「観音寺エクスプレス」の版間の差分
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2019年9月13日 (金) 02:16時点における版
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![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/37/JR-Shikoku-Bus-644-5913.jpg/280px-JR-Shikoku-Bus-644-5913.jpg)
大阪 - 丸亀・観音寺線(おおさか - まるがめ・かんおんじせん)は、大阪市・神戸市と香川県坂出市・善通寺市と丸亀市あるいは三豊市・観音寺市を結ぶ昼行高速バスである。
全便座席指定制のため、乗車には予約が必要。
ここでは、かつて運行していた神戸発着便の神戸 - 丸亀線についても述べる。
便名コードは、大阪発着のJRバス便(観音寺エクスプレス)が540xx、四国高速バス便(さぬきエクスプレス大阪)が5406x。なお、運行を休止した神戸発着便は555xx(神戸経由の大阪発着便で高速舞子・三宮バスターミナルを利用する場合は550xxとなった)であった。
概要
ジェイアール四国バスが運行する観音寺駅発着の系統では観音寺エクスプレス(かんおんじえくすぷれす)の愛称を持ち、同社と西日本ジェイアールバスが運行する高松発着便(高松エクスプレス大阪号・神戸号)と愛称が区別されている。
四国高速バスが運行する丸亀駅発着の系統ではさぬきエクスプレス大阪(さぬきエクスプレスおおさか)・さぬきエクスプレス神戸(さぬきエクスプレスこうべ)の愛称をもつ。なお、かつて運行していた阪急バスではさぬきエクスプレス号(さぬきエクスプレスごう)を、神姫バスではハーバーライナー(はーばーらいなー)とそれぞれ愛称が分かれており、こちらは高松発着便と共通の愛称であった。
2017年6月30日までは各系統とも区間で共同運行を行っており、乗車券は共通利用できた。
西讃地区と京阪神を結ぶバスは、大阪 - 高松線および神戸 - 高松線を延長する形で、2001年から2002年にかけて丸亀駅までの運行を始めた。しかし、高松中央ICから高松市内を経由してから西讃へ向かうため、時間のロスが大きかった。そこで高松市内を通過して、阪神地区と西讃地区を直結する路線として開設された。開設にあたり、ジェイアール四国バスは坂出インターチェンジ付近に、四国高速バスは善通寺インターチェンジ付近に、それぞれパークアンドバスライドが可能な駐車場を持つバスターミナルを開設した。さらに、貸切バス専業の営業所として機能していたJR四国バス観音寺営業所は、本便の運行開始後、高速バスの車庫としても活用されることとなった。一方で、西讃地区のパークアンドバスライド拠点兼車庫・営業所として機能していた四国高速バス所有の丸亀バスターミナルは、バスターミナルとしての運用を終了した。
2009年10月1日、ダイヤ改正が行われ、高松市内を経由する便は廃止され、すべてが直行便となった。その一方で、「観音寺エクスプレス大阪号」の一部を三宮バスターミナル経由とした。四国新聞は、「いわゆる1000円高速(道路)などによる業績不振」による「減便」と報じた[1]。
2010年7月1日、再びダイヤ改正が行われ、「観音寺エクスプレス大阪号」と「観音寺エクスプレス神戸号」が統合され、全ての便が大阪発着・三宮バスターミナル経由の「観音寺エクスプレス」となった。乗車機会は1日5往復に増えたが、実質は2往復分(ジェイアール四国バス担当と西日本ジェイアールバス担当の各1往復)が減便となっている。観音寺駅周辺の運行ルートが変更され、停留所にゆめタウン三豊が加わった。一方、丸亀駅発着の「さぬきエクスプレス大阪」と「さぬきエクスプレス神戸」/「ハーバーライナー」は再び坂出駅を経由するようになり、「ハーバーライナー」(神姫バス担当)と「さぬきエクスプレス大阪」(四国高速バス担当)がそれぞれ1往復増便となった。「さぬきエクスプレス大阪」(丸亀発着便)はUSJもしくは三宮バスターミナルに停車する便を除き、山陽自動車道・瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋)を経由するルートに変更された。
2011年6月1日、「観音寺エクスプレス」において、JR大阪駅のリニューアル工事完了にともない、発着場所が桜橋口から大阪駅JR高速バスターミナル(北口)に変更される。また西日本ジェイアールバスが「観音寺エクスプレス」の運行から撤退し(発券・運行支援業務は継続)、ジェイアール四国バスの単独運行となった。
2012年4月1日、大阪・神戸 - 丸亀線において阪急バスと神姫バスが運行から撤退(発券・運行支援業務は継続。ただし阪急バス・神姫バスの窓口で予約・発券する場合は制限がある《後述》)。四国高速バスの単独運行となり、名称も「さぬきエクスプレス大阪」に統一される。こちらも全ての便が大阪発着・三宮バスターミナル経由になり、神戸淡路鳴門自動車道(明石海峡大橋)を経由するルートに変更されている。
2017年6月30日、「観音寺エクスプレス」と「さぬきエクスプレス大阪」の共同運行を終了した。
運行会社
- 観音寺エクスプレス号:ジェイアール四国バス(観音寺営業所)※3列シート便には基本的に松山支店の車両(愛媛ナンバー)が使われる。
- さぬきエクスプレス大阪号:四国高速バス
運行回数
- 観音寺エクスプレス(大阪・神戸 - 観音寺):1日7往復
- さぬきエクスプレス大阪(大阪・神戸 - 丸亀):1日7往復
運行経路および停車停留所
- 大阪府・兵庫県内の区間のみ、香川県内の区間のみの利用は不可。
- ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は観音寺エクスプレス号の1往復と、さぬきエクスプレス大阪号(丸亀駅発着便)の2往復のみ停車。
- 室津PAなどで途中休憩あり。
- カッコ内の数字は駅コード。
- 高松自動車道の暫定2車線区間が保守工事のため夜間通行止めとなる場合は、山陽自動車道・瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋)経由で運行し、高速舞子は通過する。
- 観音寺エクスプレス
(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン (USJ) (22) ※) - 大阪駅JR高速バスターミナル※ (21) - 湊町バスターミナル (OCAT・JRなんば駅)※ (19) - 三宮バスターミナル (17) - 高速舞子 (15) - 坂出インターバスターミナル (30) - 善通寺本郷通り - 三豊市役所 - ゆめタウン三豊 (33) - 観音寺駅 (32)
※大阪市内では、上下便とも(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ))→大阪駅JR高速バスターミナル→湊町バスターミナル (OCAT) の順に停車。
- さぬきエクスプレス大阪(丸亀駅発着便)
湊町バスターミナル (OCAT・JRなんば駅) (19) - 阪急三番街高速バスターミナル (20) -(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン (USJ) (22))- 三宮バスターミナル (17) - 高速舞子 (15) - 高速丸亀 - 善通寺インターバスターミナル (31) - 丸亀競技場東 - 丸亀駅 (01)
歴史
- 2009年(平成21年)
- 2010年(平成22年)7月1日 - JR担当の全便が大阪発着・神戸立ち寄りに変更され、「観音寺エクスプレス」に改称。一部便のみ「高速舞子」停留所での客扱いを開始。四国高速・阪急・神姫便は坂出駅(中国銀行前)に停車。
- 2011年(平成23年)6月1日 - 「観音寺エクスプレス」のJR大阪駅の発着場所を桜橋口から大阪駅JR高速バスターミナルに変更。西日本JRバスが撤退(神戸・大阪側の予約・発券・運行支援業務は継続)し、JR四国バスの単独運行となる。あわせて1往復増便、6往復中2往復に独立3列シート車を導入。
- 2012年(平成24年)4月1日 - 「さぬきエクスプレス・ハーバーライナー」(丸亀系統)から阪急バスと神姫バスが撤退(それぞれ大阪側、神戸側の予約・発券・運行支援業務は継続)し、四国高速バスの単独運行となる。全便大阪発着・神戸立ち寄りとなり、瀬戸大橋経由便および坂出駅(中国銀行前)停留所を廃止。8往復(大阪発着6+神戸発着2)から7往復へ事実上の減便。「観音寺エクスプレス」はみどりの窓口での発券を終了。こちらは7往復に増便。
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)
- 2016年 (平成28年)
- 2017年
- 6月30日 - この日で「観音寺エクスプレス」と「さぬきエクスプレス大阪」(丸亀系統)の共同運行を終了。
車内設備
- ハイデッカー車(続行便の一部車両はスーパーハイデッカー車)
- 4列リクライニングシート(ジェイアール四国バス『観音寺エクスプレス』の大半の便)
- 3列独立リクライニングシート(四国高速バス『さぬきエクスプレス大阪』(丸亀系統)の多くの便とJR四国バス『観音寺エクスプレス』の1往復。四国高速バスの一部は3.4列混合シート。4列シートには補助席がある区画の座席を除いて座席間のアームレストを設置)
- 無料Wi-Fiスポット
- トイレ
- フットレスト
- FM文字多重放送ディスプレイ(一部車両)
- 一部車両に座席コンセントあり。
特記事項
阪急バスでは阪急三番街BT・湊町BT、神姫バスでは三宮BT・高速舞子BSが乗車・降車となる乗車券のみ取り扱う。
関連項目
脚注
- ^ 高松経由廃止へ/観音寺・丸亀発着の高速バス四国新聞(2009年9月29日)
外部リンク
- JRバス(観音寺エクスプレス)
- 阪急バス 高松・坂出・善通寺・丸亀・観音寺行
- 神姫バス 神戸(三ノ宮)- 高松線
- 四国高速バス 大阪線:さぬきエクスプレス大阪
- 四国高速バス 神戸線:さぬきエクスプレス神戸
- OCAT(大阪シティエアターミナル)