「FM STATION」の版間の差分
m編集の要約なし |
|||
49行目: | 49行目: | ||
*シネマガイド - [[エフエム東京|TOKYO FM]] [[山内トモコのTOKYOエンタテイメント・ステーション]]との連動企画 |
*シネマガイド - [[エフエム東京|TOKYO FM]] [[山内トモコのTOKYOエンタテイメント・ステーション]]との連動企画 |
||
*好きな[[アーティスト]](歌手)、嫌いなアーティスト(歌手) - 年に1度、読者投票で選ぶコンテスト。前者は本誌で特集が多かった[[谷村有美]]、[[遊佐未森]]などに票が集中し、後者は当初は演歌歌手(特に[[美空ひばり]])やアイドル歌手(特に[[ジャニーズ事務所|ジャニーズ]]系の男性アイドル)、休刊直前は[[小室ファミリー]]が上位を占めていた。 |
*好きな[[アーティスト]](歌手)、嫌いなアーティスト(歌手) - 年に1度、読者投票で選ぶコンテスト。前者は本誌で特集が多かった[[谷村有美]]、[[遊佐未森]]などに票が集中し、後者は当初は演歌歌手(特に[[美空ひばり]])やアイドル歌手(特に[[ジャニーズ事務所|ジャニーズ]]系の男性アイドル)、休刊直前は[[小室ファミリー]]が上位を占めていた。 |
||
*FM PHOTO ESSAY - [[ |
*FM PHOTO ESSAY - [[全国FM放送協議会|JFN]]系 [[ハート・オブ・サンデー]]との連動企画 |
||
*AUDIO VUSUAL TRIBUNE/音楽をよりいい音で楽しむためのサウンド新聞 - 新製品[[オーディオ]]紹介。 |
*AUDIO VUSUAL TRIBUNE/音楽をよりいい音で楽しむためのサウンド新聞 - 新製品[[オーディオ]]紹介。 |
||
*[[へびいちご]]島川・無責任編集「音楽業界シバキたおし!!」 - 島川の攻撃的な発言に対して、[[クレーム]]のハガキが毎号多数届いていた。特に[[m.c.A・T]]ファンとは相当な敵対関係にあった。 |
*[[へびいちご]]島川・無責任編集「音楽業界シバキたおし!!」 - 島川の攻撃的な発言に対して、[[クレーム]]のハガキが毎号多数届いていた。特に[[m.c.A・T]]ファンとは相当な敵対関係にあった。 |
2020年3月2日 (月) 09:24時点における版
FM STATION(エフエム ステーション)は、
『FM STATION』(エフエム ステーション)は、かつてダイヤモンド社から発行されていたFM情報誌。隔週刊。
概要
創刊は1981年7月6日。発行人は坪内嘉雄、編集人は高橋直宏。1978年に創刊した同社発行の自動車雑誌『カー・アンド・ドライバー(日本版)』(当時は月二回発行)の別冊、姉妹誌として同年3月にプレ創刊号をリリース、その後6月に本格創刊となった。デザインなどが似ていたのはそのため。創刊号巻頭は「本誌独占●海外取材 喜多郎のエジプト・イメージ紀行」[1]。
FM情報誌としては最後発でありながら、競合誌より安い定価200円という低価格も手伝ってか、もっとも多くの売り上げを誇っていた(最盛期には50万部を超えたと言われる)。当時、競合誌として「FMレコパル」(小学館)「FMファン」(共同通信社)「週刊FM」(音楽之友社)があった。
差別化を狙い、競合誌のA4サイズ平綴じに対して、大判のB4サイズ中綴じの製本スタイルで出版。FM番組表欄を広げ、蛍光ペンなどでマーカーしやすいという利点をついたとされる。読者層は十代から二十代の若者、それもマニアックでない層をターゲットとし、それ故、音楽記事はクラシックやジャズといった既存誌が中心に取り上げていたジャンルは傍らに置いて、邦楽や洋楽のポップス系が中心だった。また、他誌がほとんどカバーしないアイドル歌手も多く取り上げていた。
末期は販売部数減少に伴い1995年10月5日号より全国誌化(各地域版を廃止)。さらに1997年8月5日号からは番組表を廃止し「ニューJ-POPカルチャーマガジン」と題して一般音楽誌へ転換したものの、部数減少に歯止めがかからず、翌年3月をもって休刊となった。
価格
1985年には発刊当初からの定価200円が220円に値上げされ、「ズバリ一言」(後述)ではしばらくこの件についての意見交換が活発になされた。 末期には350円にまで値上がりする。
発売日
創刊当初は2週間おきの発売。よって、他の競合誌と比べ価格は安かったが、1月分の番組情報を得る為には、月に2冊購入せねばならず、月換算では他の競合誌とほぼ同価格に相当する。末期は毎月5日、20日に発売日を変更。
表紙
創刊初期は、本誌メインキャラクターのバッグス・バニーのイラストを採用。その後1988年まで、当時新進気鋭の鈴木英人の特徴的なイラストを毎号の表紙に採用。前述の他の競合するFM情報誌との差別化も大きな役割を果たす。 両時代共に、付録でその表紙のイラストを象ったカセットテープケースのレーベルは特に人気を博した。鈴木英人のイラストは画集にもされ、1984年に「FM STATION ILLUSTRATED」として別冊扱いで刊行された(こちらにもカセットレーベルが付属)。
やがて末期は、有名アーティストの写真を表紙に採用する形に移行する。
地方版の発行
この節の加筆が望まれています。 |
競合誌と比して番組表を地方版で細分化していたことも特徴として挙げられる。創刊初期はNHK-FMとその地方の民放FM局の2局紹介の組み合わせで、既に開局していたFM東京、FM愛知、FM大阪、FM福岡の4局に合わせ、東版、中部版、西版、九州版の4版でスタート。
1982年上記の局以外に、5局目となるFM愛媛、広島FMが開局した際には「九州版」を「中・四国、九州版」に変更し、同年FM仙台の開局に合わせ「東北版」を新設するなど1980年代からの地方における民放FM局の開局ラッシュにも柔軟に対応していった[2]。1995年から「east」「west」の2版表記に変更。「west」は東海地方も含めた東日本のFM局の番組情報を網羅。
かつて存在した地方版一覧
- 北海道版
- 東北版
- 東版→関東版
- 西版
- 九州版→中・四国、九州版
提供番組
「FM STATION my sound graffiti」(TOKYO FM)平日午前3:00 - 3:45に放送。当誌=ダイヤモンド社の一社提供番組(途中からダイキン工業もスポンサーに加わる)。 番組中のCMでは、小林克也氏のナレーションによる発売内容等が放送。番組との連動企画で、本誌で放送内容を事前告知する特集を組み、 放送内容とリンクしたカセットレーベルが印刷される号もあった。
主なコーナー
- 山内トモコのトークタイム
- シネマガイド - TOKYO FM 山内トモコのTOKYOエンタテイメント・ステーションとの連動企画
- 好きなアーティスト(歌手)、嫌いなアーティスト(歌手) - 年に1度、読者投票で選ぶコンテスト。前者は本誌で特集が多かった谷村有美、遊佐未森などに票が集中し、後者は当初は演歌歌手(特に美空ひばり)やアイドル歌手(特にジャニーズ系の男性アイドル)、休刊直前は小室ファミリーが上位を占めていた。
- FM PHOTO ESSAY - JFN系 ハート・オブ・サンデーとの連動企画
- AUDIO VUSUAL TRIBUNE/音楽をよりいい音で楽しむためのサウンド新聞 - 新製品オーディオ紹介。
- へびいちご島川・無責任編集「音楽業界シバキたおし!!」 - 島川の攻撃的な発言に対して、クレームのハガキが毎号多数届いていた。特にm.c.A・Tファンとは相当な敵対関係にあった。
- コレちゃんのDRIVINGギター - ギタリスト・是方博邦の講師による著名曲を題材にしての誌面簡易ギター教室。
- ルーキー登場
- WHO'S WHO - インタビュー記事
- CASH BOXチャート - 全米ヒットチャート
- パーソナリティHAPPYトーク
- ズバリ一言 - 読者によるハガキ投稿コーナー
- サウンドバザール - 読者のハガキによる「売ります」「買います」の投稿コーナー
その他
- FM雑誌と僕らの80年代「FMステーション」青春記 - 恩藏 茂(著)ISBN 4309271235(河出書房新社)…本誌の元編集長が当時の本誌創立期から発行時の回顧録等を出筆
脚注
- ^ 昭和四十年男の必需品、最後発FM誌 『FMステーション』開局 - ハフポスト、2019年1月8日
- ^ 新設FM局の番組表については、競合他誌が1ないし2ページで掲載期間中の番組をダイジェスト形式にて紹介していたのに対し、同誌では先発局同様に極力1ページで1日分にし、放送曲目をなるべく多く掲載する配慮があった。ちなみに当時はほとんどの番組で、放送する曲目が事前に決められており、新設FM局におけるリスナーへの配慮という意味では競合他誌との大きな差別化に繋がっていたとも言えよう。
関連項目
- TVステーション - 本誌の姉妹誌として創刊
- 山内トモコのTOKYOエンタテイメント・ステーション
- 鈴木英人
- FM STATION my sound graffiti
- たまさぶろ 元同誌編集者