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2016年11月11日 (金) 05:21時点における版
山中さわお | |
---|---|
2008年アメリカツアーにて | |
基本情報 | |
出生名 | 山中沢男 |
別名 | さわお |
生誕 | 1968年12月7日(55歳) |
出身地 | 日本,北海道小樽市 |
学歴 | 北海高等学校卒業 |
ジャンル | オルタナティヴ・ロック |
職業 | シンガーソングライター |
担当楽器 | ボーカル、ギター |
活動期間 |
1986年 - 1989年 (コインロッカー・ベイビーズ) 1989年 - (the pillows) |
レーベル | avex trax |
事務所 |
BAD MUSIC GROUP DELICIOUS LABEL |
共同作業者 |
コインロッカー・ベイビーズ the pillows THE PREDATORS 鈴木淳 吉田仁 |
公式サイト | the pillows official web site |
山中 さわお(やまなか さわお、本名: 山中 沢男(読み同じ)、1968年12月7日 - )は、日本のシンガーソングライター。オルタナティヴ・ロックバンド、the pillowsのリーダーであり、ボーカルとギターを担当。北海道小樽市銭函出身。北海高等学校卒業。血液型はB型。
概要
the pillowsの楽曲のほとんどの作詞作曲を手掛けている。主に代表作としては、「ストレンジ カメレオン」「ハイブリッド レインボウ」などが挙げられる。DELICIOUS LABELでのオムニバスアルバムではソロ名義の楽曲が収録されている。また、米倉千尋やザ・コレクターズ、V6、PUFFY、つるの剛士など自身のバンド以外での楽曲提供もまれに行っている。
ギターは、2001年頃よりフェンダー・サイクロン[2]をメインに使用してきたが、2011年冬頃よりスクワイア・サイクロンを使用。なおボディーやネックの色を白と黒にリフィニッシュしている。DELICIOUS LABELに所属するnoodlesやmonokuroなどのプロデュースも手がけている。
右手首の内側に「斑霓」と刺青を施してある。斑霓は「ハイブリッド レインボウ」の意。趣味は浮世絵とTシャツ作り。ツアーグッズとしてそのつどTシャツを作成、販売している[要出典]。
ハロルド作石原作によるアニメ「BECK」の最終回で、the pillowsの楽曲「LAST DINOSAUR」「Advice」を演奏する架空のバンド『ザ・ヒーロウズ』のボーカリストとして声優に挑戦。キャラクターも本人に似せてあり、山中の自然なセリフ読みと相まってリアリティを醸し出していた。ちなみに真鍋を模したメンバーも同時に登場したが、セリフは真鍋本人ではなかった[要出典]。
ライブハウス「CLUB Que」を経営する二位徳裕が監督した映画『Colors of Life』(CLUB Que 9th Anniversary Film)では、「インテリヤクザ」という役柄で出演している。この映画には怒髪天の増子直純をはじめとしたCLUB Queゆかりのアーティストが多数出演しており、音楽監督はthe pillowsの初代リーダーである上田ケンジが担当している。
まれに「SAWAO SING ALONE」というソロの弾き語りイベントを行っている。
来歴
1986年
- 地元北海道でコインロッカー・ベイビーズを結成。ボーカルとギターを担当していた。当時からソングライティングの才能を発揮し、楽曲の幾つかはthe pillowsに移っても演奏、録音されていた。
1989年
1993年
- the pillowsから初期リーダーであった上田が脱退。同時にバンドの主導権を山中が握ることとなる。
1998年
- 元MY LITTLE LOVERの藤井謙二、Mr.Childrenの中川敬輔・鈴木英哉と山中の4人で林英男というバンドを結成。山中がボーカルであるが、the pillowsとは全く別サウンドである楽曲が演奏された。
2001年
- 自身のレーベル「DELICIOUS LABEL」を立ち上げる。現在、noodlesやNINE MILES、monokuroなどが所属している。
2005年
- GLAYのJIRO、ストレイテナーのナカヤマシンペイと山中の3人でTHE PREDATORSを結成。the pillows同様、ボーカルとギターを担当し、数曲の作詞作曲を施す。
2010年
- 初のソロアルバムを6月にリリース。
作品
在籍するバンドの作品については、以下のページに詳しい記述がある。
- the pillows - the pillows#作品
- THE PREDATORS - THE PREDATORS#作品
シングル
発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
1st | 2013年1月16日 | Answer | NFCD-27917B:初回生産限定盤 NFCD-27918:通常盤 |
CD
初回生産限定盤DVD
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オリコン最高35位 |
limited single | 2013年3月30日 | たとえばぼくが死んだら | NFC1-27925 |
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「Buzzy Roars Tour」会場での限定販売 |
アルバム
全曲作詞作曲編曲:SAWAO YAMANAKA
発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
1st | 2010年6月23日 | ディスチャージ | NFCD-27907B:初回生産限定盤 NFCD-27908:通常盤 |
CD
初回生産限定盤DVD
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オリコン最高15位、登場回数4回 |
2nd | 2011年10月12日 | 退屈な男 | NFCD-27913B:初回生産限定盤 NFCD-27914:通常盤 |
CD
初回生産限定盤DVD
|
オリコン最高27位 |
3rd | 2013年2月13日 | 破壊的イノベーション | NFCD-27921B:初回生産限定盤 NFCD-27922:通常盤 |
CD
初回生産限定盤DVD
|
オリコン最高29位、登場回数3回 |
映像作品
発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
1st | 2013年9月16日 | ROAR! FLASH! AND MEMORIES 2013.06.02 at Shibuya O-EAST “Buzzy Roars Tour" | NFBD-27927:DVD NFXD-27926:BD |
|
オリコン最高126位 |
参加作品
- my room is delicious vol.1 (2002年1月23日、BUMP-009)
- DELICIOUS LABEL所属ミュージシャンによるコンピレーション・アルバム。M-11「Wrong vacation」、M-12「Birthday」で参加。
- MY ROOM IS DELICIOUS VOL.2 (2002年9月25日、BUMP-012)
- DELICIOUS LABEL所属ミュージシャンによるコンピレーション・アルバム。M-11「Nobody can find me」、M-12「Clare Butterfly」で参加。
プロデュース
- monokuro「idea」(2006年04月12日)
- monokuro「I know?」(2007年06月13日)
- monokuro「CLASSIC」(2009年05月20日)
- POP CHOCOLAT「Trip」(2010年03月10日)
- カミナリグモ「ローカル線」(2010年07月21日)
- つるの剛士「シュガーバイン」(2010年10月20日)
- カミナリグモ「SCRAP SHORT SUMMER」(2011年11月02日)
- POP CHOCOLAT「TRANSIT」(2012年03月21日)
- gold sounds「a tiny parade」(2014年1月)
- シュリスペイロフ「turtle」(2014年4月16日)
- THE BOHEMIANS「BUM」(2014年08月06日)
ミュージックビデオ
監督 | 曲名 |
今井“Lucy”淳也 | 「The Devil's Pub」 |
KENJI KIYAMA | 「DAWN SPEECH」「Music Creature」「Vacant House」「purple moonlight」 |
小嶋貴之 | 「Answer」「Desert me」「HEAVEN'S PINHOLE」 |
主なライブ
ワンマンライブ・主催イベント
- 2012年07月06日〜2013年02月07日 - CHEMICAL BUMP SHOW!!
- 2013年03月30日〜06月02日 - 山中さわお Buzzy Roars Tour
出演イベント
- 2008年08月16日 - RISING SUN ROCK FESTIVAL 2008 in EZO
- 2011年08月13日 - RISING SUN ROCK FESTIVAL 2011 in EZO
- 2012年08月29日 - MARK'E Rolling 60
- 2013年01月28日 - KOENJI HIGH 5th ANNIVERSARY CHEMICAL BUMP SHOW!!
- 2013年02月24日 - noodles presents OFF THE WALL Vol.12
- 2013年03月15日 - シュリスペイロフ ようこそデリシャスレーベルへ バンプショウ!!
- 2013年04月28日 - ARABAKI ROCK FEST.13
- 2013年12月31日 - Que's COUNTDOWN 2014(「noodles with 山中さわお」として出演)
- 2014年02月14日 - DELICIOUS LABEL presents 〜アコースティックバンプショウ!!〜
- 2015年04月26日 - ARABAKI ROCK FEST.15
- 2015年06月26日 - ミルク40周年・スタジオミルク35周年
- 2015年07月02日・03日・05日 - シュリスペイロフ"その周辺"発売記念『そちらの周辺ツアー』
人物
名前の由来はオリンピックで12個のメダルを獲得した体操選手の加藤沢男。山中の父親は彼のファンであった。両親は広島の出身で広島皆実高校時代に知り合った。父・有人は進学した広島大学在学時に同大学の校歌選定公募に最有力で入選、作詞者となっている(修正を加えられているので公式には広島大学選定)[4][5][6]。
曲中やファンへの呼びかけのときに発する「アウイェー!」が特徴的。ファンクラブの会報などの公式アナウンスでもこの表記が使われることもある。ライブで「ハイブリッド レインボウ」を演奏する際、最初に観客に「Can you feel?」と問いかける。また、「LITTLE BUSTERS」演奏の際には「カモン、リトルバスターズ!」、「Funny Bunny」では「I LOVE IT FUNNY BUNNY HEY!」と煽るなど、観客と一体になるための決め台詞を持っている。
ロックバンドであるthe pillowsの作品が、近年特に「ポップである」と評価されることについて山中さわおは、「これまでも常にポップなものをつくり続けてきたつもり」であると言い、最近は自分たちのそれが周りと一致してきたのではないかと語っている[7]。また山中自身にとってポップである条件とは「普遍的に良いもの」であることで、「ポップス」や「キャッチー」とは区別されるべきものであるという[8]。
結成当初、山中さわおのギターの演奏力に他のメンバーが不安を持ったことからギタリストとして真鍋吉明がthe pillowsに加入したことは山中本人も認めるエピソードであり[3]、山中さわおと真鍋吉明のツインギターがthe pillowsに欠かせないものとなった現在でも、ライブなどでは自らのギターを「僕のこれはネックレスだから」と表現するなどの自虐的なMCを披露して笑いを取ることがある(GOOD DREAMSツアー、神戸チキンジョージ(2004年12月19日)での発言)。またスリーピース構成によるTHE PREDATORSでは、山中のギタリストとしての実力も十分に発揮されている。
同期であるMr.Childrenのメンバーとは現在でも交流があり、特に同じソングライターである山中と桜井和寿は互いに存在を意識し合う仲であったとされる。桜井はデビュー当時pillowsの影響を深く受けていた[9]一方で、山中は自分たちと対照的に売り上げや知名度を伸ばす桜井に対し「何かしらのコンプレックスを抱いていた」という[10]。しかし、Mr.Childrenがthe pillowsの代表曲「ストレンジ カメレオン」をカヴァーしたころから、互いの関係は対等なものになっていったとされる。翌年活動を再開したMr.Childrenのシングル「終わりなき旅」のC/W「Prism」は桜井が山中を意識して書いたものである[11]。
ROCKIN'ON JAPANの元編集長である鹿野淳とは誌上でthe pillowsのアルバム『KOOL SPICE』が酷評されて以来確執がある。山中はthe pillowsのファンクラブ会報やライブのMCなどで鹿野のことを名指しで幾度か批判しており、また音楽雑誌への怒りを歌った楽曲(「No Substance」)も存在する。the pillowsはそれ以後の数年間ROCKIN'ON JAPAN誌上には登場しなかったが、1999年に編集部からの働きかけにより「RUNNERS HIGH」のインタビューに登場、和解している(その際、山中は「ミュージシャンは音楽雑誌がなくてもやっていけるが、音楽雑誌はミュージシャンがいなければ成り立たない。その音楽雑誌がミュージシャンの作品を貶めるような記事を書くべきではない」といった旨の持論を展開している)。その後も2008年夏に開催されたap bank fesにthe pillowsが出演した際、鹿野が公式ウェブサイトに掲載する全出演アーティストへのインタビュー記事を執筆していたが、山中が鹿野のインタビュー依頼を断ったため、the pillowsのみがライブレポートの記事となっていた事がある。[12]
フィッシュマンズのファンクラブ会員第一号である(本人談)。2008年11月8日放送のGGTVにて『フィッシュマンズのファンクラブ管理担当の知人がいて、その人を通じて「名誉会員」としての0番をもらったと』言明した。楽曲を作るときは、はじめに曲を作り、そのメロディーに載せて気持ち良い歌詞を書いていくスタイルである。頭に浮かんだ曲はそのまま忘れずに記憶していられるが、突発的な忘失を防止するために2000年代後半以降はICレコーダーを持ち歩き録音するようにしている[13]。
the pillowsのメンバー内では唯一普通免許を持っており(但しペーパードライバー)、シングル「彼女は今日,」のPVでは山中が車を運転するシーンがある。
兄が2人おり、2番目の兄とは「SPIKY BROTHERS」というユニットを組み、2000年〜2001年にかけて活動していた。また札幌在住の1番目の兄の息子は、the pillows初代ベーシスト・上田健司の甥と同級生であるとの事。
脚注
- ^ a b ナタリー 「ナタリー - [the pillows] 山中さわおが洋楽番組でS&Gを語る」 、株式会社ナターシャ、2007年4月12日。(参照: 2007年12月5日)
- ^ the pillows 「BUSTERS ON THE PLANET」 (DVD版)、キングレコード、2001年8月29日
- ^ a b the pillows 「WALKIN'ON THE SPIRAL」 、キングレコード、2004年9月16日。
- ^ 広島音楽本2、アスコン、2004年11月、86-89頁。
- ^ tjtj.net〜TJ Hiroshima webサイト〜
- ^ 広島大学史の小径:「大学の精神的な一体化」を求めて広島大学歌の制定
- ^ 塚越淳一 「the pillows」 BANDS JAPAN、2001年11月14日(参照:2007年12月11日)
- ^ the pillows × Mr.Children livedoorニュース 2006年08月14日
Mr.Children&the pillows ライブハウスツアー JanJan 2006年10月5日 - ^ the pillows 「月刊少年ピロウズ vol.139」 the pillowsオフィシャルファンクラブ 「WHAT'S PILLOWS」 、2006年。
- ^ WHAT'S IN? WEB 「朋友the pillowsと回ったZEPPツアー全公演のフォト・ギャラリー&レポート」 、ソニー・マガジンズ、2006年11月14日(参照:2007年12月5日)
- ^ ap bank fes'08ライブレポート 2日目(参照:2008年9月16日)
- ^ 2009年9月13日放送「au ONAIR MUSIC CHART」にてゲスト出演時の本人談。