「石徹白の大杉」の版間の差分
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2021年5月13日 (木) 22:23時点における版
石徹白の大杉(いとしろのおおすぎ)は、岐阜県郡上市にある巨大なスギの古木である。国の特別天然記念物に指定され、白山国立公園内にある。
概要
白山信仰の修験道(美濃禅定道)沿いにあり、道標の役割も果たしている。泰澄上人が白山を開山した際、使用していた杖がこの大杉になったという伝承がある。樹高24 m、幹囲目通り14 m、樹齢は1,800余年と推定される[1]。現在、幹の半分は枯れてしまっているが、残りの半分は健在である。縄文杉が発見されるまでは、日本有数のスギの大木であった。1924年(大正13年)12月9日、国の天然記念物に指定される(名称は「石徹白のスギ」)[2]。1957年(昭和32年)7月2日、国の特別天然記念物に指定される[2]。
交通・アクセス
その他
- この石徹白の大杉がある石徹白地区は、かつては福井県大野郡石徹白村であり、1958年(昭和33年)10月15日に岐阜県郡上郡白鳥町(現:郡上市)に編入された。尚、一部は福井県大野郡和泉村(現:大野市)に編入している。
- すぐ北側には、熊清水とよばれる湧水がある。
- 周辺はブナ林である。
関連画像
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石徹白の大杉・南側から(2002年6月)
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石徹白の大杉・南側から(2010年5月)
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石徹白の大杉・北側から(2009年6月)
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石徹白の大杉入口(2010年5月)
脚注
- ^ 『自然紀行 日本の天然記念物』講談社、2003年10月、184頁。ISBN 4062118998。
- ^ a b “史跡名勝天然記念物データベース(石徹白のスギ)”. 文化庁. 2011年10月7日閲覧。
- ^ “石徹白大杉”. 郡上市観光連盟. 2011年10月7日閲覧。
参考文献
- 林正一『北陸と白山の山』山と溪谷社〈ヤマケイアルペンガイド〉、2000年8月、75-79頁。ISBN 4-635-01321-9。
関連項目
外部リンク
- 石徹白のスギ - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- 石徹白の大杉 - ウェイバックマシン(2004年7月8日アーカイブ分)
- 国土地理院 地図閲覧サービス(石徹白のスギ)
座標: 北緯36度2分1.5秒 東経136度45分39.5秒 / 北緯36.033750度 東経136.760972度