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2016年11月10日 (木) 14:39時点における版

川瀬智子
出生名 川瀬 智子
別名 Tommy february6
Tommy heavenly6
生誕 (1975-02-06) 1975年2月6日(49歳)
出身地 日本の旗 日本 京都府
ジャンル J-POP
職業 歌手
作詞家
活動期間 1997年 -
レーベル デフスターレコーズ
(2000年 - 2009年)
ワーナーミュージック・ジャパン
(2010年 - )
事務所 研音( - 2009年)
ナインティワン(2010年 - )
共同作業者 the brilliant green

川瀬 智子(かわせ ともこ、本名:奥田 智子(おくだ ともこ)、旧姓:川瀬、1975年2月6日 - )は、日本歌手ミュージシャン作詞家the brilliant greenボーカリストTommy february6(トミー・フェブラリー)及びTommy heavenly6(トミー・ヘヴンリー)名義でも活動。愛称は、Tommy(トミー)。

来歴

京都府京都市出身。明徳商業高等学校卒業。血液型B型。高校生の頃に京都市内のセレクトショップでアルバイトをしていた。高校卒業後は18歳ながら店長に就任。この時に養われたファッションセンスや小物使いなどが、後のソロ活動で役立っているとしている。1995年、20歳の頃にバンドのボーカリストとしてクラブのステージで歌っていたところ、バンドを結成の為のボーカリストを探していた松井亮と奥田俊作が川瀬の声に惚れスカウトし、the brilliant greenを結成する。

1997年9月21日、the brilliant greenのボーカルとして、シングル「Bye Bye Mr. Mug」でメジャーデビュー。2001年1月までに11作のシングルと3作のアルバムを発売し、the brilliant greenとしての活動を休止。同年7月25日、ソロプロジェクトTommy february6として、シングル「EVERYDAY AT THE BUS STOP」でデビューし、2002年2月6日にアルバム『Tommy february6』をリリース。オリコンアルバムチャート初登場1位で2週連続1位を獲得する。同年3月いっぱいでTommy february6の活動を一旦停止させる。

2002年4月からthe brilliant greenの活動を再開。12月までにシングル3枚とアルバム1枚を発表した。また、同年に放送された「ピロッポ」(フジテレビ)に声優として出演。2003年より、Tommy february6の第二章をスタートさせ、Tommy february6のダークサイドキャラクターとしてTommy heavenly6としての活動も開始させる。同年7月7日より、ニッポン放送の「オールナイトニッポン」にて川瀬作曲のジングルが使用される[1]。同年11月22日、the brilliant greenのベーシスト、奥田俊作と結婚。2004年は主にTommy february6として活動し、2ndアルバム『Tommy airline』を発売。

2005年夏に、Tommy heavenly6としての3rdシングル「Ready?」、1stアルバム『Tommy heavenly6』を発売。以降は主にTommy heavenly6として活動する。2007年4月3日、大塚愛の紹介により「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングゲスト出演。同年5月31日、the brilliant greenがバンド結成10周年を迎え活動を再開することを発表し、2008年2月までにシングル3枚とベスト・アルバム1枚を発売。

2009年5月31日をもって所属事務所、研音との契約を終了し活動休止。2010年1月5日、レコード会社をワーナーミュージック・ジャパン、所属事務所をナインティワンへ移籍する事を発表。同時に、2年半ぶりにthe brilliant greenの活動を再開させ、9月15日にアルバム「BLACKOUT」を発売。2012年6月、Tommy名義で読者モデルAMOAYAMOによるユニット「AMOYAMO」をプロデュースする事を発表。プレデビューアルバム「A☆M☆O☆Y★A★M★O」をプロデュース。同年10月発売のAMOYAMOのメジャーデビューシングル「LET'S GO OUT」の作詞・プロデュースも行った。

2013年2月6日、the brilliant green Tomoko Kawase デビュー15周年企画が始動し、第1弾としてTommy february6として8年ぶりのシングル「BE MY VALENTINE」、第2弾としてTommy february6のアルバム『TOMMY CANDY SHOP ♥ SUGAR ♥ ME』、第3弾としてTommy heavenly6のアルバム『TOMMY ♡ ICE CREAM HEAVEN ♡ FOREVER』を発売。

略歴

Tommy february6

Tommy heavenly6

人物

自身のことを「ティーンエイジコンプレックス」と語り、この性格がモチーフとして自身のソロワーク「Tommy february6」と「Tommy heavenly6」のキャラクター設定に生かされている。ミュージックビデオを制作する際は、その楽曲に合う衣装をスタイリストの手を借りず、自ら購入し使用している。

自宅に居るのが好きであり、余り外出を好まない。このことが高じ、新たな住居を建設する際に、地下にスタジオを建設。the brilliant green、ソロワークの多くの楽曲の収録は自宅スタジオで行われている[3]

ソロプロジェクト

Tommy february6

1980年代のサウンドを彷彿させるユーロビートでメロディアスな曲を展開している。音作りにはシンセサイザープログラミングなど、電子楽器を多用しているが、透明感のあるデジタル音ではなく、アナログシンセサイザーのヴィンテージサウンドをモチーフにしたバッキング音になっている。また3rdアルバム「TOMMY CANDY SHOP ♡ SUGAR ♡ ME」からはエレクトロニック・ダンス・ミュージックを導入。

1stシングル「EVERYDAY AT THE BUS STOP」は国内初のDVD付きシングルである。時折、小指を立ててマイクを持つことがある。Tommy february6については、「もし口パクが許されるのならすごいパフォーマンスを約束できる」と語っていた。トレードマークのメガネは、撮影時の光反射を考慮して伊達メガネを使用している。使用する眼鏡を選ぶ際、東京都内中心部のメガネショップを3軒歩き回り、イメージ通りの伊達メガネを探した。

Tommy heavenly6

ダークなイメージで、シンセサイザーをほとんど使用しないバンドサウンドを展開している。活動初期はオルタナティブ・ロックグランジなどに分類される曲をメインとして活動していたが、4thシングル「I'm Gonna SCREAM+」などの曲では、ゴシック・ファッションを着ており、曲調もゴシックメタルハードロック寄りになっている。

「I'm Gonna SCREAM+」以降、ミュージックビデオの監督・編集を自ら行っており、監督はセキ★リュウジと共同で製作、編集は、自宅にある自身所有のアップル製パソコン・Macintoshで編集作業している。PV撮影が高じ、映画撮影や作曲にも挑戦してみたいと語っている。2007年には2ndアルバムの発売に合わせ、ソロ名義での初ライヴツアー「Tommy heavenly6 Heavy Starry tour'07」を行った。

キャラクター設定

「Tommy february6」と「Tommy heavenly6」の2つの人格を川瀬智子自身がプロデュースをする設定であり、2人は自分達が同じ「川瀬智子」という同一人物とは気付いていないとしている[4]

Tommy february6

ブライトサイドの人格として、川瀬智子自身の自己矛盾や、投げやりで適当な性格を表現した別人格としている。誕生日は川瀬本人と同じ2月6日0時過ぎ[5]。性格は完璧主義者だが挫けやすく思い込みも激しい[6]。また作家志望、アルコール中毒者という面もある[7]。かつてはheavenly6の存在を知らないとしていたが、最近[いつから?]は、heavenly6の存在を認識しているとしている。 february6から見てのheavenly6は自分を狂わせる悪魔と見ている一方、認めてはいない部分もあるがfebruary6にとってheavenly6は双子の妹[8]のような存在であり、また自由の象徴[9]でもあるという。

Tommy heavenly6

Tommy february6の悪しき別人格(ダーク・サイド)という設定で、Tommy february6として感じたストレスや嫉妬心などの負の感情を具現化したのがTommy heavenly6としている。10月31日0時にfebruary6から精神分裂にて誕生したため誕生日はハロウィンの日となっている[10]。february6の睡眠中や酔った時に覚醒し好き勝手に活動している。february6はその事を知らず、知らぬ間にケガしたり物が紛失したりして困惑しているとしている。february6と仲良くしたいが、恥ずかしくて意地悪してしまい、february6を怒らせてしまうため対立関係にあるとしている。また川瀬がTwitter上にて発表した設定によるとheavenly6から見てのfebruary6は体裁を気にして自分を殺しながら生きている存在であり、また適当な事を良い物事を丸く収めようとする所が気にいらなく心から嫌悪感を抱いており殺したい存在だと述べている[11][12]。アルバム「TOMMY ICE CREAM HEAVEN FOREVER」では実際にheavenly6がfebruary6を消すために展開するストーリーが設けられている。

両キャラクターの共演作「Lollipop Candy ♥BAD♥ girl」のミュージックビデオでは、2番のAメロのシーンで、february6とheavenly6が争っているシーンがある。一方、「I♥Xmas」のミュージックビデオでは、仲良くサンタと戯れている。

名前の由来

the brilliant greenのリーダー奥田が川瀬のために書いた曲のデモテープを彼女の家のポストに入れる際、「『智子さんへ』と書くのもなんだし…」と悩み、なんとなく「トミーへ」と書いたことが、「Tommy」という名義・愛称の由来。当初本人は嫌がっていたが、松井と奥田がしつこく呼び続けた結果、『トミー』で定着[13]

february6については、誕生日が2月6日生まれ(2月=February、6日=6)で誕生日を名前にしたら飽きないだろうと思い使用[14]。なおサフィックス(接尾辞)の「6」は読まないが、本人は「読んでも読まなくてもどちらでも構わない」としている。

the brilliant greenのメンバーの関わり

ソロ名義初のライヴツアー「Tommy heavenly6 Heavy Starry tour'07」の初日の大阪公演にて、正体の不明であった作曲者「MALIBU CONVERTIBLE」がゲストで登場し、MALIBU CONVERTIBLEがthe brilliant greenのメンバーの奥田俊作であった事が判明。松井亮も、奥田と共にギタリストとしてツアーをサポートしていた。

川瀬によると、奥田俊作は「Tommy february6」「Tommy heavenly6」の楽曲のすべてを手掛けている(Tommyベストのアルバムクレジットに記載済み)。松井亮は「Tommy february6」ファーストアルバム内ではK-smith名義で2曲ほどギタープレイで参加。トミーフェブラッテ、マカロンでのコーラスワークにスタッフ達と参加している。

ディスコグラフィー

Tommy february6

シングル

発売日 タイトル
1st 2001年7月25日 EVERYDAY AT THE BUS STOP
2nd 2001年11月21日 ♥KISS♥ ONE MORE TIME
3rd 2002年1月17日 Bloomin'!
4th 2003年2月6日
2003年2月19日(アナログ盤)
je t'aime★je t'aime
5th 2003年7月16日
2003年7月30日(アナログ盤)
Love is forever
6th 2004年2月11日
2004年2月25日(アナログ盤)
MaGic in youR Eyes
7th 2004年7月14日 L・O・V・E・L・Y 〜夢見るLOVELY BOY〜
8th 2005年11月30日 ♥Lonely in Gorgeous♥
9th 2013年2月6日 BE MY VALENTINE

アルバム

発売日 タイトル
1st 2002年2月6日 Tommy february6
2nd 2004年3月17日
2004年3月31日(アナログ盤)
Tommy airline
3rd 2013年6月12日 TOMMY CANDY SHOP ♡ SUGAR ♡ ME

ベストアルバム

発売日 タイトル
1st 2009年2月25日 Strawberry Cream Soda Pop “Daydream”

書籍

  1. Tommy february6 + HAWAII (2002年10月2日)

楽曲提供

  1. You'll be my boy (2003年12月17日)
    川瀬智子プロデュースによるアイドルユニットTommy☆angels」デビューシングル。
  2. Stars to shine again (2003年11月27日)
    SPEEDへの提供曲。アルバム『BRIDGE』収録曲で上原多香子がメインボーカルを務めている。
  3. ♡Wanna be your girlfriend♡ (2003年11月19日)
    樋井明日香への提供曲。
  4. OH MY JULIET! (2005年10月19日)
    藤井隆への提供曲。初回限定盤は特殊デジパック仕様とPVを収録したDVDが付属。なお映画「バベル」の日本編ではPVの一部が流れており、「バベル」のサウンドトラックには「OH MY JULIET!」が収録されている。
  5. ハートの地球(2014年10月22日)
    さくら学院への提供曲。

Tommy heavenly6

シングル

発売日 タイトル
1st 2003年7月16日
2003年7月30日(アナログ盤)
Wait till I can dream
2nd 2004年5月26日 Hey my friend
3rd 2005年7月20日 Ready?
4th 2006年6月7日 I'm Gonna SCREAM+
5th 2006年7月5日 Pray
6th 2006年10月11日 Lollipop Candy ♥BAD♥ girl
7th 2006年12月06日 I♥Xmas
8th 2007年2月7日 Heavy Starry Chain
9th 2008年12月10日 PAPERMOON
10th 2011年10月26日 monochrome rainbow

配信限定シングル

  1. Unlimited Sky (2008年11月15日)
    MBS制作、TBS系アニメ「機動戦士ガンダム00」挿入歌
  2. I'M YOUR DEVIL (2010年7月28日)
    学校法人モード学園(名古屋モード学園、東京モード学園、大阪モード学園)のCMソング
  3. Ruby eyes(2013年10月2日)
    東海テレビ制作、フジテレビ系ドラマ「潔子爛漫〜きよこらんまん〜」主題歌

アルバム

発売日 タイトル
1st 2005年8月24日 Tommy heavenly6
2nd 2007年3月7日 Heavy Starry Heavenly
3rd 2009年4月29日 I KILL MY HEART
4th 2013年11月27日 TOMMY ♡ ICE CREAM HEAVEN ♡ FOREVER

ベストアルバム

発売日 タイトル
1st 2009年2月25日 Gothic Melting Ice Cream's Darkness “Nightmare”

トリビュート・アルバム

  1. LOVE for NANA 〜Only 1 Tribute〜(2005年3月16日)
    「GIMME ALL OF YOUR LOVE !!」で参加
  2. 美少女戦士セーラームーン THE 20TH ANNIVERSARY MEMORIAL TRIBUTE(2014年1月29日)
    ミュージカルの主題歌「ラ・ソウルジャー(La Soldier)」をカヴァー。

楽曲提供

  1. My Graduation Toss (2013年2月27日)
    さくら学院への楽曲提供。

ライブツアー

  1. Tommy heavenly6 Heavy Starry tour'07

Tommy february6&Tommy heavenly6

ソロ活動10周年を機にTommy february6&Tommy heavenly6の同時クレジットでアルバムをリリース。現在はミニアルバムを2作リリースしている。

発売日 タイトル
1st 2012年2月29日 FEBRUARY & HEAVENLY
2nd 2012年10月17日 HALLOWEEN ADDICTION
3rd 2015年10月21日 Tommy's Halloween Fairy tale

出演

ラジオ

関連項目

脚注

  1. ^ 2007年4月12日まで使用されたが、「オールナイトニッポン」全曜日において使用していたのは2005年7月1日までである
  2. ^ Tommy heavenly6 プロフィール”. ワーナーミュージック・ジャパン. 2015年4月12日閲覧。
  3. ^ サウンド&レコーディング・マガジンにより
  4. ^ https://thebrilliantgreen.futureartist.net/music/35672 2015年5月8日 公式HPディスコグラフィー記載
  5. ^ https://twitter.com/TOMMY_ARMY/status/239042864145911810 2015年5月8日 川瀬智子Twitter
  6. ^ https://twitter.com/TOMMY_ARMY/status/239045836498165760 2015年5月8日 川瀬智子Twitter
  7. ^ https://twitter.com/TOMMY_ARMY/status/239036149820166144 2015年5月8日 川瀬智子Twitter
  8. ^ https://twitter.com/TOMMY_ARMY/status/239047976809545728 2015年5月8日 川瀬智子Twitter
  9. ^ https://twitter.com/TOMMY_ARMY/status/510470010351808512 2015年5月8日 川瀬智子Twitter
  10. ^ https://twitter.com/TOMMY_ARMY/status/503577016994516992 2015年5月8日 川瀬智子Twitter
  11. ^ https://twitter.com/TOMMY_ARMY/status/510489445863149569 2015年5月8日 川瀬智子Twitter
  12. ^ https://twitter.com/TOMMY_ARMY/status/260429823376252928 2015年5月8日 川瀬智子Twitter
  13. ^ なおTommyは本来英語で男性名(Thomasの愛称)だが、女性名(Thomasの女性形であるThomasinaの愛称)として使われることも稀にある。たとえば[1]にはThe boy's and girl's name Tommyと記されている。
  14. ^ >https://twitter.com/TOMMY_ARMY/status/510459810286813184 2015年5月8日 川瀬智子Twitter

外部リンク