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2016年11月11日 (金) 02:47時点における版
えぎ としお 江木 俊夫 | |
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本名 |
亀田 学 (かめだ まなぶ) |
別名義 | トシ坊 |
生年月日 | 1952年6月4日(72歳) |
出生地 | 東京都武蔵野市 |
国籍 | 日本 |
職業 | 歌手・俳優 |
活動期間 | 1959年 - |
活動内容 | 子役・フォーリーブスメンバー |
江木 俊夫(えぎ としお、1952年6月4日 - )は、日本の俳優、歌手、タレント。本名・亀田 学(かめだ まなぶ)[1]。東京都武蔵野市吉祥寺出身。愛称・トシ坊。渋谷区立外苑中学校 → 堀越高等学校の出身。
幼年期は名子役として、少年期・青年期はトップアイドルグループ『フォーリーブス』のメンバーとして芸能界の第一線で活躍した。
来歴
- 江木俊夫の江の字と俊の字は近江俊郎からとったものである[2][1]。
- 3歳の時から子役活動を開始[1]。1959年頃からは日活映画を中心に活動し[1]、石原裕次郎や小林旭を始めとする数多くの日活スターと共演。1963年には黒澤明監督の大作映画『天国と地獄』に出演。更に特撮ドラマ『マグマ大使』(1966年 - 1967年)にマモル少年役で主演するなど、愛らしい容貌と卓越した演技力をもって、宮脇康之登場以前の1960年代前半から中盤を代表する名子役として活躍した。
- 1966年10月のフォーリーブス結成に参加。1968年9月5日に『オリビアの調べ』でレコードデビュー。俳優業を休止し、グループとしての歌手活動に専念することになる。他のメンバーは北公次、青山孝、おりも政夫。
- 既に芸歴が長く、知名度も高かった江木はグループの三枚目ポジションを担当し、おりも政夫と共にコントやバラエティでメインの役割を演じ、MC役を務めた。フォーリーブスは一躍若い女性ファンの熱烈な支持を集め、1970年代を代表する人気男性アイドルグループとなった。1978年の解散まで、当時としては極めて息の長いアイドルスターとして活動した。
- 解散後は舞台や二時間ドラマなど俳優業を中心として活動するが、結婚直後から経営業にも乗り出し芸能プロダクション『オフィスキッド』を設立。芸能活動と経営業の兼業を続け、1980年代末頃に経営に専念するようになり、武田久美子らをプロデュースしていた。他にCMなどの企画制作や関連会社所属タレントのマネジメントもしていた。
- 1999年7月、覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕される。事件当時は自身も覚醒剤服用中であったが、初犯だった事もあり執行猶予がつき、その後も引き続き業務を続けていた。
- 2002年にフォーリーブスを再結成。2009年青山孝史の急逝を経て同年3月に活動休止。以降、「同窓会コンサート」司会ほか、ライブやトークショー、宝石販売などの活動を続けている。
エピソード
- 『天国と地獄』のオーディションでは、順番が後の方であったため飽きて外に出てしまったが、その時に江木へ声をかけて『モスラ対ゴジラ』のスタジオへ連れて行ってくれた“おじさん”が監督の黒澤明であり、これがきっかけで合格した[1]。
- 『マグマ大使』への起用は、江木が出演したピー・プロダクションのパイロットフィルム『クラブ君の冒険』での演技を評価していた鷺洲富雄が推薦し決定した[1]。
- 『マグマ大使』の撮影時は、ピー・プロダクション社長のうしおそうじ宅に泊まりこむことも多く、うしおの実子である鷺巣詩郎とよく遊んでいたという[3]。
- ジャニーズへの参加は、『エプロンおばさん』出演時に稽古場の隣のスタジオを『味の素ホイホイ・ミュージック・スクール』が使用しており、同番組に携わっていたジャニー喜多川に声をかけられたのがきっかけであった[1]。
出演作品
バラエティ番組
- 東芝ファミリーホール特ダネ登場!? (1970年 - 1979年、日本テレビ) - パネリストとして出演。
- I stage (2005年 - 2006年、テレビ愛知) - ドン小西とともに司会を担当。フォーリーブスのメンバーがゲスト出演したこともある。
- 痛快!買い物ランドSHOPJIMA (2007年 - 、テレビ東京) - フォーリーブスのメンバー・おりも政夫とともにレギュラーで出演。
テレビドラマ
※フォーリーブスとしての出演はフォーリーブスの項目参照
連続ドラマ
- 怪人20面相(1958年 - 1960年、日本テレビ) - 1959年 - 1960年、ポケット小僧役で出演。
- マグマ大使(1966年 - 1967年、フジテレビ) - 村上マモル役で出演。
- エプロンおばさん 第2期(1967年 - 1968年、日本テレビ)
- 刑事くん(1975年10月20日、TBSテレビ) - 第3部・第50話「輝く瞳」の回にゲスト出演。
- 横溝正史シリーズII 「不死蝶」 (1978年7月、TBSテレビ) - 玉造康雄役で出演。この作品は後にDVD化されている。
- 同心部屋御用帳 江戸の旋風IV(1979年4月19日、フジテレビ) - 第22話「どぶねずみに花束を」の回に潤之助役でゲスト出演。
- そば屋梅吉捕物帳(1979年10月3日、東京12チャンネル) - 第2話「花の吉原遊女の悲恋」の回に巳之吉役でゲスト出演。
- 大江戸捜査網(1980年6月21日、東京12チャンネル) - 第447話「幻の恋に泣く女」の回に仙吉役でゲスト出演。
- 必殺仕事人III第19話「にせ物に踊らされたのはせんとりつ」(1983年) - 佐吉
- 特捜最前線
- 第222話「亡霊が見舞いに来る夜!(1981年、ANB)
- 第422話「姑誘拐・ニッポン姨捨物語! 」(1985年、ANB)
単発ドラマ
- 日本名作怪談劇場 「玉菊燈籠」 (1979年、テレビ東京) - この作品は後にビデオ化されている。
- 木曜ゴールデンドラマ 「東京大地震マグニチュード8.1」 (1980年、読売テレビ) - 佐野
- 土曜ワイド劇場・江戸川乱歩の美女シリーズ 「江戸川乱歩『化人幻戯』より・エマニエルの美女」 (1980年、テレビ朝日) - この作品は後にDVD化されている。
- 土曜ワイド劇場・三毛猫ホームズシリーズ 「三毛猫ホームズの狂死曲」 (1982年、テレビ朝日)
- 火曜サスペンス劇場 「危機一髪の女〜雨の横浜で狙われた私」 (1982年、日本テレビ) - フォーリーブスのメンバー・北公次とともに出演。
- 土曜ワイド劇場 「結婚案内ミステリー風 略奪された花嫁!」 (1984年、テレビ朝日)
- パイロットフィルム
- クラブ君の冒険(1965年、ピー・プロダクション) - クラブ君[1]
- 豹マン(1967年、ピー・プロダクション) - 本郷春雄[4]
映画
出演
- 1955年 タッちゃん(デビュー作、当時3歳)[1]
- 1959.03.10 今日に生きる(日活:山田明役)
- 1959.04.22 二連銃の鉄(日活)
- 1960.10.12 大草原の渡り鳥(日活:信夫役)
- 1961.01.03 波濤を越える渡り鳥(日活:少年時代の伸次役)
- 1961.04.01 早射ち野郎(日活:三郎役)
- 1962.05.01 激流に生きる男(日活:利夫役)
- 1963.03.01 天国と地獄(東宝=黒澤プロ:権藤の息子純役)
- 1974.07.20 急げ!若者 TOMORROW NEVER WAITS(東宝=ジャック・プロ:敏男役)
- 1978.04.08 多羅尾伴内(東映東京:木俣良教役)
- 1979.07.14 金田一耕助の冒険(角川春樹事務所:パンチ役)
- 1981.12.20 すっかり…その気で! (田中プロ:毛利浩二役)
製作
- 1991.10.12 雪のコンチェルト(バンダイ:製作総指揮)
- 1994.07.02 熱血ゴルフ倶楽部(イメージファクトリー・アイエム:プロデューサー)
- 1997.05.09 霊界学校 麻子先生の首(Vシネマ:東映ビデオ)
その他
- 1990.12.07 テクニカル・ヴァージン(Vシネマ:にっかつビデオ:協力)
ラジオ番組
- 江木俊夫のイレブン・サーティ(ラジオ日本)
- 江木俊夫のフレッシュSUNDAY(ラジオ大阪)
- 江木俊夫のe-情報(東海ラジオ)
- 江木俊夫 君にこの歌を(ニッポン放送)
- 江木俊夫 本番だよっ!(ニッポン放送)
- 江木俊夫の聞いてんの?(ラジオ大阪)
CM
- バディズ「ナチュラルシリーズ化粧品」(基礎化粧品)
舞台
写真集
- 帰って来ない青春 - 江木俊夫・詩と写真集(1977年1月、泰流社)
著書
脚注
- ^ a b c d e f g h i 石橋春海「ヒーローを探して 江木俊夫インタビュー」『'60年代 蘇る昭和特撮ヒーロー』コスミック出版〈COSMIC MOOK〉、2013年12月5日、84-85頁。ISBN 978-4-7747-5853-4。
- ^ 『マグマ大使パーフェクトブック』での対談における本人の証言より[要ページ番号]
- ^ 「INTERVIEW うしおそうじ実弟・エイケン元プロデューサー 鷺巣政安」『別冊映画秘宝 特撮秘宝』vol.3、洋泉社、2016年3月13日、pp.87-89、ISBN 978-4-8003-0865-8。
- ^ ファンタスティックコレクションNo.17『ピー・プロ特撮映像の世界』(朝日ソノラマ・1980年) p.6
関連項目
外部リンク
- 江木俊夫 オフィシャルブログ
- 江木俊夫 オフィシャルサイト
- 同窓会コンサート - 同窓会コンサート オールディーズステーション
- ゲンダイネット あの人は今こうしている 江木俊夫(フォーリーブス)