「ドラゴンスレイヤー (ゲーム)」の版間の差分
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* [http://web.archive.org/web/20080723124937/http://www.amusement-center.com/project/falcom/spcial/drasla/index.html ドラスレシリーズ特集] - [http://www.amusement-center.com/project/falcom/ ファルコムミュージアム内]の特集ページ。閉鎖。(2008年7月23日時点の[[インターネット |
* [http://web.archive.org/web/20080723124937/http://www.amusement-center.com/project/falcom/spcial/drasla/index.html ドラスレシリーズ特集] - [http://www.amusement-center.com/project/falcom/ ファルコムミュージアム内]の特集ページ。閉鎖。(2008年7月23日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]]) |
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* [http://www.amusement-center.com/project/egg/special/package_dragonslayerchronicle/ ドラゴンスレイヤークロニクル (プロジェクトEGG)] |
* [http://www.amusement-center.com/project/egg/special/package_dragonslayerchronicle/ ドラゴンスレイヤークロニクル (プロジェクトEGG)] |
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* [http://www.amusement-center.com/project/egg/cgi/ecatalog-detail.cgi?product_id=1203 ドラゴンスレイヤー Level 1.1 ([[プロジェクトEGG]])] |
* [http://www.amusement-center.com/project/egg/cgi/ecatalog-detail.cgi?product_id=1203 ドラゴンスレイヤー Level 1.1 ([[プロジェクトEGG]])] |
2017年9月4日 (月) 22:43時点における版
ジャンル | コンピュータRPG(アクションRPG) |
---|---|
対応機種 |
PC-8801シリーズ PC-8001mkIISR FM-7 X1シリーズ PC-9801シリーズ MSX スーパーカセットビジョン[SCV] ゲームボーイ[GB] セガサターン[SS] |
開発元 | 日本ファルコム |
発売元 |
日本ファルコム スクウェア[PC98][MSX] エポック社[SCV][GB] 日本ビクター[SS] |
人数 | 1人 |
メディア |
FD[PC88][PC80][FM][X1][PC98] TAPE[PC88][PC80][FM][X1][MSX] ROM[MSX][SCV][GB] CD-ROM[SS] |
発売日 |
1984年10月[PC88] 1984年11月[FM] 1984年12月20日[X1] 1985年3月[PC80] 1985年7月15日[MSX](TAPE版) 1985年9月[PC98][MSX](ROM版) 1986年4月[SCV] 1990年8月12日[GB] 1997年11月6日[SS] |
『ドラゴンスレイヤー』(Dragon Slayer)は日本ファルコムによるコンピューターロールプレイングゲーム。『ドラゴンスレイヤー(ドラスレ)シリーズ』の第1作目。移植版によっては『ドラゴンスレイヤーI』のタイトルも使われた。
T&E SOFTの『ハイドライド』シリーズ、クリスタルソフトの『夢幻の心臓』シリーズと並び、国産の三大パソコンRPGと評される。
概要
1984年に発売されたパソコン用ゲーム。キャッチコピーは「前代未聞麻薬的爽快遊戯」。前作『ぱのらま島』の反省から木屋がシステムを簡略化して改良したロールプレイングゲーム。パズル要素を含むアクションロールプレイングゲームの元祖と言われているが、実際は「インジケーター」と呼ばれる画面右下にある人の形をしたアイコンが左から右に移動している間にプレイヤーが行動する「時間制限のあるターン制」ロールプレイング・パズルゲームで、完全にアクションRPG化したのは『ザナドゥ』からである。 開発を短縮する為にファルコムは、木屋善夫と井上忠信の2人に別々の「ドラゴンスレイヤー」を開発させて競わせた。結果的に「木屋善夫のドラゴンスレイヤー」が採用されて、「井上忠信のドラゴンスレイヤー」は「ログイン」のプログラムオリンピック用に掲出されている。また本作以降、ファルコムで木屋が指揮したゲームは「ドラゴンスレイヤーシリーズ」とされている。
PC-8801、PC-8001mkIISR、FM-7、X1(日本ファルコムより発売)、PC-9801、MSX(スクウェアより発売)といった当時の主要パソコン機種用に発売されたほか、スーパーカセットビジョン(エポック社より発売)でも発売された。また後年、ゲームボーイ(『ドラゴンスレイヤーI』のタイトルでエポック社より発売)、セガサターン(日本ビクターより発売された『ファルコムクラシックス』に収録)等ゲーム機にも移植された。
ゲームシステム
ダンジョンを探索し、ドラゴンを倒し、それによってマップ上にばらまかれる全てのクラウンを家に持ち帰るとステージクリアとなる。総ステージ数は機種・バージョンによって異なる。
主人公のパラメータ
- HIT POINT
- 主人公の生命力。0になるとゲームオーバーとなる。家に帰ると回復するが、攻撃を受けると減り、EXPERIENCEの値よりも少なくなると弱い敵も逃げるのをやめて襲ってくる。この仕様のため、逆にEXPERIENCEが増えた(すなわち敵を倒した)ときにも、それまで逃げていた弱い敵が、仲間の仇と言わんばかりに一斉に襲いかかってくることがある。
- STRENGTH
- 主人公の攻撃力。パワーストーンを家に持ち帰ることで増えていく。
- EXPERIENCE
- 一般には経験値とされるが、このゲームの場合は家に帰宅した場合に回復されるHIT POINTの最大値となる。またダメージを減らす防御力でもある。モンスターを倒すことで増えていく。
- GOLD
- 所持しているコインの量。
- MAGICAL POWER
- 主人公の魔力。開始時は0で、魔法の壷を拾うことにより1ずつ増えるが、魔法を使うと減少する。
- CROWN
- 所持しているクラウン。
アイテム
マップ上にあり、拾ったり置いたりすることができる。ただし剣・コイン・魔法の壷は拾うのみであり、マップ上に置きなおすことはできない。
- 剣
- これを入手しないうちは主人公の攻撃力は無いも同然である。速やかに入手する必要がある。
- コイン
- 家に持ち帰るとEXPERIENCEの上限を超えて、一時的にHIT POINTが増加する。
- 魔法の壷
- MAGICAL POWERが増加する。
- クラウン
- ゲームの目的となるアイテム。1つでも所持しているときは魔法が使えない。
同時に所持できないもの
以下のアイテムは同時には所持できない。
- パワーストーン
- 家に持ち帰るとSTRENGTHが増加する。1/8の率で宝箱から出現するが、主人公に特定の行動を取らせることで、意図的に出現させることもできる。
- 十字架
- 所持している間は敵からの攻撃を受けないが、自身も魔法や攻撃ができない。また、モンスターはマップ上にある十字架の位置へ移動や攻撃ができない (LEVEL 2.0のみ)。ゴーストも同様なのでマップ上に置いてある十字架を持ち去ることはないが、主人公の所持している十字架は持ち去ることがある。
- 鍵
- 所持している間は、宝箱を開けることができる。
- 指輪
- 所持している間は、ブロックや家を押して動かすことができる。
その他のオブジェクト
- 家
- HIT POINTの回復、STRENGTHの向上が行える。指輪を所持していると、押して移動させることができる。クラウン回収後、家に戻ればゲームクリアとなる。
- ブロック
- 主人公やモンスターは通過できない。ゴーストは通過する。魔法や指輪を使用することにより、破壊や除去が可能となる。
- 墓
- モンスターが発生する。
- 宝箱
- アイテムが入っている。鍵を所持している時のみ、開けることができる。
- ワープゾーン
- マップ上の別の場所にワープする。ワープ先は固定である。
敵キャラクター
- モンスター
- 墓から現れる通常のモンスター。様々な種類があり、倒すたびに強敵が出現する。
- ゴースト
- ブロックを越えてマップ上を素早く動き回る。直接の攻撃は加えてこないが、アイテムを持ち去ってはマップ上のどこかに放置する。
- 死神
- 宝箱に潜む。取り憑かれると魔法が使えない。十字架の上を通過すると引き剥がす(LEVEL 1.0, 1.1)、または消滅する(LEVEL 2.0)。後者であっても家へ帰ることで死神を消さずに引き離すことは可能。なお『ファルコムクラシックス』などの一部のバージョンでは十字架の上を通過しても消えないものもある。
- ドラゴン
- クラウンを護る3つ首のドラゴン。炎を吐いて攻撃してくるほか、尾に跳ね飛ばされると遠くへ跳ばされる。斜めには攻撃してこない。
魔法
魔法はMAGICAL POWERを消費して使用する(一部例外有り)。MAGICAL POWERが0の時は使用できない。EXPERIENCEがある値に達するごとに、順に習得していく。
- JUMP
- マップ上を移動しているゴーストの中から一匹がランダムに選ばれて、その場所にワープする。
- RETURN
- 家にワープする。複数の家がある場合は最後に指輪で動かした家が対象。
- MAP
- 縮小マップを表示する。
- BREAK
- 壁を壊すことができる。この魔法は例外的にMAGICAL POWERが消費されないが、魔法であるためMAGICAL POWERが0のときや、十字架・クラウンを保持している場合、もしくは死神が憑いている場合には使えなくなる。
- KICK
- 壁を蹴り飛ばすことができる。モンスターにぶつけて即死させることもできるが、それ以外ではBREAK同様にMAGICAL POWERを消費しない。
- FREEZE
- 周囲のモンスターを凍らせ、行動不能にする。モンスター以外の敵(ゴーストやドラゴン)に対しては効果がない(ドラゴンはもともと移動はしてこないが、近付けば攻撃してくる)。凍った敵を攻撃することもできる。
- FLASH
- すべてのモンスターを一定時間、行動不能にして無抵抗の敵を攻撃できる。やはりゴーストやドラゴンに対しては効果がない。
- FLY
- しばらくの間、高速に空を飛ぶことができる。飛行中は無敵だが攻撃もできない。
- 斜め移動
- 主人公を斜めに移動させることが可能となる。これは厳密には魔法ではないためMAGICAL POWERが0でもよく、十字架・死神・クラウンの影響も受けない。しかし魔法と同様にEXPERIENCEがある値に達することで習得するため、こちらに記す。
- SAVE
- ゲームの状態を保存する。この魔法が存在するかどうかは機種によるが、原則としてFD版は保存が可能となっている。但し、例外的にX1テープ版は保存が可能である。
- KEY
- 機種依存の魔法。SCV版ではステージクリア時に表示されるパスナンバーを入力して別のステージを最初から始める。魔法であるため使用するにはMAGICAL POWERが必要。
バージョン
開発順に複数のバージョンが存在する。オリジナルであるPC-8801版の初期出荷バージョンとしてLEVEL 1.0およびLEVEL 1.1が存在するが、その後ゲームバランス調整を中心とした改良バージョンとしてLEVEL 2.0が登場した。
LEVEL 2.0では主に十字架上のモンスター移動が不可になる重要なルール変更を中心とし、タイトル画面の改良、ゲーム中の音楽、攻撃音の変更などがある。また、ステージ数も追加された。なおLEVELはタイトル画面後のデモンストレーションにて確認することができる。PC-8801版以外の主要パソコン機種版や、後年移植されたものは改良後であるLEVEL 2.0の移植となっている。
機種にもよるが、隠れ機能としてコンストラクション機能が存在し、自分の作ったマップでのプレイが可能である(PC-8001mkIISR用で確認)。
関連項目
- ドラゴンスレイヤー
- 日本ファルコム
- スクウェア (ゲーム会社) - 移植にスクウェア(現:スクウェア・エニックス)が関与していた。
- 木屋善夫
- イースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ - このゲームとドラマCDでドラゴンスレイヤーがキーアイテムという設定になっている。
- みんな集まれ!ファルコム学園 - テレビアニメでは1期最終話(13時限目)にて、本作がネタとなった。
- その後放送された2期でもドラゴンスレイヤーIV ドラスレファミリーを扱ったエピソード(9時限目)において、本作の主人公が登場した。
外部リンク
- ドラスレシリーズ特集 - ファルコムミュージアム内の特集ページ。閉鎖。(2008年7月23日時点のアーカイブ)
- ドラゴンスレイヤークロニクル (プロジェクトEGG)
- ドラゴンスレイヤー Level 1.1 (プロジェクトEGG)
- ドラゴンスレイヤー Level 2.0 (プロジェクトEGG)