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== 垂井線 == |
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{{Infobox 鉄道路線 |
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|路線名=[[File:JR_logo_(central).svg|35px|link=東海旅客鉄道]] 垂井線 |
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|路線色=#f77321 |
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|開業=1946年11月1日 |
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|所有者=[[東海旅客鉄道]](JR東海) |
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|運営者=東海旅客鉄道(JR東海) |
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|車両基地=[[大垣車両区]] |
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|使用車両=[[JR東海313系電車|313系]]、[[JR東海311系電車|311系]] |
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|線路数=[[単線]] |
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|電化方式=[[直流電化|直流]]1,500V [[架空電車線方式]] |
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|最大勾配=25‰ |
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|保安装置=[[ATS-PT]] |
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|最高速度=85km/h |
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'''垂井線'''(たるいせん)は、東海道本線[[南荒尾信号場]] - [[関ケ原駅]]間の上り本線に並行して敷設された別線の通称である。[[線路等級]]が低いため、[[貨物列車]]や[[特別急行列車]]は通常入線しない。下り本線は、[[太平洋戦争]]中に輸送力増強のために迂回して敷設された旧新垂井駅を経由する。 |
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=== 概要 === |
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[[File:TokaidoLineTarui 1986.svg|none|450px|垂井駅付近の東海道本線]] |
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* 南荒尾信号場 - 垂井駅 - 関ケ原駅間は、一見[[複線]]に見えるが、これは上り本線と「'''垂井線'''」と呼ばれる[[単線]]との並列である。貨物列車や特急列車の通過する下り本線は垂井の町域北部にあり、町域南部を通る上り本線及び垂井線から離れたところに敷設されている。これは[[太平洋戦争]]中の輸送力増強のため、この区間の勾配で補機を連結せずに輸送できるように下り列車用の勾配緩和別線(最大10パーミル)が建設されたためである。[[新垂井駅]]はその迂回線に設けられた駅であった。その際、南荒尾信号場 - 垂井駅 - 関ケ原駅間の下り本線は撤去されており「垂井線」は戦後その場所に敷設し直したものであるため、前述したように上り本線と並行している<ref group="注釈">ただし、ここでの「本線」とは列車運行上での扱いで、国鉄時代に制定された[[国鉄・JR線路名称一覧|線路名称]]では民営化後の今日に至るまで一貫して垂井駅経由が東京駅・神戸駅間の「本線」であり、旧新垂井駅経由のルートは名無しの枝線として記載されている。</ref>。「垂井線」の南荒尾信号場 - 垂井駅間は下り専用で、垂井駅 - 関ケ原駅間は上下双方向に運転可能な単線となっており、当駅に停車する下り列車及び関ケ原始発の上り列車は垂井線を走行する。([[#駅構造|垂井駅構造参照]]) |
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* 垂井線は原則として普通列車のみが走行するため軌道は本線より[[線路等級]]が低く、最高運転速度も85km/hに抑えられている。関ケ原駅始発の上り列車及び関ケ原駅終着で折り返し大垣車両区向かう回送列車は、関ケ原駅の垂井方で上り本線と垂井線の間に下り本線が割り込んできている配線のため、垂井線から上り本線へ進入できない。そのため、当駅まで垂井線を走行し、当駅関ヶ原方の金蓮寺踏切付近の分岐で中線(2番のりば)に入り、当駅大垣方の相川橋梁を通過後上り本線に進入する。このように関ヶ原駅ー当駅間は上り本線の隣(右側)を上り方向に進むことがあるため逆走しているように見えてしまう。 |
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* 2015年までは特急型車両がホームライナーとして当線を走行していたが、この年のダイヤ改正で廃止となった。現在は、臨時サンライズ出雲以外の特急列車は走行しない。 |
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;東海道本線と垂井線 |
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{| class="wikitable" |
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!路線<!--事業者側による呼称--->!!方向!!経由!!通過列車!!最高速度 |
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! {{JR海駅番号|CA}}東海道本線 |
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| 垂井駅 |
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| 全ての列車 |
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| 新垂井駅(廃駅) |
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| 特急列車、貨物列車のみ(臨時列車除く) |
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! {{JR海駅番号|CA}}東海道本線(垂井線) |
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| style="text-align:center" |南荒尾信号場ー垂井駅:下りのみ |
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垂井駅 - 関ケ原駅:双方向に走行可能 |
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| 垂井駅 |
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| 普通列車のみ(臨時列車除く) |
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| 85km/h |
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=== 駅一覧 === |
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支線内の駅・信号場と接続路線を以下に一覧表で示す。 |
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* 全列車、すべての旅客駅に停車する |
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* 全駅・信号場とも[[岐阜県]]に所在 |
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!style="width:2.5em; border-bottom:3px solid #f77321"|累計営業キロ |
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|[[南荒尾信号場]] |
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|下り本線との分岐点 |
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|垂井駅 |
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|style="text-align:right;"|5.0 |
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|上り本線への転線設備あり |
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|[[関ケ原駅]] |
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|style="text-align:right;"|5.7 |
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|style="text-align:right;"|10.7 |
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|下り本線と合流 |
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2021年4月24日 (土) 22:21時点における版
垂井線
垂井線 | |
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 岐阜県 |
起点 | 南荒尾信号場 |
終点 | 関ケ原駅 CA79 |
駅数 | 2駅 |
経由路線 | 東海道本線 |
開業 | 1946年11月1日 |
所有者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
運営者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
車両基地 | 大垣車両区 |
使用車両 | 313系、311系 |
路線諸元 | |
路線距離 | 10.7km |
軌間 | 1,067mm |
線路数 | 単線 |
電化方式 | 直流1,500V 架空電車線方式 |
最大勾配 | 25‰ |
閉塞方式 | 自動閉塞式 |
保安装置 | ATS-PT |
最高速度 | 85km/h |
垂井線(たるいせん)は、東海道本線南荒尾信号場 - 関ケ原駅間の上り本線に並行して敷設された別線の通称である。線路等級が低いため、貨物列車や特別急行列車は通常入線しない。下り本線は、太平洋戦争中に輸送力増強のために迂回して敷設された旧新垂井駅を経由する。
概要
- 南荒尾信号場 - 垂井駅 - 関ケ原駅間は、一見複線に見えるが、これは上り本線と「垂井線」と呼ばれる単線との並列である。貨物列車や特急列車の通過する下り本線は垂井の町域北部にあり、町域南部を通る上り本線及び垂井線から離れたところに敷設されている。これは太平洋戦争中の輸送力増強のため、この区間の勾配で補機を連結せずに輸送できるように下り列車用の勾配緩和別線(最大10パーミル)が建設されたためである。新垂井駅はその迂回線に設けられた駅であった。その際、南荒尾信号場 - 垂井駅 - 関ケ原駅間の下り本線は撤去されており「垂井線」は戦後その場所に敷設し直したものであるため、前述したように上り本線と並行している[注釈 1]。「垂井線」の南荒尾信号場 - 垂井駅間は下り専用で、垂井駅 - 関ケ原駅間は上下双方向に運転可能な単線となっており、当駅に停車する下り列車及び関ケ原始発の上り列車は垂井線を走行する。(垂井駅構造参照)
- 垂井線は原則として普通列車のみが走行するため軌道は本線より線路等級が低く、最高運転速度も85km/hに抑えられている。関ケ原駅始発の上り列車及び関ケ原駅終着で折り返し大垣車両区向かう回送列車は、関ケ原駅の垂井方で上り本線と垂井線の間に下り本線が割り込んできている配線のため、垂井線から上り本線へ進入できない。そのため、当駅まで垂井線を走行し、当駅関ヶ原方の金蓮寺踏切付近の分岐で中線(2番のりば)に入り、当駅大垣方の相川橋梁を通過後上り本線に進入する。このように関ヶ原駅ー当駅間は上り本線の隣(右側)を上り方向に進むことがあるため逆走しているように見えてしまう。
- 2015年までは特急型車両がホームライナーとして当線を走行していたが、この年のダイヤ改正で廃止となった。現在は、臨時サンライズ出雲以外の特急列車は走行しない。
- 東海道本線と垂井線
路線 | 方向 | 経由 | 通過列車 | 最高速度 |
---|---|---|---|---|
東海道本線 | 上り | 垂井駅 | 全ての列車 | 120km/h |
東海道本線 | 下り | 新垂井駅(廃駅) | 特急列車、貨物列車のみ(臨時列車除く) | |
東海道本線(垂井線) | 南荒尾信号場ー垂井駅:下りのみ
垂井駅 - 関ケ原駅:双方向に走行可能 |
垂井駅 | 普通列車のみ(臨時列車除く) | 85km/h |
駅一覧
支線内の駅・信号場と接続路線を以下に一覧表で示す。
- 全列車、すべての旅客駅に停車する
- 全駅・信号場とも岐阜県に所在
駅名 | 駅間営業キロ | 累計営業キロ | その他 |
---|---|---|---|
南荒尾信号場 | 0.0 | - | 下り本線との分岐点 |
垂井駅 | 5.0 | 5.0 | 上り本線への転線設備あり |
関ケ原駅 | 5.7 | 10.7 | 下り本線と合流 |
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