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「大原氏」の版間の差分

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== 古代大原氏 ==
== 古代大原氏 ==
[[敏達天皇]]の後裔[[河内王]]の子らが天平11年([[739年]])に大原[[真人]]の姓を下賜されたことに始まる{{Sfn|太田亮|1934|p=1287}}。[[新撰姓氏録]]には、「出自謚敏達孫百済王也」とある<ref>[https://archive.is/20120709024036/http://homepage1.nifty.com/k-kitagawa/data/shoji01.html 新撰姓氏録第一帙皇別](2012年7月9日時点の[[archive.is|アーカイブ]])</ref>。これは大原氏が敏達天皇の皇孫[[百済王 (皇族)|百済王]]の子孫という意味で、[[朝鮮半島]]の[[百済]]の王族ということではない<ref>[https://web.archive.org/web/20141022115646/http://www.geocities.jp/namu_mauru/daiou6.htm 古代日本と朝鮮](2014年10月21日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>。
[[敏達天皇]]の後裔[[河内王]]の子らが天平11年([[739年]])に大原[[真人]]の姓を下賜されたことに始まる{{Sfn|太田亮|1934|p=1287}}。[[新撰姓氏録]]には、「出自謚敏達孫百済王也」とある<ref>[https://archive.is/20120709024036/http://homepage1.nifty.com/k-kitagawa/data/shoji01.html 新撰姓氏録第一帙皇別](2012年7月9日時点の[[archive.is|アーカイブ]])</ref>。これは大原氏が敏達天皇の皇孫[[百済王 (皇族)|百済王]]の子孫という意味で、[[朝鮮半島]]の[[百済]]の王族ということではない<ref>[https://web.archive.org/web/20141022115646/http://www.geocities.jp/namu_mauru/daiou6.htm 古代日本と朝鮮](2014年10月21日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>。


== 武家大原氏 ==
== 武家大原氏 ==

2017年9月4日 (月) 22:29時点における版

大原氏
氏姓 大原真人
氏祖 敏達天皇皇孫百済王後裔河内王の子
 市原王
 赤麻呂王
 高安王
 桜井王
 門部王
種別 皇別
凡例 / Category:氏

大原氏(おおはらし)は、敏達天皇後裔である古代氏族と、他に宇多源氏佐々木氏の支流の大原氏がある。

古代大原氏

敏達天皇の後裔河内王の子らが天平11年(739年)に大原真人の姓を下賜されたことに始まる[1]新撰姓氏録には、「出自謚敏達孫百済王也」とある[2]。これは大原氏が敏達天皇の皇孫百済王の子孫という意味で、朝鮮半島百済の王族ということではない[3]

武家大原氏

大原氏
家紋
四つ目結
本姓 宇多源氏佐々木支流
家祖 大原重綱
種別 武家
出身地 近江国坂田郡大原庄
主な根拠地 近江国坂田郡大原庄
凡例 / Category:日本の氏族

大原氏(おおはらし)は、日本武家宇多源氏の一派近江源氏佐々木氏[4]佐々木信綱の庶長子大原重綱を祖とする。近江国坂田郡大原庄より発祥[4]

鎌倉時代には佐々木宗家を継承した弟の佐々木(六角)泰綱と領地争いをした記録が残る。佐々木氏の長男系という血筋の良さから格式は高く、室町時代には足利将軍奉公衆になっている。

戦国時代大原政重を最後に血統が絶え、同じ佐々木一族の近江守護六角氏から迎えた養子高保が将軍足利義晴義輝父子に仕えた。さらに六角氏から養子に入った賢永(高賢)慶長6年(1601年)に死ぬと大原氏は断絶した。

系譜

              宇多天皇
                ┃
              敦実親王
                ┃
               源雅信
                ┃
               源扶義
                ┃
               源成頼
                ┃
               源義経
                ┃
              佐々木経方
                ┃
               爲俊
                ┃
               秀義
                ┃
               定綱
                ┃     
               信綱
      ┏━━━━┳━━━━╋━━━━┓
    大原重綱 高島高信 六角泰綱 京極氏信
      ┣━━━━┳━━━━┳━━━━┓
     頼重   時綱   政綱   氏綱
      ┏━━━━╋━━━━┳━━━━┓
     貞頼   時秀   時重   重信
                ┃
               時親
                ┣━━━━┓
               義信   信親
                ┣━━━━┳━━━━┓
               満信   高信   秀信
                ┃
               持信
                ┣━━━━┳━━━━┳━━━━┓
               持綱   信成   国久   信高
                ┣━━━━┓
               成信  細川政誠
                ┃
               政重
                │
               高保(実六角高頼子)
                │
               賢永(実六角義定子)

脚注

  1. ^ 太田亮 1934, p. 1287.
  2. ^ 新撰姓氏録第一帙皇別(2012年7月9日時点のアーカイブ
  3. ^ 古代日本と朝鮮(2014年10月21日時点のアーカイブ
  4. ^ a b 太田亮 1934, p. 1288.

参考文献

  • オープンアクセス太田亮 著「国立国会図書館デジタルコレクション 大原 オホハラ」、上田萬年三上参次監修 編『姓氏家系大辞典』 第1巻、姓氏家系大辞典刊行会、1934年、1286-1291頁。 NCID BN05000207OCLC 673726070全国書誌番号:47004572https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1130845/717 国立国会図書館デジタルコレクション