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2016年11月6日 (日) 08:50時点における版
関口 誠人 | |
---|---|
生誕 | 1959年5月2日(65歳) |
出身地 | 日本東京都世田谷区 |
ジャンル |
フォーク J-POP |
職業 | シンガーソングライター |
担当楽器 | フォークギター |
活動期間 |
1982年 - 1987年 2008年 - (ココナッツボーイズ、C-C-B) 1987年 - (ソロ) |
レーベル |
ポニーキャニオン(1988年 - 1992年) Luxury Records(2003年 - ) |
共同作業者 | C-C-B |
公式サイト | 関口誠人 超個人的日記 |
関口 誠人(せきぐち まこと、1959年5月2日 - )は、日本のシンガーソングライター、音楽プロデューサー、俳優、小説家。
東京都世田谷区出身。身長167cm。実兄は大学などで講師も務めるロマ音楽評論家の関口義人。
来歴
1980年代に活躍したロックバンドC-C-Bのメンバー(ギター、ヴォーカル)であったが、1987年1月、中野サンプラザ3Day'sコンサートの最終日・6日にステージ上で脱退を表明。翌日、生放送の音楽番組にて、改めて画面を通じて脱退宣言を行った。 C-C-Bのメンバーとして参加した最後のコンサートツアー『TOUCH and GO』の最終日、1987年4月6日のよみうりランドEASTでのステージを以って脱退。
その後、関口はソロ活動を、C-C-Bは4人での活動を開始する(C-C-Bは1989年に解散)。
1990年代に入り、C-C-Bのメンバーと幾たびかユニットを組んで単発ライブを行っている。また、テレビ番組の企画で一時的にC-C-Bの元メンバーとしてとして参加し演奏を披露している。それらとは別に、単独でC-C-Bの名義を使用してライブやイベントを行うこともある。
2008年、渡辺英樹・笠浩二とともに正式にC-C-B名義で再結成してライブツアーも行ったが、2009年に入ってからは活動を行っておらず、事実上休止(自然消滅)状態になった。
人物
- 歯科医の子息で、三人兄妹の次男として出生し、何不自由ない幼少期を世田谷区成城で過ごす。しかし関口が小学校の入学式当日の朝、父が病気で急逝。同級生たちよりも一週間ほど遅れて通学を始めた。一人だけ編入生のような気後れを感じていたところに、父を亡くしたことへの同級生の心無い言葉に傷つき、クラスにはなかなか馴染めなかった。やがてその意識は大きくなり、たびたび登校拒否をするようになる。中学に進学してからも学校に対する苦手意識が消えることはなかった(近年になって、中学二年生の時、仮病を使って休んだことが原因で虫垂炎と誤診され開腹手術されてしまったこと、不良との交流、C-C-B時代は高校を卒業しているとしていたが実は中学卒業後、母の知人の会社に就職したことなどを吐露している。その頃の感情や体験をモチーフに幾つか楽曲を作っている)。
- 音楽好きの兄の影響で小学生の頃には既にギターに触れていた。
- 10代半ばにバプテスマを受けたクリスチャンである。肉体に意図的な傷を刻むことを禁じる教えを受けていたため、タトゥーに興味はあるものの実行に移していない。しかし、ピアスは1983年頃に渡辺と一緒にあけている(場所は新宿アルタの男子トイレ。自分でピアッサーを使い、緊張のあまり間違えて右耳にあけてしまっている。渡辺曰く「絶対にワザと狙って右にあけたと思う」)。その後、ソロになって暫くして右の乳首にボディピアスを開けた(現在は閉じている)。
- C-C-B時代の愛称「ゴム」は、関口の自宅に遊びに来ていたメンバーの笠が、部屋に無造作に置かれていたコンドームの箱を菓子の箱と間違えて「食べていいか?」と聞いたところ、関口が笠をからかって「食べられるならどうぞ」と勧めたことが発端。箱を開けて真相を知った笠はそれ以降、関口を「ゴムくん」と呼ぶようになり浸透してしまった。その後、C-C-Bが売れて歌番組などに出演した際にその愛称の由来を尋ねられると「ゴムのように柔軟性が…」など、当たり障りない後付けの理由を述べることがあった(そのたびにメンバーは失笑したりほくそ笑んだりしていた)。
- 母思いである一方、思春期の自分に対し清らかであれと教会の教えを主として説く母を厭ったこともあり、綯い交ぜになる矛盾な感情を抗うように自問自答を繰り返した。また、音楽・演劇・文章・絵などに強く気持ちを傾け、辛い現実から目を背けようとし、結果的にそれらのことから受けた刺激や培われた感受性が、自らが表現する側になりたいと強く思うようになった切っ掛けだという。尚、母は関口の成人直前に死去している。
- 80年代初め、芸能関係者が多く出入りしていたレストラン「ゼスト キャンティーナ原宿店」(2006年閉店)でアルバイトをしていた。顔馴染みになった音楽業界の関係者に自作の曲の入ったカセットテープを渡したりするなど、音楽で身を立てられるよう積極的にアプローチをしていた。時を置かずして、親しくなったビクターレコードの関係者を通じ、渡辺英樹を紹介された。
- 中森明菜や五木ひろし、羽野晶紀など、他のアーティストへの楽曲提供も多数あり、新人をプロデュースしたこともある。
- フォークソング、歌謡曲、日本語ロックといった、日本語の歌詞の面白さや美しさに影響を受けていると公言しており、落語や浪曲なども好んでいる。また、音楽の専門学校でボイストレーニングや作詞、作曲理論などを教える講師をしていた時期もある。
- 既婚者(結婚2回・離婚1回を経験)。
- 2007年3月に心筋梗塞を発症し、入院をしたことを告白。病床で「もう一度C-C-Bとして活動したい。ずっと思い続けてくれたファンに音楽を通じて感謝を伝えなければ、自分の人生に悔いが残ると強く思った」と述べている(2008年のC-C-B再結成の経緯のひとつ)。後遺症を懸念していたが、声質や発声(呂律)に多少の違和が生じたものの、ギターを弾く手指の神経などに問題は残らなかった。現在も定期的に通院しており、日常生活を送るには問題無いという。また、心臓への負担を回避すべくダイエットも意識し始めた。イメージキャラクターを務める健康食品を併用し、その食生活や体重の変化などの経過をウェブサイト内でブログとして公開した。ダイエット企画スタート時の体重は、若い頃の50kg台から約20kg以上増加していること、また、2008年3月の頃は体重78kg・体脂肪率37%であったことを明かしている。しかし、やや減量の兆しが見え始めた2008年12月頃からダイエットを休止。周囲の声を受けて2009年9月に再開したものの、同年11月以降ブログは更新されていない(後にブログはリンク切れしている)。さらに近年、リバウンドの兆候がある。
- 髪を派手な色に染めていたのはC-C-Bがブレイクして人気が安定した時期までで、それ以降は自然な髪色を通している。そのため2008年のC-C-B再結成時には80年代のブレイク当初の印象=カラフルな髪色を思い起こさせる緑色にカラーリングを施したカツラを製作した。ジャケット写真やプロモーションビデオなどで使用しているが、ライブなどで使用することは基本的にはない。しかし、テレビ出演時や取材などで必要と判断した場合は使用していた。2011年になって衣装やカツラの使用は事務所からの強要であり、不本意であった旨を吐露している。
- 若い頃と現在とのルックスのギャップを自らイジり、トークでは進んでボケ役を買って出ることが多い。一方で、C-C-Bの音楽性やファンを嘲笑する発言をするなど自虐ネタの範疇を超えている言動が多い。
- 2010年7月8日、突然アナフィラキシーショックを起こし呼吸困難に陥り救急搬送された。早急な処置がされたため大事には至らず翌日には快復をした。アレルギーなどの検査を受け、後日、豆乳に対して食物アレルギー反応が強いことが判明した(ただし、すべての大豆製品に反応が出るわけではないという)[1][2]。
- 2014年8月2日、ライブ会場にて体調を崩し倒れたため病院へ救急搬送、数日入院した。
ディスコグラフィー
シングル
- 東京・Lovers Map/FOLK SONG-2(1988年2月21日、ポニーキャニオン)
- FOLK SONG/雨の満塁ホームラン(1988年7月6日、ポニーキャニオン)
- New Town Child/悲しみのマリア(1988年11月2日、ポニーキャニオン)
- TALKING MAN/LOVE SONG(1989年6月21日、ポニーキャニオン)
- ノー、ノー、ボーイフレンド/Angel Game(1989年10月21日、ポニーキャニオン)
- 天河伝説殺人事件/宝島(1991年2月14日、ポニーキャニオン)
- 映画「天河伝説殺人事件」主題歌
- たまゆら/少しだけ永遠を(1991年7月21日、ポニーキャニオン)
- 砂の暦/悪党(1992年1月21日、ポニーキャニオン)
- 関西テレビ系「六つの離婚サスペンス」テーマ曲
- 魂のレベル〜スゴカタ2/スターダスト・シンドローム/唇ベイブ/Just like 西遊記〜reloaded(2006年12月11日)
- 青空/永久に咲かぬ花(2009年9月11日)
- 僕はキスをしたんだ(2010年9月21日)
- TAMAGO(2012年5月3日)
アルバム
- FOLK SONG
- Young Love
- 噂の真相
- 僕のバラード
- Japanese Boy
- 紅茶色の夕やけ
- ラブ・ユー・東京
- 青い鳥
- マグ・カフェ
1989 : Women & Me (ポニーキャニオン)
- TALKING MAN
- Knock!!
- ミセス ディープキス
- Woman & Me
- Love song
- 17才のジャングル
- Weekend Girl
- Angel Game
- 太陽の迷路
1990 : Money Flower (ポニーキャニオン)
- Good-Bye I'm sorry
- Money Flower
- Maybe Heartbreak
- Snow Song
- BREAK SOUND
- アメリカ
- アダムとイヴ
- パジャマ クエスチョン
- Summer Rain
- 普通のさよなら
1991 : 悪戯 (ポニーキャニオン)
- 天河伝説殺人事件(松本隆作詞)
- 惑星
- 悲しみのマリア(シングル「New Town Child」の収録バージョンとはアレンジが異なる)
- 夢見るナタリー
- 悪戯美人
- ギターとラブレター
- 普通のさよなら(アルバム「Money Flower」の収録バージョンとはアレンジが異なる)
- 宝島
1992 : 千夜一夜 (ポニーキャニオン)
- ロシアの少女(松本隆作詞)
- 砂の暦
- 反逆の果実
- 悪党
- 月下仙女(松本隆作詞)
- たまゆら(松本隆作詞)
- 優しさの破片
- 明日が一番遠い日
- 少しだけ永遠を
- ふたり
2003 : スゴイカタチスゴイキモチ (Luxury Records)
- シェイクハンドDX
- 幻モーターバイク
- Jast Like 西遊記
- パルいう歌舞伎町
- Japaneas suck
- 演歌 After Hour
- マリー世界は美しい
- フラワー
- SEX
- BORN AGAIN
- 真っ赤な金魚
- ゴールデンメンバーズ〜東京ピンサロックスに捧ぐ〜
- 自分の意味
2008 : スゴカタ3
- ほんとうのことのうた
- 僕と彼女の森
- 玉子〜たまご〜
- 普通のさよなら
- 宝島〜少年編〜
- スターダスト・シンドローム(シングル「スゴカタ2」の収録バージョンとは歌詞が異なる)
2011 : No Song No Momotaro
- No Song No Momotaro - Intro
- No Song No Momotaro - Story
- No Song No Momotaro - Song(上記3曲は柏本圭二郎との共作)
- Private Muscle(C-C-B時代のアルバム「冒険のススメ」収録“プライベートマッスル”のセルフカバー)
その他
- オリバー ニューヨーク子猫ものがたり(1990年・日本公開版)
- ヒューイ・ルイスが歌った同映画の主題歌『Once Upon a Time in New York City』の日本語カバー『いつかニューヨークの街で』を歌唱している。
- GUITAR & SONGS カセットテープ版(2000年・全作品作詞・作曲:関口誠人)
- 笑う天使
- 銀色の月
- 父の風景
- DAVID
- GUITAR & SONGS CD-R版(2004年・全作品作詞・作曲:関口誠人)
- 笑う天使
- 銀色の月
- 父の風景
- DAVID
- 夏の幻
VIDEO&DVD
- ノー、ノー、ボーイフレンド(1989年12月6日・プロモーションビデオ&ライブ映像)
- ノー、ノー、ボーイフレンド
- FOLK SONG
- 東京・Lovers Map
- TALING MAN
- マグカフェ
- Makoto Sekiguchi Live 2003-2004(2004年8月・江古田マーキーでのライブDVD)
- シェイクハンドDX
- 幻モーターバイク
- FOLK SONG-2
- Money Frower
- 僕と彼女の森
- 17才のジャングル
- アダムとイヴ
- 悪戯美人
- 悲しみのマリア
- パジャマクエスチョン
- ミセスディープキス
- バライゾン
- フラワー
- 演歌After Hour
- 流星のラストデート
- マリー世界は美しい
- JUST LIKE 西遊記
著書ほか
- 『ホテル。』(1987年5月、CBSソニー出版 ISBN 4-7897-0286-3・角川文庫版 1991年2月、ISBN 4-04-179101-4)
- PATi PATi誌上で連載していた自身の処女作。
- 『青春ちゃん』(1988年3月、CBSソニー出版 ISBN 4-7897-0356-8・角川文庫版 1991年3月、ISBN 4-04-179102-2)
- 『アナザーロード』(1988年 - 1989年)
- 『みみたぶ そんなユ~コに惚れました。』(1989年5月、CBSソニー出版 ISBN 4-7897-0443-2・角川文庫版 1991年4月、ISBN 4-04-179103-0)
- 『パジャマプレスの投書どんぶり』(1990年8月、日本文芸社 ISBN 4-53-702200-0)
- FMナイトストリート「PAJAMA PRESS」パーソナリティー哀川翔・相沢元気・赤坂泰彦・関口誠人など編
- 『フィフティーンスバースデイ』(1992年2月、マガジンハウス ISBN 4-8387-0305-8)所収・福武文庫版 1995年5月、ISBN 4-8288-5722-2)
- 藤堂志津子ほか著『誘惑の十六幕 Chic porno』内より
- 『15秒でわかるコード進行160 イラストで納得!コード進行ネタ集!!』(イラスト/ほししんいち・協力/成瀬正樹 2002年3月、リットーミュージック ISBN 4-8456-0754-9)
- 『ダメな人のための名言集』(著者/唐沢俊一・イラスト/関口誠人 2005年8月、幻冬舎 ISBN 434440680X)
- 『BAND LIFE―バンドマン20人の音楽人生劇場独白インタビュー集』(著者/吉田豪 2008年4月、メディアックス ISBN-10:4862016146)
- インタビュアー吉田豪によるバンドマン20人とのロングインタビュー集。関口は主にC-C-B時代を語っている。
出演作品
映画
- エンジェル☆ゲーム(1980年公開、屋上企画舎) - 主演 ※日本大学の学生が制作した自主映画
- 微熱少年(1987年6月13日公開、東宝) - 吉田 役
- 226(1989年6月17日公開、松竹富士) - 田中勝中尉 役
- バカヤロー!3 へんな奴ら第三話「会社をナメるな」(1990年10月20日公開、松竹) - 芳賀洋介 役
- 未来の想い出 Last Christmas(1992年8月29日公開、東宝) - 占いのアベックの男 役
Vシネマ
テレビドラマ
ラジオ
- スーパーギャング(1987年6月 - 1988年3月、TBSラジオ) - 月曜日担当
- ABC東京発 アーチストNOW(1987年10月 - 1988年3月まで木曜日担当。火曜日に移動し1988年4月 - 1988年9月、ABCラジオ) - 森川美穂と共演
- MBSヤングタウン(1989年1月 - 1990年9月、MBSラジオ) - 土曜日担当、北野誠・福井希容( - 89年9月)、羽野晶紀(89年10月 - 90年9月)と共演
- FMナイトストリート ・第1部「PAJAMA PRESS」(1989年4月 - 1993年3月、JFN) - 木曜日担当
その他
- セキグチMaコトの電脳カフェ(2007年3月 - 2008年7月) - ビデオポッドキャスト番組
- 1046radio/霜ノ関通信社(2014年8月 - ) - YouTube上でのインターネットラジオ番組
- 関口誠人の弾き語りTV(2016年4月 - ) - FC2ライブで行っているネット番組。第2・第4水曜日に放送
音楽担当
楽詞・楽曲提供
- AKARI
- 五十嵐いづみ
- 「未完成」(作詞:川村真澄)
- 「RAIN INSANE」(作詞:川村真澄)
- 五木ひろし
- 「胡蝶蘭」(作詞:松本隆)
- 「紅葉狩」(作詞:松本隆)
- M an air
- 小川範子
- 「架空の思い出」(作詞:川村真澄、編曲:井上ヨシマサ)
- 木村一八
- 「台風野郎」
- 斉藤隆治
- SAY・S
- 芹沢直美
- 「YOUNG GIRL」
- 「ゆうべLOVE YOU SO」(作曲:筒美京平)
- 田村英里子
- 「JUST ALL MY LOVE」(作詞:及川眠子)
- ちあきなおみ
- 「曖昧2」
- 中森明菜
- 「光のない万華鏡」(作詞:中森明菜)
- 「二人静 -「天河伝説殺人事件」より」(作詞:松本隆、編曲:井上鑑)
- 羽野晶紀
- 「永遠を少しだけ」(作詞:秋元康、編曲:井上鑑)
- 「ねぇ、ねぇ」(作詞:羽野晶紀)
- 「みんな誰かを愛してる」(作詞:羽野晶紀)
- 早川めぐみ
- 「世紀末C・I・T・Y」(作曲:米川英之)
- 真風
- 松本伊代
- mimika
- 米川英之
- 「銀の十字架」
- 藁谷ショウコ
関連項目
脚注
- ^ “実行しますね”. 関口誠人オフィシャルブログ (2010年7月11日). 2016年3月14日閲覧。
- ^ 「爆報! THE フライデー」2016年3月11日放送にて本人の弁(ただし、実際に倒れた日付と放送で述べた日付に誤差が生じている)。
外部リンク
- 関口誠人 超個人的日記
- 関口誠人 (@sekigutimakoto) - X(旧Twitter)
- 関口誠人 (sekiguchi.makoto?) - Facebook
- 1046radio/霜ノ関通信社
- 関口誠人の弾き語りTV
- ダイエットブログ“Romanticをもう一度”(リンク切れ)