った観察眼も相まって、状況判断が早く他者の能力を活かす力に長けている。そのため機転を利かして“個性”に頼らずに、強力な能力を持った相手にも一矢報いることができる場合もある。
人一倍の正義感と「ヒーローになること」への強い拘りが原動力である一方、その為に自分の体が傷つくことを意に介さない危うさを持っており、試練や戦いを経る度に能力の反動からくる重軽傷を負ってしまい、ダメージの蓄積が尋常ではないレベルになっている事を、リカバリーガールから危惧されている。
“個性”:ワン・フォー・オール
オールマイトから後天的に授けられた増強型の“個性”。攻撃に用いる際には、心の中か場合によっては声に出して「SMASH(スマッシュ)!!」と叫んで発動させる[16]
その威力は絶大。だが自身への反動も大きく、“個性”を手に入れた当初は出力「100%」しか使えず、1回使うだけで発動させた部位の自身の身体が壊れてしまっていた。ヴィラン連合のUSJ襲撃時の実戦がきっかけとなり、現時点の自身の身体が壊れない程度の出力「5%」に調整して使えるようになった。
職場体験で出会ったグラントリノの指導により、ここ一番の「必殺技」でなくあくまで“個性”だということを認識し直し、出久は出力を調整して使いこなす技術を磨き、現時点における自身の肉体の許容上限である「5%」を全身に常時発動させ全体的な身体能力を底上げする「ワン・フォー・オール フルカウル」を発案した。
夏の林間合宿の際の、血狂いのマスキュラーとの対戦では、限界突破の出力「1000000%」を発動させて勝利した。作者の堀越によると、これは「本当に1000000%出ているわけではなく、あくまで出久の気合い、気持ちとしての掛け声です。火事場の馬鹿力です[17]」と解説している。
オールマイト
声 - 三宅健太(アニメ) / 玄田哲章[14](VOMIC)
本名は八木 俊典(やぎ としのり)。八代目ワン・フォー・オール継承者。6月10日生、身長220cm、体重255kg[18]、好きなものは屋久杉、映画[15]
“平和の象徴”として絶大な人気と実力を誇る「No.1ヒーロー」。前髪を兎の耳のようにV字に2本逆立てた金髪で、白い歯を見せた笑顔の筋骨隆々の男性。トレードマークとなるV字に2本逆立てた前髪は、作者によると「ヴィクトリー」の「V」をイメージしているとのこと[19]。雄英校男子生徒を「○○少年」と呼ぶ。
アメコミ画風の風貌で登場し、出久ら生徒から時々「画風が違う」と言及されている。年齢不詳・“個性”不明ながら、デビュー以来その絶対的な実力から、彼一人の存在が大きな犯罪抑止力として、敵犯罪発生率の低下に多大な貢献を与えてきた。
5年前に“オール・フォー・ワン”との戦いで重傷を負い、今の真の姿は頬がこけた極端な痩せ型の姿(通称「トゥルーフォーム」)であり、傷を負う以前の健康だった頃の姿である「マッスルフォーム」には“個性”を発動している間だけ戻れる。その姿での一日の活動時間は約3時間ほどになっている上、その時間も徐々に減退している。この事実は世間に公表していない。後遺症のためよく吐血する。
自身の“個性”を譲渡するため後継者を探している時に、“無個性”である出久を見出す。雄英高校に教師として赴任する。
出久と同じく“個性”を継承するまでは“無個性”であったが、その身体だけは譲渡されるに足るだけの強靭な肉体に仕上げていたとされる。
“個性”:ワン・フォー・オール
何人もの努力によって築かれた身体能力などの「力を蓄積する“個性”」と、「“個性”を譲渡する“個性”」の、2つが融合した“個性”である。オールマイト曰く、聖火の如く受け継がれてきた「力の結晶」。
後継者と認めた緑谷に“個性”を譲渡するが、その力はすぐには消滅することなく使用できている。だがそれは、あくまで能力の残り火でしかなく、その力は徐々に減退している。
その“個性”発動時には、攻撃するとその余波で周囲の天候にまで影響を与えてしまうほどの驚異的な力を誇る。オールマイトは“個性”に耐えうるだけの頑丈な肉体に鍛え上げていたため、使用の反動で自身の身体が壊れることはない。
爆豪 勝己(ばくごう かつき)
声 - 岡本信彦(アニメ)、國立幸(アニメ 年少期) / 梅原裕一郎[14](VOMIC)、高橋李依(VOMIC 幼少期)
出久の幼馴染。1-Aの男子生徒。4月20日生、身長172cm、好きなものは辛い食べ物全般・登山[15]。出席番号17番、入試実技1位、“個性”把握テスト3位、障害物競争での順位は3位、雄英体育祭総合優勝、学力テスト3位。
出久と同じ市立折寺中学出身。出久からは「かっちゃん」と呼ばれる。逆立った金髪に赤目の三白眼。自尊心が強く攻撃的な性質で、他者から見下されることを極端に嫌い、すぐに激高する器の小さい性格。上鳴には「糞を下水で煮込んだような性格」と評され、他キャラクターにたびたび「みみっちい」と言われている。
被服控除で作ったヒーローコスチュームは、本人の要望曰く「全身ダイナマイト」。手榴弾をモチーフにした籠手を着けており、この籠手内に吸水シートで全身の汗を溜め込める事が可能で最大火力をノーリスクで撃てる。この籠手を装備したことにより遠距離にも対応でき、汗が十分溜まった際には籠手についてるピンを外すことで相手に爆炎を浴びせることが出来る。膝にも金具のような物が付いており、これは自身の膝を守るものではなく、近接戦闘で膝蹴りすることが目的。自身に考案したヒーロー名には「爆殺王」「爆殺卿」と答えていたが、審査を担当していたミッドナイトに却下された。
学力・身体能力共に高く“個性”も強力だが、素行は不良で、常闇から「修羅」や「悪鬼羅刹」とヒーローにあるまじき呼び方をされ、敵連合からもヴィラン側に誘い込もうと目をつけられる。一方で他者の能力の高さは素直に認め、それを超えるために努力しようとする一面もある。
幼い頃から“無個性”の出久を見下しており、「デク」と蔑称で呼んで彼を執拗にいじめていたが、一方で自分を彼の取り巻きのように一面的に称賛せず、対等に気遣ってくることがある彼に対して、複雑なコンプレックスのようなものを持っていた。雄英高校の入試直前にある事件に巻き込まれ、その際に出久に助けられたことでそれに拍車が掛かっており、雄英のクラスメイトとなった後も、出久にはとにかくきつく当たる。
出久のワン・フォー・オールに関しては「“個性”があることを隠していた」と思い込んでおり、追究などはしていない。それでも当初は「今まで自分を騙して虚仮にしていた」と激怒し、さらにその“個性”が自身と互角に渡り合えるほどのものだったことも相まって、出久に対する敵愾心が憎悪に近いほど膨れ上がっていた。
“個性”:爆破
掌の汗腺からニトロのような汗を出し爆発させることができる。爆発力は汗の量に比例するので、動けば動くほど強力になっていく。推進力としての利用も可能で、目立ったデメリットも無く強力。掌で出せる爆発力は限界があり、限界で出すと掌が痛む。
麗日 お茶子(うららか おちゃこ)
声 - 佐倉綾音
1-Aの女子生徒で本作品のヒロイン[20]12月27日生、身長156cm、好きなものは星空・和食[15] 。出席番号5番、入試実技3位、“個性”把握テスト10位、障害物競争での順位は16位、雄英体育祭ベスト16、学力テスト13位。
ショートボブにした茶髪やタイツを着用しているのが特徴。明るい性格で、時おり関西弁混じりの言葉で話す。
被服控除で作ったヒーローコスチュームは、個性の使用による酔いを抑えるため首や手首にある酔いを抑えるツボ押し機能付きのもの。しかしコスチューム要請の際、この機能しか要望していなかったためデザインがお任せ扱いとなり、制作会社側の独自の判断で身体ピッタシのパツパツのボディースーツになってしまった。自身に考案したヒーロー名は、自分の名字と“個性”のグラビティをかけた「ウラビティ」。
入試前の親切から出久に好感を持たれている。入試で出久に助けられて以来、出久に好意的。「デク」という蔑称を「頑張れって感じで好き」と評価し、以来彼を「デクくん」と呼ぶ。また、本人も彼を異性として意識し始めているようであり、期末テストの最中、青山に出久の事が好きなのかと聞かれ、赤面している。
両親は建設会社を経営しているが状況は思わしくなく、ヒーローになってお金を稼いで楽をさせてやりたいという思いでヒーローを志望している。
職場体験では強くなる目的でバトルヒーロー「ガンヘッド」の事務所に行き、その甲斐あって近接戦闘における格闘術を身に付ける。
“個性”:無重力(ゼログラビティ)
掌と指にある肉球で触れたモノの引力を無効化する。キャパシティを越えると酔って吐き気を催し、最悪嘔吐する。自分自身を浮かせることも可能だが、本人曰く「負担が大きい」。
飯田 天哉(いいだ てんや)
声 - 石川界人
1-Aの男子生徒。8月22日生、身長179cm、血液型はA型、好きなものは勉強・ビーフシチュー[15]。出席番号4番、入試実技6位、“個性”把握テスト4位、障害物競争での順位は6位、雄英体育祭ベスト4、学力テスト2位。クラスの中で1、2を争うほど大柄で鍛えられた屈強な体格をしている。
私立聡明中学出身。眼鏡をかけた七三分け、第一ボタンまできちんと閉める挙手してから発言するなど正に典型的な真面目な性格である。それが災いして、当初は出久に怖い人と誤解されていた。
ヒーロー一家に生まれ、著名なターボヒーロー「インゲニウム」は彼の兄で、弟である飯田は「規律を重んじ人を導く愛すべきヒーロー」とリスペクトしており、兄に憧れヒーローを志す。彼の家は代々有名なヒーロー一家であるとともに彼はその次男で、「坊ちゃん」である。 しかし、普段の一人称は「僕」であるが、お坊ちゃまと連想されることを避けるためからか学園などでは「俺」と言う。
ヒーロー名は自身の本名にしていたが、これはまだ兄のヒーロー名を継ぐに値しないと考えたためだが、兄のインゲニウムがステインに敗れ引退に追い込まれたために、兄の仇であるステインと対峙した際にはヒーロー名として「インゲニウム」と名乗った。
一度は「出久の方がふさわしい」とクラスの委員長の座を諦めるが、ヴィランが破壊した正面校門を通ってマスコミが雄英構内に「侵入」した際の警報とアナウンスでパニックに陥った生徒達を鎮めた一件を機に、出久からの推薦で委員長となる。
入試以来、実技の構造を見抜いた人物として出久に一目置いている。雄英に敬意を払っており、学校の机に足をかけている爆豪に注意していた。
職場体験では兄の仇であるステインを探しだす目的で保須市に事務所を構えるノーマルヒーロー「マニュアル」を選び、目的通りステインと対峙する。
“個性”:エンジン
ふくらはぎにエンジンのような器官が備わっているためとてつもない瞬足で、50m走のタイムは3秒04を記録している。原動力(ガソリン)は100%オレンジジュース。炭酸系を飲むと“エンスト”を起こす。1速⇒2速⇒3速…とギアチェンジすることで、様々な状況に対応できる[21]
轟 焦凍(とどろき しょうと)
声 - 梶裕貴
1-Aの男子生徒。推薦入学者の一人。1月11日生、身長176cm、好きなものは冷たい蕎麦[21]。出席番号14番、“個性”把握テスト2位、障害物競争での順位は2位、雄英体育祭総合2位、学力テスト5位。
右半分が白、左半分が赤の髪の毛をしており、左目周辺にはアザがある。“個性”も身体能力も共にエリート揃いの雄英高校でも上位に入る実力者。
被服控除で作ったヒーローコスチュームは、当初は氷結能力のみの使用を想定しそれを補助するための保温機能のみが備わったコスチュームで、その頃は左半身を氷で覆い隠していた。体育祭での出久との戦闘後は、燃焼・氷結両方の能力の補助に対応した機能を備えたコスチュームを新調している。ジャケットやベスト等シンプルなものだが自身の体温を感知して冷やしたり温めたりしてくれる機能付きである。自身に考案したヒーロー名は、自分の名前にかけて「ショート」。
No.2ヒーロー・エンデヴァーの息子であり、最強のヒーローとなるべく個性婚によって産みだされたエンデヴァーの「最高傑作」。幼少期に、愛情のない結婚を強いられ精神を病んだ母親によって、父親の“個性”が表れた左側に熱湯を浴びせられており、左目のアザはその時にできた火傷の傷跡である。そのような生い立ちから父に激しい嫌悪感を抱いており、雄英体育祭でも「母親から受け継いだ力のみで優勝する」と宣言し、氷結の能力のみを用いていたが、第二回戦で対戦した出久に檄を飛ばされたことで過去を振り切り、父の能力である炎の力を解放する。
“個性”:半冷半燃
右半身で凍らし、左半身で燃やす。巨大な氷塊や炎を自由自在に作り出し、「ビルごと一気に凍らせる」「一人で多数の敵を一瞬で戦闘不能にする」など非常に強力だが、「強力すぎて攻撃が大雑把になりがち」「両極端の“個性”が同居しているため使い分けに気を取られすぎる」という弱点も指摘されている。

雄英高校

1-Aクラス生徒

緑谷 出久、爆豪 勝己、麗日 お茶子、飯田 天哉、轟 焦凍については「#主要人物」を参照。この項に記載される生徒は出席番号順に記載。男子14名・女子6名。

青山 優雅(あおやま ゆうが)
声 - 桑野晃輔
男子生徒。5月30日生、身長168cm、好きなものは己[21]。出席番号1番、“個性”把握テスト14位、障害物競争での順位は42位、学力テスト18位。
キザなポーズと喋り方で、常に微笑を浮かべている。マイペースで動じない。
被服控除で作ったヒーローコスチュームは、デザインは騎士が纏う鎧の様になっており、ヘソ以外にコスチュームの機能によって肘・膝などからも放てるようにした。自身に考案したヒーロー名は輝きヒーロー「Can't stop twinkling(キラキラが止められないよ☆)」。
作者曰く「僕自身もよく分からないキャラ。でもなんか描いてて面白いのでオッケーです!!」[21]
“個性”:ネビルレーザー
ヘソからレーザーを射出する。一秒以上射出すると腹を壊す。腹には“個性”制御のためのベルトを巻いている。
芦戸 三奈(あしど みな)
声 - 喜多村英梨
女子生徒。7月30日生、身長159cm、好きなものはダンス・納豆・オクラ[22]。出席番号2番、“個性”把握テスト9位、障害物競争での順位は19位、学力テスト19位。
“個性”の影響で紫色っぽいピンクの肌に黒目、触角が生えている。やや子供っぽいが、ムードメーカーで明朗快活な性格。。
身体能力が1-A女子の中で一番高い。自身に考案したヒーロー名はリドリーヒーロー「Pinky(ピンキー)」。最初「エイリアンクイーン」だったが、ミッドナイトに却下された。
“個性”:酸
酸は濃度や粘度の調節が可能。全身から溶解液を出せるが使用を間違えると自分の服が溶けてしまう。
蛙吹 梅雨(あすい つゆ)
声 - 悠木碧
女子生徒。2月12日生、身長150cm、好きなものは雨・ゼリー[21]。出席番号3番、“個性”把握テスト13位、障害物競争での順位は13位、学力テスト6位。
蛙のような姿をした少女。クラスメイトを「○○ちゃん」と呼び、逆に気に入った相手には自分を「梅雨ちゃん」と呼ぶように言う。
被服控除で作ったヒーローコスチュームは、デザインが蛙であるかのように緑を基調とした水中戦想定のボディスーツ。大きめのグローブやゴーグルを装備している。自身に考案したヒーロー名は梅雨入りヒーロー「フロッピー」。
自称「言いたいことは何でも言っちゃう性格」。よく出久に話しかけて、積極的に距離感を詰めてくる。洞察力が高く、出久の持つ“個性”を「オールマイトに似ている」と喝破している。
若いながらも肝が据わっており、自身の死を目前としても表情を変えず、他人を守ろうとするなど、正義感・自己犠牲精神も強い。その面から「課題らしい課題の無い優等生」「人々の精神的支柱となる器」と称される程教師陣からの評価も高い。さらに男一人を舌で軽々持ち上げるパワーがあったり、2人抱えての大ジャンプをしたり、密かに力持ちである。
“個性”:蛙
「蛙っぽいこと」ならだいたい出来るという“個性”で、 水中での自在な活動が可能で、最大20メートルまで伸びる舌で対象を絡め取ったり、壁に両手足の裏を張り付かせて昇降したり、高く跳躍したり、痺れる程度の毒液を分泌したり、物を飲み込んで収納死出し入れ自由な胃を持っている。
尾白 猿夫(おじろ ましらお)
声 - 三好晃祐
男子生徒。5月28日生、身長169cm、好きなものは武術[21]。出席番号6番、“個性”把握テスト7位、障害物競争での順位は11位、学力テスト8位。
細目で尻尾が生えた容姿をしている。
被服控除で作ったヒーローコスチュームは、道着。自身に考案したヒーロー名は武闘ヒーロー「テールマン」。
戦闘訓練では葉隠と組むが、轟の“個性”の前になす術なく敗れる。体育祭では決勝まで進んだが、第二種目の騎馬戦で心操の“個性”に操られていて記憶がなかったため「プライドに反する」と辞退。その後は、出久に心操の“個性”について助言した。
“個性”:尻尾
第三の手のごとく動かせる太く強靭な尻尾が生えている。シンプルだが攻撃・防御の両方に活用でき、オールマイティな働きが出来る便利な“個性”[22]
上鳴 電気(かみなり でんき)
声 - 畠中祐
男子生徒。6月29日生、身長168cm、好きなものは流行ってるもの、ハンバーガー[23]。出席番号7番、“個性”把握テスト16位、障害物競争での順位は24位、学力テスト20位。金髪の少年。お茶子をナンパする、戦闘中に無駄口を叩くなどややノリの軽い性格。自身に考案したヒーロー名は、帯電の英語「チャージ」とイナズマを掛け合わせたスタンガンヒーロー「チャージズマ」。
USJでは耳郎・八百万と共に「山岳ゾーン」に飛ばされ、敵と交戦。「人間スタンガン」で敵を全滅させたかと思われたが、副作用が出たところを伏兵に衝かれ人質になってしまうという失態を演じる。
“個性”:帯電
電気を纏う。コスチューム着用時は右耳につけている特製電子変換無線で通信を行うことができる。放電もできるが操ることはできず、一度に大量の電気を放つと脳がショートして“アホ”になってしまう副作用もある。耳郎曰く「生まれながらの勝ち組」能力。
切島 鋭児郎(きりしま えいじろう)
声 - 増田俊樹
男子生徒。10月16日生、身長170cm、好きなものは硬派なもの、肉[23]。出席番号8番、入試実技2位、“個性”把握テスト8位、障害物競争での順位は9位、学力テスト15位。
尖った赤髪と歯が特徴の少年。右の瞼には“個性”が発現した時に擦ってできた傷がある。
熱血漢で「男らしさ」という言葉を多用する。自身に考案したヒーロー名は剛健ヒーロー「烈怒 頼雄斗(レッド ライオット)」で、自身が目指すヒーロー像でもある漢気ヒーロー「紅 頼雄斗(クリムゾン ライオット)」からもじっている。快活で分け隔てのない性格の持ち主。爆豪の態度に気を悪くせずに積極的に付き合う、言い合いが起きた時には仲裁に入るなど、周囲に気を遣う部分も持ち合わせており、クラスのムードメーカー的存在。
敵襲撃の際には爆豪と共に真っ先に黒霧に挑みかかり、ワープゲートで「倒壊ゾーン」に飛ばされる。
“個性”:硬化
身体を硬化させる。攻防共に優れた実戦向きの“個性”だが、本人曰く地味なのが玉に瑕。
口田 甲司(こうだ こうじ)
男子生徒。2月1日生、身長186cm、好きなものは自然[24]。出席番号9番、“個性”把握テスト11位、障害物競争での順位は20位、学力テスト11位。
岩のような形状の体格と風貌を持つ。あまり口数の多い方ではない常闇からも「無口」と評されているが、“個性”を使っての生き物への呼びかけの際には多弁になる。
自身に考案したヒーロー名はふれあいヒーロー「アニマ」。ただし、操ることは出来るが見ると悲鳴を上げてしまう程、虫が苦手。
“個性”:生き物ボイス
声に意志をのせて動物や鳥から虫までありとあらゆる生き物を操ることができる。
砂藤 力道(さとう りきどう)
声 - 奈良徹
大柄でタラコ唇の男子生徒。6月19日生、身長185cm、好きなものはケーキ[24]。出席番号10番、“個性”把握テスト12位、障害物競争での順位は15位、学力テスト12位。
被服控除で作ったヒーローコスチュームは、プロレスラー風。自身に考案したヒーロー名は甘味ヒーロー「シュガーマン」。尾白とかぶってしまった。
“個性”:シュガ―ドープ
糖分10gにつき3分間パワーが5倍になる。しかし糖をパワーに使うと次第に脳機能がダウンする。
障子 目蔵(しょうじ めぞう)
声 - 西田雅一
男子生徒。2月15日生、身長187cm、好きなものはたこ焼き、イカスミパスタ[23]。出席番号11番、“個性”把握テスト6位、障害物競争での順位は14位、学力テスト10位。
口元をマスクで隠した長身の少年で、両肩からは膜のある2対の触手が生えている。寡黙な性格。
雄英の入試では出久達と同じ試験会場だった。自身に考案したヒーロー名は触手ヒーロー「テンタコル」。
USJでは飛ばされることを免れ、黒霧から逃げる飯田を身を挺して守った。雄英体育祭の騎馬戦で、峰田の提案に乗り、峰田、蛙吹を背中に乗せて包むという活躍をした。
“個性”:複製腕
触手の先端に身体の部位を複製することができる。通常の手として用いることも可能で、その時には驚異的な握力を誇る。
耳郎 響香(じろう きょうか)
声 - 真堂圭
女子生徒。8月1日生、身長154cm、好きなものはロック[23]。出席番号12番、“個性”把握テスト17位、障害物競争での順位は21位、学力テスト7位。
福耳で三白眼の少女。髪の艶が心電図のような形になっている。一人称は「ウチ」で、サバサバした性格。
自身に考案したヒーロー名はヒアヒーロー「イヤホン=ジャック」。
USJでは上鳴・八百万と共に「山岳ゾーン」に飛ばされ、敵と交戦する。
“個性”:イヤホンジャック
プラグになった耳たぶを挿すことで自分の心音を増幅させて攻撃する他、微細な音をキャッチすることができる。プラグを伸ばせる距離は約6m。その威力は非常に高く、岩や大型ロボットなども簡単に破壊できる程。また敵連合によるUSJ襲撃事件の時は、襲ってきた複数の敵の鼓膜をまとめて破り、返り討ちにしている。
瀬呂 範太(せろ はんた)
声 - 古島清孝
黒髪で痩躯で歯並びが良い男子生徒。7月28日生、身長177cm、好きなものは健康に良い食べ物[23]。出席番号13番、“個性”把握テスト15位、障害物競争での順位は8位、学力テスト17位。
被服控除で作ったヒーローコスチュームは、フルフェイス型でセロハンテープを模した形のヘルメットを被っている。自身に考案したヒーロー名はテーピンヒーロー「セロファン」。
雄英体育祭本選の第一回戦で、焦凍に一撃で戦闘不能になった。その後、世間からドンマイと言われた。
“個性”:テープ
両肘部にリールのような器官とスリットがあり、そこからテープ状の物体を射出する。敵にくっ付けて動きを封じるほか、作中では巻き取って高速移動にも用いられた。
常闇 踏陰(とこやみ ふみかげ)
声 - 細谷佳正
男子生徒。10月30日生、身長158cm、好きなものは薄暗い所、リンゴ[23]。出席番号15番、入試実技9位、“個性”把握テスト5位、障害物競争での順位は7位、雄英体育祭総合3位、学力テスト14位。
鳥のような顔をした少年。クールな性格。
被服控除で作ったヒーローコスチュームは黒マントで、それを羽織るだけのシンプルなもの。自身に考案したヒーロー名は漆黒ヒーロー「ツクヨミ」。
“個性”:黒影(ダークシャドウ)
伸縮自在の影のようなモンスターを身に宿している。モンスターにも知性があり会話も可能。愛嬌のある性格で踏陰の命令に忠実。闇が深い程に攻撃力は増大するが、その反面どう猛になり制御が難しくなる。日光下でも使用可能だが、攻撃力は中の下程度[25]となる。闇夜においては巨大な姿になり絶大な力を誇るものの、完全に制御不能になる上、動くもの全てを無差別に攻撃する非常に危険な存在となる。但し、この状態であっても何らかの光さえ作り出せれば一瞬で大人しくさせることが可能。
葉隠 透(はがくれ とおる)
声 - 名塚佳織
女子生徒。6月16日生、身長152cm、好きなものはキャラメル、ドッキリ番組[21]。出席番号16番、“個性”把握テスト18位、障害物競争での順位は38位、学力テスト16位。
1-Aの女子生徒。常時発動する異形系“個性”により透明人間であるため、着ている服以外姿は全く見えないが、言動や手の動きからは活発な性格。
被服控除で作ったヒーローコスチュームは手袋とブーツのみで、本気になるとそれらも脱ぎ捨てて全裸になる。自身に考案したヒーロー名はステルスヒーロー「インビジブルガール」。
戦闘訓練では尾白と組むが、轟に一瞬で凍らされてしまう。
“個性”:透明化
現在のところ、自身の姿のみを消している。
峰田 実(みねた みのる)
声 - 広橋涼
男子生徒。10月8日生、身長108cm、好きなものは女性[21]。出席番号19番、“個性”把握テスト19位、障害物競争での順位は18位、学力テスト9位。
一人称は「オイラ」。自身に考案したヒーロー名はモギタテヒーロー「GRAPE JUICE(グレープジュース)」。
性欲を素直に表現するスケベな性格。穴を利用して女子更衣室を覗こうとしたり、壁をよじ登って女湯を覗こうとしたりするなどヒーローとしてあるまじき行為を平然とやる。先生からも「性欲の権化」として認知されている。
敵襲撃の際に出久達と共に「水難ゾーン」に飛ばされ、当初は怯えていたが出久の姿を見て勇気を奮い起こし、勝利に貢献する。
“個性”:もぎもぎ
頭からボールのような物質を無限に生み出す。一旦もぎると強い粘着性を持ち、相手を行動不能にすることができる。粘着力は体調に左右され、調子の良い時には一日中くっついたまま。自分自身にはくっつかずプニプニ跳ねる。もぎりすぎると血が出てしまうことと、もぎって投げるという単調な動きから対人戦闘には不向きなことが弱点。
八百万 百(やおよろず もも)
声 - 井上麻里奈
女子生徒。クラスの副委員長。推薦入学者の一人。9月23日生、身長173cm、好きなものは読書で、図鑑などを好む[21]。出席番号20番、“個性”把握テスト1位、障害物競争での順位は17位、学力テスト1位。
お嬢様口調で話す。黒髪のポニーテール姿で、高校一年とは思えぬボディラインを持つ。
被服控除で作ったヒーローコスチュームは、“個性”を生かせるようにと胸元から臍にかけてパックリと開いたレオタードと、腰にヒーロー活動に役立つモノの材質や構造が書かれた辞典を留めるためのベルトを装着したかなり露出度が高いもの。このコスチュームは手直しされたもので、最初の要望は法律に抵触する恐れがある程の露出度だったらしい。腰に巻かれてあるベルトは後ろにある辞書を支えるために分厚く作られており、辞書とそれを支える部分には磁石が入っているので開いたり落ちたりはしない。自身に考案したヒーロー名は万物ヒーロー「クリエティ」。
出久&麗日vs爆豪&飯田の戦闘訓練後には、講師のオールマイトを越えるほどの的確な講評をして高い状況分析力を見せた。だが峰田の策略に何度も引っかかるなど、融通はあまり効かないようである。上鳴達に勉強を教える事になった時、可愛い仕草をするなど純真な一面を見せる。
体育祭で思うような結果が出せずにスランプに陥っていたが、期末テストでコンビを組んだ轟の後押しで自信を取り戻し、勝利に貢献する。
“個性”:創造
生物以外のあらゆる物を、自身の肉体から創り出す事が出来る。創り出せる物は衣服・ネット・絶縁シート・刀剣など多岐に渡り、分子構造まで把握する彼女の知識量がそれを可能にしている。
彼女のコスチュームが露出度高目なものになっているのは、大きな物体を創造する際に服が破れないようにというのが理由である。破れた衣服も自身の“個性”でまた創れば良いと思っているので露出に対する羞恥心は薄い。

1-Bクラス生徒

同じくヒーロー科ではあるが、花形的扱いのAクラスを強く意識している傾向がある。生徒は五十音順に記載。

泡瀬 洋雪(あわせ ようせつ)
男子生徒。11月7日生、身長172cm。好きなものは携帯ゲーム。入試実技10位[26]、障害物競争での順位は12位。
バンダナをしており、眉毛が太い。
“個性”:溶接
触れた物同士を分子レベルでくっつけることができる。
回原 旋(かいばら せん)[27]
男子生徒。短い黒髪。障害物競争での順位は22位。
“個性”:旋回
詳細不明。
鎌切 尖(かまきり とがる)[27]
男子生徒。怪獣の様な顔と、両頬から突き出した巨大な牙の様な物が特徴。障害物競争での順位は35位。
“個性”:刃鋭
詳細不明。
黒色 支配(くろいろ しはい)[27]
真黒な肌が印象的な生徒。障害物競争での順位は30位。
“個性”:黒(ブラック)
詳細不明。
拳藤 一佳(けんどう いつか)
女子生徒で委員長。9月9日生、身長166cm、好きなものはバイク、ブラックコーヒー[22]。入試実技5位[26]、障害物競争での順位は28位。
男勝りで情に厚い性格。そのため姐御肌で面倒見が良く、体育祭では尾白・庄田の辞退で空いた決勝進出の権利を「凍らされて何もできなかった自分達よりふさわしい」として鉄哲チームに譲った。
初登場時は台詞も少なかったが、そのキャラデザの可愛さから一部で人気が高かった。作者談によると担当やスタッフにも妙に評判が良かったらしい。
“個性”:大拳(たいけん)[27]
拳を巨大化出来る。応用として、うちわのように周囲を扇ぐことで辺り一帯に風を巻き起こすことも可能。
小大 唯(こだい ゆい)
女子生徒。黒髪のボブヘアーが特徴。障害物競争での順位は31位。「ん」が口癖。
“個性”:サイズ
詳細不明。
小森 希乃子(こもり きのこ)[27]
女子生徒。肩に届かない程度のロングボブで、目が隠れているのが特徴。障害物競争での順位は34位。
“個性”:キノコ
詳細不明。
塩崎 茨(しおざき いばら)
女子生徒。9月8日生、身長167cm、好きなものはパン[22]。入試実技4位、障害物競争での順位は4位。
イバラのような髪の毛を持っている。生真面目で心優しい性格をしており、作者曰く「慈愛の人」。
尾白・庄田の辞退によって決勝トーナメントに繰り上がり、一回戦では上鳴に完封勝利を収める。
“個性”:ツル
頭に生えている伸縮自在の蔓を操る。蔓は切り離しも可能で、水と日光さえあれば無限に生えてくる。
宍田 獣朗太(ししだ じゅうろうた)[27]
男子生徒。野獣の様な毛むくじゃらの外見と眼鏡、下顎から突き出た2本の牙が特徴。障害物競争での順位は29位。
“個性”:ビースト
詳細不明。
庄田 二連撃(しょうだ にれんげき)
男子生徒。2月2日生、身長165cm、好きなものはボクシング観戦[24]。障害物競争での順位は33位。
小太りで目が大きい。
体育祭では決勝まで進んだが、尾白同様に操られていたことを理由に棄権した。
“個性”:ツインインパクト [27]
詳細不明。
角取 ポニー(つのとり ぽにー)[27]
女子生徒。長い角と動物の様な顔が特徴。障害物競争での順位は37位。
“個性”:角砲(ホーンホウ)
詳細不明。
円場 硬成(つぶらば こうせい)
男子生徒。5月19日生、身長170cm。好きなものは球技。障害物競争での順位は23位。
黒目がちな少年。
騎馬戦では物間達とチームを組み、途中まで2位につけていたが爆豪にハチマキを奪われ敗退。
“個性”:空気凝固
息を吹き出した分に応じた大きさと硬度の、円形かつ透明の壁を作り出せる。
鉄哲 徹鐵(てつてつ てつてつ)
男子生徒。10月16日生、身長174cm、好きなものは格闘ゲーム、ホウレンソウ[22]。入試実技8位、障害物競争での順位は10位。
黒目が非常に小さくワイルドな容姿をしている。
体育祭前にA組に視察に行って爆豪の発言に食ってかかるなど、出久からは「不敵な人」と評された。尾白・庄田の辞退によって決勝トーナメントに繰り上がり進出し、似た“個性”を持つ切島と互角の勝負を繰り広げる。
“個性”:スティール
肉体を鋼鉄のように変化させる。
取陰 切奈(とかげ せつな)[27]
女子生徒。肩より長いウェーブがかった黒髪と爬虫類顔が特徴。障害物競争での順位は39位。
“個性”:トカゲのしっぽ切り
詳細不明。
吹出 漫我(ふきだし まんが)[27]
透明で服の中から吹き出しが飛び出しているのが印象的な生徒。障害物競争での順位は40位。
“個性”:コミック
詳細不明。
骨抜 柔造(ほねぬき じゅうぞう)
男子生徒。推薦入学者の一人。6月20日生、身長174cm、好きなものはマッサージ(する方もされる方も)[24]。障害物競争での順位は5位。
しゃれこうべのような顔をしている。
“個性”:柔化 [27]
触れたものを柔らかくできる。
凡戸 固次郎(ぼんど こじろう)
男子生徒。12月23日生、身長191cm、好きなものはプラモ作り[27]。障害物競争での順位は25位。
頭部が液体チューブのような形状で、顔には大きな口、目らしき七つの穴があるのが特徴。がっちりとした体格の持ち主。
“個性”:セメダイン [27]
顔にある穴から瞬間接着剤のような液体を噴出でき、対象をその場に固めることができる。体育祭での第二種目の騎馬戦では、この“個性”で勝己のチームを一時的に行動不能にした。
物間 寧人(ものま ねいと)
男子生徒。5月13日生、身長170cm、好きなものはフランス料理、バンド・デシネ[22]。障害物競争での順位は36位。
金髪の優男風の容姿だが一言多い性格で、体育祭で爆豪を挑発した際には同じB組の拳藤にも窘められるほどであるが、周囲から嫌われているわけではなく率直にものを言える人物として評価されている。
敵情視察をした鉄哲からの報告と爆豪の傲慢な選手宣誓をきっかけに、A組の鼻を明かそうと第一種目でわざと順位を落としてから第二種目で逆転する作戦を立てる。当初こそ目論み通りに進んだものの、爆豪への挑発が過ぎて闘志を完全に煽り立ててしまい、ポイントを全て奪われて敗北する。相沢からは「合理的だが、トップを目指す者とそうでない者の執念の差を考慮していなかった」と評された。
“個性”:コピー
触れた相手の個性を5分間使うことができる。ただし、一度に発動できる“個性”は1つだけ。
柳 レイ子(やなぎ れいこ)[27]
女子生徒。左目が隠れた髪型と、幽霊の様に前に突き出している手が特徴。障害物競争での順位は26位。
“個性”:ポルターガイスト
詳細不明。
鱗 飛龍(りん ひりゅう)[27]
男子生徒。辮髪の様な髪型が特徴。障害物競争での順位は32位。
“個性”:ウロコ
詳細不明。

普通科

心操 人使(しんそう ひとし)
男子生徒。クラスは不明。7月1日生、身長177cm、好きなものは猫、サイクリング[22]。障害物競争での順位は27位。
市立名部中学校出身。逆立った髪と目のクマが特徴的な長身の少年。
普段は気だるげな態度を取っているが、ヒーローとして恵まれた“個性”を持つ者への羨望から感情的になることもある。しかし本質はヒーローに憧れる熱い心の持ち主。体格に比して身体能力は素の出久に劣る。
ヒーローになる夢を長年持っていたが、自身の“個性”「洗脳」が雄英ヒーロー科の入試方法と相性が悪く、併願していた普通科に入学したという経緯を持っている。そのため、活躍次第でヒーロー科への編入の可能性がある体育祭に執念を燃やしている。
体育祭では自身の“個性”をフルに活用し普通科唯一人、決勝トーナメントまで進出し、一回戦で出久と対戦。決勝を辞退した尾白の悪口を言って挑発することで洗脳に成功するが、「ワン・フォー・オール」が暴発して洗脳を解除される。再び洗脳しようとするも対策法を聞いていた出久には通用せず、背負い投げで場外負けを喫する。敗北後は出久にヒーローへの夢を吐露し「みっともない負け方はするな」と激励した。
“個性”:洗脳
洗脳する意志をもってした問いかけに返事をした者を操る。自他ともに認める「ヴィラン向きの“個性”」。
返事をしないと発動しないという特性上機械には効かず、機械の仮想敵を倒すという雄英高校の入試では実力を発揮することができなかった。

サポート科

発目 明(はつめ めい)
女子生徒。クラスは不明。4月18日生、身長157cm、好きなものはスチームパンク・チョコ[22]。障害物競争での順位は41位。
ピンク色の髪の毛をしており、特徴的なゴーグルを装着している。
自分の発明品のことを「ドッ可愛いベイビー」と呼び、工房に入り浸ってアイテムの開発に勤しむメカオタクだが、一方で自分と発明品を売り込むためなら手段を厭わない腹黒い面もある。
予選の障害物競争ではサポート科唯一の突破を果たし、騎馬戦では「注目が集まる人間と組んだ方が目立つ」という理由で出久とチームを組む。決勝トーナメントでは、飯田を口八丁で騙してアイテムを装備させ、アイテムのアピールタイムに利用する。自身が開発したすべてのアイテムを10分かけて説明を終えると、満足して自ら場外に出た。
“個性”:ズーム
約5kmほど先の物まで見ることができる視力を持つ。また自身が高速で動いている最中でも、対象に正確に照準を合わせロックオンすることができる。

雄英高校の講師

雄英高校の講師は全員がプロのヒーローである[28]。 オールマイトについては「#オールマイト」を参照。

根津
声 - 高戸靖広
1月1日生、身長85cm、好きなものはブラッシング[23]
雄英高校の校長。右目に傷があるネズミのような姿をした小柄な男。オールマイトの負傷や「ワン・フォー・オール」の事情を知った上でオールマイトを招聘した。フランクな性格で話し好き。
人間ではなく動物に“個性”が発現した珍しい例。
“個性”:ハイスペック
「人間以上の頭脳」という“個性”が発現した動物。世界的にも例を見ない唯一無二の存在。
相澤 消太(あいざわ しょうた)
声 - 諏訪部順一
11月8日生、身長183cm、30歳、好きなものは猫[15]
雄英高校の男性講師。1-Aクラスの担任。長髪に無精ヒゲのくたびれた外見の男性。合理的で時間の無駄を嫌う。
見込みがない者は早々に切り捨てる主義で、除籍指導回数は通算154回を数え、昨年度は1クラス全員を除籍処分にしている。指導方針の違いにより、オールマイトとはウマが合わない。
メディアへの露出を嫌っているため知名度は低いが、「抹消ヒーロー」イレイザー・ヘッドとして活動している。ヒーロー活動時は目線を悟られないためにゴーグルを着用する。また、炭素繊維に特殊合金を編み込んだ帯状の「捕縛武器」を首に巻いており、近接戦闘において活用される。
“個性”:抹消
凝視している間、視た者の“個性”を抹消する。瞬きで解除される。「発動系」と「変形系」の“個性”の持ち主には能力が通じるが、能力が身体的特徴に表れている「異形型」の“個性”には効かない。
この欠点をカバーするため相澤は近接格闘にも対応できるようにしている。曰く「一芸だけじゃヒーローは務まらん」。
なお、相澤はドライアイであるため、あまり長時間は使えない。緑谷曰く「“個性”凄いのにもったいない」。
プレゼント・マイク
声 - 吉野裕行
7月7日生、身長185cm、30歳、好きなものはラジオ、TV[21]
ボイスヒーロー。入試では受験者向けのプレゼンを担当[29]。生徒を「リスナー」と呼ぶ。通常授業では英語の授業を担当している様子[30]。虫がとても苦手。相澤と同期。
“個性”:ヴォイス
首の機械は指向性スピーカー。暴風のような「声」を相手にぶつける。
リカバリーガール
声 - 小桜エツコ
本名は修善寺 治与(しゅうぜんじ ちよ)4月4日生、身長115cm。好きなものはおかし[31]
“妙齢”の女性看護教諭。希少な治癒の“個性”を持つ、雄英の“屋台骨”となる存在。小柄でやさしげな老婆。生徒によくお菓子を配る。「ワン・フォー・オール」の秘密を知る数少ない一人。
“個性”:癒し
対象者の治癒力を活性化させ、重傷もたちどころに治癒させることができるが、治癒は傷に応じた対象の体力が必要なため、大きなケガが続くと「逆に死ぬ」。
ランチラッシュ
6月17日生、身長160cm。好きなものは白米。
クックヒーロー。食堂勤務。コック帽と制服を身にまとい、顔にはパイプが付いた機械的なマスクを着けている。一流の料理を安価で提供。登場時は毎回サムズアップしている。
13号
声 - 犬山イヌコ
2月3日生、身長180cm、28歳。好きなものは博物館・自然ドキュメンタリー[21]
スペースヒーロー。宇宙服を身に付けており、素顔は不明。ウソの災害や事故ルーム(USJ)に勤務。災害救助で目覚ましい活躍をしている紳士的なヒーロー。
「個性は人を助けるためにある」と説き、出久たち生徒から「カッコイイ!!」と賞賛を浴びていた。
“個性”:ブラックホール
どんなものでも吸い込んでチリにしてしまう。ビームも光子分解して吸い込む。
セメントス
本名は石山 堅(いしやま けん)3月22日生、身長185cm、28歳。好きなものは丸み・まんじゅう[22]
ぬり壁のような姿をした男。担当科目は現代文。
オールマイトのファンであり、マッスルフォームを維持できなくなったオールマイトの姿を“個性”を使って隠した。
“個性”:セメント
触れたコンクリートを意のままに操る。
ミッドナイト
本名は香山 睡(かやま ねむり)3月9日生、身長175cm、31歳。好きなものは青春・スリル[22]
ボンデージ衣装のようなコスチュームを纏った「18禁ヒーロー」。キャットオブナインテイルを武器にしている。雄英体育祭では一年生ステージの主審を務める。
作品の企画当初はA組の担任となる予定だったが、キャラクターデザインの関係から相沢に変更になった。
“個性”:眠り香
自身から放たれる香りによって周囲のものを眠らせる。女より男に効果がある。
スナイプ
11月7日生、身長182cm。好きなものはソーセージ、帽子。
ドレッドヘアに機械的なデザインのマスクを着けたガンマンスタイルの男。
“個性”:ホーミング
遠距離にいる相手に対して一瞬で位置を把握し、急所を撃ち抜くことができる驚異の命中率を持つ。
エクトプラズム
3月23日生、身長180cm、41歳。好きなものはカラオケ[32]
耳まで裂けた口が特徴の男。昔、ある敵に片足を奪われているため、義足を着けている。
“個性”:分身
口からエクトプラズムを飛ばし、任意の位置で本人に化けさせられる。一度に出せる人数は30人ほど。
パワーローダー
9月17日生、身長190cm。好きなものは車。
重機を獣型にしたようなパワードスーツを思わせる大きなコスチュームを身にまとった男。
ブラドキング
ブラッドヒーロー。1-Bクラスの担任。筋肉質の男性で、下顎から突き出た牙と、左頬に十字傷があるのが特徴。熱血漢でA組をライバル視している。
“個性”:操血
自身の血を自在に操ることができる。

1-A生徒の親族

緑谷 インコ
声 - 川上彩(アニメ) / 南波ゆき(VOMIC)
出久の母親。出久の“無個性”に責任を感じていたが、雄英入学後は手製のジャンプスーツをプレゼントするなど、ヒーローを目指す出久を全力で応援している。
“個性”はちょっとした物を引き付けること。夫の久(ひさし)の“個性”は火を吹くこと。出久が幼少時の若い頃は痩せていた。第四世代。
出久の個性に関しては出久自身が「突然“個性”が発現した」と説明しており、それを信じている。
エンデヴァー
本名は轟 炎司(とどろき えんじ)8月8日生、身長195cm、45歳。好きなものは葛餅。
燃焼系ヒーロー。雄英高校OB。事件解決数史上最多を誇る、オールマイトに次ぐNo.2ヒーロー。
轟焦凍の父親であるが、息子のことを「仔」と表現する等親としての愛情は皆無。
極めて上昇意欲が強い性格で、No.1ヒーローであるオールマイトに強い対抗意識を抱いているが、自分ではオールマイトを超えられないことに気づき、次の策として自分の子をオールマイト以上のヒーローに育て上げるよう目論む。そのために、目を付けた“個性”の女性の親族を金で丸め込む形で強引に結婚、複数の子を産ませた。その中の「最高傑作」である焦凍に期待を寄せているが、自分へ反発して炎の能力を使わないことには不満を持っていた。
“個性”:ヘルフレイム
体に爆炎を纏い、放出することができる。炎系統で地上最強と言われる個性。ヒーロー活動時以外も顔(髭)部分だけは力を誇示するという意味で常に炎を出している。
焦凍の母
エンデヴァーの妻で焦凍の母親。氷を操る“個性”を持ち、それに目を付けたエンデヴァーに金で丸め込まれた親族によって強引に結婚させられた。焦凍に対しては優しかったが、自身の“個性”にしか興味のない夫の言動に疲れて精神的に疲弊していき、エンデヴァーの“個性”が発現した焦凍の左側に熱湯を浴びせて火傷を負わせたことで強制的に入院させられ、長期入院となっている。しかし、雄英体育祭後に自分を見つめ直した焦凍が面会に訪れた事で、数年ぶりに焦凍と再会。話し合って涙を流しながら謝った後、焦凍と和解した。
轟 冬美(とどろき ふゆみ)
エンデヴァーの長女で焦凍の姉。焦凍に何もしてあげられなかったことに負い目を感じて教職を目指し、現在は小学校教諭[27]。轟家には焦凍と彼女を含め4人の子供がいるが、エンデヴァーの望む“個性”が出なかったとして焦凍以外は英才教育は受けていない。
インゲニウム
本名は飯田 天晴(いいだ てんせい)。ターボヒーロー。飯田天哉の兄。
出久曰く、東京の事務所に65人もの相棒を雇っている大人気ヒーロー。体育祭の最中に敵・ステインに襲撃され、重傷を負って再起不能になり、ヒーローを引退する。

ヒーロー

雄英の学内イベントに関わったヒーロー

グラントリノ
1月28日生、身長120cm。好きなものはたい焼き、惰眠[33]
隠居中のプロヒーロー。オールマイトの師匠で、オールマイトの先代である志村の盟友。
ヒーロー活動には興味がなく、ヒーロー活動許可の資格を取ったのもオールマイトを鍛えるために“個性”の自由使用が必要だったためである。
過去に1年間だけ、雄英高校に勤めていた。それもオールマイトを鍛えるためであり、その際の修行で彼に記憶を封印するほどのトラウマを植え付けた。現にオールマイトは出久にグラントリノの事を話す際に、本気で震えている。
職場体験にて出久を指名し、出力の「ワン・フォー・オール」を調整して使いこなす技術を磨かせ、「ワン・フォー・オール」を現時点での身体限度上限(5%)で全身に常時発動させることで全体的な身体基礎能力を底上げできるように教導した。
“個性”:ジェット
足の裏の噴出口からジェットを噴射する。自身が吸い込んだ空気量の分に応じて強力な噴射ができる。
シンリンカムイ
声 - 北田理道(アニメ) / 西山宏太朗(VOMIC)
5月20日生、身長168cm。好きなものは森林浴。
人気急上昇中の若手実力派ヒーロー。一人称は「我」。黄色い声援を受ける程、女子にも人気がある。そのため、お菓子のペッツヘッドとして商品化されている[30]
“個性”:樹木
体を樹木化させ自在に操ることができる。物語冒頭では必殺技となる「先制必縛ウルシ鎖牢」で敵を捕縛しようとしていたが、Mt.レディに手柄を横取りされる。爆炎系の個性は苦手。
Mt.レディ(マウントレディ)
声 - 名塚佳織(アニメ) / 南波ゆき(VOMIC)
8月11日生、身長162cm。好きなものは桃。
女性ヒーロー。21歳。作中1話にてデビュー。ニッチな層に受けている。自己顕示欲が強く、夢は「ビッグになること」。
キャニオンカノン(飛び蹴り)で敵を倒したものの、建物の破壊などの被害請求により赤字だった[34]
雄英体育祭では会場の警備にあたり、職場体験では峰田を受け入れる等雄英の学内イベントにも関わっていく。
ミッドナイトとテレビ出演した際、自身のコスチュームの件で彼女と「CAT FIGHT」を繰り広げる。
初期構想では、本作のヒロインポジションとなる予定であった[15]
“個性”:巨大化
162cmから2062cmに巨大化する。大きさの調整は不可能。
デステゴロ
声 -拝真之介(アニメ) / 小田柿悠太(VOMIC)
11月1日生、身長205cm。好きなものは格闘技観戦。
1話から登場したプロヒーロー。筋骨隆々の体格で、受け口が特徴。喫煙者。
雄英体育祭ではシンリンカムイ、Mt.レディらと共に会場の警護にあたる。
ベストジーニスト
本名は袴田 維(はかまだ つなぐ)10月5日生、身長190cm、35歳。好きなものは狼[33]
No.4ヒーロー。雄英高校OB。ベストジーニスト8年連続受賞[29]。五本の指に入る大人気ヒーローの一人で、ファッションリーダーでもあり、幅広い世代からの人気を集める男。
全身口元までジーンズで固めたようなコスチュームをしている。爆豪の職場体験先であり、爆豪を指名したのは彼のギラついた性格を矯正するためである。
“個性”:ファイバーマスター[33]
繊維を操る“個性”。相手が衣服をまとっている限り逃れることのできない“個性”。
マニュアル
12月5日生、身長176cm、28歳。好きなものは平均、観葉植物[33]
ノーマルヒーロー。職場体験では、飯田を指名する。
ガンヘッド
5月7日生、身長191cm。好きなものはスキンケア。
バトルヒーロー。肉弾戦を得意とする武闘派。筋肉質で仮面やプロテクターを身にまとった厳つい容姿をしているが、口調は穏やか。職場体験では、麗日を指名する。
“個性”:ガトリング
腕に銃のような器官があり、爪のように硬化した角質の塊を発射できる。主に威嚇射撃に使用。
フォースカインド
2月16日生、身長184cm。好きなものは日本刀。
任侠ヒーロー。強面で黒スーツ姿の男。ガンヘッド同様、肉弾戦を得意とする。冷静沈着な思考の持ち主。職場体験では、切島と鉄哲を指名する。
“個性”:四本腕
四本の腕を持つ。
ウワバミ
12月9日生、身長170cm。好きなものはお酒。
スネークヒーロー。女性。職場体験では八百万と拳藤を指名する。
キャラクターの元は、同作者の前々作の連載漫画『逢魔ヶ刻動物園』に登場したキャラクター。
“個性”:蛇髪
髪の先がコブラなど三匹の蛇になっており、優れた索敵能力を備えている。
ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ
4人一組のヒーローチーム。全員猫を模したメイド服風のコスチュームを着用している。
マンダレイ
本名は送崎 信乃(そうざき しの)5月1日生、身長168cm、31歳。好きなものはゴロ寝[31]
チームの司令塔。ヒーローだったいとこが殉職してからは、その子供である洸太を預かっている。戦闘ではキックや両手に着けている刃仕込みの猫の手型グローブを用いた肉弾戦を得意とする。
作者はチーム1の美人で巨乳と評価している。
“個性”:テレパス
対象者の脳に言葉を直接伝達することができる。
ピクシーボブ
本名は土川 流子(つちかわ りゅうこ)6月26日生、身長167cm、31歳。好きなものは「猫!CAT!!」[31]
チームコンセプトやネーミングは彼女の発案。
結婚適齢期を気にしており、「心は18歳」を自称したり、自身の個性で生み出した土魔獣を倒した出久、勝己、天哉、焦凍を気に入り、3年後が楽しみと言いながら彼等にツバをつけるなど、かなり焦っているようである。
“個性”:土流
土を様々に操作することができる。
ラグドール
本名は知床 知子(しれとこ ともこ)4月8日生、身長166cm、31歳。好きなものは虎、マンダレイ、ピクシーボブ[35]
プッシーキャッツの盛り上げ役。飛んだ様な目が特徴で、一人称は「あちき」。明るい性格で、非常にテンションが高い。
“個性”:サーチ
相手を見ただけで、居場所も弱点も相手の情報が100人までわかる。情報収集と情報分析に長けたサポート向きの“個性”。
虎(とら)
本名は茶虎 柔(ちゃとら やわら)2月29日生、身長190cm、31歳。好きなものはメンバー[35]
プッシーキャッツ随一の武闘派。一人称は「我」で、常に白目で筋骨隆々の男性。キャットコンバットという格闘術の使い手。トランスジェンダーで元は女性である。
“個性”:軟体
己の肉体を自由に湾曲できる。鍛え上げた体との相性が抜群。

その他のヒーロー

志村 菜奈(しむら なな)
オールマイトの先代で、彼の前に「ワン・フォー・オール」を所有していた人物。グラントリノの盟友。既に故人であり“オール・フォー・ワン”に殺害されたとされる。
バックドラフト
声 - 松田修平
3月7日生、身長165cm。好きなものは水浴び。
1話から登場したプロヒーロー。消防士のような格好をしたヒーロー、災害救助のスペシャリスト。両手の蛇口から水をロープ状の形にできる、背中にもポンプを背負っている。
ヒッチクックドゥードゥル
声 - 藤井洋輔
バードヒーロー。名前はアニメで初めて明かされた。
1話から登場したプロヒーロー。鳥のような大きなゴーグルを着けている。ヘドロ事件解決後、勝己の“個性”やタフネスに惚れ、相棒(サイドキック)に勧誘していた。
スラッガー
声 - 中村勇祐
ベースボールヒーロー。名前はアニメで初めて明かされた。
1話から登場したプロヒーロー。野球ユニフォームのようなコスチュームを着用し、左腕には大きな籠手を着けている。
エアジェット
バスターヒーロー。1話から登場したプロヒーロー。背中にバックパックを背負っており、空を飛ぶことができる。出久が好きなヒーローの一人でもある。
ネイティヴ
ネイティブインディアン風のコスチュームを着用した男で、保州市を中心に活動していたプロヒーロー。ステインに標的にされ、ステインの“個性”である「凝血」で身体の自由を奪われ殺されそうになるが、出久たちに助け出された。
血液型がB型だったため、8分間もの間動くことができず、出久たちに加勢することはできなかった。
エッジショット
No.5ヒーロー。忍者のような外見をしていて、現れる際の効果音は「ドロン!」。判明した敵連合のアジトに、オールマイト、グラントリノ、シンリンカムイらと共に強襲をかける。オールマイトの強襲で、敵の注目が逸れた瞬間にアジトに侵入して鍵を開け、警察の制圧勢力をアジト内に誘導した。
“個性”:紙肢
身体を薄く細く引き伸ばせる紙肢。鍵のかかったドアも、紙のように薄くなって隙間を通り抜ける事が可能。隠密・潜入行動に適した“個性”だが、本人はあくまで「忍法」と言っている。

敵(ヴィラン)

敵(ヴィラン)連合

「平和の象徴」であるオールマイトを殺そうと企む集団。幹部である死柄木・黒霧・脳無の他多数の強い「敵(ヴィラン)」で構成されている。当初その他のメンバーの実力は芳しくなく、「有象無象」「三下」などと酷評されていたが、ステインが協力していたという誤解が世に広まったことで、これまで無関係だった敵にも注目されるようになり、現在は数多くの実力者達が集まりつつある。

幹部
死柄木 弔(しがらき とむら)
声 - 内山昂輝
本名は志村 転弧(しむら てんこ)。体中に手を張り付かせたコスチュームに身を包んだ病的な痩身の男で、敵連合のリーダー格。無戸籍かつ偽名を使っている完全な「裏の人間」であるが、“オール・フォー・ワン”は「志村 菜奈の孫」だと言っている。
戦闘においては相手の“個性”を冷静に分析し、用意周到な奇策を用いて目的達成を狙う知性派であるものの、一方で犯罪をゲーム感覚で楽しんでいるかのような言動、笑顔を浮かべながら女子の顔に攻撃を加えようとするなど、異常で倫理観の欠如した性格をしている。 常に気怠げで冷めた態度を取っているが、苛立つとガリガリと首を掻く癖がある。戦闘時以外も顔部分の手だけは着けたままにしていることが多い。本人にとって何か特別なものらしく、オールマイトに殴られ吹き飛ばされたときは大きく狼狽し、ステインに傷つけられそうになったときは強い殺意を露わにした。
オールマイトやその他ヒーローからは「子供がそのまま大人になったよう」と評されており、ヒーロー飽和社会における悪のカリスマとして成長を遂げることを危惧されている。己とステインに対する周囲や世間の評価の違いに煩悶していたときに、偶然邂逅した出久との強制的な対話で全てがオールマイトにつながっていた事を知ってから、オールマイトの抹殺によって正義の脆さを露呈させることを信念とする。
“個性”:崩壊(仮称)
手で触れた物をボロボロに崩す。但し五指が全て対象に触れていなければ発動しない。人間なら1分以内で塵にできる上、壊せる物の範囲は幅広い。作中では強固で巨大な雄英高校のセキュリティバリアを崩壊している。
黒霧(くろぎり)
声 - 藤原貴弘
襟の高いスーツに身を包み、常に黒い靄に覆われている男。死柄木同様、戸籍もなければ名前も判明していない裏社会の住人。普段は慇懃な口調をしているが、激昂すると言葉遣いが荒くなる。
USJ襲撃の際は大量の敵を敷地内に送り込む役割を担った。
“個性”:ワープゲート(仮称)
体からでる黒い靄を使って異空間を結ぶ。大量の敵を侵入させる大きさと生徒達を分散して別々に飛ばす器用さを併せ持ち、さらにほとんどの攻撃を受け付けない強力な“個性”。
体全体が靄なのではなく表面を覆っているだけなので、靄になれない実体部分が弱点となっている。
脳無(のうむ)
声 - 最上嗣生
敵連合によって造られた「改人」(改造人間)たちの総称。頭頂部が破損しており、脳が露出しているのが特徴。また一体一体が複数の“個性”を持つ。実態は“オール・フォー・ワン”によって薬物で改造された後、複数の“個性”を与えられた人間たち。死柄木の命令には忠実だが、その反面与えられた“個性”の負荷に耐えきれなかったり、改造された影響で常に思考停止状態にあり、故に言葉を発することはできず、自律した行動も取ることは出来ない。
ヴィラン連合のUSJ襲撃に現れた個体は、脳が剥き出しになっており、相澤の「抹消」で"個性"を無効化されても、相澤に「オールマイト並み」と言わしめる程のパワーを誇る。
開闢行動隊
夏の林間合宿にて1年A組とB組の生徒を襲撃した部隊。雄英高校襲撃事件、保須市襲撃事件によって機運の高まった敵連合に合流した能力者達によって編成されている。その主な目的は連合にとって脅威となり得る生徒の抹殺と、勝己を同胞として迎えるために連れ去ることだった。
構成メンバーは、荼毘の口から10名と述べられていたが、実行に移しているのは9名。現在その内3名が生徒との戦いに敗退している。
荼毘(だび)
全身の火傷の痕が特徴の男。体の各部にあるつぎはぎ跡と、そこに見える紫の肌が特徴の青年。荼毘は通り名であり、本名は不明。初対面の死柄木に「気色悪い」と言ったり、同じタイミングでヴィラン連合に入ろうとしたトガヒミコのことを「イカレ女」と言ったり、結構口は悪い。ただし、現場での指揮を任されるなど人をまとめることはできる。
ヴィラン連合には、ステインの思想に共感して参加した。「ヒーロー殺しの意志は俺が全うする」と語ったり、組織に大義があるか気にかけたりと、ステインのファンとしてヴィラン連合に参加したトガヒミコよりも思想的にステインに心酔している様子である。 ヴィラン連合に参加する前は、目立って大きな事件を起こしてはいない。
“個性”:不明
作中ではまだ詳細な“個性”の説明はされていないが、掌から強大な炎を放出する描写がある。
トガ ヒミコ
本名は渡我 被身子(とが ひみこ)。八重歯と茶髪が特徴の女子高生。名前・顔ともに報道されていないが、連続失血死事件の容疑者とされている。ナイフなど刃物類を武器にしており、血に異常な執着を見せる。
「血の香りがするボロボロな人が大好き」と語っており、好きな人のまねをして同じものを身につけたりした末、満足できなくなり、その人自身になりたくなる。そして最後は切り刻むというゆがんだ恋心を持った猟奇的な少女。ステインを「ステ様」と呼んでいるほどステインの思想に共鳴し、敵連合に加わる。梅雨と友達になれたと思いこみ「やったぁ!」と無邪気に喜んだり、お茶子と一方的で猟奇的内容ではあるが「恋バナ(恋愛談義)」を楽しもうとしていたりと、時折幼さや女子高生らしい一面ものぞかせる。
髪型はサイドを団子のようにして、その団子の付け根から髪がハネており、作者は髪を描くのが難しいキャラクターとしている。普段は制服姿だが、敵として活動する際は8本の小さなチューブが付いたマスクを着け、首には吸血鬼を思わせる口が描かれた大きなスカーフ、背中には対象の血を吸い取るための6本の針が付いたポンプを背負っている。これらは連合によって与えられたもので、彼女の“個性”に合わせて造られたものと思われるが、本人は「デザインが可愛くない」と嫌っており、渋々身に着けている。
マスキュラー
本名は不明。通称「血狂いマスキュラー」。その名の通り常に血に飢えた筋骨隆々な巨体を持つ男。隻眼で左目には大きな傷跡があり、代わりに奇抜なデザインの義眼を嵌めている。
「“個性”を自由に使いたい」というより「“個性”を使って暴れたい」という思想の持ち主。性格は残忍そのもので悪辣としており、相手が幼い子供であっても命を奪うことを躊躇わず、戦闘においては気分によって義眼を付け替え、相手をいたぶることに愉悦を覚える。
過去、マンダレイのいとこであり洸太の両親であったプロヒーロー「ウォーターホース」を殺害している。隻眼になったのはこの時の戦いで左目を奪われたためだが、マスキュラー自身は「お互いがやりたい事をやった結果」と割り切っており恨んではいない模様。
偶然居合わせた洸太を景気付けと称して殺害しようとするも救出に現れた出久に阻止され交戦、絶体絶命の状況にまで追い込むが、追い詰められた出久の火事場力で形勢が逆転し、最後は出久の「1000000%デトロイトスマッシュ」を受けて敗れた。
“個性”:筋肉増強
自らの筋繊維を体の内外に纏う事で、筋力を増強するブースト系の“個性”。体表に大量に纏う事で、肉壁として防御に使う事も出来る。また携帯している義眼を付け替えることで、増強の効果を抑えたり、更に上昇させることができる。
マグネ
本名は引石 健磁(ひきいし けんじ)。 長髪にサングラス、オネェ言葉が特徴的な大柄の男。
連合入りする前は強盗や殺人といった多くの凶悪犯罪に手を染めており、マスキュラーと同様に犯罪者的思想の持主の様である。
“個性”:磁力
自身から半径4~5メートル以内の人物に磁力を付加できる。全身や体の一部まで微調整できる。男性がS極、女性がN極となる。自分自身には付加できない。
スピナー
本名は伊口 秀一(いぐち しゅういち)。トカゲの様な風貌で全身を鱗に覆われ、ステインを模した格好をしている男。様々な刃物をベルトや鎖でまとめ上げた巨大な剣の様な物を武器にしている。“個性”は現時点では不明。
ステインの思想に心酔し、全てにおいて“ステインを継ぐ者”であろうとする。そのため死柄木が作成した抹殺リストに載っている緑谷をステインが認めたという理由で、仲間の攻撃を邪魔したりした。戦闘中、マンダレイのテレパスによる色仕掛けに引っかかるなど、どこか間の抜けた所がある。
マスタード
本名は不明。学生服にヘルメットと赤いゴーグルが付いたガスマスク、背負ったボンベが特徴の少年。年齢も不明だが、中学生用のボタンを付けていることから出久たちと同年、もしくは年下である可能性が高い。雄英高校に対して恨みがあり、それが行動原理となっている。“個性”は強力だが肉弾戦は得意ではなく、近接戦ではリボルバー式の拳銃を用いる。
拳藤、鉄哲と交戦し、“個性”を駆使した狡猾な戦法で二人を苦しめたが、拳藤の「大拳」によって大きな隙を作ってしまい、最後は鉄哲の鉄拳制裁を受け一撃で敗れ去った。
“個性”:名称不明
周囲に有毒ガスを発生させ、自在に操ることができる。濃度や範囲もコントロールでき、ガスの揺らぎを伝って周囲にいる人間の動きを知ることも可能。ガスは数秒も吸引すれば意識を失ってしまうほど強力だが、マスタード自身ガスマスクを着けている。
ムーンフィッシュ
本名は不明。脱獄中の死刑囚で、全身を拘束着で包んだ痩身の男。口をベルトで大きく広げており、歯が剥き出しになっている。常に自らを抑えられない程の殺人衝動に駆られているサイコキラーと呼ばれる類の人間であり、人を切り裂き、その断面に美しさを見出す。うわごとの様に言葉を発し、会話は成り立たない。一人称は「僕」。
そのトリッキーかつ強力な“個性”で勝己、焦凍に襲い掛かり二人を圧倒、途中で二人を救出に来た出久、障子にも攻撃を仕掛けるが、出久たちを追ってきた暴走状態の常闇の「黒影」の標的にされてしまい、その力の前に蹂躙されて敗れた。
“個性”:歯刃 (仮称)
自らの歯を変幻自在の刃に変えて相手を切り裂く。移動もこの個性を用いて行う。また、刃自体も非常に頑丈で、自身を浮かすことができるほどだったが、「黒影」に敗北した際、歯を全て叩き折られてしまった。
トゥワイス
本名は分倍河原 仁(ぶんばいがわら じん)。全身に黒いラバースーツを纏っている灰色の肌と白目が特徴の男。口数が多く、一人で二人分の会話を行っている様な話し方も特徴。先に喋るAは本当のことを言っているが、後に喋るBはAの反対 もしくは、本来言うべき言葉とは反対の言葉を発しているように見える。
“個性”:名称不明
対象の人物をコピー(複製)できる。 コピーは元となった人物の自我や“個性”すらも再現されており、自律した行動も取ることができるが、大きなダメージを受けると消滅してしまう。消滅した場合、トゥワイス本人に伝わる仕組みになっている様である。
Mr.コンプレス
本名は迫 圧紘(さこ あつひろ)。仮面を被り、スーツにマントと羽飾りのついたシルクハットが特徴の男。マジシャンの様な言動で相手を巧みに惑わし、かく乱する。
“個性”:名称不明
詳細は不明だが、自分や対象の周囲の空間を球状に切り取り ビー玉サイズにまで縮小する事ができる様である。
協力者
“オール・フォー・ワン”
敵連合を影から操る謎の存在。1人称は「僕」。オールマイト曰く敵連合のブレーンであり、かつて超常現象が起きて間もない時代に多くの人々から“個性”を奪い、圧倒的な力で勢力を拡大し、計画的に人を動かして悪行を繰り返したことで瞬く間に悪の支配者として君臨した。
かつてその正義感の強さ故に、兄“オール・フォー・ワン”の所業に心を痛め抗い続けていた“無個性”の弟がいた。理由の詳細は不明だが、その弟に無理矢理「力をストックする“個性”」を与えたが、弟には彼自身も知らなかった「“個性”を与える“個性”」が存在し、その2つの“個性”が混ざり合ったことで「ワン・フォー・オール」が生み出されたとされる。
その正体は七代目「ワン・フォー・オール」所有者・志村を殺害し、5年前にオールマイトが重傷を代償に倒したはずの敵。現在はオールマイトから受けた傷が原因で、あまり表立って動けないものの、テレビを通じ「先生」として敵連合に指示を与えている。
“個性”:オール・フォー・ワン
他者のあらゆる“個性”を奪って自身のものとすることが出来る上、その他者から奪った“個性”を別の者に与えることも出来る。
大昔の人物であるはずの彼が現在もなお暗躍を続けていられる理由は、この“個性”で「成長を止める」などの類の“個性”を得て半永久的に生き延びてきたのでは、とオールマイトは推測している。
ドクター
“オール・フォー・ワン”の治療を行っている謎の人物。
ステイン
本名は赤黒 血染(あかぐろ ちぞめ)。「ヒーロー殺し」と呼ばれている悪名高い敵。
全身に刀やナイフなど刃物類の武器を携帯している。ヒーロー社会およびオールマイトを除く全てのヒーローを「偽物」と断じて粛清を目論む凶悪な思想犯。また徒に力を振りまく敵も対象としているため、死柄木に対しても初対面時、何の思想も持たない犯罪者と見なし襲いかかっている。
元々はオールマイトのデビューに感銘を受けてヒーローを志し、私立のヒーロー科に高校に進学するも、「教育体制から見えるヒーロー観の根本的腐敗」に失望し、1年の夏に中退した。10代終盤まで「英雄回帰」を訴え街頭演説を行うも「言葉に力はない」と諦念、以降10年間は「義務達成」のため独学で殺人術を研究、鍛錬してきた。
数多くのヒーローを殺害または再起不能にしており、保須市においては飯田の兄であるヒーロー・インゲニウムを襲撃し重傷を負わせ、再起不能に陥れた。
その強い思想、執着は半ば強迫観念めいており、一度粛清対象と判断した相手は例え自身が窮地に追い込まれようとも必ず殺そうと執拗に狙い続ける。連合に入ったのも追い詰めた死柄木から歪な信念のようなものを感じ取り、行く末を見届けたいと思ったからであり、粛清対象から外したわけではない。出久と焦凍に対しては、生かしておく価値があると認めており、出久を拐おうとした脳無が出現した際はこれを殺害し、出久を救け出した。
“個性”:凝血
血を舐めることで対象の自由を最大8分奪うことができる。血液型によって時間が異なり、B>AB>A>Oの順で奪える時間は少ない。本人はB型。
ブローカー
荼毘とトガを死柄木らに紹介した男。すきっ歯で、拳銃型ライターを所持している。
黒霧が「あの大物ブローカー」と呼ぶ事から、その界隈では名の知れた存在であり。彼からの紹介である上記2名を、無条件で受け入れようと死柄木に提案する程である。

その他の敵

ヘドロ・ヴィラン
声 - ふくまつ進紗
1話に登場した強盗犯。名前は劇中未登場のためアニメでの役名を記載。体全体が流動状で、他人の体と“個性”を乗っ取ることができる。
出久に取り憑こうとした所をオールマイトに見つかりペットボトルに詰められるも、隙を衝いて逃亡。偶然近くにいた爆豪の体を乗っ取って暴れていたが、出久とオールマイトによって再び退治されて警察に引き渡された。この事件でオールマイトの活動限界がさらに短くなり、爆豪は世間に「ヘドロの時の人」として知名度が上がった。

警察

塚内 直正(つかうち なおまさ)
4月4日生、身長180cm、好きなものは野球。36歳[23]
オールマイトと懇意にしている警察官で、階級は警部。オールマイトとは 旧知の仲であり、その秘密を知る数少ない人物の一人。
敵(ヴィラン)連合絡みの事件全般を担当しており 分析力とプロファイリング能力は非常に高い。
面構 犬嗣(つらがまえ けんじ)
保州警察署の署長で、犬そのものの顔が特徴。語尾に「ワン」をつけて喋る。
逮捕に大きく貢献したものの資格未取得かつ、保護管理者の指示なしで“個性”を使用し、ステインに重傷を負わせてしまった出久たちの将来を考え、騒動の詳細を握りつぶした。その結果、エンデヴァーがステイン逮捕の功労者として世間に知れ渡ることとなった。
玉川 三茶(たまかわ さんさ)
塚内の部下。猫そのものの顔が特徴で、首には鈴を付けている。左利き。33歳[27]

その他の人物

ツバサ
声 - 大隈健太
勝己のかつての友人で、小太りの少年。祖父は病院の院長。背中に翼を生やし、飛ぶことができる“個性”を持つ。
小学校までは一緒に遊んでいたが、同じ中学校には進まなかった。保須襲撃時に出久をさらおうとした翼のある脳無は彼と何か関係がある模様[36]
出水 洸太(いずみ こうた)
12月12日生、身長107cm、5歳。好きなものは一人でいること[31]
両親はヒーローであったが、二年前に敵から市民を守って殉職した。親のいとこであるマンダレイに預けられている。両手から大量の水を放出できる“個性”を持つ。
“オール・フォー・ワン”の弟
“オール・フォー・ワン”の弟で、「ワン・フォー・オール」を最初に保有していた人物。元は“無個性”であり、身体も貧弱で小柄だったが正義感が強く、兄の所業に心を痛め抗い続けていた。
ある時、兄から「力をストックする“個性”」を無理やり与えられるも、実は“無個性”ではなく「“個性”を与える“個性”」を持っており、兄から与えられた“個性”と自身の“個性”が混ざり合ったことで「ワン・フォー・オール」が生まれたとされる。その力をもって兄に抗おうとするも、既に強大な戦力を手に入れて「成長を止める」類の“個性”を奪い、半永久的に生き続けていた兄や当時の社会情勢も相まって敗北を喫し、いつか兄を止める力となるために「ワン・フォー・オール」を後世に託したとされる。
“個性”:“個性”の譲渡
自分が持つ“個性”を他者に与える“個性”。しかし“個性”を与える事しかできないため、この“個性”だけでは事実上意味のない“個性”であり、彼が“無個性”と思われる要因となっていた。
“個性”:力のストック
“オール・フォー・ワン”が他者から奪い、強引に彼に与えた“個性”。

用語

国立雄英高等学校(こくりつゆうえいこうとうがっこう)
本作の舞台で、ヒーローを養成する学校。制服は男女共にブレザー。校訓は「Plus Ultra(更に 向こうへ)!!
オールマイトを始めとした名だたるヒーロー達がここの卒業生で、偉大なヒーローには雄英卒業が絶対条件と言われるほどヒーローになるための登竜門としての地位になっている。ヒーロー科のほかにも普通科やサポート科、経営科が各3クラス有り、一学年11クラス構成のマンモス校である。
広大な敷地面積を有し、学内にはさまざまな施設がある。学校の正面入り口等には、雄英の関係者以外の人間(マスコミ等)が敷地に入れないようにするためのセキュリティが施されており、一般には「雄英バリア」の名称で知られている。学習内容はヒーローっぽい演習から一般の英語など多岐にわたる。
また雄英体育祭や職場体験などプロのヒーローと交流する機会が多く設けているのも大きな特徴。
ヒーロー科
A組・B組の2クラスで、1クラス20人。推薦入学枠を2つずつ設けているので、一般入試の定員は36人である。
プロのヒーローに特に直結しやすくとてつもなく人気の学科。多くの入学希望者が集まり入試倍率は300倍と超難関である。
普通科
C組・D組・E組の3クラスに分かれている、ヒーロー養成ではない通常カリキュラムのコース。
ヒーロー科とは併願が可能で、ヒーロー科入試で不合格になったために普通科で入学する生徒が多い。そのため、ヒーロー科に対して屈折した感情を持つ者も存在する。
サポート科
F組・G組・H組の3クラスに分かれている、プロヒーローに提供するアイテムやコスチュームの開発を行うデザイン事務所への就職を目指すコース。
経営科
I組・J組・K組の3クラスに分かれている。現在所属生徒は未登場。
被服控除
要望する機能とデザインを学校に送ることで、生徒自身オリジナルのヒーローコスチュームを学校が用意してくれる制度。
ウソの災害や事故ルーム(USJ)
13話で登場。スペースヒーローの13号が作った、雄英高校の演習場。
水難事故、土砂災害、火事など、あらゆる事故や災害を想定している。
テーマパークのような風貌に生徒たちは「USJかよ!!?」と驚いていたが、本当に“USJ”と命名されていたため、生徒たちは困惑していた。
雄英体育祭
雄英高校が開催する体育祭。開催時期は4月。
“個性”の出現後「スポーツの祭典」であるオリンピックはすでに衰退・形骸化してしまっており、日本においては雄英体育祭がかつてのオリンピックに変わるスポーツの祭典として楽しまれている。
全国ネットでテレビ中継され、プロヒーローも将来のサイドキック候補を探すため観戦しに来るなど注目度が大きな大会。
職場体験
プロのヒーロー事務所に出向き、プロの活動を実際肌に感じさせるプログラム。期間は1週間。
雄英体育祭の活躍を見て、プロヒーローが2票の指名を入れる。指名のあった者はその中から選び、指名の無かった者は予め雄英がオファーした全国の受け入れ可の事務所から選ぶ。
夏の林間合宿
生徒達は旅行気分であるが、その実は通常2年前期から行う「緊急時における“個性”行使の限定許可証 ヒーロー活動認可資格仮免」修得の為の研修。
雄英の生徒がヴィラン連合に襲われた等ヴィランの動きが活発化したために1年時に前倒しされた。
各々の“個性”の能力強化や弱点克服も研修プログラムに取り入れている。
“個性”
先天性の超常能力。一般的な意味での「個性」という言葉との混同を避けるため、原作では超常能力としての“個性”を指す場合は「“”」で囲んだ「“個性”」と表記されている。
作中では現在全人口の8割が何らかの“個性”を発現している。通常4歳頃までに両親のどちらか、あるいは複合的な“個性”が発現する。それぞれ世代があり、緑谷たちの世代は「第五世代」。
作中では能力によって「発動系」「変形系」「異形系」の三系統に大別している[37]
発動系
数多くある“個性”の中で一番スタンダードな系統。多種多様で自身の意思で能力を発動させる。またその種類の多さから、発動する“個性”によって「増強型」や「拘束型」等に細分化されている。
変形系
切島鋭児郎の「硬化」のように生身の人間の身体から、自身の意思で身体を変化させる系統。
異形系
蛙吹梅雨の「蛙」や尾白猿夫の「尻尾」など生まれた時から常時“個性”が発現している系統。
個性婚
“個性”の発現から第二〜第三世代間で問題となった、自身の“個性”をより強化して継がせるためだけに配偶者を選び結婚を強いること。
ヒーロー
“個性”を利用して人々を救う職業。
敵(ヴィラン)
“個性”を悪用した犯罪者の総称。
折寺中学校
出久と爆豪の出身校。爆豪曰く平凡な市立中学校。
NR田等院駅
1話で怪獣化した敵が暴れまわっていた。
多古場海浜公園
漂着物と不法投棄で荒れ果てていたが、出久のゴミ掃除により海岸線が復活。絶好のデートスポットに変貌。

担当編集者

  1. 不明[2]
  2. 門司健吾[2] - 2014年12月時点

書誌情報

漫画本編

単行本(ジャンプ・コミックス)の巻数表記は「Vol.○○」。

スピンオフ

小説

関連書籍

  • 『僕のヒーローアカデミア公式キャラクターブック Ultra Archive』2016年5月7日第1刷発行(5月2日発売[集 12])、ISBN 978-4-08-880719-5 - 公式キャラクターブック。

関連漫画

僕のヒーロー

堀越の読切作品。本作のプロトタイプとなった作品[2]。『赤マルジャンプ』2008 WINTER掲載。『逢魔ヶ刻動物園』5巻に収録。

僕のヒーローアカデミア すまっしゅ!!

本作品のスピンオフ作品。4コマ漫画でコメディタッチで描かれている[7]少年ジャンプ+にて11月9日より連載中[7]。作画は根田啓史が担当する[7]

ヴォイスコミック

集英社のヴォイスコミック「VOMIC」として、2015年1月に集英社VOMIC専門番組『VOMIC TV!』にて放送[14]、同年2月からVOMIC公式サイトで配信中。なお、本作は『VOMIC TV!』で放送された最初の作品となった。

アニメ

MBSTBS系列のテレビシリーズアニメとして、2016年4月3日より日曜5時枠にて放送中[38]。全13話を予定。

スタッフ

  • 原作 - 堀越耕平集英社週刊少年ジャンプ」連載)
  • 監督 - 長崎健司
  • シリーズ構成・脚本 - 黒田洋介
  • キャラクターデザイン・総作画監督 - 馬越嘉彦
  • 美術監督 - 池田繁美、丸山由紀子
  • 美術設定 - 池田繁美、大久保修一、友野加世子
  • 色彩設計 - 菊地和子
  • 撮影監督 - 池上真崇
  • CGIディレクター - 太田光希
  • 編集 - 坂本久美子
  • 音響監督 - 三間雅文
  • 音楽 - 林ゆうき
  • 音楽プロデューサー - 三上政高
  • 音楽制作 - 東宝
  • チーフプロデューサー - 古澤佳寛、足立聡史、丸山博雄、大薮芳広、遠藤哲哉、金庭こず恵
  • プロデューサー - 岡村和佳菜、三條場一正、亀井博司、天野直樹、原裕和、森菜摘
  • アニメーション制作 - ボンズ
  • 製作 - 僕のヒーローアカデミア製作委員会、MBS

主題歌

オープニングテーマ「THE DAY」
作詞・作曲 - 新藤晴一 / 編曲 - 江口亮、Prono Graffitti / 歌 - ポルノグラフィティ
エンディングテーマ「HEROES」
作詞・作曲 - 森良太 / 編曲・歌 - Brian the Sun

各話リスト

話数[39]サブタイトル[39]脚本絵コンテ演出作画監督放送日
第1話緑谷出久:オリジン 黒田洋介長崎健司塚田拓郎馬越嘉彦2016年
4月3日
第2話ヒーローの条件 筑紫大介堀川耕一、西野文那、藤巻裕一4月10日
第3話うなれ筋肉 寺東克己笹原嘉文北原章雄4月17日
第4話スタートライン 吉田徹三好正人三輪和宏、藤巻裕一4月24日
第5話今 僕に出来ることを こでらかつゆき中川聡山崎秀樹、秋山英一5月1日
第6話猛れクソナード 松尾衡塚田拓郎西野文那、松川哲也5月8日
第7話デクvsかっちゃん 田中孝行守田芸成三輪和宏、斎藤恒徳、藤巻裕一5月15日
第8話スタートライン、爆豪の。 中村里美笹原嘉文古賀誠、北原章雄5月22日
第9話いいぞガンバレ飯田くん! こでらかつゆき阿部雅司森川さやか、守田芸成5月29日
第10話未知との遭遇 石平信司塚田拓郎川本利浩、大貫健一、長谷川早紀6月5日
第11話ゲームオーバー 名取孝浩三輪和宏、斉藤恒徳、秋山英一
松川哲也、関口亮輔
6月12日

放送局

日本国内 テレビ / 放送期間および放送時間[40]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [41] 備考
2016年4月3日 - 日曜 17:00 - 17:30 毎日放送製作局)ほかTBS系列全28局 日本国内 字幕放送 / 連動データ放送
インターネット配信
日本国内 インターネット配信 / 放送期間および放送時間[42]
更新期間 更新時間 配信サイト 備考
2016年4月10日 - 日曜 12:00 更新 アニメ放題
U-NEXT
日曜 16:00 更新 ニコニコチャンネル 第1話常設無料、第2話以降1週間無料
Amazonビデオ
GYAO!ストア
TSUTAYA TV
RakutenShowtime
J:COMオンデマンド
ビデオパス KDDIの配信サイト。レンタル専用
みるプラス J:COM及びZTVの配信サイト
ひかりTV
バンダイチャンネル 第1話&第2話常設無料
PSビデオ
ビデオマーケット
HAPPY!動画 デジマースの配信サイト
ムービーフルPlus ISAOの配信サイト
アクトビラ
DMM
VIDEX
2016年4月15日 - 金曜 12:00 更新 dアニメストア
GYAO! 第1話常設無料、第2話以降1週間無料
MBSオンデマンド 2016年7月14日まで第1話&第2話無料
金曜 23:30 ニコニコ生放送

BD / DVD

発売日 収録話 規格品番
BD DVD
1 2016年6月29日予定 第1話 - 第3話 TBR-26101D TDV-26106D
2 2016年7月13日予定 第4話 - 第6話 TBR-26102D TDV-26107D
3 2016年8月17日予定 第7話 - 第9話 TBR-26103D TDV-26108D
4 2016年9月14日予定 第10話 - 第11話 TBR-26104D TDV-26109D
5 2016年10月12日予定 第12話 - 第13話 TBR-26105D TDV-26110D

WEBラジオ

僕のヒーローアカデミア ラジオ オールマイトニッポン』のタイトルで、2016年4月1日よりインターネットラジオステーション音泉にて配信中[43]。毎週金曜更新。パーソナリティは山下大輝(演:緑谷出久)と岡本信彦(演:爆豪勝己)。

ゲスト

ゲーム

ビデオゲーム

僕のヒーローアカデミア バトル・フォー・オール
ニンテンドー3DS用ソフトとして、2016年5月19日にバンダイナムコエンターテインメントから発売。ジャンルは対戦アクション。

アーケードカードゲーム

僕のヒーローアカデミア 激突!ヒーローズバトル
タカラトミーアーツより、アーケードカードゲームとして2016年4月28日稼働開始。

トレーディングカードゲーム

僕のヒーローアカデミア TAG CARD GAME
2016年4月23日にタカラトミーから発売。

脚注

出典

  1. ^ myheroacademiaのツイート(483929203176259584)
  2. ^ a b c d e f g マンガ質問状 :『僕のヒーローアカデミア』コミックス1巻即完売のアツい「ジャンプ」新鋭” (2014年12月1日). 2014年12月7日閲覧。
  3. ^ myheroacademiaのツイート(502030949953986561)
  4. ^ 新ヒーロー誕生!アニメ“ヒロアカ”第1話カット公開”. Smartザテレビジョン. KADOKAWA (2016年4月2日). 2016年4月15日閲覧。
  5. ^ 『黒子のバスケ』、『ハイキュー!!』、『ドラゴンボール』、『僕アカ』などの新作アイテム多数出品! ジャンプフェスタ2016写真速報レポート!電ホビ公式サイト
  6. ^ 『僕のヒーローアカデミア』TVアニメ化、ヒーロー目指す少年のアクション”. コミックナタリー (2015年11月2日). 2015年11月2日閲覧。
  7. ^ a b c d 『僕のヒーローアカデミア』コメディタッチで描くスピンオフがジャンプ+で”. コミックナタリー (2015年11月9日). 2015年12月14日閲覧。
  8. ^ a b c d e f g “「ヒーローのかっこよさは、戦闘じゃなくて人を救うこと」『僕のヒーローアカデミア』堀越耕平インタビュー”. ダ・ヴィンチ. http://ddnavi.com/news/226937/ 2015年2月23日閲覧。 
  9. ^ 堀越耕平 2015年10月30日のツイート”. Twitter. 2015年11月11日閲覧。
  10. ^ 第96回 JUMPトレジャー 新人漫画大賞大募集!!”. 集英社. 2015年11月11日閲覧。
  11. ^ “一番最初にガツンときたのは鬼兄弟!【対談】岸本斉史×堀越耕平”. ダ・ヴィンチ. http://ddnavi.com/news/233992/a/?doing_wp_cron=1439813760.0952670574188232421875 2015年8月17日閲覧。 
  12. ^ myheroacademiaのツイート(488573229179498496)
  13. ^ 僕のヒーローアカデミア公式 (@myheroacademia) - X(旧Twitter)
  14. ^ a b c d 『僕のヒーローアカデミア』山下大輝らでVOMICに、本日開始の新番組で”. コミックナタリー. 2015年1月10日閲覧。
  15. ^ a b c d e f g 堀越耕平「キャラクタープロフィール」『僕のヒーローアカデミア Vol.1』集英社ジャンプ・コミックス〉、2014年11月4日、ISBN 4-08-880264-0
  16. ^ 堀越耕平「No.3 入試」『僕のヒーローアカデミア Vol.1』集英社ジャンプ・コミックス〉、2014年11月4日、ISBN 4-08-880264-0、108頁。
  17. ^ 堀越耕平「THE・補足」『僕のヒーローアカデミア Vol.9』集英社ジャンプ・コミックス〉、2016年6月4日、ISBN 4-08-880689-1、152頁。
  18. ^ 堀越耕平「No.2 うなれ筋肉」『僕のヒーローアカデミア Vol.1』集英社ジャンプ・コミックス〉、2014年11月4日、ISBN 4-08-880264-0、70頁。
  19. ^ 『月刊ニュータイプ』2016年7月号、29頁。
  20. ^ myheroacademiaのツイート(485033165015113729)
  21. ^ a b c d e f g h i j k 堀越耕平「キャラクタープロフィール」『僕のヒーローアカデミア Vol.2』集英社ジャンプ・コミックス〉、2015年1月5日、ISBN 4-08-880297-8
  22. ^ a b c d e f g h i j 堀越耕平「キャラクタープロフィール」『僕のヒーローアカデミア Vol.4』集英社ジャンプ・コミックス〉、2015年6月4日、ISBN 4-08-880420-0
  23. ^ a b c d e f g h 堀越耕平「キャラクタープロフィール」『僕のヒーローアカデミア Vol.3』集英社ジャンプ・コミックス〉、2015年4月3日、ISBN 4-08-880335-7
  24. ^ a b c d 堀越耕平「キャラクタープロフィール」『僕のヒーローアカデミア Vol.5』集英社ジャンプ・コミックス〉、2015年8月4日、ISBN 4-08-880449-1
  25. ^ 堀越耕平「No.29 知られてない」『僕のヒーローアカデミア Vol.3』集英社ジャンプ・コミックス〉、2015年4月3日、ISBN 4-08-880335-7、55頁。
  26. ^ a b アニメより。
  27. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 『僕のヒーローアカデミア公式キャラクターブック Ultra Archive』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2016年5月2日、ISBN 4-08-880719-5
  28. ^ 堀越耕平「No.3 入試」『僕のヒーローアカデミア Vol.1』集英社ジャンプ・コミックス〉、2014年11月4日、ISBN 4-08-880264-0、92頁。
  29. ^ a b 堀越耕平「No.3 入試」『僕のヒーローアカデミア Vol.1』集英社ジャンプ・コミックス〉、2014年11月4日、ISBN 4-08-880264-0
  30. ^ a b 堀越耕平「No.7 服着よう?」『僕のヒーローアカデミア Vol.1』集英社ジャンプ・コミックス〉、2014年11月4日、ISBN 4-08-880264-0
  31. ^ a b c d 堀越耕平「キャラクタープロフィール」『僕のヒーローアカデミア Vol.8』集英社ジャンプ・コミックス〉、2016年4月4日、ISBN 4-08-880654-9
  32. ^ 堀越耕平「キャラクタープロフィール」『僕のヒーローアカデミア Vol.7』集英社ジャンプ・コミックス〉、2015年2月4日、ISBN 4-08-880607-5
  33. ^ a b c d 堀越耕平「キャラクタープロフィール」『僕のヒーローアカデミア Vol.6』集英社ジャンプ・コミックス〉、2015年11月4日、ISBN 4-08-880488-0
  34. ^ 『ジャンプNEXT!!2014 Vol.4』掲載の番外編。
  35. ^ a b 堀越耕平「キャラクタープロフィール」『僕のヒーローアカデミア Vol.9』集英社ジャンプ・コミックス〉、2015年6月4日、ISBN 4-08-880689-1
  36. ^ 堀越耕平『僕のヒーローアカデミア Vol.7』集英社ジャンプ・コミックス〉、2015年2月4日、ISBN 4-08-880607-5、68頁。
  37. ^ 堀越耕平「No.14 未知との遭遇」『僕のヒーローアカデミア Vol.2』集英社ジャンプ・コミックス〉、2015年1月5日、ISBN 4-08-880297-8
  38. ^ TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』気になる放送枠は、日曜のあの時間に!? アニメジャパン情報もお届け”. アニメイトTV (2016年1月10日). 2016年1月11日閲覧。
  39. ^ a b エピソード”. TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』公式サイト. 2016年4月3日閲覧。
  40. ^ ON AIR”. TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』公式サイト. 2016年2月28日閲覧。
  41. ^ テレビ放送対象地域の出典:
  42. ^ ON AIR”. TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』公式サイト. 2016年4月3日閲覧。
  43. ^ 僕のヒーローアカデミア ラジオ オールマイトニッポン”. インターネットラジオステーション<音泉>. タブリエ・コミュニケーションズ. 2016年4月3日閲覧。

書誌出典

以下の出典は『集英社BOOK NAVI』(集英社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。

  1. ^ 僕のヒーローアカデミア Vol.1|堀越耕平|ジャンプ・コミックス”. 2014年11月4日閲覧。
  2. ^ 僕のヒーローアカデミア Vol.2|堀越耕平|ジャンプ・コミックス”. 2015年1月5日閲覧。
  3. ^ 僕のヒーローアカデミア Vol.3|堀越耕平|ジャンプ・コミックス”. 2015年4月3日閲覧。
  4. ^ 僕のヒーローアカデミア Vol.4|堀越耕平|ジャンプ・コミックス”. 2015年6月4日閲覧。
  5. ^ 僕のヒーローアカデミア Vol.5|堀越耕平|ジャンプ・コミックス”. 2015年8月4日閲覧。
  6. ^ 僕のヒーローアカデミア Vol.6|堀越耕平|ジャンプ・コミックス”. 2015年11月4日閲覧。
  7. ^ 僕のヒーローアカデミア Vol.7|堀越耕平|ジャンプ・コミックス”. 2016年2月4日閲覧。
  8. ^ 僕のヒーローアカデミア Vol.7 ドラマCD同梱版|堀越耕平|ジャンプ・コミックス”. 2016年2月4日閲覧。
  9. ^ 僕のヒーローアカデミア Vol.8|堀越耕平|ジャンプ・コミックス”. 2016年4月4日閲覧。
  10. ^ 僕のヒーローアカデミア Vol.9|堀越耕平|ジャンプ・コミックス”. 2016年6月3日閲覧。
  11. ^ 僕のヒーローアカデミア すまっしゅ!! 1|根田啓史|ジャンプ・コミックス”. 2016年4月9日閲覧。
  12. ^ 僕のヒーローアカデミア公式キャラクターブック Ultra Archive|堀越耕平|ジャンプ・コミックス|”. 2016年5月2日閲覧。

外部リンク

MBS製作・TBS系列 日5枠
前番組 番組名 次番組
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
(2015年10月4日 - 2016年3月27日)
僕のヒーローアカデミア
(2016年4月3日 - 2016年6月26日予定)

Template:少年ジャンプ+連載中