「多賀城駅」の版間の差分
Mister0124 (会話 | 投稿記録) m JR東日本の駅構内図のサイトが公表された為、のりばの方面表記を再修正 |
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|画像説明 = 駅舎(南口、2016年2月撮影) |
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|よみがな = たがじょう |
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2020年2月15日 (土) 01:57時点における版
多賀城駅 | |
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駅舎(南口、2016年2月撮影) | |
たがじょう Tagajō | |
◄中野栄 (2.3 km) (1.8 km) 下馬► | |
所在地 | 宮城県多賀城市中央二丁目7-1 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■仙石線 |
キロ程 | 12.6 km(あおば通起点) |
電報略号 | タウ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
7,201人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1925年(大正14年)6月5日 |
備考 |
直営駅(管理駅) みどりの窓口 有 |
多賀城駅(たがじょうえき)は、宮城県多賀城市中央二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)仙石線の駅である。
歴史
仙石線の前身である宮城電気鉄道は1925年(大正14年)6月5日に仙台駅から西塩釜駅まで路線を開通させた。多賀城駅はこの時に同時に開業したものである。当時、駅前に砂押川を利用した遊園地が設けられたり、また納涼盆踊り大会が開かれたりして賑わったという。宮城電気鉄道は貨物の運搬も行う鉄道で、多賀城駅は貨物取扱駅だった。年によって貨物の取扱量には著しい差があり、当時の多賀城村の社会情勢や経済状況がそのまま駅の貨物量に反映したのだろうと言われる[1]。
1999年度(平成11年度)より多賀城駅とその周辺では、総事業費約128億円の連続立体交差事業[注 1][2]、および、総事業費約80億円の土地区画整理事業[注 2]が施行された[3][4]。この連続立体交差事業は、中野栄駅 - 多賀城駅 - 下馬駅の区間のうち約1.8キロメートルを高架化するとともに4箇所の踏切を廃止するものであり、2006年(平成18年)5月に安全祈願祭が行われ本格的な工事が始まった。2007年(平成19年)5月20日に下り線が仮設線に切り替えられ、同年12月2日に上り線も仮設線に切り替えられた。これに伴い駅舎から仮設ホームまで仮設通路が設置され、旧来のホームの使用はそれぞれ停止された。
まず上り線が2009年(平成21年)11月29日の始発列車から高架新線に切り替えられた[5]。当初の全面使用開始は2011年(平成23年)の予定[6]であったが、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の影響で遅れが生じた。下り線の高架線への切替は2012年(平成24年)4月8日に行われたが[7]、この時、下り線は多賀城駅部分において完成時に中線(2番線)となる線路を暫定的に使用した。下り本線となる新3番線および新駅舎は2013年(平成25年)11月17日に完成した[8]。これによって線路の配線は工事前と同様の2面3線となったが、ホームの配置は以前と異なるものとなった[注 3]。
多賀城駅では元々、一部の列車の折り返しが行われていた。連続立体交差事業の工事期間中は、多賀城駅で列車の折り返しができないため、多賀城駅止まりの下り列車は東塩釜駅まで回送され折り返し東塩釜始発の上り列車に、東塩釜止まりの下り列車は多賀城駅まで回送され多賀城駅始発の上り列車になる車両運用となった。こうした運用は高架化完了後の2014年(平成26年)3月14日まで続けられ、翌日のダイヤ改正から2番線を使った列車の折り返しが再び行われるようになった。
年表
- 1925年(大正14年)6月5日:宮城電気鉄道の駅として開業。
- 1944年(昭和19年)5月1日:宮城電気鉄道国有化により国鉄の駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本に継承される。
- 2003年(平成15年)
- 2009年(平成21年)11月29日:始発列車より、上り線が高架線に切替となる[5]。
- 2010年(平成22年)2月14日:エスカレーターの供用を開始[9]。
- 2012年(平成24年)4月8日:始発列車より、下り線が高架線に切替となる(中線部の2番線に発着)[7]。
- 2013年(平成25年)11月17日:新しい駅舎と新3番線および周辺の線路高架化工事が完成し、始発より供用を開始[8]。
- 2014年(平成26年)
- 2018年(平成30年)6月1日:塩釜駅業務委託化に伴い、西塩釜駅 - 陸前浜田駅間の管理業務が当駅に移管される。
- 2019年(令和元年)12月28日:びゅうプラザ多賀城駅店が廃止。末期はびゅうトラベルサービスが運営していた。
駅構造
島式ホーム1面2線(1・2番線)と単式ホーム1面1線(3番線)、計2面3線のホームを持つ高架駅である。構内配線は、外側の上下本線の間に1本の待避線を挟む、いわゆる国鉄式である。
直営駅(駅長・助役配置)で、管理駅として仙石線の陸前高砂駅 - 陸前浜田駅の各駅を管理している。
みどりの窓口・自動券売機・指定席券売機・自動改札機・自動精算機が設置されている。新駅舎移転に合わせて、改札・みどりの窓口が一体化された。以前はびゅうプラザもこの場所にあった。
入居施設は、多賀城市観光協会が運営する「史都多賀城駅観光案内所」[12]のほか、商業施設として改札内にコンビニエンスストア「NewDays」[注 4][13]、改札外に商業施設『Ekito.Tagajo』(エキト多賀城、飲食店「キーチャンズ 駅中食堂多賀城店」[14]、ベーカリーカフェ「ドンクエディテ」(東北初出店[10])、野菜・惣菜「農直穂野か」)[11]がある。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2 | ■仙石線 | 上り | 仙台・あおば通方面 |
3 | 下り | 本塩釜・松島海岸・石巻方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 2番線は当駅始発上り列車が使用する。当駅を始発・終着ならびに途中停車駅とする回送列車も2番線を使用する。
利用状況
JR東日本によると、2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は7,201人である[利用客数 1]。仙石線の駅では仙台駅、あおば通駅に次いで第3位。
近年の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 7,963 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 7,864 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 7,477 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 7,264 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 7,162 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 7,195 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 7,126 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 7,116 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 7,061 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 6,781 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 6,389 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 非公表 | |
2012年(平成24年) | 6,046 | [利用客数 13] |
2013年(平成25年) | 6,335 | [利用客数 14] |
2014年(平成24年) | 6,402 | [利用客数 15] |
2015年(平成27年) | 6,708 | [利用客数 16] |
2016年(平成28年) | 7,045 | [利用客数 17] |
2017年(平成29年) | 7,139 | [利用客数 18] |
2018年(平成30年) | 7,201 | [利用客数 1] |
駅周辺
- 南口
- 北口
- 多賀城市役所
- 多賀城駅北ビル A棟
- 多賀城市立図書館
- 蔦屋書店 多賀城市立図書館
- スターバックス コーヒー 蔦屋書店 多賀城市立図書館店
- 多賀城市民会館・文化センター
- 東北学院大学工学部
- 仙台農業協同組合多賀城支店
路線バス
- 汐見台団地線(ミヤコーバス)
- 多賀城駅前 - 松ヶ浜入口 - 汐見台中央 - 菖蒲田
- 荒井多賀城線(ミヤコーバス;土休日のみ運行)
- 多賀城東部線「ユーアイバス」(ミヤコーバス受託運行)
- 国府多賀城駅 - 多賀城駅前 - 東小学校前 - 境山 - 汐見台中央
- 多賀城西部線(仙塩交通受託運行)
- 多賀城駅前( - 市民プール前) - 高橋四丁目 - 山王地区公民館 - 岩切駅前 - 高橋一丁目 - 高橋四丁目( - 市民プール前) - 多賀城駅前
- 七ヶ浜町民バス「ぐるりんこ」(ジャパン交通受託運行)
- (朝夕便)多賀城駅 - 大代橋 - 菖蒲田 / 仙台火力前 - 花渕
- (日中便)多賀城駅 - 大代橋 - 菖蒲田 / 仙台火力前 - 七ヶ浜国際村
隣の駅
脚注
記事本文
注釈
出典
- ^ 『多賀城市史』278-279頁。
- ^ “多賀城地区連続立体交差事業が完了しました。” (PDF). 宮城県 (2014年10月30日). 2015年4月4日閲覧。
- ^ 多賀城駅周辺整備計画 - 多賀城市
- ^ 大学祭あおば「研究テーマ:仙石線」 (PDF) - 東北大学鉄道研究会
- ^ a b 「仙石線多賀城駅付近連続立体交差化事業」の新上り線切替工事に伴う特別ダイヤによる運転について (PDF) - JR東日本仙台支社(2009年10月15日付)
- ^ 進行中の建設プロジェクト - JR東日本
- ^ a b 「仙石線多賀城地区連続立体交差事業」の線路切換工事に伴う高架化と特別ダイヤによる運転について (PDF) - JR東日本仙台支社(2012年2月23日付)
- ^ a b JR仙石線多賀城駅整備完了記念の催しが開催されます (PDF) - 多賀城市(2013年11月13日付)
- ^ 平成22年第4回多賀城市議会定例会会議録(第3号). 多賀城市議会. 14 December 2010. 2016年1月15日閲覧。
9番(板橋惠一議員)に対する市長(菊地健次郎)の答弁「昨年11月29日の始発から上り線が高架に切りかわり、本年2月14日にはエスカレーターも稼働しておりまして、」
- ^ a b エキト多賀城オープン 個性派3店にぎわう(河北新報 2014年12月21日、2014年12月27日閲覧)
- ^ a b 『Ekito.Tagajo』(エキト多賀城) 12月20日(土)オープン 【JR仙石線多賀城駅】(東北総合サービス 2014年12月27日閲覧)
- ^ 観光案内所がリニューアルオープンします! - 多賀城市観光協会(2013年11月8日付、同年12月23日閲覧)
- ^ 仙石線の駅一覧(お店をさがす) - JR東日本リテールネット(2014年1月16日閲覧) ※「多賀城」を選択すると詳細を表示。
- ^ キーチャンズ 駅中食堂多賀城店 - キッチンキッチンカフェ キーチャンズ(2013年12月23日閲覧)
- ^ 仙台港のご案内 - 太平洋フェリー(2013年12月23日閲覧)
利用状況
- ^ a b 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
参考文献
- 多賀城市史編纂委員会 『多賀城市史』第2巻 近世・近現代 多賀城市、1993年。
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(多賀城駅):JR東日本