「シニヨン」の版間の差分
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[[Image:Hair in bun.JPG|thumb|後頭部のお団子型のシニヨン]] |
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'''シニヨン'''({{Lang-fr|chignon}}、'''シニョン'''とも)とは、束ねた髪をサイドや後頭部でまとめた[[髪型 |
'''シニヨン'''({{Lang-fr|chignon}}、'''シニョン'''とも)とは、束ねた髪をサイドや後頭部でまとめた[[髪型]]のことである。簡単に言えば、[[ポニーテール]]を丸くまとめたものである。 |
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日本では、ファッション性より動きやすさを重視した髪型として認知されており、[[バレリーナ]]や[[アスリート]]選手がよくこの髪型をしている。その形状から「お団子(頭)」と呼ばれる事もある。 |
日本では、ファッション性より動きやすさを重視した髪型として認知されており、[[バレリーナ]]や[[アスリート]]選手がよくこの髪型をしている。その形状から「お団子(頭)」と呼ばれる事もある。 |
2017年2月9日 (木) 16:35時点における版
シニヨン(フランス語: chignon、シニョンとも)とは、束ねた髪をサイドや後頭部でまとめた髪型のことである。簡単に言えば、ポニーテールを丸くまとめたものである。
日本では、ファッション性より動きやすさを重視した髪型として認知されており、バレリーナやアスリート選手がよくこの髪型をしている。その形状から「お団子(頭)」と呼ばれる事もある。
歴史
シニヨンは、17世紀にはすでに存在しており、当時は後頭部で丸くまとめてピンでとめる簡単なものであった。18世紀ではシニヨンを大きくしてボリュームを持たせたものが多くなり、この頃のフランスではあまり上の方に作られていない。19世紀になると、高い位置で作ったシニヨンを広げるスタイルも見られるようになる。1920年代にはポピュラーな髪型となっていて、いくつかのバリエーションをみせている。しかし20世紀中頃にはスポーツが一般的になるにつれ、髪をショートにする女性が増えたため長い髪が必要なシニヨンの数は以前よりも減っていった。1960年代後半から1970年代初頭には、エドワーディアンスタイル(胸を強調し、ウエストを絞って、ふわっと広がったスカートのドレス)の流行によって、それに似合うヘアスタイルという形で再びシニヨンも脚光を浴びた。ファッションショーでは衣装を目立たせるために、髪が衣装にかからないシニヨンが多用されるようになっていく。
チャイナドレスとシニヨン
中国では、清の時代の満洲族の女性の髪形に、両把頭という髪を二つに分けて団子状に巻いたシニヨンの一種が受継がれていた。満州族の女性の正装は、旗袍という現代のチャイナドレスの前身となった民族服であり、「チャイナドレスといえば両把頭の女性」という概念は日本人にとって一種のステレオタイプとも言え、馴染み深いところである。 漫画・アニメ・ゲームなど、日本国内の各種サブカルチャー作品などにおいても、中国人もしくは中華系のルーツを持つキャラクターの象徴として、女性キャラクターの髪型にチャイナドレスとあわせてシニヨンが採用されることが多い。
日本のサブカルチャーにおけるシニヨン
日本のサブカルチャーに登場するシニヨンのキャラクターは、チャイナ服をまとった中国系の人物、メイド服をまとった人物の一部(多くはフリル付きのカチューシャ)などに多くみられる。
髪をシニヨンにして、残りの長髪をツインテールのように垂らすキャラクターとして『美少女戦士セーラームーン』の主人公・月野うさぎがいる。劇中でも他のキャラクターからツインテールではなく「お団子」「お団子頭」とあだ名で呼ばれている。現実的にこの髪型を作ろうとすると相当な長さが必要であり、原作漫画の2巻で一度シニヨンを解いて身長より長い髪の姿が描かれている。
シニヨンの例
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頭側のシニヨン(1920年ごろ)
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お団子型のシニヨン
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シニヨン2つ