コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「細川俊夫 (作曲家)」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
毎度毎度ご苦労さんだよねえ。600くらい項目書き換えられてるのに16しか対処できてないのって笑えるね。
LTA:郊外生活のブロック逃れ
(他の1人の利用者による、間の1版が非表示)
(相違点なし)

2020年3月24日 (火) 08:24時点における版

細川俊夫
出生名 細川俊夫
生誕 (1955-10-23) 1955年10月23日(69歳)
出身地 日本の旗 日本広島市安芸区
学歴 ベルリン芸術大学
フライブルク音楽大学
ジャンル 現代音楽
職業 作曲家指揮者
アントン・ウェーベルン
ヘルムート・ラッヘンマン
尹伊桑

細川 俊夫Toshio Hosokawa ほそかわ としお、1955年10月23日 - )は、日本現代音楽作曲家[1]指揮者[2]

経歴

広島市安芸区出身。入野義朗の勧めで渡欧[3]し、1976年から10年間のドイツ留学[4]ベルリン芸術大学尹伊桑に師事[5]する。ベルリンで学位取得後、フライブルク音楽大学でまずはブライアン・ファーニホウに師事[6]し、その後クラウス・フーバーに師事した。ダルムシュタット夏季現代音楽講習会に1980年に初めて参加し2006年まで講師として参加。現在も世界の若手作曲家たちへ後進の指導を行っている。現在もドイツと日本を拠点に、ヨーロッパの各地[7]で活動を続けている。

河添達也とともに1989年から1998年まで秋吉台国際20世紀音楽セミナー&フェスティバルを開催[8]し、ヨーロッパの最も前衛的な現代音楽の動向を日本へ紹介した。武生国際作曲ワークショップ[9]にその役割が引き継がれている。1994年より武生国際音楽祭に参加、2001年から同音楽監督2006年よりベルリン・ドイツ交響楽団コンポーザー・イン・レジデンス[10]。現在は東京音楽大学客員教授エリザベト音楽大学客員教授。2013年から国立音楽大学の招聘教授[11]に就任。

沈黙の強度をより深めるという姿勢で、全生涯を通じて作曲している[12]

受賞歴

主要作品

舞台作品

管弦楽曲

  • 遠景Ⅰ:オーケストラのための(京都市委嘱作品、小林研一郎指揮、京都市交響楽団初演)
  • 遠景Ⅱ:オーケストラのための(群馬交響楽団創立50周年を記念した委嘱作品、高関健指揮、群馬交響楽団初演)
  • 遠景Ⅲ:福山の海風景:オーケストラのための(福山市制80周年記念委嘱作品、十束尚宏指揮、広島交響楽団初演[29]
  • フルート協奏曲「ペル・ソナーレ」
  • ランドスケープ III, VI
  • 時の深みへ
  • バビロンの流れのほとりにて
  • ヒロシマ・声なき声
  • 打楽器協奏曲「旅人」(2000年)
  • 循環する海(2005年8月20日ゲルギエフ指揮のウィーン・フィルにより世界初演、ザルツブルク音楽祭の委嘱)
  • ホルン協奏曲「開花の時」(2011年2月10日サイモン・ラトル指揮・シュテファン・ドール独奏のベルリン・フィルにより世界初演)
  • ピアノとオーケストラのための「月夜の蓮 —モーツァルトへのオマージュ」(2006年)
  • ソプラノとオーケストラのための「嘆き」(2013年ザルツブルク音楽祭委嘱作品)

室内楽曲

  • 線 I - VII
  • うつろひ
  • 断章 I - III
  • ランドスケープ I, II, IV, V
  • ヴァーティカル・タイム・スタディI - III
  • 夜の響き
  • 鳥たちへの断章II - IV
  • 沈黙の花
  • 雲景
  • ヴィオラのための 「哀歌 −東日本大震災の犠牲者に捧げる−」 (2011年)

声楽曲

  • 観想の種子(声明、雅楽)
  • 恋歌 I - III
  • 女声合唱(16声部)のための「夜の呼び声」(1983年)
  • 混声合唱のための「Ave Maria」(1991年)
  • 混声合唱のための「Ave Maris Stella」(1991年)
  • 鳥たちへの断章 I
  • テネブレ
  • 児童合唱のための 「歌う木〜武満徹へのレクイエム」(1997)
  • 混声合唱と打楽器のための「蓮の花 −ロベルト・シューマンへのオマージュ−」(2006年)

映画音楽

著書

  • 魂のランドスケープ(岩波書店)
  • 『細川俊夫音楽を語る――静寂と音響、影と光』(アルテスパブリッシング)

ディスコグラフィー

  • 細川俊夫 : 音宇宙I 細川俊夫作品集 Fontec
  • 細川俊夫 : 音宇宙II ペル・ソナーレ Fontec
  • 細川俊夫 : 音宇宙III 観想の種子 Fontec
  • 細川俊夫 : 音宇宙IV ヒロシマ・レクイエム Fontec
  • 細川俊夫 : 音宇宙V 時の深みへ Fontec
  • 細川俊夫 : 音宇宙VI バビロンの流れのほとりにて Fontec
  • 細川俊夫 : 音宇宙VII うつろひ・なぎ Fontec
  • 細川俊夫 : 音宇宙VIII ヒロシマ 声なき声 Fontec
  • 細川俊夫 : 音宇宙IX 回帰 Fontec
  • 細川俊夫 : 音宇宙X メモリー Fontec
  • Toshio Hosokawa : Landscapes, ECM 2011年
  • Toshio Hosokawa : Silent Flowers - string quartets, Wergo 2013年
  • Toshio Hosokawa : Quintet & Solos, Wergo 2014年
  • Toshio Hosokawa : Voyage VIII - Voyage X Nozarashi - Stunden-Blumen - Arc Song - Lied, Wergo 2015年
  • Toshio Hosokawa : Solo Concertos Vol. 1, Neos 2009年
  • Toshio Hosokawa : Solo Concertos Vol. 2, Neos 2012年
  • Toshio Hosokawa : String Quartets, Neos 2012年
  • Toshio Hosokawa : Flute Music, Naxos 2010年
  • 細川俊夫 : 管弦楽作品集 第1集, Naxos 2014年
  • 細川俊夫 : 管弦楽作品集 第2集, Naxos 2014年
  • 細川俊夫 : 大鴉, Naxos 2017年
  • 細川俊夫 : 管弦楽作品集 第3集, Naxos 2018年
  • Toshio Hosokawa : Vertical Time Study, Col legno 1997年
  • Toshio Hosokawa : Voiceless Voice In Hiroshima, Col legno 2002年
  • Toshio Hosokawa : Landscape I, II&V, Montaigne 1996年
  • Toshio Hosokawa : Tabi-bito, Sen VI & Die Lotosblume, Stradivarius 2008年
  • Toshio Hosokawa : Orchestral Works, Stradivarius 2012年
  • Toshio Hosokawa : Birds Fragments etc, Stradivarius 2012年
  • Toshio Hosokawa : Koto Uta / Voyage I / Saxophone Concerto, Kairos 2002年
  • Toshio Hosokawa : Gardens, Kairos 2019年[30]

参考文献

  • Toshio Hosokawa - Stille und Klang, Schatten und Licht, Gespräche mit Walter-Wolfgang Sparrer, Wolke Verlag 224 S., zahlr. Abb., Nbsp., geb., € 24.80, ISBN 978-3-93600-047-4 アルテスパブリッシングによる『細川俊夫音楽を語る――静寂と音響、影と光』のドイツ語版
  • Luciana Galliano - Lotus : la musica di Toshio Hosokawa (Auditorium Edizioni): 2013 €28,90, ISBN 978-8-88678-484-9

脚注

  1. ^ Haunting Unpredictability”. www.nytimes.com. The New York Times. 2020年2月15日閲覧。
  2. ^ 第27小節 作曲家:細川俊夫”. www.pia.co.jp. ぴあ. 2020年2月15日閲覧。
  3. ^ 細川俊夫《在河畔》之作品研究與詮釋探討”. ir.nctu.edu.tw. 國立交通大學. 2020年2月17日閲覧。
  4. ^ Toshio Hosokawa”. issuu.com. Schott. 2020年3月10日閲覧。
  5. ^ 細川俊夫”. www.schottjapan.com/. Schott Japan. 2020年2月15日閲覧。
  6. ^ Toshio Hosokawa”. www.synthetis.pl. Schott Japan. 2020年2月15日閲覧。
  7. ^ Sixth International Young Composers Competition”. wiafs.ru. Memory of Alfred Schnittke and Sviatoslav Richter. 2020年2月15日閲覧。
  8. ^ 津堅泰久さんについて 細川俊夫”. musicscape.net. ミュージックスケイプ. 2020年2月21日閲覧。
  9. ^ 作曲ワークショップ”. takefu-imf.com. 武生国際音楽祭. 2020年2月15日閲覧。
  10. ^ TOSHIO HOSOKAWA”. www.naxos.com. NAXOS. 2020年2月15日閲覧。
  11. ^ 細川俊夫 作曲公開講座”. www.kunitachi.ac.jp. 国立音楽大学. 2020年2月15日閲覧。
  12. ^ 細川俊夫 音楽を語る”. i2.wp.com. アルテスパブリッシング. 2020年2月15日閲覧。
  13. ^ Toshio Hosokawa”. www.oxfordmusiconline.com. oxford music online. 2020年2月15日閲覧。
  14. ^ Toshio Hosokawa”. www.wiko-berlin.de. Wissenschaftskolleg zu Berlin. 2020年2月21日閲覧。
  15. ^ Schweizer Filmmusikkomponist Niki Reiser erhält Rheingau Musikpreis 2005”. www.miz.org. MIZ. 2020年2月23日閲覧。
  16. ^ Toshio Hosokawa”. www.koehler-osbahr-stiftung.de. Koehler Osbahr Stiftung. 2020年2月15日閲覧。
  17. ^ Toshio Hosokawa”. www.adk.de. Akademie der Künste. 2020年2月21日閲覧。
  18. ^ Voiceless Voice in Hiroshima”. en.schott-music.com. SCHOTT. 2020年2月22日閲覧。
  19. ^ Toshio Hosokawa”. www.wiko-berlin.de. Wissenschaftskolleg zu Berlin. 2020年2月22日閲覧。
  20. ^ Toshio Hosokawa”. www.roche.de. Roche Commissions. 2020年2月21日閲覧。
  21. ^ Toshio Hosokawa”. www.wiko-berlin.de. Wissenschaftskolleg zu Berlin. 2020年2月22日閲覧。
  22. ^ Toshio Hosokawa”. www.fontec.co.jp. Fontec. 2020年2月15日閲覧。
  23. ^ バイエルン芸術アカデミーの新会員に選出”. badsk.de. Bayerische Akademie der Schönen Künste. 2020年2月23日閲覧。
  24. ^ British Composer Awards 2013”. www.prsformusic.com. PRS For Music. 2020年3月11日閲覧。
  25. ^ WE MUST LOOK AT WHAT HAS HAPPENED – TOSHIO HOSOKAWA ON HIS NEW OPERA”. en.karstenwitt.com. KARSTEN WITT MUSIK MANAGEMENT. 2020年2月15日閲覧。
  26. ^ 私たちは起きたことを直視しなければならない – 細川俊夫、新作オペラを語る”. www.schottjapan.com. ショット・ミュージック. 2020年2月15日閲覧。
  27. ^ futari shizuka - the maiden from the sea”. en.karstenwitt.com. karsten witt musik management. 2020年2月21日閲覧。
  28. ^ New opera by Toshio Hosokawa”. www.hazardchase.co.uk. Hazard Chase. 2020年2月21日閲覧。
  29. ^ 福山市制80周年記念委嘱作品”. en.schott-music.com. ショット・ミュージック. 2020年2月15日閲覧。
  30. ^ TOSHIO HOSOKAWA: gardens”. www.kairos-music.com. KAIROS. 2020年2月21日閲覧。

外部リンク