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関ケ原駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
関ケ原駅
駅舎(2022年11月5日撮影)
せきがはら
Sekigahara
地図
所在地 岐阜県不破郡関ケ原町大字関ケ原
北緯35度21分49.3秒 東経136度28分14.7秒 / 北緯35.363694度 東経136.470750度 / 35.363694; 136.470750 (関ケ原駅)座標: 北緯35度21分49.3秒 東経136度28分14.7秒 / 北緯35.363694度 東経136.470750度 / 35.363694; 136.470750 (関ケ原駅)
駅番号 CA  79 
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
電報略号 セラ
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線[1]
乗車人員
-統計年度-
974人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1883年明治16年)5月1日
乗入路線
所属路線 東海道本線(上り本線・垂井線)[* 1]
キロ程 423.8 km(東京起点)
CA78 垂井 (5.7 km)
(7.1 km) 柏原 CA80
所属路線 東海道本線(新垂井線)[* 1]
CA77 大垣[* 2]
備考
  1. ^ a b 南荒尾信号場 - 垂井駅 - 関ケ原駅間の東海道本線下り線線路は「垂井線」という通称がある[2]。一方で、勾配が急な「垂井線」を迂回するための南荒尾信号場 - 旧・新垂井駅 - 関ケ原駅間の下り迂回線は「新垂井線」という通称がある。ただし、国鉄時代に制定された日本国有鉄道線路名称および国土交通省監修の『鉄道要覧』では、垂井駅経由が東海道本線の「本線」である[3][4][5]
  2. ^ この間に南荒尾信号場有り(当駅から10.7 km先)。
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関ケ原駅(せきがはらえき)は、岐阜県不破郡関ケ原町大字関ケ原にある、東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線である[1]駅番号CA79。岐阜県最西端の駅である。

南荒尾信号場で分岐していた上り本線・下り本線(通称:垂井線)・新垂井線(東海道本線別線)と呼ばれる単線が当駅で合流する。運行形態の詳細は「東海道線 (名古屋地区)」を参照。なお、ダイヤは後述する。

歴史

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駅構造

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島式ホーム2面4線を有する地上駅である[1]。駅舎は構内南側にあり、2つのホームとは跨線橋で連絡している。お客様サポートサービスを導入している無人駅であり[注釈 1][6][7]大垣駅から遠隔管理されている。2024年1月末までは有人駅であった。サポートつき指定席券売機[6][7]自動改札機が設置されている。

のりば

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番線 路線 方向 経由 行先 備考
1 CA 東海道本線 下り 垂井線経由 米原京都方面[注釈 2]  
2 上り 大垣名古屋方面[注釈 2] 当駅始発専用
3 下り 本線経由 (特急・貨物列車の通過のみ)
4 上り 大垣・名古屋方面  
各のりばに関して
  • 1番線 - 下り停車列車はすべて垂井駅(垂井線)を経由するため、このホームを使用する。
  • 2番線 - 当駅始発及び当駅止まりの列車が使用[注釈 3]するが、配線上は上り本線に進入できないため、垂井駅[注釈 4]まで垂井線を走行する。そのため、当駅から垂井駅までは単線並列のような状態(※複線区間を逆走するように見えるため)となる。
  • 3番線 - 新垂井線からの貨物列車および特急列車が通過するのみである。かつては新垂井駅経由の普通列車が停車していた。しかし、1986年11月改正時に同駅が廃止された後は定期列車の客扱いが行われていない。国鉄民営化後の臨時列車では新垂井線を経由していた『ナイスホリデー近江路』(JR東海の311系長浜駅まで直通)や『伊吹ホリデー221』(JR西日本の221系新快速の延長運転扱いで大垣駅または岐阜駅まで直通)などの臨時快速の下り列車が客扱いを行っていた。
  • 4番線 - 上り列車の全列車が垂井駅(東海道本線)を経由するため、このホームを使用する。

配線図

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南荒尾信号場 - 関ケ原駅間 線路配線略図

大垣・
名古屋方面
南荒尾信号場 - 関ケ原駅間 線路配線略図
米原方面
↓ 美濃赤坂駅
凡例
出典:[3][12][13][14][15]
色付き線の名称の凡例
本線上り:正式には本線上り線
本線下り:支線(新垂井線)
垂井線:正式には本線下り線
美濃赤坂線:大垣駅 - 美濃赤坂駅間の支線(美濃赤坂線を参照)


ダイヤ

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各列車は岐阜・名古屋方面へ直通する。なお、当駅から米原駅間の運行本数は東海道本線内で最も少ない。

日中時間帯
  • 米原 - 大垣を運行する普通が、上下線とも1時間あたり2本停車する。
  • 米原始発の新快速と当駅始発の新快速・区間快速が運行される。なお、土曜・休日は米原発着の特別快速と米原行きの区間快速も運行される。
夕方以降
  • 米原発着の特別快速・新快速・快速が運行される。なお、晩は米原行きの区間快速も運行されるほか、当駅止まりの特別快速と区間快速がそれぞれ1本ずつ運行される。

利用状況

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「岐阜県統計書」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。

年度 1日平均
乗車人員
2000年 1,133
2001年 1,062
2002年 1,033
2003年 1,049
2004年 1,033
2005年 1,029
2006年
2007年 1,027
2008年 1,051
2009年 1,032
2010年 1,071
2011年 1,095
2012年 1,066
2013年 1,036
2014年 990
2015年 1,002
2016年 1,007
2017年 993
2018年 988

周辺の高齢化で利用客はあまり多くないが、観光での利用が若干増えている。

駅周辺

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駅前(2014年2月)

出入口は南側にしかなく、小規模ながら関ケ原町の市街地が広がっている。関ヶ原合戦後の陣地跡も駅周辺にも点在している。点在する観光資源を有効活用できるよう拠点として2015年に関ケ原駅前観光交流館が開館した。市街地は出入口と反対側の北側に位置し、踏切で南北を行き来することが出来る。

バス路線

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「関ケ原駅」停留所にて、以下の路線バスやコミュニティバスが発着する。

隣の駅

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東海旅客鉄道
CA 東海道本線
特別快速・新快速・快速・区間快速・普通(上り区間快速は当駅始発のみ)
垂井駅 (CA78) - 関ケ原駅 (CA79) - 柏原駅 (CA80)
CA 東海道本線(新垂井線)
(優等列車・貨物列車のみ)
大垣駅 (CA77) → (南荒尾信号場) → 関ケ原駅 (CA79)
1986年昭和61年)まで、新垂井線の南荒尾信号場と当駅の間に新垂井駅が存在した。

かつて存在した路線

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逓信省鉄道局(官設鉄道)
東海道線(旧線)
(垂井駅 -) 関ケ原駅 - (貨)深谷駅 - 長岡駅(現・近江長岡駅)

脚注

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注釈

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  1. ^ a b ただし、無人化後も周辺駅に出向く係員が在中。
  2. ^ a b 駅構内の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(駅掲示用時刻表のPDFが使われているため。2015年1月現在)。
  3. ^ キヤ95系による垂井線検測列車、名古屋工場の検査出場および日本車輌製造豊川製作所で落成したJR東海の在来線用新製車両等の試運転列車や、大垣車両区からの当駅始発の回送列車は当駅で折り返すため、2番線を使用。その場合、新垂井線経由で2番線に進入する場合もある。
  4. ^ 正確には、垂井駅関ケ原方の金蓮寺踏切付近の分岐まで。

出典

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  1. ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 04号 名古屋駅・古虎渓駅・美濃赤坂駅ほか77駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年9月2日、25頁。 
  2. ^ 松本典久、池口英司「東海道本線 名古屋~神戸 223.5km 岐阜→関ヶ原」『鉄道ファン2008年1月号 特集:東海道本線2』第48巻第1号(通巻561号)、交友社、2008年1月1日、15 - 16頁。 
  3. ^ a b 監修者 国土交通省鉄道局「東海旅客鉄道株式会社」『鉄道要覧』 各年度、電気車研究会・鉄道図書刊行会、東海道線掲載頁頁。 
  4. ^ 日本国有鉄道 謹呈「線名索引 東海道線」『時刻表 全国ダイヤ改正号』 秋号 1980、日本国有鉄道、432頁。 
  5. ^ (監修)今尾恵介 著「駅名一覧 東海 東海道本線(3)沿線 JR東海道本線(3)豊橋〜米原」、日本鉄道旅行地図帳編集部(編集) 編『日本鉄道旅行地図帳 全線・全駅・全廃線』 7号東海、新潮社〈新潮「旅」ムック〉、2008年11月19日、35 - 36頁。ISBN 978-4-10-790025-8 
  6. ^ a b c d e f 東海道本線(名古屋駅~米原駅間)・中央本線(勝川駅)への「お客様サポートサービス」の提供開始日について』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2023年12月1日https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000043057.pdf2023年12月1日閲覧 
  7. ^ a b c d e f 【社長会見】東海道本線(名古屋駅~米原駅間)・中央本線(勝川駅)へのお客様サポートサービス(旧「集中旅客サービスシステム」)の導入について』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2023年1月18日。オリジナルの2023年1月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20230118061742/https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000042492.pdf2023年1月18日閲覧 
  8. ^ JR時刻表1991年4月号にはなく2002年1月号にはあり。
  9. ^ 平成28年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2015年12月18日。オリジナルの2020年12月15日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201215092051/https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000028822.pdf2020年12月19日閲覧 
  10. ^ 「TOICA」のサービス拡充について 〜2019年3月2日(土)からご利用エリアを拡大します!〜』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2018年12月12日。オリジナルの2020年12月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201219170453/https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000039002.pdf2020年12月19日閲覧 
  11. ^ JR時刻表2024年2月号及びJTB時刻表2024年2月号
  12. ^ 祖田圭介「東京から福岡まで直行貨物列車のルート」『鉄道ファン1997年11月号 特集:JR短絡線ミステリー』第37巻第11号(通巻439号)、交友社、1997年11月1日、22 - 23頁。 
  13. ^ 「関ケ原越えのいまむかし」『鉄道ピクトリアル2013年3月号 【特集】東海道本線(Ⅱ)』第63巻第3号(通巻第873号)、電気車研究会、2013年3月1日、54 - 56頁。 
  14. ^ 祖田圭介「東海道沿線の駅構内の今昔 名古屋-神戸」『鉄道ピクトリアル2013年3月号 【特集】東海道本線(Ⅱ)』第63巻第3号(通巻第873号)、電気車研究会、2013年3月1日、67 - 68頁。 
  15. ^ 川島令三、『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第5巻 名古屋駅 - 米原エリア』、pp.20-21, 講談社、2009年7月、ISBN 978-4062700153
  16. ^ 中根真依(2015年10月5日). “愛称「いざ!関ケ原」 駅前観光交流館オープン”. 中日新聞 (中日新聞社)
  17. ^ “「いざ!関ケ原」発進 JR駅前に観光交流館”. 朝日新聞(朝日新聞社). (2015年10月5日)

関連項目

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