コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「わさび平小屋」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Cewbot (会話 | 投稿記録)
1行目: 1行目:
{{mapplot|137.59575|36.310596|わさび平小屋の位置図}}
{{Location map|Japan Mapplot|coordinates={{Coord|36.310596|137.59575}}|caption=わさび平小屋の位置図|width=256}}
[[ファイル:Wasabidairagoya.jpg|thumb|小屋外観]]
[[ファイル:Wasabidairagoya.jpg|thumb|小屋外観]]
'''わさび平小屋'''(わさびだいらごや)は、[[岐阜県]][[高山市]]の[[飛騨山脈]](北アルプス)南部にある[[山小屋]]。
'''わさび平小屋'''(わさびだいらごや)は、[[岐阜県]][[高山市]]の[[飛騨山脈]](北アルプス)南部にある[[山小屋]]。

2021年5月13日 (木) 21:17時点における版

わさび平小屋の位置(日本内)
わさび平小屋
わさび平小屋の位置図
小屋外観

わさび平小屋(わさびだいらごや)は、岐阜県高山市飛騨山脈(北アルプス)南部にある山小屋

中部山岳国立公園内、高原川支流蒲田川の左俣谷に沿って付けられた林道の脇、標高1,402 mに位置する。新穂高温泉から徒歩で1時間ほど[1]

概要

1957年昭和32年)に、双六小屋の経営者であった小池義清が、双六小屋への荷継ぎのために、ワサビ平にこの小屋を建設した[2]2014年平成26年)より、著名な山岳写真家でもある二代目経営者・小池潜(ひそむ)から継いだ三代目・小池岳彦(たけひこ)が経営。わさび平小屋のほか、同じ山域にある双六小屋黒部五郎小舎鏡平山荘の各山小屋も小池がオーナーを務める[3]

付近はブナ原生林となっている。このブナ林からの湧水を利用した風呂が小屋にあり、宿泊者限定で利用できる[4]

小屋から10分ほど手前に笠ヶ岳の登山道の笠新道入口がある。飛騨山脈主稜線へは、林道を遡り小池新道から双六小屋方面へ向かう。2005年(平成17年)秋、左俣谷から奥丸山へ登る登山道が新設された。これにより、わさび平小屋を利用して、奥丸山から中崎尾根を経由して槍ヶ岳に至るルートが新たにできた。

営業期間

  • 7月10日 - 10月20日(2017年)[5]

収容人数

60名。また、小屋のすぐ横にテント30張分のキャンプ指定地がある[4]。北アルプスの大部分が中部山岳国立公園内であるため、キャンプ指定地以外のテント設営は禁止されている。

主な施設

売店・食堂・簡易水洗トイレ・洗面所・乾燥室・無料の給水施設・公衆衛星電話などがある[4]

近隣の山小屋

周辺の山

参考文献

  • 柳原修一『北アルプス山小屋物語』東京新聞出版局、1990年6月。ISBN 4808303744 
  • 『北アルプス山小屋案内』山と溪谷社ISBN 4-635-17022-5
  • 『ヤマケイ アルペンガイド 上高地・槍・穂高』山と溪谷社、ISBN 4-635-01319-7
  • 『月刊「山と渓谷」2016年1月号 「泊まってよかった山小屋」第2位・双六小屋 主人・小池岳彦さん』山と渓谷社、2016年1月、78頁。ASIN B0170CM5SA 

脚注

外部リンク