「法華口駅」の版間の差分
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|画像説明 = 法華口駅舎(2013年) |
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|よみがな = ほっけぐち |
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|ローマ字 = Hokkeguchi |
|ローマ字 = Hokkeguchi |
2020年2月15日 (土) 09:18時点における版
法華口駅 | |
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法華口駅舎(2013年) | |
ほっけぐち Hokkeguchi | |
◄田原 (1.5 km) (1.8 km) 播磨下里► | |
所在地 | 兵庫県加西市東笠原町[1]沖 |
所属事業者 | 北条鉄道 |
所属路線 | 北条線 |
キロ程 | 6.1 km(粟生起点) |
電報略号 | ホケ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
39人/日(降車客含まず) -2016年- |
開業年月日 | 1915年(大正4年)3月3日[1] |
備考 | 委託駅[1] |
法華口駅(ほっけぐちえき)は、兵庫県加西市東笠原町沖にある北条鉄道北条線の駅[1]。
概要
駅名は「法華山一乗寺への入口」の意味だが、駅から一乗寺までは西へ5km[1]と遠い。
歴史
- 1915年(大正4年)3月3日 - 播州鉄道 粟生駅 - 北条駅間の開通と同時に開業[1][2]。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1923年(大正12年)12月21日 - 播丹鉄道の駅となる[2]。
- 1943年(昭和18年)6月1日 - 播丹鉄道の国有化により鉄道省(→日本国有鉄道)の駅となる[2]。
- 1962年(昭和37年)3月1日 - 貨物の取扱を廃止[2]。
- 1985年(昭和60年)4月1日 - 北条鉄道の駅となる[2]。
- 2012年(平成24年)
駅構造
片面ホーム1面1線[1]。西側に木造の駅舎を持ち[1]、駅舎内は無人化後、待合室が駐輪場となっていた。駅舎は1915年の開業当時に建設されたものである[1]。この駅舎とプラットホームおよび便所について、文化審議会は2013年11月に登録有形文化財とする答申を文部科学大臣に提出した(他に播磨下里駅・長駅も対象)[8]。
国鉄時代からの古い駅名標が残されている。隣駅が網引駅と播磨下里駅になった1943年から、1945年頃までに書かれたと思われる右横書きの駅名(ローマ字は無し)も読み取る事が出来る[9]。
国鉄時代の末期は中間駅で唯一の有人駅(業務委託駅)だったが、現在は無人駅となっている。国鉄時代に列車交換設備を廃止したが、かつての相対式ホーム跡が残っている。交換設備の復活が予定されているが、復活には至っていない[10]。無人駅のまま交換駅とすることが検討されているが、理論的な保証を得ることと、費用の面が課題になっている[11]。2018年2月、加西市の支援により交換設備を「2019年度」に復活させる構想があることが神戸新聞により報じられた[12]。2018年3月に策定された「加西市地域公共交通網形成計画」には、「2018(H30)年度~2019(H31)年度」を実施時期とした「法華口駅鉄道交差施設整備事業」が含まれている[13]。
以前は汲み取り式便所(便器は全穴和式)があったが、2012年1月、地元ボランティアらの寄付や協力によって洋式水洗トイレが完成した[3][14]。
2012年11月に、駅舎パン工房~Mon favori~(モンファボリ)が開店した[4][7]。店長はボランティア駅長を兼務していたが、2017年10月をもってボランティア駅長を退任した[15]。ボランティア駅長を目当てに北条鉄道に乗車する人も少なくなく、2017年度の北条鉄道の営業収益減少の原因の一つに、ボランティア駅長の退任も挙げられていた[16]。
駅西側には自転車置き場が新設された。駅南側には駐車場が整備される予定。
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駅舎パン工房~Mon favori~看板
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駅舎パン工房~Mon favori~
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法華口駅舎待合室
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駅内案内板
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フラワ2000型気動車と桜 ホームにて
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駅構内
かつての駅構造
1958年(昭和33年)以前は、列車交換設備と貨物側線があった[17]。
北条町駅方面側には駅本屋と貨物側線があり、駅本屋の直近には貨物上屋、駅本屋から少し離れたところに農業倉庫[18] があり、それぞれに貨物ホームがあった。さらに以前は粟生駅方面側にも側線があった。貨物ホームは、線路側は石の三段積みで、反対側はゆるい傾斜がついており、トラックなどが着けるようになっていた。貨物上屋の北条町駅側には倉庫があったのだが、これは改装らしかった。旅客ホームは石の二段積みで、貨物ホームより低かった[19]。
利用状況
年度 | 1日平均乗車人員 | |
---|---|---|
2011年(平成23年) | 35 | |
2012年(平成24年) | 50 | |
2013年(平成25年) | 35 | |
2014年(平成26年) | 39 | |
2015年(平成27年) | 24 | |
2016年(平成28年) | 39 |
駅周辺
- 一乗寺(西国三十三所第26番札所)- 4.7km 徒歩約1時間
- 神戸大学食資源教育研究センター - 1.4km 徒歩約20分
- 鶉野飛行場跡
- 国道372号
- 県道716号
- 神姫バス法華口駅前バス停 - 350m 徒歩約5分
その他
隣の駅
脚注
- ^ a b c d e f g h i j 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、222頁。ISBN 9784343006028。
- ^ a b c d e 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 14号 神戸電鉄・能勢電鉄・北条鉄道・北近畿タンゴ鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年6月19日、19-20頁。
- ^ a b “加西の北条鉄道 法華口駅に新トイレ 住民有志ら 活性化の願い込め”. 神戸新聞(朝刊) (神戸新聞社): p. 33(北播). (2012年1月15日)
- ^ a b 米粉パン工房:地産地消 北条鉄道の法華口駅に、きょうオープン /兵庫 2012年11月3日 毎日新聞[リンク切れ]
- ^ 法華口駅駅舎に米粉パン屋さんがオープンしました 2012年11月8日 ※ 現在はインターネットアーカイブ内に残存
- ^ 法華口駅の米粉パン屋さん 2012年11月9日 北条鉄道のブログ
- ^ a b “加西 大正期建築の北条鉄道法華口駅 駅舎内にパン工房完成 障害者らが製造、販売 名称は「モンファボリ」 3日オープン”. 神戸新聞(朝刊) (神戸新聞社): p. 23(北播). (2012年11月1日)
- ^ “加西・北条鉄道木造駅舎、有形文化財登録に喜びの声”. 神戸新聞 (2013年11月16日). 2017年5月16日閲覧。
- ^ エリエイ(プレス・アイゼンバーン)『レイル』No.100 2016年10月 P4-27高見彰彦「駅名標の移り変わり 寺田町駅の発見から」
- ^ 「廃線の危機から脱出できるか? 第三セクター・北条鉄道の挑戦 (4/6)」(2009年2月4日、杉山淳一、Business Media 誠)
- ^ 第27回加西市公共交通活性化協議会 (PDF) (2016年6月22日開催)
- ^ “北条鉄道に交換設備設置の報道、運行本数倍増でもっと便利に”. マイナビニュース. (2018年3月9日) 2019年6月9日閲覧。
- ^ 「公共交通のめざす姿に向けた施策・事業 (PDF) 」 - 加西市(「加西市地域公共交通網形成計画」、p.63を参照)
- ^ “網引駅・法華口駅のトイレが完成!” (2012年1月14日). 2017年5月16日閲覧。
- ^ “最新イベント情報”. 北条鉄道 (2017年10月10日). 2019年3月6日閲覧。
- ^ “北条鉄道の営業収益2年連続減 悪天候や寒波要因”. 神戸新聞. (2018年6月20日) 2019年3月6日閲覧。
- ^ 『小レイアウトむきの貨物ホーム』河田耕一 - 『鉄道模型趣味』 No.119(1958年5月号、機芸出版社)
- ^ 農業倉庫は現存している(1998年9月現在)。
- ^ 『小レイアウトむきの貨物ホーム』河田耕一 - 『シーナリィ・ガイド』 p.189(1974年、機芸出版社)
- ^ “「サザエさん」オープニングで兵庫県内の観光地を訪問”. 産経ニュース (2017年4月1日). 2017年5月16日閲覧。