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「スノーラビット」の版間の差分

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== 概要 ==
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越後湯沢駅からほくほく線を経由して直江津駅を結び、それまで「はくたか」が担ってきた[[十日町市]]・[[上越市]]と東京を結ぶ速達ルートの一端を担っている。特に直江津駅からは、[[上越妙高駅]]乗り換えの北陸新幹線経由と所要時間で遜色がなく、かつ運賃+特急料金が1,000円以上安いことがセールスポイントとなっている<ref name="trafficnews20150220">{{Cite news|url=http://trafficnews.jp/post/38087/|title=北陸新幹線に対抗する「超快速」が戦闘力増強 えちごトキめき鉄道と直通運転|author=恵知仁|newspaper=乗りものニュース|date=2015-02-20|accessdate=2016-07-09}}</ref>。
越後湯沢駅からほくほく線を経由して直江津駅を結び、それまで「はくたか」が担ってきた[[十日町市]]・[[上越市]]と東京を結ぶ速達ルートの一端を担っている。特に直江津駅からは、[[上越妙高駅]]乗り換えの北陸新幹線経由と所要時間で遜色がなく、かつ運賃+特急料金が1,000円以上安いことがセールスポイントとなっている<ref name="trafficnews20150220">{{Cite news|url=http://trafficnews.jp/post/38087/|title=北陸新幹線に対抗する「超快速」が戦闘力増強 えちごトキめき鉄道と直通運転|author=恵知仁|newspaper=乗りものニュース|date=2015-02-20|accessdate=2016-07-09}}</ref>。

2021年4月21日 (水) 10:23時点における版

スノーラビット
直江津駅に停車中のHK100形
超快速「スノーラビット」
概要
種類 超快速列車
地域 新潟県
前身 特急「はくたか
運行開始 2015年3月14日
運営者 北越急行
東日本旅客鉄道(JR東日本)
路線
起点 越後湯沢駅
終点 直江津駅
使用路線 北越急行:ほくほく線
JR東日本:信越本線上越線
技術
車両 HK100形(北越急行六日町運輸区)
軌間 1,067 mm (3 ft 6 in)
電化 直流1,500 V
運行速度 最高110 km/h (68 mph)
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スノーラビットは、北越急行東日本旅客鉄道(JR東日本)がほくほく線経由で越後湯沢駅 - 直江津駅間を運行している快速列車。「超快速」(ちょうかいそく)という独自の列車種別が与えられている。

概要

2015年3月14日のダイヤ改正での北陸新幹線延伸開業に伴い廃止された特急『はくたか』に替わって、線内の利便性・速達性を確保する「快速を超える列車」とのコンセプト[1]で運行を開始した北越急行の最速達列車である[2]。北越急行は北陸新幹線延伸開業に伴う『はくたか』廃止を想定した130億円以上にものぼる利益の積み立てをし、これを内部留保として経営を続ける体制をとっていたが[2]、利用向上による運賃収入アップのために料金不要の列車として設定された。

越後湯沢駅からほくほく線を経由して直江津駅を結び、それまで「はくたか」が担ってきた十日町市上越市と東京を結ぶ速達ルートの一端を担っている。特に直江津駅からは、上越妙高駅乗り換えの北陸新幹線経由と所要時間で遜色がなく、かつ運賃+特急料金が1,000円以上安いことがセールスポイントとなっている[3]

列車名について

列車愛称は公募により、応募3,214件の中から最も多かった『スノーラビット』が選ばれた。「はくたか」に運用されていた北越急行所有の681系683系の車両愛称「Snow Rabbit Express」にちなんでおり、名実ともに「はくたか」の思いを引き継ぐ名前となっている[4]

運行概況

「超快速スノーラビット」の側面の行先表示

2020年3月ダイヤ改正時点で、越後湯沢駅 - 直江津駅間に1.5往復(上り1本、下り2本)が設定されている。ほくほく線内のほかの列車と同じくワンマン運転を行っている。うち下りの1本(3832M)は途中十日町駅のみ停車し、残る1往復は十日町駅のほか、六日町駅まつだい駅虫川大杉駅にも停車する。そのうち下り1本(3830M)は直江津駅から列車番号を変え、愛称なしの普通列車としてえちごトキめき鉄道妙高はねうまライン新井駅まで直通する[3]。越後湯沢駅で上越新幹線、直江津駅で妙高はねうまライン、上越妙高駅で北陸新幹線との接続を考慮したダイヤが組まれている。

「スノーラビット」は最高速度110 km/hながら、特急「はくたか」無き後の最上位種別として高速運転に対応した設備を存分に活用することにより、越後湯沢 - 直江津間84.2 kmを最速57分で走破し、この区間での表定速度は88.6 km/hに、ほくほく線内に限れば99km/hにも達する。これは、西日本旅客鉄道新快速(最高速度130 km/h、通過運転を行う米原駅 - 姫路駅間で表定速度83 km/h)や快速「マリンライナー」(最高速度130km/h、岡山駅 - 高松駅間で表定速度約82 km/h)などと並び、特別料金を徴収しない列車としてはトップクラスの速さである。

停車駅

2020年3月14日ダイヤ改正時点。

越後湯沢駅 -(六日町駅)- 十日町駅 -(まつだい駅)-(虫川大杉駅)- 直江津駅
  • 括弧内の駅は直江津行きのみ通過。
  • 新井行きは愛称なしの普通列車として直江津 - 新井間に直通する。直通区間では各駅に停車する。

使用車両

HK100形1両または2両編成が使用されている。イベント対応車の「ゆめぞら」編成が使用されることもある。

年表

  • 2014年(平成26年)
    • 11月4日 - 超快速列車(仮称)の運行が発表される[5]
    • 12月19日 - 愛称名が「スノーラビット」に決定[6]
  • 2015年(平成27年)3月14日 - 越後湯沢 - 直江津間に1往復が設定される。
  • 2016年(平成28年)3月26日 - 下り列車が1本増発され、えちごトキめき鉄道妙高はねうまラインへの直通列車を変更する。増発列車は新たに六日町駅、まつだい駅、虫川大杉駅に停車[7]
  • 2020年(令和2年)3月14日 - 直江津13時57分発であった上り越後湯沢行きを13時53分発に変更。新たに虫川大杉駅、まつだい駅、六日町駅に停車する[8]。これにより、上りの最速達列車は消滅。これに合わせて、新井・上越妙高方面から接続する直江津行きの妙高はねうまラインの列車も直江津駅6番線13時52分着に変更され、5番線発の超快速と対面乗換となる[9]

脚注

注釈・出典

  1. ^ よくあるご質問”. 北越急行. 2016年7月16日閲覧。
  2. ^ a b 栗原景 (2015年8月1日). “超快速で北陸新幹線に挑むあの路線の真意”. 東洋経済online. http://toyokeizai.net/articles/-/79003 2016年7月3日閲覧。 
  3. ^ a b 恵知仁 (2015年2月20日). “北陸新幹線に対抗する「超快速」が戦闘力増強 えちごトキめき鉄道と直通運転”. 乗りものニュース. http://trafficnews.jp/post/38087/ 2016年7月9日閲覧。 
  4. ^ “北越急行の「超快速」、愛称は『スノーラビット』に”. Response.. (2014年12月20日). http://response.jp/article/2014/12/20/240056.html 2016年7月9日閲覧。 
  5. ^ "「超快速列車」の愛称名募集" (PDF) (Press release). 北越急行株式会社・えちごトキめき鉄道株式会社. 4 November 2014. 2016年7月21日閲覧
  6. ^ "平成27年3月14日ほくほく線ダイヤ改正" (PDF) (Press release). 北越急行株式会社・えちごトキめき鉄道株式会社. 19 December 2014. 2016年7月21日閲覧
  7. ^ 妙高はねうまラインへ直通する列車は1往復から0.5往復に減便
  8. ^ "2020年3月14日ほくほく線ダイヤ改正" (PDF) (Press release). 北越急行. 13 December 2019. 2020年2月19日閲覧
  9. ^ “北越急行、2020年3月14日ダイヤ改正「スノーラビット」停車駅追加”. マイナビニュース. (2019年12月15日). https://news.mynavi.jp/article/20191215-snowrabbit/ 2020年2月19日閲覧。 

参考文献

  • 野月貴弘「乗車インプレッション 北越急行『超快速』」『鉄道ファン』第650号、交友社、2015年、P32-33。
  • 『JR時刻表』2016年4月号、交通新聞社、2016年

関連項目

外部リンク