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2020年12月1日 (火) 12:08時点における版

尾辻 かな子
おつじ かなこ
2012年12月、事務所前出発式での演説の様子
生年月日 (1974-12-16) 1974年12月16日(49歳)
出生地 日本の旗 日本 奈良県
出身校 高知大学農学部森林科学科中退
同志社大学商学部卒業
前職 市民団体職員
大阪府議会議員事務所職員[1]
所属政党無所属→)
民主党→)
民進党→)
旧立憲民主党→)
立憲民主党
称号 学士(商学)(同志社大学・2001年
公式サイト 尾辻かな子公式WEBサイト

選挙区 比例近畿ブロック大阪2区
当選回数 1回
在任期間 2017年10月27日[2] - 現職

選挙区 比例区
当選回数 1回
在任期間 2013年5月23日 - 2013年7月28日

選挙区 堺市堺区選挙区
当選回数 1回
在任期間 2003年4月30日 - 2007年4月29日
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尾辻 かな子(おつじ かなこ、1974年12月16日 - )は、日本政治家社会福祉士介護福祉士立憲民主党所属の衆議院議員(1期)。

大阪府議会議員(1期)、参議院議員(1期)などを歴任した。

来歴

奈良県に生まれ[3]大阪府阪南市で育ち、1993年兵庫県立夢野台高等学校を卒業[4]。高校時代には、空手道全国選抜大会とアジアJr.空手道大会で優勝している[4]高知大学農学部森林科学科を中退後[3]韓国ソウル大学校語学研究所への語学留学を経て、同志社大学商学部に入学[4]。大学ではテコンドー同好会に所属し、シドニーオリンピックの予選へ出場したこともある[4]。在学中の2000年から、特定非営利活動法人ドットジェイピーの議員インターンシッププログラムに参加し、茨木市議会議員の桂睦子のもとで活動した[5]

2003年第15回統一地方選挙の前半に行われた4月13日の大阪府議会議員選挙に堺市堺区選挙区から出馬し、当時の府議会で最年少だった28歳で初当選した[6]。当選同期に松井一郎井上哲也今井豊東徹浦野靖人森山浩行などがいる。2005年に同性愛者であることを、著書を通じて発表。2005年10月、大阪府の社宅で住宅供給公社が運営管理する住宅について、高齢者だけではなく同性カップルなど、法律上の血縁親族以外の単身者同士でも共有住宅として入居できることを確認した[7]2006年6月、米国務省のインターナショナル・ヴィジター・リーダーシップ・プログラム (International Visitor Leadership Program) に選ばれ、渡米してワシントンD.C.サンフランシスコなど各地を訪問し見聞を広めた[8]

2007年4月の大阪府議選には、同年7月の第21回参議院議員通常選挙に出馬するため立候補を届け出ず、同月29日付けで任期を満了した。同選挙には民主党の公認候補として比例区から立候補したものの、落選した。その後はヘルパー二級を取得し、介護施設で勤務した[9]

2012年12月16日第46回衆議院議員総選挙大阪5区から民主党公認候補(引退を表明した稲見哲男の後継)として比例重複立候補するも、選挙区では公明党の候補に敗北した[10][11]。しかし、2013年5月8日に夏の参院選で鞍替え出馬を模索している民主党の衆議院議員であった室井邦彦が辞職したため、繰り上げ当選となった[12][13]。なお、LGBTであることを公表した国会議員は尾辻が初めてとされる[14]。参議院での所属委員会は文教科学委員会沖縄及び北方問題に関する特別委員会。同年7月の参議院選挙には出馬せず、任期満了。

2016年に結成された民進党では大阪2区総支部長に就任[15]

2017年9月28日第48回衆議院議員総選挙を巡り、民進党が希望の党へ合流する方針を決めたが、30日には希望の党が日本維新の会との選挙区の棲み分けに合意し、大阪府内で候補者を擁立しないと発表。9月30日、尾辻は無所属でも出馬することを表明した[16]10月2日、大阪2区から立憲民主党公認で出馬することを表明[17][18][19]。10月22日の投開票の結果、尾辻は選挙区では自民党左藤章に敗れ、次点の日本維新の会の椎木保より2万票近く下ったものの、比例復活で当選を果たした(惜敗率52.513%)[20][2]。当選後は党大阪府連幹事長を務めた[21]が、2018年11月退任[22]

2020年9月には、(新)立憲民主党の結党に参加した。

政策

2017年の朝日新聞によるアンケートにおいて、

著作

  • 『カミングアウト〜自分らしさを見つける旅』(講談社、2005年) ISBN 978-4062130905
  • (共著)『パートナーシップ・生活と制度—結婚、事実婚、同性婚』(杉浦郁子、野宮亜紀、大江千束、尾辻かな子ほか著)(緑風出版、2007年) ISBN 978-4846107017
  • (共著)『セクシュアルマイノリティをめぐる学校教育と支援〜エンパワメントにつながるネットワークの構築にむけて』(加藤慶・渡辺大輔編著/尾辻かな子ほか著)日本図書館協会選定図書(開成出版、2010年) ISBN 978-4876034284

訳書

出演

脚注

  1. ^ “比例区候補者”. 朝日新聞. (2007年7月12日). http://www.asahi.com/senkyo2007/carta/C02008.html 2020年11月6日閲覧。 
  2. ^ a b 平成29年(2017年)10月27日中央選挙管理会告示第26号(平成二十九年十月二十二日執行の衆議院比例代表選出議員の選挙における衆議院名簿届出政党等に係る得票数、当選人の数並びに当選人の住所及び氏名に関する件)
  3. ^ a b 尾辻かな子君_衆議院”. 衆議院 (2019年9月30日). 2020年3月3日閲覧。
  4. ^ a b c d プロフィール”. 尾辻かな子公式WEBサイト. 2020年3月3日閲覧。
  5. ^ “若きLGBT人権活動家・尾辻かな子の巻⑪”. 図書新聞. (2014年9月13日). http://toshoshimbun.jp/books_newspaper/week_description.php?shinbunno=3174&syosekino=7566 2016年4月24日閲覧。 
  6. ^ 同性愛差別をなくしていくために、教育の場でできること - 前川 直哉 2016年3月9日閲覧
  7. ^ 親族以外も同居可能に 大阪府公社住宅 同性カップルを念頭に2016年3月9日閲覧
  8. ^ 尾辻かな子 プレス用プロフィール(PDF)2017年3月29日閲覧
  9. ^ プロフィール|尾辻かな子公式WEBサイト
  10. ^ 『尾辻かな子: 近畿比例 民主党 : プロフィール : 衆院選2012 : YOMIURI- 読売新聞』毎日新聞,2012年12月16日,2017年10月01日閲覧
  11. ^ : プロフィール : 衆院選2012 : YOMIURI- 読売新聞』毎日新聞,2012年12月16日,2017年10月01日閲覧
  12. ^ 総務省|参議院議員選挙にかかる繰上補充 2013年(平成25年)5月23日中央選挙管理会告示第8号「平成十九年七月二十九日執行の参議院比例代表選出議員の選挙における名簿届出政党等に係る欠員による繰上補充による当選人の住所及び氏名に関する件」
  13. ^ 参院比例、民主の尾辻氏が繰り上げ当選 日本経済新聞 2013年5月22日
  14. ^ 尾辻かな子”. LGBT政策情報センター (2014年). 2020年1月4日閲覧。
  15. ^ “民進、衆院小選挙区で公認6人内定”. 日本経済新聞. (2016年4月26日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS26H3Z_W6A420C1PP8000/ 2020年11月6日閲覧。 
  16. ^ “前原氏の説明と違う…民進系ぼう然 大阪で希望擁立せず”. 朝日新聞. (2017年10月1日). http://digital.asahi.com/articles/ASK9Z5H2TK9ZPTIL00T.html?rm=387 2017年10月1日閲覧。 
  17. ^ “衆院選 民進の平野氏が無所属立候補へ 大阪11区”. 毎日新聞. (2017年10月2日). https://mainichi.jp/senkyo/articles/20171003/k00/00m/010/109000c 2017年10月27日閲覧。 
  18. ^ “立憲民主、1次公認62人=民進出身者と競合避ける【17衆院選】”. 時事通信社. (2017年10月6日). https://www.jiji.com/jc/article?k=2017100601218&g=pol 2017年10月6日閲覧。 
  19. ^ 「私を覚えて」立候補予定者駆ける 激戦必至の大阪2区 衆院選10日公示 運動会や祭り、ショッピングモールへ”. 日本経済新聞 (2017年10月8日). 2017年10月9日閲覧。
  20. ^ 比例区開票速報 近畿ブロック 朝日新聞
  21. ^ “立憲民主党、大阪に府連設立 全国3番目の地方組織”. 産経新聞. (2017年12月1日). https://www.asahi.com/articles/ASKD14GM8KD1PTIL00N.html 2018年11月18日閲覧。 
  22. ^ “立憲民主党大阪府連、新代表に辻元氏選出”. 産経新聞. (2018年11月17日). https://www.sankei.com/west/amp/181117/wst1811170021-a.html 2018年11月18日閲覧。 
  23. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 2017年衆院選、候補者アンケート(朝日・東大谷口研究室共同調査)

外部リンク