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==== 学術論文 ====
==== 学術論文 ====
* 近代家族形成史から見た児童文学 (『国語年誌』第15号(神戸大学国語教育学会 編、1996年11月))掲載
* 近代家族形成史から見た児童文学 (『国語年誌』第15号(神戸大学国語教育学会 編、1996年11月))掲載
* 明治二五年における学童 / 児童の言説編成――[[谷小波]]『当世少年気質』と『暑中休暇』における同一性と差異―― (『児童文学研究』第30号(日本児童文学学会 編、1997年11月))掲載
* 明治二五年における学童 / 児童の言説編成――[[谷小波]]『当世少年気質』と『暑中休暇』における同一性と差異―― (『児童文学研究』第30号(日本児童文学学会 編、1997年11月))掲載
* [[若松賤子]]訳『[[小公子]]』による「教育する母親」の言遂行的構成――明治二〇年代前半における「日本児童文学」の言説編制―― (『国語年誌』第18号(神戸大学国語教育学会 編、1998年2月))掲載
* [[若松賤子]]訳『[[小公子]]』による「教育する母親」の言遂行的構成――明治二〇年代前半における「日本児童文学」の言説編制―― (『国語年誌』第18号(神戸大学国語教育学会 編、1998年2月))掲載
* 『[[少年園]]』における表象としての「現実」と「地方少年」 (『日本文学』第47巻第12号([[日本文学協会]] 編、1998年12月))掲載
* 『[[少年園]]』における表象としての「現実」と「地方少年」 (『日本文学』第47巻第12号([[日本文学協会]] 編、1998年12月))掲載
* 仮想化された家父長制イデオロギー――[[谷小波]]「少年小説」における「僕」の位相―― (『国語年誌』第17号(神戸大学国語教育学会 編、1999年2月))掲載
* 仮想化された家父長制イデオロギー――[[谷小波]]「少年小説」における「僕」の位相―― (『国語年誌』第17号(神戸大学国語教育学会 編、1999年2月))掲載
* 「児童の発見」再考――イデオロギー装置論([[ルイ・アルチュセール|アルチュセール]])に向けて―― (『児童文学研究』第32号(日本児童文学学会 編、1999年11月))掲載
* 「児童の発見」再考――イデオロギー装置論([[ルイ・アルチュセール|アルチュセール]])に向けて―― (『児童文学研究』第32号(日本児童文学学会 編、1999年11月))掲載
* 擬人法における他者表象の問題――「どんぐりと山猫」を読むということ―― (『日文教 国語教育』第30号(1999年12月))掲載
* 擬人法における他者表象の問題――「どんぐりと山猫」を読むということ―― (『日文教 国語教育』第30号(1999年12月))掲載

2020年7月3日 (金) 06:22時点における版

目黒 強(めぐろ つよし、1973年 - )は、日本の児童文学研究者。児童文学を専門とした文芸評論家長崎県佐世保市生まれ[1]

経歴・人物

1998年3月、神戸大学大学院教育学研究科修士課程修了。2002年4月より、神戸大学専任講師[2]。現在、神戸大学大学院人間発達環境学研究科人間発達専攻准教授。日本児童文学学会理事。『〈児童文学〉の成立と課外読み物の時代』で第43回日本児童文学学会奨励賞受賞。

評論活動

1996年ごろには雑誌『日本児童文学』の創作コンクール(創作・評論の部[3])の常連投稿者となり、修士課程の2年間で20枚強の評論を4作ほど投稿。1997年8月には、「〈癒しの物語〉から〈場の物語〉へ――現代児童文学の同時代的考察――」で第19回「日本児童文学」創作コンクール「佳作」に選ばれている[4]。1999年には、評論「共振というコミュニケーション問題 「少年A」に関する言説について」で関英雄記念評論・研究論文募集の佳作(第3席)となる。2005年5月には、「マルチメディアという居場所――中景なき時代における児童文学の模索――」で、第2回日本児童文学者協会評論新人賞の「入選」(第1席)となっている[2]

論文・評論リスト

単行本

単著

  • 『〈児童文学〉の成立と課外読み物の時代』(和泉書院、2019年5月)

共著

  • 『はじめて学ぶ日本の絵本史Ⅰ』(鳥越信 編、ミネルヴァ書房、2001年12月)
  • 『人間像の発明』(ヒューマン・コミュニティ創成研究センター 編、ドメス出版、2006年10月) - 「怖れられる人間」担当
  • 『児童文学研究、そして、その先へ 下』(宮川健郎横川寿美子 編、久山社、2007年11月) - 「児童文学のメディオロジー」担当
  • 『一九三〇年代と接触空間 : ディアスポラの思想と文学』(緒形康 編、双文社出版、2008年3月) - 「日本における「接触空間」――谷崎潤一郎『細雪』にみる接触空間におけるモダンガール表象のアポリア」担当
  • 『教育文化を学ぶ人のために』(稲垣恭子 編、世界思想社、2011年4月) - 「立身出世主義にみる文学少年の近代」担当
  • 『「場所」から読み解く世界児童文学事典』(藤田のぼる、宮川健郎、川端有子水間千恵との共編著、原書房、2014年)

雑誌掲載

学術論文

  • 近代家族形成史から見た児童文学 (『国語年誌』第15号(神戸大学国語教育学会 編、1996年11月))掲載
  • 明治二五年における学童 / 児童の言説編成――巖谷小波『当世少年気質』と『暑中休暇』における同一性と差異―― (『児童文学研究』第30号(日本児童文学学会 編、1997年11月))掲載
  • 若松賤子訳『小公子』による「教育する母親」の言遂行的構成――明治二〇年代前半における「日本児童文学」の言説編制―― (『国語年誌』第18号(神戸大学国語教育学会 編、1998年2月))掲載
  • 少年園』における表象としての「現実」と「地方少年」 (『日本文学』第47巻第12号(日本文学協会 編、1998年12月))掲載
  • 仮想化された家父長制イデオロギー――巖谷小波「少年小説」における「僕」の位相―― (『国語年誌』第17号(神戸大学国語教育学会 編、1999年2月))掲載
  • 「児童の発見」再考――イデオロギー装置論(アルチュセール)に向けて―― (『児童文学研究』第32号(日本児童文学学会 編、1999年11月))掲載
  • 擬人法における他者表象の問題――「どんぐりと山猫」を読むということ―― (『日文教 国語教育』第30号(1999年12月))掲載
  • 『教育時論』における「不良」に関する言説についての考察 (『研究誌 別冊子どもの文化 』第3号(「研究子どもの文化」編集委員会 編、2001年9月))掲載
  • 谷崎潤一郎の初期作品における「不良」の表象に関する考察 (『児童文学研究』第34号(日本児童文学学会 編、2001年10月))掲載
  • 不良学生問題の成立過程に関する考察 (『神戸大学発達科学部研究紀要』第10巻第2号(2003年3月))掲載
  • 谷崎潤一郎『神童』における立身出世主義に関する考察 (『児童発達研究』第6号(2003年3号))掲載
  • 谷崎潤一郎『小僧の夢』における不良少年としての小僧の表象についての検討 (『児童発達研究』第7号(神戸大学発達科学部人間発達科学科児童発達論講座 編、2004年3月))掲載
  • 痴人の愛』における不良少女の表象に関する考察 (『神戸大学発達科学部研究紀要』第11巻第2号(2004年3月))掲載
  • 冒険世界』における青少年像に関する一考察――「野球害毒論争」を事例として―― (『児童発達研究』第8号(神戸大学発達科学部人間発達科学科児童発達論講座 編、2005年3月))掲載
  • 谷崎潤一郎「少年」にみる「小学生」のセクシュアリティについての考察 (『児童発達研究』第8号(神戸大学発達科学部人間発達科学科児童発達論講座 編、2005年3月))掲載
  • 高度情報消費時代におけるメディア有害言説にみる「子どもの文化」の位相 (『研究誌 別冊子どもの文化 』第8号(「研究子どもの文化」編集委員会 編、2006年7月))掲載
  • 婦人公論』にみる谷崎潤一郎「女人神聖」における女学生表象の考察 (『児童発達研究』第10号(神戸大学発達科学部人間発達科学科児童発達論講座 編、2007年3月))掲載
  • 若松賤子訳「セイラ、クルーの話。」にみるジェンダー (『國文論叢』第38号(神戸大学人文学研究科、2007年7月))掲載
  • 少年世界』における「お伽小説」にみる「小説」の位相――巌谷小波の作品を中心として―― (『国際児童文学館紀要』23号(2010年3月))掲載
  • 多メディア時代におけるキャラクター表現にみる物語体験――児童文庫を事例として―― (『日本児童文学』2010年7・8月号、日本児童文学者協会)
  • 『少年世界』における「少年小説」の同時代的意味――小説有害論に着目して―― (『国際児童文学館紀要』24号(2011年3月))掲載
  • 『日本之少年』における小説観のアクチュアリティ (『国際児童文学館紀要』25号(2012年3月))掲載
  • 女性文化人としての児童文学者――村岡花子を事例として―― (研究報告書《基盤研究(B) 「女性文化人」の社会的形成に関する歴史社会学的研究》、2013年3月)
  • メディア有害論からみた『少女世界』における女学生像――「少女小説」と「演劇」を中心として―― (『国際児童文学館紀要』26号(2013年3月))掲載
  • 教育雑誌における教育的メディアとしての児童文学の発見――『教育時論』を事例として―― (『児童文学研究』第46号(日本児童文学学会 編、2014年2月))掲載
  • 明治後期における課外読み物観の形成過程――『太陽』における「小説」観に着目して―― (『神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要』第8巻第1号(2014年9月))掲載
  • 明治期における〈冒険小説〉の排除と包摂――教育雑誌を中心に―― (『大阪国際児童文学振興財団研究紀要』第29号(2016年3月))掲載
  • 絵本の語りと視点――日本語の主観的把握に着目して―― (『神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要』特別号( 2016年6月))掲載
  • 大町桂月の修養主義的文学観 (『大阪国際児童文学振興財団研究紀要』第30号(2017年3月))掲載
  • 明治後期における『少女世界』にみる良妻賢母規範をめぐるポリティクス――〈お伽小説〉と〈冒険小説〉を事例として―― (『神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要』第11巻第1号(2016年9月))掲載
  • 明治後半期における文士の社会的地位をめぐるポリティクス――巖谷小波の文士優遇論に着目して―― (『大阪国際児童文学振興財団研究紀要』第31号(2018年3月))掲載
  • 明治期の読書論における〈空想〉の排除と包摂――お伽噺論を中心として――(『子ども社会研究』24号(日本子ども社会学会 編、2018年6月))掲載

準学術誌論文

  • 新教科書に見る新しい作家・作品 (『実践国語研究』239号(全国国語教育実践研究会 編、2003年1月))掲載
  • 幼年童話における「成長」の位相 (『実践国語研究』254号(全国国語教育実践研究会 編、2004年5月))掲載
  • 幼年童話と擬人法 (『実践国語研究』256号(全国国語教育実践研究会 編、2004年7月))掲載
  • 戦争児童文学とメディア・リテラシー (『実践国語研究』258号(全国国語教育実践研究会 編、2004年7月))掲載
  • ファンタジーとジェンダー (『実践国語研究』260号(全国国語教育実践研究会 編、2004年11月))掲載
  • 児童文学における自然観 (『実践国語研究』262号(全国国語教育実践研究会 編、2005年1月))
  • ファンタジーとコミュニケーション (『実践国語研究』263号(全国国語教育実践研究会 編、2005年3月))掲載
  • メディアとしての手紙 (『実践国語研究』265号(全国国語教育実践研究会 編、2005年5月))掲載
  • 学校ファンタジーの想像力 (『実践国語研究』267号(全国国語教育実践研究会 編、2005年7月))掲載
  • 物語行為の創造力 (『実践国語研究』269号(全国国語教育実践研究会 編、2005年9月))掲載
  • 宮沢賢治童話と映像メディア (『実践国語研究』270号(全国国語教育実践研究会 編、2005年11月))掲載
  • ライフストーリーとしての児童文学 (『実践国語研究』271号(全国国語教育実践研究会 編、2006年1月))掲載
  • 「物語」としての伝記 (『実践国語研究』272号(全国国語教育実践研究会 編、2006年3月))掲載
  • 「児童文学とジェンダー」の報告 (子ども社会研究の窓) (『子ども社会研究』25号(日本子ども社会学会 編、2019年6月))掲載

文芸評論

評論
  • 不透明なコミュニケーション、透明なディスコミュニケーション――『こどものおもちゃ』と『エヴァンゲリオン』―― (『日本児童文学』2000年1・2月号、日本児童文学者協会)掲載
  • 多文化共生時代における混生の思想――上橋菜穂子たつみや章の作品にみる国産ファンタジーの現在―― (『日本児童文学』2002年9・10月号、日本児童文学者協会)掲載
  • インターネット匿名言説の危険性 (『日本児童文学』2004年1・2月号、日本児童文学者協会)掲載
  • 日本児童文学学会編「研究=日本の児童文学」の意義と課題 (『日本児童文学』2004年5・6月号、日本児童文学者協会)掲載
  • マルチメディアという居場所――中景なき時代における児童文学の模索―― (『日本児童文学』2005年7・8月号、日本児童文学者協会)掲載
  • テレビゲーム世代における物語体験の変容 (『日本児童文学』2006年9・10月号、日本児童文学者協会)掲載
  • ノスタルジアというモンスター――『GOGOモンスター』試論―― (『ユリイカ』2007年1月号、青土社)掲載
  • 『ノンちゃん雲に乗る』のスペクトル――石井桃子と現代日本児童文学―― (『ユリイカ』2007年7月号、青土社)掲載
  • 物語の構造分析のジレンマ (『研究誌 別冊子どもの文化』第9号、2007年8月)掲載
  • 希望格差社会における現代児童文学のアクチュアリティ (『日本児童文学』2008年3・4月号、日本児童文学者協会)掲載
  • 砂田弘作品における犯罪者像にみる資本主義批判の変容 (『日本児童文学』2008年9・10月号、日本児童文学者協会)掲載
  • 時代に同伴する批評 (『日本児童文学』2012年5・6月号、日本児童文学者協会)掲載
  • 高橋秀雄作品におけるキャラ的コミュニケーションの転覆 (『日本児童文学』2014年9・10月号、日本児童文学者協会)掲載
  • 友だちになるハビトゥス 『だるまちゃんとてんぐちゃん』の読書体験 (『現代思想』2017年9月臨時増刊号、青土社)掲載
  • 阿川佐和子訳『ウィニー・ザ・プー』と教養主義的読書観 石井桃子を手がかりとして (『ユリイカ』2019年1月号、青土社)掲載
  • 「リスク社会時代の児童文学 第1回 リスク社会と存在論的不安 (『日本児童文学』2020年1-2月号、日本児童文学者協会)掲載
  • 「リスク社会時代の児童文学 第2回 中間集団のリスク化 (『日本児童文学』2020年3-4月号、日本児童文学者協会)掲載
  • 「リスク社会時代の児童文学 第3回 リスク・排除・監視 (『日本児童文学』2020年5-6月号、日本児童文学者協会)掲載
時評・書評
  • 村瀬学:著『13歳論』 不透明な時代の透明な物語 (『子どもの文化』第32巻6号、文民教育協会子どもの文化研究所、2000年5月)掲載
  • 創作時評 イラストレーターにみる児童書の現在 (『日本児童文学』2006年1・2月号、日本児童文学者協会)掲載
  • 創作時評 ミステリーにみる児童書の現在 (『日本児童文学』2006年3・4月号、日本児童文学者協会)掲載
  • 創作時評 ファンタジー・SFにみる児童書の現在 (『日本児童文学』2006年5・6月号、日本児童文学者協会)掲載
  • 創作時評 新たな物語の予感 (『日本児童文学』2013年1・2月号、日本児童文学者協会)掲載
  • 創作時評 もう一つの世界 (『日本児童文学』2013年5・6月号、日本児童文学者協会)掲載
  • 創作時評 スクール・カーストから見える風景 (『日本児童文学』2013年10・11月号、日本児童文学者協会)掲載
  • 子どもの文学この一年 評論・研究 (『日本児童文学』2016年5・6月号、日本児童文学者協会)掲載
  • 子どもの文学この一年 児童文庫 (『日本児童文学』2017年5・6月号、日本児童文学者協会)掲載
  • 書評 是澤博昭著『軍国少年・少女の誕生とメディア 子ども達の日満親善交流』 (『児童文学研究』51号(2018年4月)、日本児童文学学会)掲載

脚注

  1. ^ 『「場所」から読み解く世界児童文学事典』原書房、2014年
  2. ^ a b 『日本児童文学』2005年5・6月号、89頁。
  3. ^ 現在の同誌「投稿作品賞」。現在では評論作品は受け付けていない。
  4. ^ 『日本児童文学』1997年7・8月号、94頁。

外部リンク