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「リンス」の版間の差分

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[[Image:Hair detergent.jpg|thumb|right|250px|Dupuy社製の9種のヘアケア製品を宣伝する、19世紀の広告<!--An 19th-century
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[[:en:advertisement|advertisement]] for 9 [[:en:hair|hair]] care products from a company named Dupuy.-->]]
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'''リンス''' ({{lang|en|rinse}}) は、[[頭髪]]用の浴用化粧品の一種。'''ヘアリンス'''ともいう。
'''リンス'''{{lang|en|rinse}}は、[[頭髪]]用の浴用化粧品の一種。'''ヘアリンス'''ともいう。


洗髪後にリンス剤を使用して髪に馴染ませた後、洗い流すとリンスの中の有効成分([[ジメチコン]]等の油分や[[陽イオン系界面活性剤]])が[[髪]]の表面に付着し、[[コーティング]]される。
洗髪後にリンス剤を使用して髪に馴染ませた後、洗い流すとリンスの中の有効成分([[ジメチコン]]等の油分や[[陽イオン系界面活性剤]])が[[髪]]の表面に付着し、[[コーティング]]される。


'''コンディショナー''' ([[w:hair conditioner|Conditioner]]) または、'''ヘアコンディショナー'''([[w:hair conditioner|Hair conditioner]]) ともいう。
'''コンディショナー''' ([[w:hair conditioner|conditioner]]) または、'''ヘアコンディショナー'''([[w:hair conditioner|hair conditioner]]) ともいう。


似たようなものに[[トリートメント]]があるが、違いは、髪の毛の表面にとどまるか、髪の毛の中まで浸透するかの違いである。
似たようなものに[[トリートメント]]があるが、違いは、髪の毛の表面にとどまるか、髪の毛の中まで浸透するかの違いである。

2017年2月9日 (木) 16:08時点における版

Dupuy社製の9種のヘアケア製品を宣伝する、19世紀の広告

リンスrinse)は、頭髪用の浴用化粧品の一種。ヘアリンスともいう。

洗髪後にリンス剤を使用して髪に馴染ませた後、洗い流すとリンスの中の有効成分(ジメチコン等の油分や陽イオン系界面活性剤)がの表面に付着し、コーティングされる。

コンディショナー (conditioner) または、ヘアコンディショナー(hair conditioner) ともいう。

似たようなものにトリートメントがあるが、違いは、髪の毛の表面にとどまるか、髪の毛の中まで浸透するかの違いである。

概要

「リンス」とは英語で「すすぐ」(rinse) の意味から来ている。製造技術が発達していない時代、シャンプーは石鹸に近いアルカリ性の成分だったため、洗髪後にアルカリ成分が付着しキューティクルが開いてしまい、これを中和するため最後に酸性の水溶液(クエン酸等)で髪をすすぐ必要があったことに由来する[1]。その習慣から派生した日本特有の意味である。

前述の通り、現在の一般的なシャンプーに対して用いるリンスはそれとは意味合いが異なる。英語では「ヘアコンディショナー(hair conditioner)」が一般的な呼称。

リンスには、毛髪のごわつきを抑えて櫛どおりをなめらかにする、毛髪をしなやかにしてツヤを出す、静電気の発生を抑える、毛髪の保護といった効果がある[2]

コンディショナー

今ではリンスをコンディショナーと呼ぶメーカーも多く、厳密な区別はないが、石鹼シャンプー用のリンスに比べてコンディショナーのほうが毛髪保護という点に特化している。

リンスインシャンプー

20世紀末には、リンスとシャンプーが一緒に出来るリンスインシャンプーも登場した。

脚注

  1. ^ 『現代商品大辞典 新商品版』 東洋経済新報社、1986年、616頁
  2. ^ 『現代商品大辞典 新商品版』 東洋経済新報社、1986年、616頁