「小机駅」の版間の差分
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|ローマ字 = Kozukue |
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2020年2月14日 (金) 23:44時点における版
小机駅 | |
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南口(2005年11月) | |
こづくえ Kozukue (日産スタジアム最寄駅*) | |
◄JH 16 新横浜 (1.7 km) (3.1 km) 鴨居 JH 18► | |
所在地 | 横浜市港北区小机町2534 |
駅番号 | □JH 17 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■横浜線 |
キロ程 | 7.8 km(東神奈川起点) |
電報略号 | コエ←コヱ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
10,388人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1908年(明治41年)9月23日 |
備考 |
直営駅(管理駅) 横浜市内駅 |
*かつては「日産スタジアム下車駅」。 |
小机駅(こづくええき)は、神奈川県横浜市港北区小机町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)横浜線の駅である。横浜国際総合競技場の最寄駅である[注釈 1]。駅番号はJH 17[1]。
東神奈川駅発着系統と、横浜駅経由で根岸線に直通する列車が停車する。
当駅周辺地区は、横浜市における都心(ツインコア)の一つである「新横浜都心」に指定されている[2][3]。
歴史
開業当初、当駅の周辺には田畑が広がるのみで、人家はわずか2・3戸しかなかったという。しかしながら大正時代の末期にようやく当駅附近の開発が始まり、やがて当駅の周辺に家々が立ち並ぶようになった。これによりそれまでは小机城の麓、堀崎にあった小机の中心部も、当駅の近くに移ってきた。
年表
- 1908年(明治41年)9月23日:横濱鐵道(東神奈川駅 - 八王子駅)の開通時に開業。
- 1910年(明治43年)4月1日:鉄道院が借り上げ、八濱線となる。
- 1917年(大正6年)10月1日:国有化され、鉄道院横濱線の駅となる。
- 1923年(大正12年)9月1日:関東大震災で駅舎が倒壊する。
- 1949年(昭和24年):日本国有鉄道発足。国鉄横浜線の駅となる。
- 1968年(昭和43年)2月4日:新横浜 - 当駅間複線化。
- 1972年(昭和47年)3月5日:貨物取扱が廃止。
- 1978年(昭和53年)10月2日:当駅 - 中山間複線化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 1998年(平成10年)10月:橋上駅舎が完成。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。
- 2008年(平成20年)9月23日:横浜線開業100周年記念イベント開催。車両展示などが行われた。
- 2014年(平成26年)2月2日:横浜線新型車両E233系6000番台導入にさきがけ車両展示会が開催された。
- 2016年(平成28年)1月23日:発車メロディを横浜F・マリノスサポーターズソング「We are F・Marinos」に変更[4]。各番線で異なるアレンジが使われる[5]。
- 2019年(平成31年)1月31日:この日をもってみどりの窓口が営業終了[6]。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地上駅。
ホームの上空から南口にかけて橋上駅舎が設けられている。かつては木造平屋建ての駅舎を使用していた。これは1923年(大正12年)9月1日の関東大震災で倒壊した駅舎の代わりとして1925年(大正14年)2月19日に建てられたもので、1番線のある単式ホームの脇、南口に当たる場所に設けられていた。当時単式ホームから島式ホームへは、ホームの東神奈川方にある1本の跨線橋で結ばれていた。また、駅の北から当駅の構内に行くには、駅から離れた踏切を渡らねばならなかった。跨線橋にエスカレータなどはなく階段のみであったが、駅の南側と単式ホームの間には段差がなかった。1998年(平成10年)10月から橋上駅舎の使用が開始されたため、この木造駅舎は撤去された。また、跨線橋も現存しない。
南側から見ると、南口、1番線(単式ホーム)、2番・3番線(島式ホーム)、北口の順に並んでおり、北口は駅舎から跨線橋が延びている構造である。
かつては貨物列車の取扱駅だったこともあり、現在でも貨物側線などが現役のまま残されている。3番線と北口の間に存在する側線(電留線1・2)と引上線は、営業運転に使用される電車の留置(夜間停泊)などに使用するほか、母屋(1番線)側八王子寄りに残る旧貨物ホーム付近は保線車両の留置に使われることがある。
直営駅(駅長配置)であり、管理駅として新横浜駅(在来線のみ、新幹線はJR東海の管轄)を管理している。JRの特定都区市内制度における「横浜市内」の駅である。
のりば
南口側を1番線として、以下の通りである。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 横浜線 | 下り | 町田・橋本・八王子方面 | 当駅始発は2番線 |
2・3 | 上り | 新横浜・東神奈川・大船方面 | 東神奈川駅から 京浜東北・根岸線へ直通 2番線は原則として臨時の当駅始発列車のみ |
(出典:JR東日本:駅構内図)
なお、上り列車は昼間時は桜木町駅までの運転である。
2番線は上りの東神奈川方面で案内されているが、八王子方面への発車も可能である。実際のダイヤでは下り八王子方面の始発が運行され、案内されている上りは臨時のみで通常ダイヤでは使用されていない。臨時列車は横浜国際総合競技場でのFIFA(国際サッカー連盟)主催サッカー国際試合やコンサートといった大催事等に東神奈川方面の始発として使用されるぐらいである。この他通過待ちなどの待避線としても使用できるが現在は使用されておらず、回送の引上線・電留線への出入庫に使用するほか、時折団体列車の時間調整などに使用される。
駅構内
- 売店等
- 各ホームの階段部から見て東神奈川よりにエレベーターが設置されている。
- 駅舎からホームへは2本ずつ通路が延びておりうち1本ずつが階段、もう1本ずつがエスカレータである。
- 単式ホームと島式ホーム外れて(進行方向手前側に)設置されているため、階段・エスカレータの向きもそれに応じている。
- 改札外は南口・北口ともにエレベーターがある。
- ホーム上には、待合室が設置され1番線ホームは、東神奈川寄り階段付近、2・3番線ホームは、八王子寄りエスカレーター付近にそれぞれ冷暖房・列車接近および発車放送が設置されている。
利用状況
2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員は10,388人である。横浜線内では片倉駅に次いで2番目に少ない(20駅中19位)。
近年の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1991年(平成 | 3年)8,205 | |
1992年(平成 | 4年)8,127 | |
1993年(平成 | 5年)7,772 | |
1994年(平成 | 6年)7,897 | |
1995年(平成 | 7年)8,051 | [統計 2] |
1996年(平成 | 8年)8,137 | |
1997年(平成 | 9年)8,243 | |
1998年(平成10年) | [備考 1]8,554 | [* 1] |
1999年(平成11年) | 8,605 | [* 2] |
2000年(平成12年) | [JR 1]8,537 | [* 2] |
2001年(平成13年) | [JR 2]8,733 | [* 3] |
2002年(平成14年) | [JR 3]8,867 | [* 4] |
2003年(平成15年) | [JR 4]9,232 | [* 5] |
2004年(平成16年) | [JR 5]9,198 | [* 6] |
2005年(平成17年) | [JR 6]9,451 | [* 7] |
2006年(平成18年) | [JR 7]9,499 | [* 8] |
2007年(平成19年) | [JR 8]10,069 | [* 9] |
2008年(平成20年) | [JR 9]10,199 | [* 10] |
2009年(平成21年) | [JR 10]9,661 | [* 11] |
2010年(平成22年) | [JR 11]9,764 | [* 12] |
2011年(平成23年) | [JR 12]9,592 | [* 13] |
2012年(平成24年) | [JR 13]9,715 | [* 14] |
2013年(平成25年) | [JR 14]10,253 | [* 15] |
2014年(平成26年) | [JR 15]9,850 | [* 16] |
2015年(平成27年) | [JR 16]10,336 | [* 17] |
2016年(平成28年) | [JR 17]10,452 | [* 18] |
2017年(平成29年) | [JR 18]10,087 | [* 19] |
2018年(平成30年) | [JR 19]10,388 |
備考
- ^ 同年3月、横浜国際総合競技場が開場
駅周辺
駅の西側にある城山トンネルの上に、この辺りを治めていた小机城の跡があり、「小机城址市民の森」として整備されている。
横浜国際総合競技場へ続く北口は住宅街であり、商業施設は皆無である。南口の横浜上麻生道路には昔ながらの商店街とコンビニエンスストアが存在する。飲食施設は少ない。
バス路線
1・2番乗り場は横浜上麻生線上に、B乗り場は駅前ロータリー内にあり、以下の路線バスが運行されている。なお、市営バス・東急バス・相鉄バス全てで公式サイト上の乗り場番号が異なっているが、ここでは市営バスに合わせる[7][8][9]。
乗り場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行社局 |
---|---|---|---|---|
1[注釈 3] | 39 | 六角橋・東神奈川駅西口 | 横浜駅西口 | ■市営 |
市03
浜1 |
新横浜駅 | ■東急
■相鉄 | ||
2[注釈 4] | 39 | 東本郷町・鴨居駅前 | 緑車庫 中山駅 |
■市営 |
深夜 | 中山駅 | |||
市03 | 梅田橋・佐江戸・川和町 | 市が尾駅 |
■東急 | |
貝の坂 | ||||
B[注釈 5] | 浜1 | 西菅田団地・三ツ沢総合グランド入口 | 横浜駅西口 | ■相鉄 |
その他
歴史の項に記述された通り、1968年の新横浜駅 - 当駅間の複線化により、当駅を境に単線区間(原町田方面)と複線区間(東神奈川方面)に分かれ、運転可能な列車の本数が異なっていたことから、当駅 - 東神奈川駅・根岸線間のみ運転の区間列車が多数設定されていた。10年後の当駅 - 中山間複線化により当駅発着列車は大きく減少し、分割民営化までに当駅止まりの定期列車はなくなったものの(前述の通り当駅始発や臨時列車は存在する)、その名残で横浜線および京浜東北線で走行した103系・205系・209系・E233系電車の行先方向幕には、「小机」および「快速小机」が登録されている。
隣の鴨居駅との間の距離は約3.1kmで、1997年4月に八王子みなみ野駅が開業してからは、横浜線の中で最も長い区間となった。
隣の駅
脚注
記事本文
注釈
出典
- ^ 首都圏エリアへ 「駅ナンバリング」を導入します(PDF) 東日本旅客鉄道株式会社
- ^ 横浜市都市計画マスタープラン(全体構想) (PDF) 平成25年3月発行。編集・発行、横浜市都市整備局企画部企画課。
- ^ 新横浜都市整備基本構想パンフレット(1999年) (PDF) 平成11年6月発行。横浜市都市計画局都市企画部企画調査課。
- ^ “JR横浜線小机駅 発車メロをマリノス応援曲に変更”. 交通新聞 (交通新聞社). (2016年1月27日)
- ^ 発車メロディを「We are F・Marinos」に変更!JR横浜線 小机駅が 横浜F・マリノス一色に! - 横浜F・マリノス公式ホームページ、2016年1月14日
- ^ “駅の情報(小机駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2019年1月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月4日閲覧。
- ^ http://navi.hamabus.city.yokohama.lg.jp/koutuu/pc/diagram/BusAboardMap?stCode=00090340
- ^ https://transfer.navitime.biz/sotetsu/pc/diagram/BusAboardMap?stCode=00140480&date=2019-04-19
- ^ https://transfer.navitime.biz/tokyubus/pc/diagram/BusAboardMap?stCode=00240998
利用状況
- ^ 横浜市統計書 - 横浜市
- ^ 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 (PDF) - 18ページ
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- 神奈川県県勢要覧
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成12年度) - 221ページ
- ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成13年度) (PDF) - 223ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成14年度) (PDF) - 221ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成15年度) (PDF) - 221ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成16年度) (PDF) - 221ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成17年度) (PDF) - 223ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成18年度) (PDF) - 223ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成19年度) (PDF) - 225ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成20年度) (PDF) - 229ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成21年度) (PDF) - 239ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成22年度) (PDF) - 237ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成23年度) (PDF) - 237ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成24年度) (PDF) - 233ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成25年度) (PDF) - 235ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成26年度) (PDF) - 237ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成27年度) (PDF) - 237ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成28年度) (PDF) - 245ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成29年度) (PDF) - 237ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成30年度) (PDF) - 221ページ
参考文献
- 港北区郷土史編纂刊行委員会『港北区史』、港北区、1986年