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* [[インディゴの夜]](2010年2月15日-2月19日、東海テレビ) - 彫比佐 役
* [[インディゴの夜]](2010年2月15日-2月19日、東海テレビ) - 彫比佐 役
* [[女帝薫子#テレビドラマ|女帝 薫子]](2010年5月-、テレビ朝日)- 上川龍三 役
* [[女帝薫子#テレビドラマ|女帝 薫子]](2010年5月-、テレビ朝日)- 上川龍三 役
* [[ナサケの女 〜国税局査察官〜]] 第2話(2010年、テレビ朝日) - 元能見興産社長 役
* [[ナサケの女〜国税局査察官〜]] 第2話(2010年、テレビ朝日) - 元能見興産社長 役
* [[ハンチョウ〜神南署安積班〜#シリーズ4|ハンチョウ〜神南署安積班〜シリーズ4 〜正義の代償〜]] 第7話(2011年5月23日、TBS) - 渡部六朗 役
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* [[金魚倶楽部]](2011年7月 - 10月、NHK) - 水木陽三 役
* [[金魚倶楽部]](2011年7月 - 10月、NHK) - 水木陽三 役

2019年10月4日 (金) 08:41時点における版


まろ あかじ
麿 赤兒
本名 大森 宏
生年月日 (1943-02-23) 1943年2月23日(81歳)
出生地 日本の旗 日本石川県金沢市
身長 170 cm
職業 俳優舞踏家演出家
ジャンル 映画テレビドラマ舞台
活動期間 1964年 -
活動内容 1964年 - 1970年状況劇場に在籍
1972年大駱駝艦結成
配偶者 あり
著名な家族 長男:大森立嗣
次男:大森南朋
所属劇団 大駱駝艦
事務所 キャメルアーツ
公式サイト 大駱駝艦
 
受賞
文化庁長官賞(2006年)
舞踊評論家協会賞(2008年)
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麿 赤兒(まろ あかじ、1943年2月23日 - )は、日本俳優舞踏家演出家。本名は大森 宏[1]暗黒舞踏集団・大駱駝艦主宰。所属事務所は同傘下の芸能事務所・キャメルアーツ。長男は映画監督の大森立嗣、次男は俳優の大森南朋

来歴・人物

石川県金沢市生まれ[1][2]。1歳の時、父親が太平洋戦争で戦死。また母親が精神を病んだため小学5年生の時に奈良県三輪山麓に住むおじ夫婦に預けられる。奈良県立畝傍高等学校卒業、早稲田大学文学部哲学科中退。山本安英に共感して劇団『ぶどうの会』に参加するが、劇団上部の政治的な議論に嫌気がさして劇団を離れる[3]。その後舞踏家の土方巽に師事した[1]

1964年(昭和39年)6月、唐十郎の劇団・状況劇場に参加し、唐が提唱する「特権的肉体論」を体現する役者として活動した[4]1970年(昭和45年)、劇団を退団[3][5]1972年(昭和47年)には独自で舞踏集団・大駱駝艦を旗揚げ、主宰する[3][6]。海外公演も積極的に行い、舞踏を「BUTOH」として広めている。

1974年(昭和49年)、1987年(昭和62年)、1996年(平成8年)、1999年(平成11年)、2008年(平成20年)に舞踊評論家協会賞を、2006年(平成18年)に文化庁長官表彰を受賞、2018年(平成30年)に第1回種田山頭火賞を受賞[7]。2006年に日本アウトドアジャーナリスト協会顧問[8]、安藤百福記念 自然体験活動指導者養成センター客員教授[9]も務める。

舞台や舞踏での活躍のほか、映画やテレビドラマにも多数出演している。状況劇団時代から映画に出演しており、大和屋竺監督の『毛の生えた拳銃』では、僚友の大久保鷹とともに出演して殺し屋を演じ[2]若松孝二監督の『金瓶梅』では花和尚魯智深役で助演。中平康監督の『闇の中の魑魅魍魎』では主役の絵師金蔵を演じた。以後も脇役で活躍し、鈴木清順監督の「大正浪漫三部作」(『ツィゴイネルワイゼン』『陽炎座』『夢二』)には全作に出演しており、クエンティン・タランティーノ監督の『キル・ビル Vol.1』ではやくざの親分役で出演した。ほか、阪本順治監督の『どついたるねん』、新藤兼人監督の『午後の遺言状』、北野武監督の『菊次郎とさき』などに出演。長男の立嗣が監督を務めている『まほろ駅前多田便利軒』シリーズにも常連出演しており、次男の南朋と親子共演している。

出演

テレビドラマ

映画

舞台

インターネットドラマ

バラエティ

CM

書籍

  • ハイパーアングルポーズ集SP 怪人(創美社、2011年8月)
  • 怪男児 麿赤兒がゆく 憂き世 戯れて候ふ(朝日新聞出版、2011年10月)
    • 完本 麿赤兒自伝 憂き世 戯れて候ふ(中公文庫、2017年8月)
    巻末に息子・大森立嗣、大森南朋との鼎談を収録

脚注

  1. ^ a b c 麿赤兒KINENOTE”. 2013年8月22日閲覧。
  2. ^ a b 『日本映画俳優全集・男優篇』、キネマ旬報社、1979年、p.546
  3. ^ a b c 鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談|がんサポート 騒乱の60年代を疾風のように駆け抜けた世界的舞踏家が胃がんになって考えたこと
  4. ^ 麿赤児コトバンク、2015年3月2日閲覧
  5. ^ OB・OGインタビュー 麿赤兒さん”. 早稲田ウィークリー (2004年5月15日). 2012年11月11日閲覧。
  6. ^ 大駱駝艦がであうブラジル、世界がであう舞踏”. をちこちMagazine (2011年3月1日). 2012年11月11日閲覧。
  7. ^ 第一回種田山頭火賞受賞 麿赤兒さんより喜びの声!春陽堂書店
  8. ^ 事務局”. 日本アウトドアジャーナリスト協会 (2010年11月29日). 2012年11月11日閲覧。
  9. ^ 第1回 市民公開講座”. 安藤百福記念 自然体験活動指導者養成センター. 2012年11月11日閲覧。
  10. ^ a b “「猫忍」映画&ドラマ版、佐藤江梨子や柄本明ら8名の追加キャストが発表”. 映画ナタリー. (2016年12月8日). http://natalie.mu/eiga/news/212403 2016年12月8日閲覧。 
  11. ^ “渡部篤郎、深キョンと9年ぶり共演で初の親子役 曲者ぞろいの“泥棒一家”が解禁”. ORICON NEWS (oricon ME). (2019年6月1日). https://www.oricon.co.jp/news/2136643/full/ 2019年6月1日閲覧。 
  12. ^ “司馬遼太郎「関ヶ原」映画化追加キャスト発表 東出昌大ら豪華俳優陣がずらり”. 映画.com. (2017年1月18日). http://eiga.com/news/20170118/10/ 2017年1月18日閲覧。 
  13. ^ 2000年の大河ドラマ葵 徳川三代』でも島津義弘を演じた。
  14. ^ “「エレクトラ」で白石加代子と高畑充希が母娘に!父は麿赤兒、弟に村上虹郎”. ステージナタリー. (2016年6月24日). http://natalie.mu/stage/news/191981 2016年6月24日閲覧。 

関連項目

外部リンク