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2020年5月20日 (水) 10:14時点における版
すぎい ひかる 杉井 光 | |
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ペンネーム |
杉井 光 (すぎい ひかる) |
誕生 |
1978年??月??日 日本・東京都稲城市 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
活動期間 | 2006年 - |
ジャンル |
ライトノベル ミステリ 音楽小説 学園小説 |
代表作 |
『神様のメモ帳』 『さよならピアノソナタ』など |
主な受賞歴 | 第12回電撃小説大賞銀賞(『火目の巫女』) |
デビュー作 | 『火目の巫女』 |
署名 | |
公式サイト | 杉井光 (@hikarus225) - X(旧Twitter) |
杉井 光(すぎい ひかる、1978年 - )は、日本の小説家。東京都稲城市出身。
略歴
高校卒業後、フリーターを6年、ニートを3年経験[注 1]。フリーター時代は、アマチュアバンドでキーボードを担当。趣味は料理と麻雀[1]。『火目の巫女』で、第12回電撃小説大賞の銀賞を受賞。公式サイトにおいての職業は、小説家・ニートとなっている(2007年10月時点、2012年9月時点でも同様の記述を確認)。 主にライトノベルレーベルから多様な作品を発表して来たが、『超越数トッカータ』(後述の「蒔田シュン」シリーズ第一作)にて一般文芸誌へと進出した。
評価
この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
2008年以降かなりの速筆で知られるようになり、2008年5月から10月にかけては6ヶ月連続で新刊を刊行している[注 2]。また、ライトノベルにおいては新人作家がデビューレーベルのみで作品を発表し続けるケースが多いが、デビュー後の早い段階で複数社から複数シリーズを並行して発表していることも異例である[注 3]。
やや優柔不断で内省的な少年を主人公にした一人称の作品が多く、そのキャラクター造形や語り口が、異なるシリーズであっても非常に似通っているのが特徴的である。スター・システムの一種であると著者本人も認めている[要出典]。その一方で、現代ものからファンタジーまで作風は幅広い[注 1]。また杉井本人は「(それだけが執筆の動機ではないが、音楽関係の支出を作家業の経費にするため)音楽ものについては一生書き続ける」との趣旨で『楽聖少女』刊行に際してのインタビュー記事において語っている[2]。
作品の1つ『生徒会探偵キリカ』担当編集者へのインタビュー記事においては「自らの作品に対して真摯な姿勢で臨まれている方。(生徒会探偵キリカの)原稿には細かな言葉遊びが数多くちりばめられていて、編集者の自分自身もクスッと笑ってしまうことが何度もある」との趣旨で杉井を評している[3]。また『神様のメモ帳』担当編集者へのインタビュー記事では「マージャンが強そうだったり、いろいろな楽器を演奏できたり、本格的なラーメンを作ったりと多才な方。適当なようでいて、やる時はやられる方です」との趣旨で杉井が語られている[1]。
その他
2013年8月25日に発覚した2ちゃんねる個人情報流出事件の際、橋本紡、日日日、至道流星、榊一郎などのライトノベル作家や神海英雄、小宮山健太、河田悠冶、たにはらなつきなどの漫画家、原作者及び講談社を誹謗中傷する内容を、また、自身を激賞する内容を書き込んでいたことが、流出した情報から明らかになった。これについて、同27日に本人が公式サイト上に謝罪文を掲載した[4][5]。
マイコンBASICマガジンに自作ゲームを投稿していたことがあり、それらのWindows移植版をサイトで公開していたことがあった(現在は終了)。
作品リスト
小説
- 電撃文庫
- 火目の巫女シリーズ(2006年2月 - 2006年8月)
- 神様のメモ帳シリーズ(2007年1月 - 2014年9月)
- さよならピアノソナタシリーズ(2007年11月 - 2009年10月)
- 楽聖少女(2012年5月 - 2013年11月)
- 東池袋ストレイキャッツ(2014年6月)
- 夜桜ヴァンパネルラ (2015年9月 - 2016年1月)
- 恋してるひまがあるならガチャ回せ!(2018年3月 - )
- 楽園ノイズ(2020年5月)
- 一迅社文庫
- 死図眼のイタカ(2008年5月)
- さくらファミリア!シリーズ(2008年7月 - 2009年2月)
- シオンの血族シリーズ(2010年3月 - 2011年10月)
- 暁のヴァンピレス〜アグレイアーデンの緋百合〜(原作PEACH-PIT、2014年4月)
- GA文庫
- ばけらの!シリーズ(2008年9月 - 2009年1月)
- MF文庫J
- メディアワークス文庫
- すべての愛がゆるされる島(2009年12月)
- アスキー・メディアワークス 単行本
- 終わる世界のアルバム(2010年10月・メディアワークス文庫版 2012年10月)
- ガガガ文庫
- 花咲けるエリアルフォース(2011年2月)
- 講談社ラノベ文庫
- 生徒会探偵キリカ(2011年12月 - )
- 集英社 単行本
- 神曲プロデューサー(2013年7月)
- ダッシュエックス文庫
- 放課後アポカリプス(2014年11月 - 2015年6月)
- 電脳格技メフィストガールズ (2018年1月 - )
- 幻冬舎 単行本
- 六秒間の永遠(2015年2月)
- ノベルゼロ
- ブックマートの金狼(2016年2月)
- 講談社タイガ
- 蓮見律子の推理交響楽 比翼のバルカローレ(2017年8月 - )
漫画原作
- こもりクインテット!(作画Tiv、電撃大王、2013年8月号 - 2015年7月号)
- 魔乙女たちのエデン(作画新谷信貴、別冊少年マガジン、2013年11月号 - 2014年7月号)
- 天竜牌(作画松井勝法、マンガボックス、2016年第39号 - 2017年第36号)
- 電脳格技メフィストワルツ(作画おかゆさん、グランドジャンプWEB、2017年4月5日 - 2018年2月21日)
脚注
注釈
- ^ a b 『生徒会探偵キリカ』小説第1巻・第2巻著者紹介より。
- ^ 『死図眼のイタカ』(2008年5月、一迅社文庫)・『神様のメモ帳(3)』(同年6月、電撃文庫)・『さくらファミリア!』(同年7月、一迅社文庫)・『さよならピアノソナタ(3)』(同年8月、電撃文庫)・『ばけらの!』(同年9月、GA文庫)・『さくらファミリア!2』(同年10月、一迅社文庫)の6つ。なお杉井は2008年には『さよならピアノソナタ』の2巻および4巻をそれぞれ3月10日・12月5日に刊行しており、年間8冊をリリースしたこととなる。
- ^ デビュー年である2006年の2年後の2008年には、デビューレーベルの電撃文庫に加えて一迅社文庫・GA文庫でも作品を刊行した。2012年9月現在で出版実績のあるライトノベルレーベルは、電撃文庫・一迅社文庫・GA文庫・MF文庫J・メディアワークス文庫・ガガガ文庫・講談社ラノベ文庫である。
出典
- ^ a b “ラノベ質問状:「神様のメモ帳」 作者のニート経験が出発点 アニメ化も決定”. まんたんウェブ. (2011年2月11日) 2012年9月2日閲覧。
- ^ “【Spot the 電撃文庫】「伝奇小説の魅力をたっぷり詰め込んだ」__『楽聖少女』の作者・杉井光先生インタビュー!”. 電撃オンライン. (2012年5月26日) 2012年9月2日閲覧。
- ^ “ラノベ質問状:「生徒会探偵キリカ」 ファンタジーもののはずが気が付いたら……”. まんたんウェブ. (2012年5月11日) 2012年9月2日閲覧。
- ^ “ライトノベル作家、誹謗中傷を謝罪…個人情報流出で発覚”. シネマトゥデイ. (2013年8月27日) 2013年8月27日閲覧。
- ^ “お詫び”. 杉井光・公式サイト NEET TEEN. 2013年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年8月27日閲覧。
外部リンク
- 杉井光 (@hikarus225) - X(旧Twitter)
- 猿とタイプライター - ブログ
- 杉井光・公式サイト NEET TEEN。2017年4月4日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。