2012年ロンドンオリンピックの陸上競技
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2012年ロンドンオリンピックの陸上競技 | |
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日程 | 2012年8月3日 - 8月12日 |
競技場 | オリンピック・スタジアム |
参加選手 | 2231人 (男子 : 1160人 / 女子 : 1071人) |
種目数 | 47 (男子 : 24 / 女子 : 23) |
新記録 |
世界新 : 4 五輪新 : 7 |
サイト | IAAF |
← 2008 2016 → |
2012年ロンドンオリンピックの陸上競技(2012ねんロンドンオリンピックのりくじょうきょうぎ)は、2012年8月3日から8月12日まで実施された2012年ロンドンオリンピックの陸上競技である。
主な競技日程
[編集]今大会から短距離走などの予選が1回となり、その代わりに準決勝の出場枠が16枠から24枠に増加した。また一部の種目では予選前に予備予選が設けられた。
Q | 予選 | H | 予選 | ½ | 準決勝 | F | 決勝 |
|
|
- M : 午前の実施種目 / A : 午後・夕方の実施種目
参加標準記録
[編集]IAAFが定めたオリンピック出場に必要な参加標準記録は次のとおり[2]。2011年11月に一部変更があった[3]。参加標準記録の有効期間は後述する種目を除き、2011年5月1日から2012年7月8日である[4]。10000m、マラソン、競歩、混成種目の有効期間は2011年1月1日から2012年7月8日である。リレー種目の有効期間は2011年1月1日から2012年7月2日であり、各チームによる2レース合計タイムのランキング上位16カ国に出場権が与えられた[2]。
1ヵ国につき、参加標準記録Aを突破した選手は最大4名までエントリー可能、そのうち3名が出場できる。参加標準記録Bを突破した選手は同2名をエントリー可能、うち1名が出場できる。リレーメンバーは各種目ごとに6名までエントリー可能、ただし同距離の個人種目に出場する選手をエントリーメンバーに含めなければならない[5]。
男子 | 女子 | ||||
---|---|---|---|---|---|
種目 | A | B | 種目 | A | B |
100m | 10.18 | 10.24 | 100m | 11.29 | 11.38 |
200m | 20.55 | 20.65 | 200m | 23.10 | 23.30 |
400m | 45.30 | 45.90 | 400m | 51.55 | 52.35 |
800m | 1:45.60 | 1:46.30 | 800m | 1:59.90 | 2:01.30 |
1500m | 3:35.50 | 3:38.00 | 1500m | 4:06.00 | 4:08.90 |
5000m | 13:20.00 | 13:27.00 | 5000m | 15:20.00 | 15:30.00 |
10000m | 27:45.00 | 28:05.00 | 10000m | 31:45.00 | 32:10.00 |
マラソン | 2h15:00 | 2h18:00 | マラソン | 2h37:00 | 2h43:00 |
3000m障害 | 8:23.10 | 8:32.00 | 3000m障害 | 9:43.00 | 9:48.00 |
110mハードル | 13.52 | 13.60 | 100mハードル | 12.96 | 13.15 |
400mハードル | 49.50 | 49.80 | 400mハードル | 55.50 | 56.65 |
走高跳 | 2m31 | 2m28 | 走高跳 | 1m95 | 1m92 |
棒高跳 | 5m72 | 5m60 | 棒高跳 | 4m50 | 4m40 |
走幅跳 | 8m20 | 8m10 | 走幅跳 | 6m75 | 6m65 |
三段跳 | 17m20 | 16m85 | 三段跳 | 14m30 | 14m10 |
砲丸投 | 20m50 | 20m00 | 砲丸投 | 18m30 | 17m20 |
円盤投 | 65m00 | 63m00 | 円盤投 | 62m00 | 59m50 |
ハンマー投 | 78m00 | 74m00 | ハンマー投 | 71m50 | 69m00 |
やり投 | 82m00 | 79m50 | やり投 | 61m00 | 59m00 |
十種競技 | 8200 | 7950 | 七種競技 | 6150 | 5950 |
20km競歩 | 1:22:30 | 1:24:30 | 20km競歩 | 1:33:30 | 1:38:00 |
50km競歩 | 3:59:00 | 4:09:00 | - | - | - |
4×100mリレー | 上位16チーム | 4×100mリレー | 上位16チーム | ||
4×400mリレー | 上位16チーム | 4×400mリレー | 上位16チーム |
競技結果
[編集]男子
[編集]女子
[編集]国・地域別のメダル獲得数
[編集]順 | 国・地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | アメリカ合衆国 (USA) | 10 | 11 | 7 | 28 |
2 | ジャマイカ (JAM) | 4 | 5 | 3 | 12 |
3 | イギリス (GBR)(開催国) | 4 | 2 | 0 | 6 |
4 | ロシア (RUS) | 3 | 3 | 2 | 8 |
5 | エチオピア (ETH) | 3 | 2 | 3 | 8 |
6 | ケニア (KEN) | 2 | 4 | 7 | 13 |
7 | オーストラリア (AUS) | 2 | 1 | 0 | 3 |
8 | ポーランド (POL) | 2 | 0 | 0 | 2 |
9 | ドイツ (GER) | 1 | 5 | 2 | 8 |
10 | 中国 (CHN) | 1 | 4 | 4 | 9 |
11 | トリニダード・トバゴ (TRI) | 1 | 1 | 2 | 4 |
12 | フランス (FRA) | 1 | 1 | 1 | 3 |
13 | ドミニカ共和国 (DOM) | 1 | 1 | 0 | 2 |
14 | チェコ (CZE) | 1 | 0 | 2 | 3 |
15 | アルジェリア (ALG) | 1 | 0 | 0 | 1 |
バハマ (BAH) | 1 | 0 | 0 | 1 | |
バーレーン (BRN) | 1 | 0 | 0 | 1 | |
クロアチア (CRO) | 1 | 0 | 0 | 1 | |
グレナダ (GRN) | 1 | 0 | 0 | 1 | |
ハンガリー (HUN) | 1 | 0 | 0 | 1 | |
カザフスタン (KAZ) | 1 | 0 | 0 | 1 | |
ニュージーランド (NZL) | 1 | 0 | 0 | 1 | |
南アフリカ (RSA) | 1 | 0 | 0 | 1 | |
チュニジア (TUN) | 1 | 0 | 0 | 1 | |
ウガンダ (UGA) | 1 | 0 | 0 | 1 | |
26 | キューバ (CUB) | 0 | 1 | 2 | 3 |
27 | ボツワナ (BOT) | 0 | 1 | 0 | 1 |
コロンビア (COL) | 0 | 1 | 0 | 1 | |
フィンランド (FIN) | 0 | 1 | 0 | 1 | |
グアテマラ (GUA) | 0 | 1 | 0 | 1 | |
イラン (IRI) | 0 | 1 | 0 | 1 | |
スロベニア (SLO) | 0 | 1 | 0 | 1 | |
カナダ (CAN) | 0 | 1 | 0 | 1 | |
カタール (QAT) | 0 | 1 | 0 | 1 | |
35 | ウクライナ (UKR) | 0 | 0 | 3 | 3 |
36 | エストニア (EST) | 0 | 0 | 1 | 1 |
アイルランド (IRL) | 0 | 0 | 1 | 1 | |
イタリア (ITA) | 0 | 0 | 1 | 1 | |
日本 (JPN) | 0 | 0 | 1 | 1 | |
リトアニア (LTU) | 0 | 0 | 1 | 1 | |
モロッコ (MAR) | 0 | 0 | 1 | 1 | |
プエルトリコ (PUR) | 0 | 0 | 1 | 1 | |
スペイン (ESP) | 0 | 0 | 1 | 1 | |
合計 | 47 | 49 | 46 | 142 |
脚注
[編集]- ^ Olympic sport competition schedule. london2012.com 2012年6月24日閲覧.
- ^ a b Olympic Qualifying Procedures for Athletics Telegraph (2011-04-15). 2012年6月24日閲覧.
- ^ Qualification Standards reduced in six disciplines - London 2012
- ^ 第30回オリンピック競技大会 最終予選・選考会日程 日本オリンピック委員会 (2012-01-10). 2012年6月24日閲覧.
- ^ 第30回オリンピック競技大会(2012/ロンドン) 日本代表選手選考要項 日本陸上競技連盟. 2012年12月19日閲覧
- ^ 当初は アメリカ合衆国 (USA)が2位となったが、後日タイソン・ゲイのドーピング違反が発覚し失格、トリニダード・トバゴ以下が繰り上がりとなった。“ロンドン五輪男子400mリレー、繰り上がりの仏代表に銅メダル授与”. フランス通信社 (2015年7月5日). 2016年6月11日閲覧。
- ^ 当初は セルゲイ・キルジャプキン (RUS)が1位となったが、後日ドーピング違反が発覚し失格、タレント以下が繰り上がりとなった。国際オリンピック委員会 2012 陸上男子50km競歩公式結果
- ^ 当初は イワン・ウーホフ (RUS)が1位となったが、後日ドーピング違反が発覚し失格、2021年までに、キナード以下が繰り上がりとなった。国際オリンピック委員会 2012 陸上男子走高跳公式結果
- ^ 当初は オレクサンドル・ピャトニシャ (UKR)が2位となったが、後日ドーピング違反が発覚し失格、ルースカネン以下が繰り上がりとなった。国際オリンピック委員会 2012 陸上男子やり投公式結果
- ^ 当初は マリア・サビノワ (RUS)が1位となったが、後日ドーピング違反が発覚し失格、以下順位の繰り上げ。ロンドン五輪女子800メートル、サビノワの「金」剥奪 - 産経ニュース (2017-02-10).
- ^ 当初は アスル・チャクル・アルプテキン (TUR)が1位となったが、後日ドーピング違反が発覚し失格、2位のガムゼ・ブルトもドーピングが発覚し、マリアム・ジャマル以下が繰り上がりとなった。ジャキールの五輪金剥奪=ドーピングで資格停止-CAS - 2015年8月18日閲覧、トルコ選手の「銀」剥奪へ ドーピングで成績抹消
- ^ 当初は ユリア・ザリポワ (RUS)が1位となったが、後日ドーピング違反が発覚し失格、ハビバ・グリビ以下が繰り上がりとなった。国際オリンピック委員会 2012 陸上女子3000m障害公式結果
- ^ 当初は ロシア (RUS)が2位となったが、後日2走のアントニーナ・クリヴォシャプカのドーピング違反が発覚し失格、ジャマイカ以下が繰り上がりとなった。国際オリンピック委員会 2012 陸上4×400mリレー公式結果
- ^ 当初は オリガ・カニスキナ (RUS)が2位となったが、後日ドーピング違反が発覚し失格、切陽什姐以下が繰り上がりとなった。国際オリンピック委員会 2012 陸上女子20km競歩公式結果
- ^ 当初は スベトラーナ・シュコリナ (RUS)が3位となったが、後日ドーピング違反が発覚し失格、2021年までに、ベイティアが繰り上がりとなった。国際オリンピック委員会 2012 陸上女子走高跳公式結果
- ^ 当初は ダリア・ピシチャルニコワ (RUS)が2位となったが、後日ドーピング違反が発覚し失格、李以下が繰り上がりとなった。ピシチャルニコワ、10年出場停止/陸上 - サンケイスポーツ (2013-05-01). 2013年9月13日閲覧
- ^ 当初は1位 ナドゼヤ・オスタプチュク (BLR)、3位 エフゲニア・コロドコ (RUS)となったが、後日ドーピング違反が発覚し失格、バレリー以下が繰り上がりとなった。国際オリンピック委員会 2012 陸上女子砲丸投公式結果
- ^ 当初は タチアナ・ルイセンコが1位となったが、後日ドーピング違反が発覚し失格、アニタ・ヴォダルチク以下繰上げとなった。IOC London2012 Athletics Hammer throw women
- ^ 当初は3位 タチアナ・チェルノワ (RUS)、4位 リュドミラ・ヨシペンコ (UKR)となったが、後日ドーピング違反が発覚し失格、スクイテ以下が繰り上がりとなった。国際オリンピック委員会 2012 陸上女子七種競技公式結果