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2016年11月11日 (金) 01:44時点における版
小坂 忠 | |
---|---|
生誕 | 1948年7月8日(76歳) |
出身地 | 日本 埼玉県志木市 |
ジャンル |
ロック R&B ゴスペル |
職業 |
シンガーソングライター 作曲家 牧師 |
担当楽器 |
ボーカル ギター |
活動期間 | 1966年 - |
共同作業者 |
ザ・フローラル(1966年-1968年) エイプリル・フール(1969年) |
小坂 忠(こさか ちゅう、1948年7月8日 - )は、日本のシンガーソングライター、作曲家、ゴスペルシンガー、牧師。本名は小坂 正行(こさか まさゆき)。
略歴
埼玉県志木市生まれ。1966年、ロックバンド「ザ・フローラル」を結成。モンキーズ・ファンクラブ日本支部が公募したオーディションに合格し、1968年に日本コロムビアよりデビューするもシングル2枚を残して解散。
1969年、細野晴臣、松本隆、柳田ヒロらと「エイプリル・フール」を結成。エイプリル・フール解散後、ロックミュージカル「HAIR」出演。この出演により、はっぴいえんどの前身バンド「バレンタイン・ブルー」への参加を断念。
1971年、村井邦彦、川添象郎、ミッキー・カーチスらが設立したマッシュルーム・レーベルよりソロ・アルバム『ありがとう』をリリース。
1972年、林立夫、松任谷正隆、後藤次利、駒沢裕城と「小坂忠とフォージョー・ハーフ」を結成。その他、CM音楽やNHK「おかあさんといっしょ」の作曲も手掛ける。
1975年、細野晴臣、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆を中心に結成されたティン・パン・アレーの演奏によるオリジナルアルバム『HORO』リリース。
1976年、娘が大火傷の重傷から奇跡的に回復したことを期に、クリスチャンとなる。
1978年、日本初のゴスペルレコード会社「ミクタムレコード」設立。ゴスペル・シンガーとして活動の場を移す。岩渕まこととデュオを組んで各地をコンサート旅行する。
1987年、ミクタムレコード創立10周年記念として、大阪で音楽集会ジェリコ・ジャパンを始める。1995年まで、合計7回開催する。
1991年、埼玉県所沢市の日本フォースクエア福音教団秋津福音教会の牧師になる。
1993年より2000年まで日本でのマーチ・フォー・ジーザスのディレクターを務める。
2000年、ティン・パン・アレーが「Tin Pan」名義で再結成。コンサートにゲスト出演し25年ぶりの共演となった。
2001年、11月、25年ぶりに細野プロデュースによるアルバム『People』をリリース、注目を集める。
2009年、ビクターより『Connected』を佐橋佳幸プロデュースで高橋幸宏等とリリース。ソニーよりこれまでの音楽活動をまとめた10枚組BOX『Chu's Garden』を同時発売する。『Connected』メンバーとビルボード全国ツアーをする。この頃、1975年に録音された『HORO』のマルチトラックマスターテープが現存することが確認された。
2010年、オリジナルゴスペルの集大成『Chu's Gospel』、ビルボード・ツアーを収めたDVD『SOUL PARTY』を同時リリースした。5月、日本フォースクエア福音教団秋津福音教会 主任牧師を妻である小坂叡華と交代し、宣教牧師となる。 また、 鈴木茂、センチメンタル・シティ・ロマンスの中野督夫とともに、フジロックフェスティバルに初出演した。2009年に発見された『HORO』マルチトラックマスターテープを再編集。35年ぶりに改めてボーカルのみ録音し直す形で録音されたアルバム『HORO2010』をリリース。
ディスコグラフィー
ザ・フローラル
- 涙は花びら/水平線のバラ(1968年8月) - シングル
- さまよう船/愛のメモリー(1968年10月) - シングル
エイプリル・フール
- エイプリル・フール(1969年9月10日)
ソロ
- ありがとう(1971年10月25日)
- ありがとう(Single Version)/どろんこまつり(1972年3月) - シングル
- もっともっと(1972年7月25日)
- 早起き山から/はずかしそうに(1973年)- シングル
- はずかしそうに(1973年11月)
- HORO(1975年1月25日)
- しらけちまうぜ/ボン・ボヤージ波止場(1975年)- シングル
- CHEW KOSAKA SINGS(1976年2月)
- 気まぐれ天使(日本テレビ系ドラマ「気まぐれ天使」主題歌)/旅ごころ(日本テレビ系ドラマ「気まぐれ天使」挿入歌)(1976年10月)- シングル(小坂忠&ウルトラ名義)
- 上を向いて歩こう/アイスクリームショップガール(1977年)- プロモーションシングル
- モーニング(1977年7月)
- からだを起こせ/朝は好きかい(1977年7月)- シングル
- 水たまりの詩/旅立ち(映画『裸の大将放浪記』の主題歌)(1982年2月)- シングル
- MESSAGE(1991年)
- peace3(1997年)
- 忘れものはありませんね・・・(2000年11月8日)
- 夢を聞かせて/Knocking on your heart/ほうろう(2001年10月11日)- シングル
- PEOPLE(2001年11月7日)
- き・み・は・す・ば・ら・し・い(2004年12月8日)
- Connected:コネクテッド(2009年3月18日)
- HORO2010(2010年3月24日)
サウンドトラック
ボックスセット
- Chu's Garden(2009年3月18日)
コンピレーション
- 春一番ライヴ 72 Live(1990年5月21日/2004年4月28日) 「どろんこ祭り」「庭はポカポカ」小坂忠とホージョー・ハーフ
- 1972春一番BOX(2006年4月7日) 「カラス」「どろんこ祭り」「機関車」「庭はポカポカ」「ありがとう」小坂忠とホージョー・ハーフ
タイアップ
- 土曜日には汗をながそう(1973年) 伊勢丹 キャンペーンソング 作曲、歌
- 赤い花みつけた(1974年) - 資生堂 '74春のキャンペーンCMソング(作曲:ポール・ウィリアムズ)
- 何もいらない(2007年) 日産企業タイアップ
CMソング
提供楽曲/その他
- 「ひとの中に」 松下電器「Technics」の立体オーディオ「4チャンネルステレオ」のテスト・レコード(1971年) 歌唱のみ
- 「早起き山の一番電車」 小林啓子(1972年)作詞、作曲、編曲、演奏(For Joe Half)
- 「パンジーとスィトピー」 日高美子(年不明) 作曲
- 「しょんべん小僧」 日本テレビ系 おはよう!こどもショー(1976年) 歌唱
- 「風のバラード」 NHKおかあさんといっしょ 田中星児(1976年) 作詞、作曲
- 「おおきなけやき」 NHKおかあさんといっしょ 田中星児(1976年) 作曲
- 「奴隷の島」 ミッキー・カーチス&ポーカーフェイス(1976年) 作曲
- 「私は13歳〜なぜママになってはいけないの?」 トロワ(1977年) 作曲
- 「ムキムキマンのエンゼル体操」/「わたしのムキムキマン」(1978年) 作曲、編曲
- 「ラッキーレディー/ウィンクひとつ」 シミズクーコ(1979年) 作曲
- 「ロックンロールクリーナー」 佐藤奈々子(1979年) 作曲
関連項目
- エイプリル・フール (バンド)
- 日本フォースクエア福音教団
- ペンテコステ派
- 奥村靫正
- 矢野顕子 - アルバム『HORO』で矢野から「つるべ糸」の楽曲提供を受けた一方、矢野も同アルバム収録の「機関車」「HORO」をカヴァー。
- 誰も知らない泣ける歌 - 日テレ系の音楽番組(現在は終了)。小坂の歌「勝利者」(『き・み・は・す・ば・ら・し・い』に収録)が取り上げられたことがあった。
- 三野姫 - 野村義男と渡辺英樹によるユニット。2016年2月にリリースされたアルバム『わすれもの5』で小坂の楽曲「しらけちまうぜ」をカバーしている。
- 細野晴臣 - エイプリル・フール時代の同僚で、ソロになってからも細野率いるティン・パン・アレイがバック演奏を担当する等で関わっていた。
外部リンク
- 公式サイト
- ミクタムレコード
- SHOWBOATオフィシャルサイト
- ソニー・ミュージックサイト
- ビクターエンタテインメントサイト
- 小坂忠 (@chu_kosaka) - X(旧Twitter)