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:*** 東口12番乗り場より「[[岩手県交通松園営業所#県立中央病院循環線|県立中央病院循環線]]」に乗車し、「[[岩手県立中央病院|県立中央病院]]前」バス停下車。徒歩5分。(バス停位置は、盛岡駅方面の位置と異なる。)<ref>[http://www2.iwate-ed.jp/tor-h/CHUGAKUSEI-SENYOU.html 中学生の皆さんへ] 岩手県立杜陵高等学校</ref> |
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:* 盛岡駅より 徒歩25分 |
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:** 岩手県北バス 西口25番乗り場 |
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:*** 「E01 [[厨川駅]]」行き、あるいは、「[[岩手県北自動車#厨川駅 - 盛岡駅西口 - イオン盛岡南|E03 厨川駅西口]]」行きに乗車。 |
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:** ただし、いずれの場合も盛岡駅に向かう場合は、「県立中央病院前」から乗車する。バス停まで徒歩2分。 |
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: JR[[山田線]]「[[上盛岡駅]]」より 徒歩10分 |
: JR[[山田線]]「[[上盛岡駅]]」より 徒歩10分 |
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; 校訓 |
; 校訓 |
2020年8月22日 (土) 07:00時点における版
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岩手県立杜陵高等学校 Iwate Prefectural Toryo High School | |
---|---|
過去の名称 |
私立盛岡夜間中学 岩手県立盛岡夜間中学校 岩手県立杜陵中学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 岩手県 |
校訓 | 熱意・誠意・創意 |
設立年月日 | 1924年10月13日 |
創立記念日 | 10月13日 |
共学・別学 | 男女共学 |
分校 | 奥州校 |
課程 |
定時制課程 通信制課程 |
二部以上の授業 | 午前・午後・夜間(単位制) |
単位制・学年制 | 単位制 |
設置学科 |
普通科・商業科(単位制) 普通科・衛生看護科(通信制) |
高校コード | 03106C |
所在地 | 〒020-8543 |
岩手県盛岡市上田二丁目3番1号(本校) 北緯39度42分52.67秒 東経141度8分44.95秒 / 北緯39.7146306度 東経141.1458194度 | |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
岩手県立杜陵高等学校(いわてけんりつとりょうこうとうがっこう、英語: Iwate Prefectural Toryo High School)は、岩手県盛岡市上田二丁目にある県立の高等学校。
概観
- 歴史
- 1924年(大正13年)に日本で3番目の夜間中学「私立盛岡夜間中学」として開校した。
- 特徴
- 岩手県内における定時制通信制教育の中心校となっている。日本放送協会学園高等学校協力校。1988年(昭和63年)に日本で初めて、定時制課程に無学年制・単位制を導入し、午前・午後・夜間に授業を行う多部制(三部制)を取り入れている。
- 校風
- 元々は働きながら学びたい社会人のための学校として設立されたため、自由な校風である。服装や頭髪の指定が無いのはもちろん、運転免許の取得や原付・自動車等での通学も可能である。
- アクセス
- JR各線・IGRいわて銀河鉄道「盛岡駅」よりバス利用。
- JR山田線「上盛岡駅」より 徒歩10分
- 校訓
- 「熱意・誠意・創意」
- 教育目標
-
- 自他の人格を敬愛し、個性の伸長を図り、協力と奉仕を尊び豊かな情操の育成に努める。
- 自主自立の精神を涵養し、文化の創造と発展に貢献する態度を育成する。
- 自主的行動能力を育成し、心身ともに健全な人間性の育成に努める。
- 生涯を通じて、学び続ける意欲を持ち、真理を探究する態度を育成する。
- 国際理解を深め、「国際社会」に対応し得る主体的人間性の素質を育成する。
- 校歌
- 作詞は小田島憲、作曲は千葉了道による。歌詞は3番まである。
- 分校
- 岩手県立杜陵高等学校奥州校 - 広い県土における定時制・通信制教育の対応として、県南の奥州市に分校として奥州校を設置している。
- その他
- 盛岡市の広域避難場所に指定されている。
- 児童自立支援施設の岩手県立杜陵学園とは無関係。
沿革
年表
- 1924年(大正13年)
- 1937年(昭和2年)- 全国で初めて独立校舎を持つ夜間中学校となる。
- 1943年
- 1948年4月1日 - 学制改革(六・三・三制の実施)
- 旧制中学校は廃止され、新制高等学校「岩手県立杜陵高等学校」が発足。
- 岩手県立盛岡第一高等学校と岩手県立一関第一高等学校に通信教育部を設置。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 通信制の全科目が開講し、「通信制」のみで卒業が認定される。
- 1963年(昭和38年)4月1日 - 日本放送協会学園高等学校(NHK学園高等学校)が発足し、その協力校となる。
- 1968年(昭和43年)4月1日 - 定時制と通信制の両課程を持つ、全国初のセンタースクールとなる。
- 岩手県立盛岡商業高等学校より定時制課程商業科が移管される。
- 岩手県立盛岡第一高等学校より通信制課程普通科が移管される。
- 1974年(昭和49年)4月1日 - 通信制課程に3分室を設置。
- 宮古分室(岩手県立宮古高等学校内)
- 水沢分室(岩手県立水沢商業高等学校内)
- 福岡分室(岩手県立福岡高等学校内)
- 1975年(昭和50年)4月1日 - 通信制福岡分室を廃止。
- 1988年(昭和63年)4月1日 - 定時制課程に単位制を導入。
- 1993年(平成5年)4月1日 - 単位制に三部制を導入。
- 1994年(平成6年)- 新校舎が完成。
- 2009年(平成21年)4月1日 - 岩手県立杜陵高等学校奥州校を開校。
- 通信制水沢分室、岩手県立水沢商業高等学校定時制商業科、岩手県立黒沢尻工業高等学校定時制産業科が統合された。
- 2018年(平成30年)4月1日 - 宮古分室が岩手県立宮古高等学校通信制課程として独立[2]。
教育課程
特徴的な時間割
時間割の組み合わせが膨大な数になるため、単位制の出欠席管理はIDカード(学生証)とカードリーダーによって行われている。
通信制では「授業(スクーリング)の欠席」という概念がないため、SHR(ショートホームルーム)時、もしくは担任に直接「生徒出校カード」を、授業時に「科目出席カード」(いずれも生徒本人が記入)を提出することによって出席とみなす。
- 単位制
- 三部制の導入 自分の希望する科目や、登校する時間を選ぶことができる。併修(1日6時間)することで、他校と同様に3年間での卒業も可能である。
- 15:40~17:45は7・8校時とし、その間は部活動や給食(寮生と3部生徒のみ)の時間となっている。
- 1部(午前):8:45~12:45 (1~4校時)
- 2部(午後):10:45~15:20 (3~6校時)
- 3部(夜間):17:45~21:10 (9~12校時)
- 通信制:曜日による時間割の違い
- 通信制本校では、月2~3週の頻度でスクーリングを日曜日、月曜日、水曜日に行っている。月曜日と水曜日は単位制と同じ時間に授業を行うが(1~7校時)、通信制の特徴として生徒の居住地域が広範囲にわたるため、1校時の授業に出席するのが困難な生徒もいる。そのため、日曜日は1校時の始業を10分遅らせ8:55から授業を行い、それに伴って日曜日の時間割と月曜日・水曜日の時間割が異なる。
二期制
単位制は1年を前期と後期に分けているため、学期ごと(半年ごと)に単位を認定している。そのため3,4月に行われる後期卒業式・前期入学式に加えて、学期の変わり目である9,10月にも前期卒業式・後期入学式がある。
通信制も平成17年度より二期制を取り入れた。ただし、単位の認定は従来どおり1年ごとであるため、卒業式は3月、入学式は4月のみである。
進路状況
様々な生徒が所属し、目標もそれぞれで異なる。多い方から順に専門学校、就職、大学、短期大学という傾向がある。書店で販売されている高校案内冊子には、卒業生のうち40%程度が留年・未定という記載をされることもあるが、生徒それぞれに事情があること[3]を考慮する必要がある。
- 進学
- 他校に比べ進学する生徒は少ない。進学希望者は優先的に進路資料を貰えるなど、中身の濃い指導も受けられる。また進学校から転入学・編入学して来る生徒も多いため意識は低くなく、進学状況は悪いわけではない。
- 就職
- 公共職業安定所の求人に学校を通して応募し、就職する例が多い。意欲的な生徒もいる反面、アルバイトをしている生徒が多いことや授業料の低さも作用し、意識が低い生徒も少数ながら存在する。また単位制3部・通信制生徒において、すでに手に職を就けている者、あるいは職から退いている者[4]も多い。
臨時ヘリポート
立地環境から校庭がヘリポートとして利用されたことがある。1度目はFISワールドカップにて。2度目は隣接する岩手県立中央病院への救急ヘリが緊急着陸した。
学校行事
- 球技大会、大運動会
- 単位制では球技大会が唯一のスポーツ行事である。
- 通信制の球技大会は本校と協力校のNHK学園からの参加だが、運動会は本校に加えて奥州校、宮古分室、NHK学園からの参加となるため、大規模なものとなる。
- 生活体験発表会(単位制:8月下旬~9月上旬、通信制:7月中旬~下旬)
- 「全国高等学校定時制通信制生徒生活体験発表大会」の校内予選を兼ねている。最優秀賞受賞者(もしくは入賞者)は県大会へ、通信制ではそれに加えて通信制生活体験発表大会の北海道・東北大会へ進出する。
- 秋休み(9月中旬)
- 単位制では夏休みのあと授業が再開されて1ヶ月ほどで、再び2週間程度の休み[5]に入る。これは前期終業式の他に、前述した前期卒業式・後期入学式を実施するため。
- 通信制でも8月下旬から9月上旬に2週にわたって前期試験が行われ、合格認定の手続きなどのためにほぼ9月いっぱいはスクーリングが無い。
- 文化祭(11月頃)
- 公開文化祭である杜高祭と非公開の文化部発表会が毎年交互に開催される。西暦下1桁が奇数のときは文化部発表会、偶数のときは杜高祭が行われる。平成18年度は杜高祭が催された。
部・生徒会活動
毎年全国高等学校定時制通信制体育大会や全国高等学校総合文化祭などへ出場し、優秀な成績を収めている。
文化系の団体で特筆すべき点として、全日制高校も参加する大会で上位入賞を果たしている。活動範囲は部や委員会に限らず、有志がチームを作り入賞していることも特徴といえる。
- 運動部
- 全国高等学校総合体育大会(インターハイ)へ出場することは、稀である。これは練習時間の制約や、クラス分け(全日制高校は1部、定通制高校は2部)があるためである。しかし過去には個人競技で優秀な成績を収め、インターハイ本戦へ出場した例もある。ちなみにインターハイも全国定通大会も、主催は全国高等学校体育連盟である。
周辺
上田地区には岩手県立中央病院、岩手大学、岩手県立盛岡第一高等学校、岩手県立盛岡聴覚支援学校、盛岡市立上田中学校などが立地する。