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2016年11月10日 (木) 18:42時点における版
日野 てる子 | |
---|---|
生誕 |
1945年7月13日 日本 愛媛県松山市 |
出身地 | 日本 |
死没 |
2008年9月9日(63歳没) 日本 東京都杉並区 |
ジャンル | ハワイアン |
活動期間 | 1964年 - 2008年 |
レーベル | 日本グラモフォン |
事務所 | ハブ・マーシー |
日野 てる子(ひの てるこ、結婚後の本名:一ノ瀬 輝子 - いちのせ てるこ、1945年7月13日 - 2008年9月9日)は、日本の女性歌手。所属事務所はハブ・マーシー。
来歴
1962年、全日本ハワイアンコンテスト優勝をきっかけに1963年に上京。バッキー白片らに師事する。
1964年、ハワイアン歌手として日本グラモフォンよりデビュー。
代表曲は1965年に発表した「夏の日の想い出」。ハワイアンとは全く違う、スローテンポで哀愁のこもった曲であったが、100万枚を超えるミリオンセラーとなった。ちなみにこの曲は当初「ワン・レイニーナイト・イン・トーキョー」のシングルB面曲だったもので、ヒットにより後にA面としてジャケットを差し替え発売されている。サザンオールスターズの原由子がアルバム『東京タムレ』でカバーしている。
歌うときは長いストレートの黒髪にハイビスカスの花を1輪飾っており、その姿が彼女のトレードマークのようになった。
NHK紅白歌合戦には、1965年から3回連続出場している(詳細は下記参照)。
1969年、作曲家・編曲家の一ノ瀬義孝と結婚したのを機に1970年で一時引退。1男1女を儲け家庭に専念していたが、子育てが一段落したのを見計らって1978年に歌手として現役に復帰し、活動を続けていた。
2003年12月に肺癌と診断され、以後入退院を繰り返すようになる。その間も活動は続けられたが、2007年12月を最後に休止。
2008年(平成20年)9月9日、肺がんのため東京都杉並区の病院で死去[1]。63歳没。葬儀・告別式は近親者だけで行われたが、同年10月20日、都内のホテルで「お別れの会」が営まれ、鈴木道明、三沢あけみ、大月みやこら約300人が出席した。また同年の第50回日本レコード大賞で特別功労賞が贈られた。
長女の一ノ瀬トニカ、長男の一ノ瀬響は、ともに音楽家として活動している。
ディスコグラフィー
シングル
- 「カイマナ・ヒラ/南国の夜」 DJ-1453 1964年5月1日臨発 デビュー盤
- 「星かげの浜辺/別れの磯千鳥」 SDR-1007 1964年7月新譜
- 「砂の上の影絵/砂丘の花」 SDR-1026 1964年9月新譜
- 「雨の出船/シャンシャン花嫁」 SDR-1027 1964年10月新譜
- 「泣きぬれる夕陽に/爪をかむ少女」(A面は同名のTBSテレビ映画主題歌) SDR-1042 1964年10月20日発売
- 「海ほうずきの想い出/いつか来た道」 SDR-1047 1965年1月5日臨発
- 「ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー/夏の日の想い出」 SDR-1060 1965年1月20日発売 初版は「ワン・レイニー〜」がA面、再版は「夏の日の想い出」がA面。
- 「北国の初恋/南の海が恋しいな」(A面はTBS田園ソング・2月の歌) SDR-1081 1965年4月新譜
- 「青いインキ/夜空の花」 SDR-1089 1965年4月5日発売
- 「南国の夜/月の夜は」 SDR-1090 1965年5月1日臨発
- 「小さな竹の橋/カイマナ・ヒラ」 SDR-1091 1965年5月1日臨発
- 「若い朝/そのことは云えない」 SDR-1123 (A面は連続テレビドラマ「寒い朝」主題歌、B面は同名のTBSドラマ主題歌) 1965年7月5日発売
- 「夏の終りに/ヨットは白い帆をあげて」 SDR-1126 1965年8月5日発売
- 「サビタの湖/ミモザの港」 SDR-1138 (A面はNHKきょうのうた)1965年9月5日発売
- 「港の丘に泪して/アルペン小唄」 SDR-1160 1966年1月5日発売
- 「さいはての湖/ふるさとが恋しいとき」 SDR-1187 1966年4月5日発売
- 「青山の灯も消えて/やさしく愛して」(A面は高城丈二とデュエット) SDR-1203 1966年6月5日発売
- 「道/水色の雨にぬれて」 SDR-1222、1966年8月5日発売
- 「霧の中のくちづけ/みんなさようなら」 SDR-1230、1966年10月5日発売
- 「島の別れ唄/瀬戸の子守唄」 SDR-1246、1967年1月5日発売
- 「浜辺は夜だった/恋の渚で」 SDR-1271、1967年4月15日臨発 (B面の編曲は一ノ瀬義孝(夫))
- 「南十字の星に泣く/海から来る人」(B面は朝日放送ホームソング)SDR-1292、1967年 8月5日発売
- 「誰かしら/好きだと云って」(AB面共にロス・インディオスと) SDR-1319、1968年1月5日発売
- 「悲しい青空/夜の渚の君とぼく」 SDR-1336、1968年4月5日発売
- 「南の誘惑/云いだせなくて」 SDR-1356、1968年6月5日発売
- 「赤い傘にひとり/海はきらい」 SDR-1373、1968年9月5日発売
- 「堂ヶ島慕情/青い汐風」 SDR-1397、1968年11月5日発売
- 「花びらの涙/夢を呼ぶ渚」 SDR-1431、1969年5月5日発売
- 「夕日のアベ・マリア/みずうみ」 DR-1619 、1971年7月1日発売
- 「モーニング・デュウ/夏の日の想い出」 AT-4046、1977年7月新譜 TAMレーベル(東宝レコード)「夏の日の想い出」は再録音
- 「サビタの湖」「星影の浜辺」(A面はNHKきょうの歌)
- 「海ほうずきの思い出」「南国の夜」
- 「しゃんしゃん花嫁」「夏の日の思い出」
- 「港の丘に泪して」「北国の初恋」
- 「サビタの湖」「若い朝」
- 「恋路」「別れ歌」
- 「ユーアンド・ミーアンド・マイラブ」「女ごころ」
- 「なつかしの日本平」(ご当地ソング、片面)
コンパクト盤
- 別れの磯千鳥(日野てる子ハワイアン・アメバム))(別れの磯千鳥/小さな竹の橋/南国の夜/月の夜は) SLKJ-72、1965年5月1日臨発
- 港の丘に泪して(港の丘に泪して/北国の初恋/若い朝/アルペン小唄) SKR-1002、1966年6月5日発売
- 夏の日の想い出(夏の日の想い出/ワン・レイニーナイト・イン・トーキョウ/サビタの湖/星かげの浜辺) SKR-1009、1966年6月5日発売
- 日野てる子ハワイアン・アルバム(真珠貝の歌/ケ・カリ・ネイ・アウ/マウイ・ワルツ/ダヒル・サヨ) SLKJ-98、1966年6月5日発売
- さいはての湖(さいはての湖/水ふるさとが恋しいとき/爪をかむ少女/泣きぬれる夕陽に) SKR-1013、1966年9月5日発売
- 道(道/水色の雨にぬれて/恋路/別れの歌) SKR-1021、1967年3月新譜
アルバム
- 日野てる子 ハワイアン・アルバム SLJM-1053、1964年5月1日臨発
- 別れの磯千鳥(日野てる子・ハワイアンアルバム) SLJM-1159、1965年5月1日臨発(ジャケットが白地ペラ版と見開き赤ジャケ版と2種類?)
- 爪をかむ少女(日野てる子ヒットアルバム) SLJM-1165 1965年5月5日発売
- 夏の日の想い出(日野てる子ヒット・アルバム) SLJM-1219 1965年11月5日発売
- ハワイアン・パラダイス(日野てる子ハワイアン・アルバム) SLJM-1270、1966年6月5日発売
- 港の丘に泪して(日野てる子ヒット・アルバム) SLJM-1278、1966年6月5日発売
- 道(日野てる子ヒット・アルバム) SLJM-1333、1967年3月新譜
- 日野てる子 ハワイアン・ベスト・アルバム SLJM-1352、1967年5月1日臨発
- 日野てる子 ゴールデン・ハワイアン・アルバム SLJM-1414、1968年5月1日臨発
- 日野てる子 ハワイアン・デラックス SMR-3044、1969年5月5日発売
- 日野てる子 ハワイの休日 MR-3111、1970年5月15日臨発
- 流氷の女 MR-2221、1972年10月21日発売
- てる子日野/イン・クロスオーバー AX-5804、1977年7月新譜 TAMレーベル(東宝レコード)(日野てる子 with キャプテンドッタ&ソウルシップス)
- 魅惑のハワイアン・ベスト MR-3118、1978年5月新譜
- 日野てる子・愛をうたう YV22-1、1979年11月25日発売(ユピテルレコード)
- ハワイアン・ベスト・ヒット YY25-1002、1980年発売/ユピテルレコード
- 南国の夜(日野てる子 with 大橋節夫) YY25-1008、1982年発売/ユピテルレコード
録音に参加したアルバム
- 手をあらいましょう(リズムと生活シリーズ No.1) SMC-1005、1965年9月5日発売
幼児総合保育用のLPだが、「おふろにはいろう」と「汗をふこう」の2曲を日野てる子が歌っている。
- おはよう こんにちは(リズムと生活シリーズ No.2) SMC-1006、1966年1月15日発売
日野てる子の歌唱は「いじめっこ」と「男の子と女の子」の2曲。
- かんさつしよう(リズムと生活シリーズ No.3) SMC-1007、1966年4月新譜
日野てる子の歌唱は「さかなは水のなか」と「おんなじやさい」の2曲。
- たのしい行事(リズムと生活シリーズ No.4) SMC-1008、1966年5月5日発売
日野てる子の歌唱は「注射のうた」と「子どもの盆おどり」の2曲。
ソノシートブック
- 「夏の日の想い出」 頸文社フォノシート、楽譜付 KSJ-3005
- (海ほうずきの想い出/南国の夜/シャンシャン花嫁/夏の日の想い出)
- 「さいはての湖」 頸文社フォノシート、楽譜付 KSJ-3018
- (さいはての湖/港の丘に泪して/サビタの湖/若い朝)
- 「ワンスター化粧品」の唄(ワンスター化粧料本舗)
カセットテープ
- 夏の日の想い出/ワン・レイニーナイト・イン・トーキョー
- (シングルカセット/オリジナルカラオケ入、楽譜付) POSH-1115
CDベストアルバム
- ベスト2500/夏の日の想い出 全15曲 POCH-1290、1993/11/26
- 日野てる子 ハワイアン全曲集 全23曲 POCH-1564、1996/5/2
- 日野てる子ベスト・コレクション 夏の日の想い出
- (The CD-Club 通販専売、全20曲 FPCL-40590、2001年)
- スーパーバリュー 全12曲 UPCH-8011、2001/12/19
- ゴールデン☆ベスト 日野てる子 UPCY-6016、2004/6/2
- 日野てる子 ベスト・セレクション(廉価版CD) 全18曲 TRUE-1028
- 日野てる子 ベストアルバム(廉価版CD) 全7曲、EJS-6125
NHK紅白歌合戦出場歴
- 第16回(1965年12月31日、東京宝塚劇場) 『夏の日の想い出』
- 第17回(1966年12月31日、東京宝塚劇場) 『道』
- 第18回(1967年12月31日、東京宝塚劇場) 『南十字の星に泣く』
主なテレビ出演
脚注
- ^ 日野てる子さん死去 ハワイアン歌手 共同通信 2008年9月19日閲覧