「ジェイアールバス関東小諸支店」の版間の差分
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2019年9月13日 (金) 02:04時点における版
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/d6/M448%EF%BC%8D99401.jpg/280px-M448%EF%BC%8D99401.jpg)
ジェイアールバス関東小諸支店(ジェイアールバスかんとうこもろしてん)は、長野県小諸市与良町にあるJRバス関東の営業所。
2018年(平成30年)6月1日に小諸市紺屋町から同地に移転した[1]。
所在地
小諸支店
- 長野県小諸市与良町3-1-3
長久保営業所
所属車両のナンバー
小諸支店
- 長野ナンバー
長久保営業所
- 長野ナンバー
概要
かつては観光地を多く抱える路線として「鉄道線の培養」を使命としていたが、乗客減による路線廃止により規模が縮小されてしまい、現在は地域輸送が主体になっている。1997年の北陸新幹線先行開通時には佐久平駅に乗り入れるなど、積極策も見られたが、白樺高原線の佐久平駅乗り入れはあまり効果はなかったらしく、2004年に廃止された。
また、信越本線横川駅 - 軽井沢駅が廃止になった後の代替バスの運行は、当支店が担当している。 同区間において、夏季から秋季に碓氷峠の旧道で観光名所「めがね橋」を経由する便も運行日限定で1往復運行している。2019年度からは軽井沢地区の慢性的な渋滞により同便の運行日が大幅に削減されている。
同支店が上信越自動車道の沿線にあることから、東京と金沢を結ぶグランドリーム金沢号、青春ドリーム金沢号を小諸支店で担当し、東部湯の丸サービスエリアで西日本JRバスの乗務員との交代を行っている。 高速バスはほかにも高峰高原・小諸・佐久 - 新宿線と青春ドリーム信州号も担当している。
施設・設備の老朽化と敷地が手狭になってきたことを受け、2018年6月1日に、小諸市から購入していた[2]与良町の「ふれあいプラザ小諸 ViO(ヴィオ)」跡地へ移転した[1]。隣接地に高速バス利用者駐車場も設けられ、利便性の向上が期待されている[3]。
長野県内の豊富な観光地をバスで巡る定期観光バスの運行を積極的に行なっており、2018年度には「信濃路めぐり号」、2019年度には「善光寺・戸隠と小布施号」を運行している。
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沿革
- 1945年(昭和20年)11月1日 - 岩村田自動車区を開設。
- 1956年(昭和31年)12月10日 - 小諸自動車営業所を開設し、岩村田自動車営業所と下諏訪自動車営業所長久保支所が小諸自動車営業所支所となる。
- 1958年(昭和33年)4月1日 - 岩村田支所が派出所となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道関東自動車事業部小諸自動車営業所に改称。
- 1988年(昭和63年)4月1日 - バス部門分割子会社化により、ジェイアールバス関東小諸営業所に改称。
- 1989年(平成元年) - JRバス関東の組織替えにより小諸支店に改称、長野原支店の管轄だった真田支所(→真田営業所)が当支店管轄の営業所となる。
- 1997年(平成9年)10月1日 - 碓氷線運行開始。
- 2004年(平成16年)12月18日 - 鹿沢菅平線全線・白樺高原線の佐久平駅 - 東白樺湖間・東餅屋 - 美ヶ原美術館・山本小屋間・姫木平中央 - 西白樺湖間を廃止。
- 2009年(平成21年)10月30日 - 高速バス小諸・佐久 - 新宿線運行開始。
- 2013年(平成25年)4月1日 - 高速バス小諸・佐久 - 新宿線のうち1往復を高峰温泉(冬季はアサマ2000スキー場)まで路線延長。
- 2015年(平成27年)10月1日 - 高速バス「青春ドリーム信州号」運行開始[4]。
- 2016年(平成28年)7月15日 - 高速バス「青春ドリーム信州号」を小諸駅 - 佐久平駅間で路線延伸。
- 2017年(平成29年)4月1日 - 小諸市「愛のりすみれ号」御牧ヶ原線の運行を受託。
- 2017年(平成29年)11月6日 - 移転予定地にて新支店舎の建設安全祈願祭を執行[5]。
- 2018年(平成30年)6月1日 - 小諸市紺屋町から同市与良町に移転した。同時に、高速バス「佐久・小諸線」では「御幸町」停留所を廃止し、「JRバス小諸支店前」停留所を新設[1]。
- 2019年(平成31年)4月4日 - 和田峠北線でダイヤ改正を実施、上田駅発着便を3.5往復に削減、日中は中央病院折り返し。
- 2019年(平成31年)4月5日 - 定期観光バス「善光寺・戸隠と小布施号」を運行開始[6]。
- 2019年(平成31年)4月20日 - 碓氷線の旧道経由の「めがねバス」を補完する形で横川駅 - 熊ノ平駐車場間の「碓氷旧道シャトルバス」を運行開始。特定日に5往復設定。
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現在の所管路線
高速バス
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/5d/JR-bus-Kanto-H657-12405.jpg/200px-JR-bus-Kanto-H657-12405.jpg)
- 高峰高原・小諸・佐久 - 新宿線(車両は小諸支店所属車と東京支店管理車)
- ※上下便とも上里SAで休憩。
- 路線沿革
- 2009年(平成21年)10月30日 - 開業。1日8往復。
- 2010年(平成22年)6月15日 - この日の出発便より佐久平駅に停車。土曜・休日のみ2往復増便(91 - 94号)。あわせて運賃制度を改定(片道運賃を3,000円から2,500円に値下げ、事前購入割引・ツインチケット・トリプルチケットを廃止。期間限定で事前購入割引(早売3)を設定。
- 2013年(平成25年)4月1日 - 1往復を高峰温泉(冬季はアサマ2000スキー場)まで路線延長(佐久平駅-高峰温泉・アサマ2000スキー場間は高峰高原線として運行)。
- 2016年(平成28年) 4月4日 - 新宿駅南口にバスタ新宿開業。これに伴い発着場所を移転[8]。
- 2018年(平成30年) 6月1日 - 「御幸町」停留所を廃止し、「JRバス小諸支店前」停留所を新設。
- 2018年(平成30年) 7月21日 - 週末運行便1往復を毎日運行とする。あわせて休憩場所を上下便とも寄居PAから上里SAに変更[9]。
- 2018年(平成30年) 12月1日 - 女性専用席を設定。
- 2019年(令和元年)7月16日 - 一部の上り便が中野坂上に停車開始(降車専用)。
- 金沢エクスプレス号・グランドリーム金沢号・青春ドリーム金沢号(乗務員のみ/車両は東京支店管理)
- 西日本JRバスと共同運行。運行会社、運行車両を問わず上野駅/東京ディズニーランド - 東部湯の丸SA間の運転業務を担当。
- バスタ新宿 - TDR(車両は東京支店管理)
路線バス
- 碓氷線(横川駅 - 軽井沢駅)※貸切免許
- 高峰高原線(佐久平駅 - 小諸駅 - 高峰温泉・アサマ2000スキー場)※バスタ新宿-(佐久平駅)-小諸駅間の高速バスとの直通便あり
和田峠北線(上田駅 - 大屋駅前 - 中央病院前 - 丸子町 - 長久保)(長久保営業所が担当。日中は、中央病院前 - 長久保間の運行が主体)※長和町巡回バスとの直通便あり路線車 M538-98402
乗降方式
- 前乗り・前降り
※交通系ICカードは非対応
その他
- 小諸市「愛のりすみれ号」御牧ヶ原線 ※2017年4月1日より運行受託
- めがねバス(横川駅 - 熊の平 - 軽井沢駅)※運転日限定
- 碓氷旧道シャトルバス(横川駅 - 熊ノ平駐車場)※運転
長和町巡回バス、通園バス(長久保営業所)通園バス M137-01004 - 定期観光バス「善光寺・戸隠と小布施号」
過去の路線
- きよさと号(東京駅 - 清里・八ヶ岳高原)
- つくば号(乗務員のみ:東京駅 - つくばセンター)
- 東京 - 吉川・松伏線 (乗務員のみ:東京駅 - 吉川・松伏バスターミナル)
- 金沢エクスプレス号(乗務員のみ:新宿駅 - 東部湯の丸SA)
- 鹿沢菅平線(上田駅 - 真田 - 菅平高原)
- 白樺高原線(いちご平 - 望月 - 西白樺湖 - 霧ヶ峰 - 東餅屋 - 扉峠 - 美ヶ原落合 - 山本小屋 - 美ヶ原美術館)
- 蓼科高原線(蓼科牧場 - 南平 - 蓼科温泉)
- 蓼科高原線(南平 - 東白樺湖)
- 和田峠北線(長久保 - 上和田 - 美ヶ原落合)
- 御牧ヶ原線(小諸駅 - いちご平)
- 小諸市コミュニティーバス(小諸すみれ号) ※2016年3月31日をもって運行終了[10]。
- ドリーム信州号(佐久平駅・上田駅・長野駅 - 京都駅・大阪駅)※青春ドリーム信州号の多客期の臨時便として運行
車両
観光路線ということで、トップドア車が多い。かつては東日本では珍しい西工車体の日産ディーゼル・スペースランナー(RG80G)が導入されているが、現在は全て廃車になっている。1999年に西武バスから、2002年には東京都交通局から中古車を導入していたが、現在は廃車となっている。
碓氷線は貸切免許による運行となっている。座席数が多い長尺車が使用されているが、貸切免許のため交通バリアフリー法の適用外となり、通常のツーステップ車、ハイデッカー車が導入されている。
高速車は青春ドリーム信州号、高峰高原・小諸・佐久-新宿線用に40席仕様の2010年導入セレガ2台、2016年導入セレガが2台の7台が配置されている。貸切車はハイデッカー車が6台所属し、観光地の営業所らしく台数が多く、定期観光バスや碓氷線、高峰高原・小諸・佐久-新宿線にも使用する。
-
国鉄時代からトップドア車が多かった 538-2973
-
碓氷線専用のトップドア車 M537-00404
-
同 M538-04406
特記事項
- JRバス関東の営業所で唯一、エリア内に高速バス路線がなかった。このため、東京支店への乗務員派遣という形態で高速バスに関わっていた。現在は小諸・佐久 - 新宿線、青春ドリーム金沢号、グランドリーム金沢号などの運行に携わっている。
脚注
- ^ a b c 【お知らせ】6月1日、小諸支店が移転します|ジェーアールバス関東 平成30年6月2日閲覧
- ^ ◆小諸市がヴィオ跡地をJRバス関東に売却!<小諸市議か3月定例会・開会>2017 長野県 小諸市 | 東信ジャーナル[Blog版] 平成30年6月2日閲覧
- ^ ジェーアールバス関東:小諸新支店完工 来月営業を開始 /長野-毎日新聞 平成30年6月2日閲覧
- ^ a b 「大阪・京都-長野」線の運行開始!(西日本ジェイアールバス 2015年9月9日)2015年10月12日閲覧。
- ^ 『JRバス関東小諸支店新事務所着工式・安全祈願祭(17.11.6)』- コミュニティテレビこもろ オフィシャルサイト 平成30年6月2日閲覧
- ^ 定期観光バス「善光寺・戸隠と小布施号」運行開始
- ^ “佐久平・長野~京都・大阪線 青春ドリーム信州号【小諸駅】へ延伸”. ジェイアールバス関東 (2016年6月14日). 2019年7月21日閲覧。
- ^ 『新宿駅「バスのりば(代々木)」「バスおりば(新宿駅東口)」移転のお知らせ』2016年4月6日閲覧
- ^ “【新宿~佐久・小諸線】早売運賃の導入及び休憩箇所の変更について”. ジェイアールバス関東 (2016年6月14日). 2019年7月21日閲覧。
- ^ 平成28年4月1日から朝夕の定時定路線の路線及び時刻表が変更になります(小諸市)
参考文献
- バスラマ・インターナショナル48号「ユーザー訪問:ジェイアールバス関東」
- バスジャパン・ハンドブック「18 ジェイアールバス関東」
- バスジャパン・ニューハンドブック「37 ジェイアールバス関東」