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2020年12月23日 (水) 05:18時点における版

「for you…」
髙橋真梨子シングル
初出アルバム『Dear』
B面 ワインのようなKiss
リリース
ジャンル J-POP
レーベル ビクター音楽産業
作詞・作曲 大津あきら鈴木キサブロー
プロデュース ヘンリー広瀬
ゴールドディスク
髙橋真梨子 シングル 年表
夜明けのララバイ
(1981年)
for you…
(1982年)
come back to me〜フラワーホテルの女客
(1982年)
テンプレートを表示

for you…」(フォー・ユー)は、髙橋真梨子の楽曲で、8枚目のシングル。1982年3月5日に発売。

収録曲

  1. for you…
    作詞:大津あきら 作曲:鈴木キサブロー 編曲:若草恵
  2. ワインのようなKiss
    作詞:康珍化 作曲:浜田金吾 編曲:大谷和夫

「for you…」の概要

  • 髙橋のライブコンサートなどでは欠かせない曲の一つとなっている。
  • ペドロ&カプリシャス時代から髙橋と行動を共にしてきたヘンリー広瀬が、髙橋作品のプロデュースを初めて担当。
  • 作詞者の大津あきらと作曲者の鈴木キサブローは、酒を飲みながら「音楽賞レースに向けて血眼になって曲を作るのはなんかカッコ悪い。」「でも、やっぱり賞は欲しい。」と語り合ったことから、「東京音楽祭の金賞獲得」を狙って制作された。
  • 当初考えられたタイトルは、サビのフレーズでもある「あなたが欲しい」だったが、あまりにストレートすぎる表現に髙橋は拒否した。
  • 曲の主人公の語りに相当するAメロは24小節(8小節が3セット)もある。その理由として鈴木は「ボロボロになった女は泣きながらボソボソと思い出を語り、やがて立ち直る。つまり歌えるようになるには時間がかかるはずだ、と。だから語りは3回。2回ではどうしても足りない。」と説明している。鈴木歌唱の仮歌を入れたデモテープを聴いた髙橋は、Aメロを「お経みたい。」と感じたといい、当初は歌い方に悩み、その後は3セットでそれぞれ違う歌い方を心掛けているという。
  • 発売当時、シングル盤は爆発的に売れることはなく、第11回東京音楽祭の金賞受賞後に少々売れた程度だった[1]。なお、本作を収録したアルバム『Dear』は16万枚を売り上げた[2]
  • 当初は別のアレンジャーが編曲を担当し、伴奏を録り終えたが、鈴木や他の制作スタッフは出来栄えに納得がいかず、その様子に広瀬は頭を抱えるほどだった。そして鈴木が代表して髙橋の所属事務所社長に直談判し、若草恵が起用された。若草が完成させた編曲は、東京音楽祭のレセプション会場に来ていた世良譲に「あのアレンジは最高だね」と褒められた。
  • 2013年の『第64回NHK紅白歌合戦』では紅組トリで歌唱した。
  • それから4年後の2017年には『第68回NHK紅白歌合戦』で2回目の披露となる。なお、当時の髙橋の年齢は68歳9か月と、紅白歌合戦の紅組歌手としては最年長出場記録を上回った。

「for you…」のカバー

脚注

  1. ^ 川上貴光『高橋真梨子とびらを開けて』文藝春秋、2000年、204-205頁。ISBN 4-16-356-050-5
  2. ^ 『高橋真梨子とびらを開けて』176-177頁。

参考文献

  • 週刊現代』(講談社)2019年2月9日号p.130-133「週現『熱討スタジアム』第315回 髙橋真梨子『for you…』を語ろう」
    • ヘンリー広瀬・鈴木キサブロー・松本久(日刊スポーツ新聞社)による対談と、髙橋によるコメントで構成。