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{{by|2011年}}からは再びリリーフに専念することになった<ref name="b"></ref>。オフの11月18日に、フィリーズの[[ロースター (MLB)#26人枠と40人枠|40人枠]]に入った<ref>Zolecki, Todd(2011-11-18). [http://philadelphia.phillies.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20111118&content_id=26000196&vkey=news_phi&c_id=phi Phillies add four players to 40-man roster]. phillies.com(英語). 2011年11月19日閲覧</ref>。 |
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{{by|2012年}}8月23日にメジャーデビューを果たした<ref>[http://philadelphia.phillies.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20120823&content_id=37227242¬ebook_id=37234610&vkey=notebook_mlb&c_id=mlb Aumont makes Major League debut in victory]</ref>。 |
2021年4月13日 (火) 08:52時点における版
ホワイトソックスのスプリングトレーニング参加時(2016年) | |
基本情報 | |
---|---|
国籍 | カナダ |
出身地 | ケベック州ガティノー |
生年月日 | 1989年1月7日(35歳) |
身長 体重 |
6' 7" =約200.7 cm 240 lb =約108.9 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2007年 MLBドラフト1巡目(全体11位)でシアトル・マリナーズから指名 |
初出場 | 2012年8月23日 シンシナティ・レッズ戦 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
国際大会 | |
代表チーム | カナダ |
WBC | 2009年、2013年 |
プレミア12 | 2015年、 2019年 |
この表について
|
獲得メダル | ||
---|---|---|
男子 野球 | ||
カナダ | ||
パンアメリカン競技大会 | ||
金 | 2015 | 野球 |
フィリップ・オーモン(Phillippe Aumont, 1989年1月7日 - )は、カナダ連邦ケベック州ガティノー出身の元プロ野球選手(投手)。右投左打。
経歴
野球好きの父の影響で11歳の時に野球を始め、最初のポジションは中堅手だった。それに並行して、父が捕手を務めて投球練習も行っていた。その後、両親の離婚を機に非行に走るようになったが、14歳の時にコーチの家に引き取られてからは更生し、野球の才能を開花させていく。高校はÉcole secondaire du Versantに進学するが、野球はスポーツプログラムが充実しているPolyvalente Nicolas-Gatineauでプレーしていた[1][2]。高校時代はカナダのナショナルチームに選出される一方で、野球がシーズンオフとなる冬季にはバスケットボールでも活躍。
2007年のMLBドラフト1巡目(全体11位)でシアトル・マリナーズから指名され、190万ドルの契約金で入団した。ケベック州出身選手の1巡目指名は史上初の快挙であり、歴代のカナダ人選手でもアダム・ローウェン(2002年全体4位)、ジェフ・フランシス(2002年全体9位)に次ぐ史上3番目の高順位での指名となった[1][3]。
2008年にA級ウィスコンシン・ティンバーラトラーズでデビューし、15試合登板(先発8)で防御率は2.75だった。シーズン終了後には、「ベースボール・アメリカ」誌の有望株ランキングに於いて、グレッグ・ホールマン、マイケル・ソーンダースに次いで球団内3位の評価を受けた[4]。
2009年の開幕前には第2回WBCのカナダ代表に選出された[5]。1次ラウンドのアメリカ戦で4番手として登板し、ケビン・ユーキリス、カーティス・グランダーソンから三振を奪うなど1回無失点の好投を見せた[6]。シーズンではリリーフに専念してA+級ハイデザート・マーベリックスとAA級ウェストテン・ダイヤモンドジャックスで44試合に登板し、防御率3.88という成績だった。オーモンのリリーフ転向に当たって、マリナーズはスリークォーター気味の投球フォームをオーバースローに改め、シンカーよりもフォーシームの速球を主体とした投球スタイルに改めさせた[7]。オフにクリフ・リーの交換相手の1人としてフィラデルフィア・フィリーズに移籍した[8]。
2010年は、スリークォーターに戻して先発に再挑戦するも、AA級レディング・フィリーズで11試合に先発して防御率7.43と振るわず、A+級クリアウォーター・スレッシャーズに降格した。
2011年からは再びリリーフに専念することになった[7]。オフの11月18日に、フィリーズの40人枠に入った[9]。
2013年1月17日に第3回WBC本戦のカナダ代表が発表され[11]代表入りした[12][13]。
2015年6月17日に2015年パンアメリカン競技大会の男子野球カナダ代表に選出されたことが発表され[14]、代表入りしている[15][16][17]。チームは2大会連続2度目の優勝を果たし[18]、金メダルを獲得した。6月24日に自由契約となった。7月28日にトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結ぶ。傘下のAAA級バッファロー・バイソンズで4先発を含む5試合の登板で防御率6.00と振るわず、8月21日に自由契約となった。10月31日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結んだ。オフの10月20日に第1回WBSCプレミア12に選出されたことが発表され[19]代表入りしている[20]。
2016年は開幕から傘下のAAA級シャーロット・ナイツでプレーしていたが、6月6日に現役引退を表明した[21]。
2017年6月7日に母国・カナダを本拠地とする独立リーグであるカナディアン・アメリカン・リーグのオタワ・チャンピオンズと契約を結んだ[22]。
2018年1月9日にデトロイト・タイガースとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[23]。
2019年1月10日にオタワ・チャンピオンズと契約した。オフには2019 WBSCプレミア12カナダ代表に選出された。壮行試合の日本戦では3回無失点、本戦のキューバ戦では8回無失点の好投を見せた。12月2日にトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加した[24]。
6月30日に自身が出演したラジオ番組上で引退を表明した[25]。
投球スタイル
約2mの長身から投じる95~97mph(約152.9~156.1km/h)で動きのある速球と、落差の大きいカーブが武器。チェンジアップの精度は低く、長いイニングを投げると制球が安定しないため、先発投手としては結果を残せなかったが、リリーフでは好成績を残している。将来的はメジャーでクローザーを務める力は十分にあると評価されている[26]。
詳細情報
年度別投手成績
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2012 | PHI | 18 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 5 | .000 | 65 | 14.2 | 10 | 0 | 9 | 1 | 1 | 14 | 2 | 0 | 6 | 6 | 3.68 | 1.30 |
2013 | 22 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 1 | .250 | 95 | 19.1 | 24 | 0 | 13 | 1 | 3 | 19 | 2 | 1 | 11 | 9 | 4.19 | 1.91 | |
2014 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 35 | 5.2 | 14 | 3 | 5 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 | 12 | 12 | 19.06 | 3.35 | |
2015 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 23 | 4.0 | 5 | 2 | 7 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 6 | 6 | 13.50 | 3.00 | |
MLB:4年 | 46 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 2 | 6 | .143 | 218 | 43.2 | 53 | 5 | 34 | 2 | 4 | 42 | 5 | 1 | 35 | 33 | 6.80 | 1.99 |
- 2018年度シーズン終了時
記録
- MiLB
- オールスター・フューチャーズゲーム選出:1回(2008年)
背番号
- 48(2012年 - 2015年)
- 55(2017年)
代表歴
- 2009 ワールド・ベースボール・クラシック・カナダ代表
- 2013 ワールド・ベースボール・クラシック・カナダ代表
- 2015年パンアメリカン競技大会男子野球カナダ代表
- 2015 WBSCプレミア12 カナダ代表
- 2019 WBSCプレミア12 カナダ代表
脚注
- ^ a b Morin, Pierre(2007-07-21). Entrevue avec Philippe Aumont. Encore Baseball Montréal(フランス語). 2011年8月12日閲覧
- ^ The Gazette(2007-06-08). Quebec pitcher strikes it rich in draft Archived 2007年9月29日, at the Wayback Machine.. canada.com(英語). 2011年8月12日閲覧
- ^ The Associated Press(2007-08-16). Mariners sign first-round draft pick Phillippe Aumont and give him $1.9 million bonus. CBSSports.com(英語). 2011年8月12日閲覧
- ^ Eddy, Matt(2008-12-05). Organization Top 10 Prospects: Seattle Mariners. BaseballAmerica.com(英語). 2011年8月12日閲覧
- ^ “2009 Rosters” (英語). The official site of World Baseball Classic. 2012年12月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年2月19日閲覧。
- ^ Kepner, Tyler(2009-03-10). Mariners’ Phillippe Aumont Sends Message. NYTimes.com(英語). 2011年8月12日閲覧
- ^ a b Gelb Matt(2011-01-13). Aumont will be a reliever again. philly.com(英語). 2011年8月12日閲覧
- ^ PRESS RELEASE(2009-12-16). Mariners acquire Cy Young Award Winner Cliff Lee in trade. MLB.com(英語). 2011年8月12日閲覧
- ^ Zolecki, Todd(2011-11-18). Phillies add four players to 40-man roster. phillies.com(英語). 2011年11月19日閲覧
- ^ Aumont makes Major League debut in victory
- ^ Hardy, Richmond, Tosoni, Taillon added to WBC Provisional Roster Baseball Canada (2013年1月17日) 2015年2月19日閲覧
- ^ 2013 World Baseball Classic Provisional Roster Baseball Canada 2015年2月19日閲覧
- ^ “2013 Tournament Roster” (英語). The official site of World Baseball Classic. 2015年2月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年2月19日閲覧。
- ^ CANADIAN MEN'S BASEBALL TEAM NOMINATED FOR TORONTO 2015 PAN AM GAMES Baseball Canada (2015年6月17日) 2015年7月20日閲覧
- ^ Provisional Athletes List[リンク切れ] Toronto2015 Pan Am/Parapan Am 2015年7月20日閲覧 (PDF)
- ^ Baseball - Athlete Profile Canada Toronto2015 Pan Am/Parapan Am 2015年7月20日閲覧
- ^ Canadian Men's Baseball Team - 2015 Pan American Games Baseball Canada 2015年7月20日閲覧 (PDF)
- ^ Costly errors sink U.S., Canada wins Pan Am baseball gold in wild final[リンク切れ] Toronto2015 Pan Am/Parapan Am (2015年7月19日) 2016年4月8日閲覧
- ^ Baseball Canada announces roster for inaugural Premier12™ Baseball Canada (2015年10月20日) 2015年10月24日閲覧
- ^ 2015 Baseball Canada Premier 12 Roster Baseball Canada 2015年10月24日閲覧 (PDF)
- ^ “Former Phillies pitcher Phillippe Aumont retires at 27”. csnphilly.com (June 6, 2016). July 3, 2016閲覧。
- ^ CHAMPIONS SIGN HOMETOWN BOY AUMONT Ottawa Champions | Baseball Club - Can-Am League (2017年6月7日) 2017年7月1日閲覧
- ^ Jason Beck (2018年1月9日). “Pena returns to Tigers on Minors deal” (英語). MLB.com 2018年1月12日閲覧。
- ^ “侍Jを封じたカナダ人右腕がマイナー契約 「プレミア12」での快投で一躍注目”. Full-Count (2019年12月4日). 2019年12月4日閲覧。
- ^ Mcwilliam, Brian (June 30, 2020). “Blue Jays' Aumont retires to become farmer”. thescore.com. January 24, 2021閲覧。
- ^ Sickels, John(2011-08-11). Prospect of the Day: Phillippe Aumont, RHP, Philadelphia Phillies. Minor League Ball(英語). 2011年9月4日閲覧
関連項目
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- MiLB.com player profile
- Baseball - Athlete Profile AUMONT Phillippe Toronto2015 Pan Am/Parapan Am
- Phillippe Aumont (@P_Aumont17) - X(旧Twitter)
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