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2016年10月18日 (火) 12:29時点における版

蘇炳添 Portal:陸上競技
2013年モスクワ世界陸上にて
選手情報
ラテン文字 Su Bingtian
国籍 中華人民共和国の旗 中国
競技 トラック競技 (短距離走)
種目 60m, 100m
生年月日 (1989-08-29) 1989年8月29日(35歳)
出身地 中華人民共和国の旗 広東省中山市
身長 172cm
体重 65kg
成績
オリンピック 100m 準決勝3組4着 (2016年)
4x100mR 4位 (2016年)
世界選手権 100m 9位 (2015年)
4x100mR 2位 (2015年)
地域大会決勝 アジア大会
100m 2位 (2014年)
4x100mR 優勝 (2010, 14年)
自己ベスト
60m 6秒50 (2016年) 室内アジア記録
100m 9秒99 (2015年) 中国記録
200m 21秒23 (2008年)
獲得メダル
中華人民共和国の旗 中国
陸上競技
世界陸上競技選手権大会
2015 北京 4×100mR
アジア競技大会
2010 広州 4×100mR
2014 仁川 4×100mR
2014 仁川 100m
アジア陸上競技選手権大会
2011 神戸 100m
2013 プネー 100m
2015 武漢 4×100mR
2009 広州 4×100mR
2013 プネー 4×100mR
アジア室内競技大会
2009 ハノイ 60m
東アジア競技大会
2009 香港 100m
2013 天津 100m
2009 香港 4×100mR
2013 天津 4×100mR
ユニバーシアード
2011 深圳 100m
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蘇 炳添(スー・ビンチャン、そ へいてん[1]、Su Bingtian、1989年8月29日 - )は、中国の男子陸上競技選手。専門は短距離走100mの中国記録保持者、室内60mのアジア記録保持者。

経歴

2009年ハノイで開催されたアジア室内競技大会に出場し、60mで優勝し金メダルを獲得している。同年に広州市で開催されたアジア陸上競技選手権大会ではリレーメンバーに選ばれ4×100mリレーで銀メダルを獲得した。

2010年に広州で開催されたアジア競技大会の4×100mリレーで38秒78の中国記録(当時)を樹立して金メダルを獲得した。

2011年7月に神戸市で開催された2011年アジア陸上競技選手権大会の男子100mでは10秒21を記録し、江里口匡史らを抑えて優勝を飾った[2]

同年8月に深圳市で開催されたユニバーシアードの男子100mでは10秒27で3位になった。

同年9月8日、合肥で行われた大会で、周偉が記録した10秒17を13年ぶりに上回る、10秒16の中国記録を樹立した。この記録は2013年4月に張培萌の10秒04によって更新された。

2012年5月、追い風参考記録ながら、川崎GGPで10秒04を記録[3]

同年8月にロンドンで開催されたオリンピックでは100mで準決勝敗退、4×100mリレーでは38秒38の中国記録を樹立したが予選敗退に終わった。

2013年5月21日にはワールドチャレンジ北京で、当時の中国記録に0秒02まで迫る10秒06の自己新記録を出した。

同年7月にプネーで開催された2013年アジア陸上競技選手権大会の100m決勝で10秒17を記録し、前大会に続き連覇を達成した。

同年8月にモスクワで開催された2013年世界陸上競技選手権大会では100m準決勝でフライングの失格。4×100mリレーでは38秒95の中国代表シーズンベスト(当時)を記録したが予選敗退に終わった。

同年10月に天津で開催された2013年東アジア競技大会の100m決勝では10秒31を記録し、同タイムを記録した日本の山縣亮太に競り勝ち連覇を達成した[4]

2014年3月にソポトで開催された2014年世界室内陸上競技選手権大会の男子60mでは中国人初の決勝に進出した。決勝では6秒52の中国記録を樹立したが、3位のフェミ・オグノデとわずか0秒003差の4位でメダルを逃した[5]

同年9月に仁川で開催されたアジア競技大会では、100m決勝で10秒10(+0.4)を記録し、9秒93のアジア記録を樹立したフェミ・オグノデに次いで銀メダルを獲得した。4×100mリレー決勝では3走を務め、アジア初の37秒台となる37秒99で優勝した。

2015年5月30日にユージーンで行われたダイヤモンドリーグ・プレフォンテーン・クラシックの100mで9秒99(+1.5)の中国記録を樹立し、10秒の壁を突破した史上3人目のアジア人となった。なお、アジア人初の9秒台を記録したサミュエル・フランシス及び、2人目のフェミ・オグノデは共にナイジェリアから国籍を変更したカタール人のため、蘇炳添は10秒の壁を突破した初のアジア出身選手および黄色人種選手である[6]

2015年8月に北京で開催された2015年世界陸上競技選手権大会では100m準決勝で自身2度目の9秒台となる9秒99(-0.4)を記録し、世界選手権の100mにおいてアジア勢初のファイナリストとなった[7](決勝は10秒06で9位)。4×100mリレーでは3走を務め、準決勝を37秒92のアジア新記録で突破すると、決勝は38秒01の2位で銀メダルを獲得した。

2016年3月18日にポートランドで開催された世界室内選手権の60m準決勝で6秒50のアジア記録を樹立。カタールのタラル・マンスールフェミ・オグノデが保持していた6秒51を塗り替え、2大会連続でファイナリストになったが、決勝は6秒54で5位に終わった[8]

自己ベスト

記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風、-は向かい風を意味する。

種目 記録 年月日 場所 備考
屋外
100m 9秒99 (+1.5)
(-0.4)
2015年5月30日
2015年8月23日
アメリカ合衆国の旗 ユージーン
中華人民共和国の旗 北京
中国記録
200m 21秒23 (+0.5) 2008年4月12日 中華人民共和国の旗 杭州
室内
60m 6秒50 2016年3月18日 アメリカ合衆国の旗 ポートランド アジア記録

主要大会成績

備考欄の記録は当時のものを含む

大会 場所 種目 結果 記録 備考
2009 アジア室内大会 ハノイ 60m 優勝 6秒65
2009 アジア選手権 広州 4x100mR 2位 39秒07 (3走)
2009 東アジア大会 香港 100m 優勝 10秒33
4x100mR 3位 39秒86 (3走)
2010 アジア大会 広州 4x100mR 優勝 38秒78 (3走) 大会記録
2011 アジア選手権 神戸 100m 優勝 10秒21 (+1.8)
4x100mR 4位 39秒33 (3走)
2011 ユニバーシアード 深圳 100m 3位 10秒27 (0.0)
2011 世界選手権 大邱 4x100mR 予選 38秒87 (3走)
2012 世界室内選手権 イスタンブール 60m 準決勝 6秒74 3組5着
2012 オリンピック ロンドン 100m 準決勝 10秒28 (+1.0) 2組8着
4x100mR 予選 38秒38 (3走) 中国記録
2013 アジア選手権 プネー 100m 優勝 10秒17 (-0.3)
4x100mR 3位 39秒17 (2走)
2013 世界選手権 モスクワ 100m 準決勝 DQ 予選10秒16 (-0.1)
4x100mR 予選 38秒95 (3走) 2組5着
2013 東アジア大会 天津 100m 優勝 10秒31 (-0.1) 2位と同タイム
4x100mR 3位 39秒19 (3走)
2014 世界室内選手権 ソポト 60m 4位 6秒52 中国記録
3位と同タイム
2014 アジア大会 仁川 100m 2位 10秒10 (+0.4)
4x100mR 優勝 37秒99 (3走) アジア記録
大会記録
2015 アジア選手権 武漢 4x100mR 優勝 39秒04 (3走)
2015 世界選手権 北京 100m 9位 10秒06 (-0.5) 準決勝9秒99:中国タイ記録
4x100mR 2位 38秒01 (3走) 予選37秒92:アジア記録
2016 世界室内選手権 ポートランド 60m 5位 6秒54 準決勝6秒50:アジア記録
2016 オリンピック リオデジャネイロ 100m 準決勝 10秒08 (0.0) 3組4着
4x100mR 4位 37秒90 (3走) 予選37秒82:アジア記録

脚注

外部リンク