「超スーパーカー ガッタイガー」の版間の差分
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*[https://web.archive.org/web/20071011222240/http://www7a.biglobe.ne.jp/~sashimi/index.html 太陽エネルギーエンジン研究所 〜 幻のSFアニメ 「超スーパーカー ガッタイガー」の全貌に迫る 〜]([[インターネット |
*[https://web.archive.org/web/20071011222240/http://www7a.biglobe.ne.jp/~sashimi/index.html 太陽エネルギーエンジン研究所 〜 幻のSFアニメ 「超スーパーカー ガッタイガー」の全貌に迫る 〜]([[インターネットアーカイブ]]によるキャッシュ) |
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2017年9月4日 (月) 21:06時点における版
超スーパーカー ガッタイガー | |
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ジャンル | テレビアニメ |
原作 | 千秋ひとし |
企画 | 馬嶋満 |
脚本 | 馬嶋満ほか |
監督 | 高橋資祐(CD) |
演出 | 高橋資祐ほか |
出演者 |
水島優 佐久間あい 菅原靖人 亀井三郎 村山明 筈見純 緒方賢一 有馬瑞子 神谷明 |
ナレーター | 仲木隆司 |
オープニング | 「ガッタイガーの歌」(上條恒彦) |
エンディング | 「愛は傷あと」(上條恒彦) |
製作 | |
プロデューサー | 池田誠(永和)、渡辺静人(日本経済広告社)、柳沢隆行(東京12ch) |
制作 | 東京12チャンネル、永和、日本経済広告社 |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
第1話 - 第13話 第15話 - 終 | |
放送期間 | 1977年10月4日 - 同年12月27日 1978年1月10日 - 同年3月28日 |
放送時間 | 火曜19:30 - 20:00 |
放送枠 | テレビ東京系列平日夜7時台枠のアニメ |
放送分 | 30分 |
回数 | 25 |
第14話 | |
放送期間 | 1978年1月1日[1] |
放送時間 | 日曜17:00 - 17:30[1] |
放送分 | 30分 |
回数 | 1 |
『超スーパーカー ガッタイガー』(ちょうスーパーカー ガッタイガー)は、永和制作のテレビアニメ。1977年10月4日から1978年3月28日まで、東京12チャンネル(現:テレビ東京)にて放送された。全26話。放送枠は毎週火曜日19:30~20:00だが、第14話のみ日曜日17:00~17:30で放送された[1]。
作品概要
いわゆるスーパーカーブームを受けて、その最盛期の1977年秋(10月初頭前後)にはカーレースアニメだけで『激走!ルーベンカイザー』『とびだせ!マシーン飛竜』『アローエンブレム グランプリの鷹』そして本作『超スーパーカー ガッタイガー』と4本も同時に放送が開始され、文字通りの競争状態となった。しかし、6ヶ月以上放送が続いたのは『グランプリの鷹』だけで、本作を含む残り3作は6ヶ月以内で打ち切られた。
同時期に放送されたレースアニメの中では、主役メカがミサイルやカッターなどで武装した5台で合体するという最も荒唐無稽で[1]、よりアニメ的なエンターテインメント路線を標榜した内容。他にも主人公チームのメンバーが「リーダー」「サブリーダー」「巨漢」「紅一点」「最年少」の5名で構成されている事、世界征服を企む敵組織(デモン一族)の存在など、『超電磁ロボ コン・バトラーV』『超電磁マシーン ボルテスV』(共にテレビ朝日系)を彷彿とさせるロボットアニメ的フォーマットを多く使っていた。
ストーリー
“太陽エネルギーエンジン”を搭載したスーパーカー・ガッタイガーのメイン操縦者となり、広樹・健・サチヨら仲間達と共に「タイガーチーム」を結成したF1レーサー・田淵錠。彼は、実父でありその開発者でもある田淵博士を殺した「デモン一族」に世界の平和を掛けた大レースを挑んでゆく。太陽系を股にかけた彼らの壮大かつ壮絶なレースは、果たしてどのような結末を見るのか…。
登場メカニック
タイガーチーム
- センターマシーン
- 「タイガーチーム」のリーダー・田淵錠が操縦するスーパーカー。前部とカセッター部分にミサイル発射装置が付いている。
- ライトマシーン
- 「タイガーチーム」の紅一点・若月サチヨが操縦するスーパーカー。前部にミサイル発射装置がある。
- レフトマシーン
- 後部にプロペラが付いたスーパーカー。操縦者はチームのサブリーダー・速水広樹。
- アップマシーン
- 左右に大きなエンジンがある。サチヨの弟・克己が操縦するスーパーカー。
- エンドマシーン
- 左右に伸縮自在のドリルが付いたスーパーカー。操縦者は五十嵐健。
- ガッタイガー
- 「センターマシーン」「ライトマシーン」「レフトマシーン」「アップマシーン」「エンドマシーン」の5台のスーパーカーが合体して完成する巨大マシーン。チェーンソー・ジャッキ・ミサイル・スパイクホィールなどの武器を駆使し、デモン一族のスーパーカーと闘う。
- キャリアージェット
- ガッタイガーや各マシーンを運ぶ為に開発された輸送機。
デモン一族
- エリックのマシン
- 一族の指揮官であるエリック・ベルゲンが乗る。指揮官用なので武装はしていない。外見からして、一般車をチューンナップした物と思われる。エリックの足としてでなく、レースカーとしても使用。
- 覆面レーサーのマシン
- 謎の覆面レーサー(実はクィーン・デモン)が使用。これも武装はしていないが、リモコン操縦も可能なので、ある程度チューンナップしていると考えられる。
- デモンカー
- 一族の戦闘員・デモンレーサー用の量産型レースカー。フロント左右の突起を槍の様に伸ばして攻撃する。他の武器は、本体両脇から出すカッターと、突起に内蔵されているガトリング銃。
- デモンジェット機
- 主にクィーンが操縦。爆弾と機銃が武器。垂直離着陸も可能。
- デモン移動基地
- ヒトデの形をした、一族の空中要塞。クィーンやエリックが乗る。デモンマシン等や要員を目的地まで運ぶのが目的。水中航行も可。
- デモン島
- 一族の本拠地である孤島。島には外環道路が有り、デモンマシンのテストコースとなっている。
登場人物
タイガーチーム
- 田淵 錠(たぶち じょう)
- 声:水島裕
- タイガーチームのリーダーで、センターマシーン&ガッタイガーのドライバー。太陽エネルギーエンジンの研究者である田淵博士の一人息子で、父を殺したデモン一族に復讐を誓う一方で、失踪中の母ハルエの事を気遣っている。しかしその母が敵の一人だった事を知った時は、相当ショックになった程であった。レーシングスーツの色は白。
- 「田淵」の姓の由来は、「タイガー」つながりで、阪神タイガースの当時のスラッガー・田淵幸一から。
- 若月 サチヨ(わかづき サチヨ)
- 声:佐久間あい
- タイガーチームの紅一点で、ライトマシーンのドライバー。若月雄三博士の娘である。錠を愛しているが、錠は彼女の事をチームメンバーとしか考えていない。レーシングスーツは赤いミニスカート。
- 若月 克己(わかづき かつみ)
- 声:菅原靖人
- タイガーチームの最年少で、サチヨの弟。アップマシーンのドライバー。子供ながらも卓越した運転技術の持ち主。鷹の太郎をペットにしている。レーシングスーツの色は黄。
- 五十嵐 健(いがらし けん)
- 声:亀井三郎
- エンドマシーンのドライバー。チーム一の巨漢。インディアンの血をひいており、バンダナと羽を常に頭に着けている。レーシングスーツの色は茶。
- 速水 広樹(はやみ ひろき)
- 声:村山明
- タイガーチームのサブリーダーで、レフトマシーンのドライバー。常に冷静な行動を取る。レーシングスーツの色は緑。
- 若月 雄三(わかづき ゆうぞう)
- 声:筈見純
- タイガーチームの監督である工学博士。キャリアージェットの操縦も担当。田淵博士の親友で、田淵博士亡き後、太陽エネルギー・エンジンの研究に全力を注いでいる。若月和子(わかづき かずこ)という妻がいる。
デモン一族
- ブラック・デモン
- 声:緒方賢一
- デモン一族の首領。元は世界有数の大富豪だったが、いつしか世界征服の野心を抱くようになる。そしてそのために、太陽エネルギー・エンジンを狙っている。実は田淵錠の祖父。最終回ではエリックがタイガーチームに倒されると、基地デモン島ごと自爆して果てた。
- クィーン・デモン / 田淵 ハルエ(たぶち ハルエ)
- 声:有馬瑞子
- ブラック・デモンの娘にして側近。実は田淵錠の母である。かねてから太陽エネルギー・エンジンを狙っていたブラック・デモンによって、グランド・キャニオンにいた田淵博士と結婚し、錠を産んだが、しばらくして完成間近の太陽エネルギー・エンジンの研究一式を盗んで、父の元へ戻った(この事は、16話で田淵博士の親友であるインディアン・オズマから錠に明かされた)。しかし息子を敵に回すのに苦悩する事になり、時々「覆面レーサー」として錠を助ける事がある。最終回でエリックが戦死し、父ブラックが基地ごと自爆して果てた中、一族では唯一生き残ったが、夕陽に向かってセンターマシンで突っ走る錠を崖の上から見ているだけで、錠との和解はしなかった。
- エリック・ベルゲン
- 声:神谷明
- デモン一族の指揮官。デモンレーサー達を指揮し、タイガーチームを襲わせる。普段はスーツ姿だが、指揮の時は仮面とマント付きのレーシングスーツを着用。銃を携帯しており、作戦失敗した部下はこれで抹殺する。最終回では自ら合体式マシーンのドライバーになって挑戦したが、ガッタイガーのチェーンソー攻撃でマシーンを切り裂かれ、爆発と同時に影から墜落して果てた。
ナレーター
スタッフ
- 原作:千秋ひとし(漫画:今道英治、小学館刊『てれびくん』掲載)
- 企画:馬嶋満
- プロデューサー:池田誠(永和)、渡辺静人(日本経済広告社)、柳沢隆行(東京12CH)
- 脚本:馬嶋満、陶山智、富田祐弘、山崎晴哉、桂真佐喜、他
- チーフディレクター:高橋資祐
- アシスタントディレクター:細野正
- 演出:高橋資祐、井内秀治、細野正、村井努、鈴木慎一郎、他
- 作画監督:山口士朗(村田四郎)、湖川滋、他
- 原画・動画:土屋貴彦、恩田行法、豊蔵芳信、他
- キャラクターデザイン:山口士朗、金山明博(敵側キャラクター[2])
- メカニックデザイン:デザインオフィスメカマン
- 美術:デザインオフィスメカマン
- 美術設定:中村光毅
- 彩色:塚原勝美、山脇智子、飯塚美子、石井敬子、他
- 特殊効果:たなか孝夫、他
- 撮影:菅谷信行、他
- 編集:米内山順子
- 現像所:東京現像所
- 音楽:石川皓也
- 録音調整:小出良助
- 音響制作:アーツ・プロ
- 製作:永和、日本経済広告社、東京12チャンネル(現:テレビ東京)
主題歌
- オープニング:『ガッタイガーの歌』
- エンディング:『愛は傷あと』
- 歌:上條恒彦/作詞:馬嶋満/作曲:小林亜星/編曲:高田弘
- 主題歌のEPレコードは、ポリドールよりリリースされた。OPがB面で、EDがA面である。
サブタイトル
- 運命のビッグレース(前)
- 運命のビッグレース(後)
- 危うし!レッドタイガー
- 恐怖のコンドル・マシン
- ちっちゃい勇者
- 死の谷のアパッチ
- 深夜のマンハッタン・レース
- 謎の覆面レーサー
- 栄光のロッキー縦走レース
- 悪魔のF1レーサー
- 怒りのガッタイガー
- 錠の暗殺命令
- 恐怖のファッション・ショー
- 栄光なきデッド・ヒート
- 失われた旅路
- 母さん!その人の名は
- 友情のコンビネーション
- 恐怖のオーロラ実験
- 恐怖の陰謀
- エリックの黒い罠
- 闘え!夢をのせて
- 走れ!夢の彼方へ
- 皆殺しのアンコール・ラプラ
- 突破せよ・死のジャングル
- 飛べ!愛の翼
- 太陽に向かって突っ走れ!
その他
本作のオープニング映像は、「タイガーチーム」の各メンバーの紹介や、彼ら5人が搭乗するスーパーカーが合体して主役メカ・ガッタイガーに変形するシーンがメインとなっていた。
エンディング映像では、ガッタイガーが荒野を疾駆する様子が描かれている。なお、OPとEDには、「タイガーチーム」の敵である「デモン一族」やエリック達は一切登場していない。
商品展開
主役マシン・ガッタイガーの玩具は、5台合体を再現したデラックス版の大箱セット「合金 コンビネーションゴー」とライト・レフト・アップマシーンのみ分離できるミニサイズのスタンダード版が、共に当時のメインスポンサー・タカトクトイスより発売。
ショウワノートからは、文具類(ぬりえ・パズルなど)が発売された。
出典
- ^ a b c d アニメージュ編集部編『TVアニメ25年史』徳間書店、1988年、p.74
- ^ 「70年代アニメ秘話(2) 金山明博×越智一裕」『オトナアニメCOLLECTION いまだから語れる70年代アニメ秘話 テレビまんがの時代』オトナアニメ編集部編著、洋泉社、2012年、p.62
外部リンク
東京12チャンネル 火曜19時台後半 | ||
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超スーパーカー ガッタイガー
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