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「島原船津駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 08:48時点における版

島原船津駅
2015年に建て替えられた新駅舎
しまばらふなつ
SHIMABARAFUNATSU
(0.9 km) 島原港
地図
所在地 長崎県島原市津町
北緯32度46分33.43秒 東経130度22分32.22秒 / 北緯32.7759528度 東経130.3756167度 / 32.7759528; 130.3756167 (島原船津駅)
所属事業者 島原鉄道
所属路線 島原鉄道線
キロ程 42.3 km(諫早起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
*29人/日(降車客含まず)
-2016年度-
開業年月日 1913年(大正2年)9月24日
備考 * 年間乗車人員を日数で除算
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島原船津駅(しまばらふなつえき)は、長崎県島原市津町にある、島原鉄道島原鉄道線である。急行の設定は2008年(平成20年)3月31日までは諫早駅から当駅までであったが、翌日のダイヤ改正時から増発されたため、隣の島原港駅(終点)まで設定されている。長崎県最東端の駅である。

歴史

旧駅舎(2007年撮影)

1913年(大正2年)開業以来の駅舎が使われてきたが、老朽化のため2015年(平成27年)2月から建て替え工事が実施され、6月13日に落成記念式典を実施し6月16日から供用開始となった[1][2][3]

年表

駅構造

単式1面、島式1面の計3線ホームの地上駅である。車両基地が併設されており、当駅で折り返す列車が多いため、留置線を数本有し、夜間滞泊がある。一番留置線側のホームはあまり使われておらず、列車の留置に使われる事が多い。また、列車交換を行わない場合は上下とも駅舎側のホームに停車する。2008年(平成20年)3月31日までは当駅で乗務員が交代していた。

本屋前の上下本線間に格納式の給油設備がある。島原港駅 - 加津佐駅間の廃止以前は当線の気動車は下り諫早発加津佐行きで運用後、折り返し上り列車となって当駅停車中に給油を受ける運用が組まれている例が多かった。このため上り列車の当駅停車時間が長く設定されていることが多く、乗客を乗せたまま給油作業が行われる光景が見られた。

初代駅舎は、1913年(大正2年)建築の木造2階建て[5]であった。駅開設当初より百年以上に渡り使用されていたが、周辺の道路整備と老朽化等[6]により2015年(平成27年)中に建て替えられることになった[5][7]。新駅舎は丸い時計や横一線に伸びる高窓など細部に旧駅舎の意匠を残したものとなっており、旧駅舎よりコンパクトではあるが待合室や乗務員控室などを備えている。2015年(平成27年)6月13日に落成記念式典が催され、同月16日より使用が開始された[1][2][3]

のりば

のりば 路線 方向 行先 備考
1 島原鉄道線 上り 島原本諫早諫早方面
2 下り 島原港ゆき 一部列車は1番線発着
3 上り 島原・本諫早・諫早方面 当駅始発のみ


駅周辺

バス

国道に出た所に島鉄バスの湊広馬場停留所がある。口之津・加津佐方面の乗り場前には温泉が湧き出ている。

  • 雲仙・愛野駅・諫早線
  • 島原港・多比良港・諫早線
  • 加津佐・有家・島原駅線(廃線区間代行線)
  • 水分・畜産線
  • 藤原線
  • 島原市内線

利用状況

2016年度の年間乗車人員は10,562人、降車人員は12,363人であった[8]

近年の年間乗車人員、降車人員の推移は以下の通り。

年度 年間
乗車人員
年間
降車人員
2000年(平成12年) 24,018 25,423
2001年(平成13年) 22,361 23,974
2002年(平成14年) 18,983 21,270
2003年(平成15年) 19,725 23,480
2004年(平成16年) 18,331 21,297
2005年(平成17年) 18,777 20,970
2006年(平成18年) 17,130 19,882
2007年(平成19年) 21,563 22,916
2008年(平成20年) 14,759 15,498
2009年(平成21年) 13,384 13,620
2010年(平成22年) 12,413 13,827
2011年(平成23年) 14,176 15,817
2012年(平成24年) 13,809 15,547
2013年(平成25年) 13,938 15,381
2014年(平成26年) 13,852 14,806
2015年(平成27年) 12,878 13,773
2016年(平成28年) 10,562 12,363

隣の駅

島原鉄道
島原鉄道線
霊丘公園体育館駅 - 島原船津駅 - 島原港駅

その他

  • 島原港駅 - 加津佐駅間が廃止される前は、一部列車は当駅で車両交換を行っていた。また、キハ20形使用の列車は同車の運用が、夏休み冬休みゴールデンウィーク等をのぞいて原則的に諫早駅 - 当駅間に限られていたため、当駅で乗換えとなっていた。
  • 当初は南島原(現・島原船津駅) - 島原外港(現・島原港駅)間も廃止区間に含まれており、2008年4月以降は当駅が島原鉄道線の終着駅となる予定であったが、島原市の要望によりこの区間の廃止は撤回されている。
  • 島原鉄道は2019年に当駅の名称を変更した理由について、南島原市にある駅と間違われることがあったためだと公式Instagramアカウントで述べている[9]

脚注

  1. ^ a b c d 舞田正人(2015年6月17日). “南島原駅が完成、落成セレモニー 島原鉄道”. 朝日新聞(朝日新聞社)
  2. ^ a b c d 近藤聡司(2015年6月17日). “南島原駅:新駅舎で出発進行 営業開始”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  3. ^ a b c d 大正2年築、島原鉄道最古の駅舎 南島原駅の新駅舎完成し式典”. 西日本新聞 (2015年6月13日). 2015年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月13日閲覧。
  4. ^ 「軽便鉄道停車場名改称」『官報』1918年7月19日(国立国会図書館デジタル化資料)
  5. ^ a b c 大正生まれの駅舎に別れ - 長崎新聞 2015年2月13日
  6. ^ 南島原駅の建て替えについて 島原鉄道ニュースリリース - 2014年6月24日
  7. ^ 南島原駅舎解体に伴い、駅舎の一般公開並びに記念硬券付南島原駅舎ペーパークラフトの発売いたします。 島原鉄道ニュースリリース - 2015年2月13日
  8. ^ 第65版(平成30年)長崎統計年鑑 - 長崎県
  9. ^ 10月1日島原鉄道の一部駅名、バス停名が変更になりました🚉…

関連項目