「本庄早稲田駅」の版間の差分
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|画像説明= 北口(2006年11月18日) |
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|よみがな= ほんじょうわせだ |
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2020年2月15日 (土) 00:40時点における版
本庄早稲田駅 | |
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北口(2006年11月18日) | |
ほんじょうわせだ Honjōwaseda | |
◄熊谷 (21.3 km) (19.0 km) 高崎► | |
所在地 | 埼玉県本庄市早稲田の杜一丁目1-1(旧所在地:埼玉県本庄市北堀字山ノ根2070) |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 |
■上越新幹線 (北陸新幹線) |
キロ程 |
55.7km(大宮起点) 東京から86.0 km |
電報略号 | ホワ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
2,278人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 2004年(平成16年)3月13日 |
備考 |
直営駅 みどりの窓口 有 |
本庄早稲田駅(ほんじょうわせだえき)は、埼玉県本庄市早稲田の杜一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)上越新幹線の駅である。
当駅に乗り入れる路線は線路名称上は上越新幹線のみであるが、高崎駅を起点とする北陸新幹線の列車も乗り入れている。
歴史
- 1998年(平成10年):駅新設について、東日本旅客鉄道と埼玉県および本庄市と覚書を締結[1]。
- 2004年(平成16年)
- 2005年(平成17年)12月10日:上越新幹線「たにがわ」号の全定期列車が停車開始。
- 2008年(平成20年)3月15日:モバイルSuica特急券のサービス開始。
- 2018年(平成30年)4月1日:タッチでGo!新幹線によりSuicaで新幹線の普通車自由席を利用できるようになる[2]。
駅名の由来
「本庄早稲田」の駅名は、公募で第1位となったものである。2位は「本庄児玉」、3位は「こだま」だった[要出典]。
なお、本駅の構想段階では「新本庄」が予定されていた。しかし、駅名に東西南北の付く「浦和」の文字が含まれる各駅での案内上の混乱の反省から、「新」や「東・西・南・北」などの駅名は好ましくない意向が、東日本旅客鉄道(JR東日本)より事前に伝えられていたため、公募条件の上でこれらは初めから不可となった。そのため当駅の設置以後に新設されたJR東日本の駅でも、西大宮駅のような例外はあるものの、原則としてこのルールに従い、駅名が付けられている。
駅名の中の「早稲田」は、1970年(昭和45年)に本庄市の大久保山に早稲田大学のセミナーハウスが設置されて以来、主に周辺地区でその一帯を「早稲田の山」、もしくは「早稲田の杜(もり)」と呼んでいたことに基づくと、本庄市が事務局を務めた駅名公募委員会では説明している。
また、駅名由来の一説として、近くに早稲田大学本庄キャンパスがあることや、地元請願駅のため建設費確保に埼玉県・本庄市及び周辺自治体からの公費と並んで企業・各種団体・住民からの寄付が集められており、その中でも早稲田大学の寄付額が大きな割合を占めたことからその貢献に報いる意味で持たせたというものがある。土地取得費を除く建設費の総額約115億3千万円のうち、約14億3千万円が寄付金で、そのうち7億円は学校法人早稲田大学の寄付である。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する高架駅。ホームは副本線のみに設けられており、本線は通過線となっている。
- ホーム長/16両対応の410m
- ホーム幅/5m(階段拡幅部約6.5m)
- 設備/階段2カ所、エレベーター2基、エスカレーター4基、自動改札口4通路1ヶ所、他に簡易Suica改札機設置。
- 駅舎/面積1,370m2(高架下)
- 自動体外式除細動器 (AED) 設置。
- ベビー休憩室設置。
上下線とも、元から存在したコンクリート高架橋の側壁をほとんどそのまま残した上で、外側に副本線を敷設し、さらに外側にホームが設けられている。この構内構造の採用により本駅建設の工期と予算の削減、工事に伴う本線の支障を最低限にとどめることが可能となった。また、丘の斜面に駅が建設されたため、ホームの熊谷寄りは、高架構造ではなく掘割構造となっている。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 上越新幹線 | 下り | 高崎・新潟方面 |
北陸新幹線 | 長野・富山・金沢方面 | ||
2 | 上越・北陸新幹線 | 上り | 大宮・東京方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 現行ダイヤ(2015年3月14日改正現在)では、上越新幹線の列車が朝夕時間帯中心、北陸新幹線「あさま」号は日中時間帯を中心に当駅を発着する。このため日中時間帯に当駅から上毛高原・越後湯沢・新潟方面を行き来する場合や、朝夕時間帯に安中榛名・長野・金沢方面を行き来する場合、高崎駅もしくは長野駅などでの乗り換えが最低でも1回以上必要となる。ただし、2019年10月25日-11月30日限定で、台風19号により長野新幹線車両センターが水没被害にあい、北陸新幹線の車両不足が生じた影響による暫定ダイヤにて、金沢駅発着のはくたか上下1本ずつが、当駅に停車する[3]。
それまでは上越新幹線が1時間におよそ1本発着し、北陸新幹線の列車は上り2本・下り1本のみの停車だった。
店舗
- コンビニエンスストア(NewDays)が存在する(途中休憩時間あり)。
- かつて待合室内に立ち食いそば店が営業していたが閉店し、カフェがオープンしている(営業は平日の12時から18時15分)。
利用状況
2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員は2,278人である。当駅から東京方面への通勤客の他にも、当駅への通学客や東京方面からの出張客も多い。
JR東日本および埼玉県統計年鑑によると、近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
2004年(平成16年) | [JR 1]1,671 | [* 1] |
2005年(平成17年) | [JR 2]1,924 | [* 2] |
2006年(平成18年) | [JR 3]2,074 | [* 3] |
2007年(平成19年) | [JR 4]2,215 | [* 4] |
2008年(平成20年) | [JR 5]2,181 | [* 5] |
2009年(平成21年) | [JR 6]2,033 | [* 6] |
2010年(平成22年) | [JR 7]2,010 | [* 7] |
2011年(平成23年) | [JR 8]1,953 | [* 8] |
2012年(平成24年) | [JR 9]2,061 | [* 9] |
2013年(平成25年) | [JR 10]2,152 | [* 10] |
2014年(平成26年) | [JR 11]2,113 | [* 11] |
2015年(平成27年) | [JR 12]2,144 | [* 12] |
2016年(平成28年) | [JR 13]2,170 | [* 13] |
2017年(平成29年) | [JR 14]2,218 | [* 14] |
2018年(平成30年) | [JR 15]2,278 |
駅周辺
現在駅周辺は、本庄市、都市再生機構などを中心に本庄早稲田の杜が整備されている。2016年には駅前に塙保己一の銅像が建立された。
- 早稲田大学本庄キャンパス
- ベイシアゲート本庄早稲田 - ベイシア・カインズを核としたショッピングモール
- 本庄早稲田駅前郵便局
- 蔦屋書店 本庄早稲田店
- カインズ本社
- JA埼玉ひびきの 本店
- 国道462号
- 本庄児玉IC(関越自動車道)
- 高崎線本庄駅 - 北へ約2km
- マリーゴールドの丘公園
- 埼玉県立本庄特別支援学校
パークアンドライド
当駅は、自動車で駅まで行き、新幹線に乗り換える利用形態(パークアンドライド)を想定して計画された。当駅の設置時には、駅に隣接する1,000台級の無料大駐車場が本庄市により設置され、駅開業と同時に利用が開始されていた。もともと、埼玉県北部~群馬県は自家用車への依存傾向が強いため、このような駅が考えられた。したがって駅勢圏は広く、県境を越えて伊勢崎市周辺からの利用も多く、さらに関越自動車道本庄児玉ICから近いことも相まって、一部は前橋市や、上越新幹線高崎駅がある高崎市にまで及んでいる。
ただし、無料駐車場はあくまで駅周辺の開発と民間駐車場の充実までの暫定施設とされていたことから、当駅周辺での民間駐車場の拡充につれて徐々に縮小され、2011年8月には全面廃止となった。
在来線(高崎線)の本庄駅周辺に立地する民間の駐車は、1日1,000円の利用料金が相場であるのに比べると、当駅周辺の民間駐車場の利用料金は安価であり、駐車場料金に加えて新幹線特急料金を払ったとしても負担感は少ない。そのため、本庄駅から、より速くて快適な新幹線を使える当駅への利用客の移転が見られる。また、当駅からの公共交通機関が少ないため、自家用車によるアクセスや、東京方面からの出張客に対しては訪問先工場などの差し向けるマイクロバスの利用が中心となっている。他には駅北口にタクシー乗り場がある。
なお、駐車場入口は北口のロータリー内にはない。
バス路線
- 1番のりば
- 2番のりば
- はにぽんシャトル 本庄駅南口行き
- 県北都市間路線代替バス(武蔵観光バス) ※ 1日数本のみ
- 本庄駅南口行き
- 松久・用土経由寄居車庫行き
- 備考
- 開業時に設定のあった、当駅前発着の本庄駅および伊勢崎方面への民営路線バスは、朝夕中心の限られた本数での運行で、当駅よりむしろ在来線本庄駅での列車接続を優先したダイヤであり(本庄駅発着路線を延長する形で当駅に乗り入れていたため)、当駅での利用を考えた場合、必ずしも便利とは言えなかった。そのため当初から利用率は低迷し、そのことを理由に、各社とも2006年(平成18年)3月31日限りで撤退した。
- その後も、本庄市市内循環バスが当駅前を経由していたが、本庄市の公共交通政策見直しのため2013年(平成25年)9月30日で廃止され、10月1日から「はにぽんシャトル」が、当駅と本庄駅南口を結んでいる。
- 2015年(平成27年)4月1日より、本庄駅を発着する民営路線バスのうち、国際十王交通伊勢崎営業所が、本庄駅北口-伊勢崎駅線の当駅乗り入れを、9年ぶりに再開した。これは、伊勢崎市にある東京福祉大学伊勢崎キャンパスのスクールバス(当駅にも発着していた)を、一般併用の路線に転換することで実現したものである[4]。
- 同年5月1日には、県北都市間路線代替バス「本庄駅南口~寄居車庫線」が一部経路変更し、新たに当駅ロータリー内への乗り入れを開始した。
その他
- 営業キロ数は高崎線本庄駅のものを準用しており、乗車券部分については、当駅との選択乗車が可能である。
- 当駅はSuicaが利用できる。ただし、記名式SuicaやSuicaカード(無記名)は利用できない。利用できるのはFREX・FREXパルと新幹線停車駅が含まれるSuica定期券またはモバイルSuica特急券のみである。Suica定期券の場合、上記の理由により本庄駅を当駅とみなす[5]ため、本庄以西-熊谷以東、本庄以東-高崎以西、熊谷以東-高崎以西の区間のものが当駅が利用できる。
- プレイベントでは、E4系 P12&13編成併結16両での訓練列車を利用して、試乗会も開催された。試乗会は事前応募で定員400名のところを応募者4120人で倍率10倍を超えた。
- 当駅開業記念として、「開業記念入場硬券(D型)」「開業記念オレンジカード」「開業記念Suica」が発売された。なお、この開業記念オレンジカードが高崎支社発行では、2010年12月時点で最後の新規発行カードである。
- 開業当日は本庄郵便局にて、当駅開業記念の絵入り消印(小型記念通信日付印)を押印していた。また、駅前にて出張所を開設して当駅開業記念レターセットも販売していた。
- 上越新幹線内の休日おでかけパスのフリーエリアは当駅までである。
- 2013年11月5日に当駅を含む地域に住居表示が施行され、駅を含む周辺の地名は、「北堀」から「早稲田の杜(一丁目 - 四丁目)」に変更された[6]。
隣の駅
脚注
記事本文
- ^ “JR7社14年のあゆみ”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 9. (2001年4月2日)
- ^ 「タッチでGo!新幹線」の開始について 2017年12月5日
- ^ 北陸新幹線(東京~金沢間)の直通運転再開に伴う暫定ダイヤについて(JR東日本プレスリリース
- ^ お知らせ(スクールバス運行形態の変更と増便のお知らせ ) | 東京福祉大学
- ^ [1]
- ^ 第8次住居表示「新旧対照表(PDF版)」 - 本庄市
利用状況
- JR東日本の2004年度以降の乗車人員
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 新幹線駅別乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 新幹線駅別乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 新幹線駅別乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 新幹線駅別乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 新幹線駅別乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 新幹線駅別乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 新幹線駅別乗車人員(2018年度) - JR東日本
- 埼玉県統計年鑑
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(本庄早稲田駅):JR東日本