石徹白の大杉
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石徹白の大杉(いとしろのおおすぎ)は、岐阜県郡上市にある巨大なスギの古木である。国の特別天然記念物に指定され、白山国立公園内にある。
概要
[編集]白山信仰の修験道(美濃禅定道)沿いにあり、道標の役割も果たしている。泰澄上人が白山を開山した際、使用していた杖がこの大杉になったという伝承がある。樹高24 m、幹囲目通り14 m、樹齢は1,800余年と推定される[1]。現在、幹の半分は枯れてしまっているが、残りの半分は健在である。縄文杉が発見されるまでは、日本有数のスギの大木であった。1924年(大正13年)12月9日、国の天然記念物に指定される(名称は「石徹白のスギ」)[2]。1957年(昭和32年)7月2日、国の特別天然記念物に指定される[2]。
交通アクセス
[編集]- 郡上市自主運行バス(白鳥地域)、長良川鉄道越美南線 美濃白鳥駅から終点「上在所」停留所下車。ここから白山登山道で徒歩で約2時間。
- 最寄りのインターチェンジは、東海北陸道の高鷲インターであるが、南からだと白鳥インターが便利な場合もある。
その他
[編集]この石徹白の大杉がある石徹白地区は、かつては福井県大野郡石徹白村であり、1958年(昭和33年)10月15日に岐阜県郡上郡白鳥町(現在の郡上市)に編入された。尚、一部は福井県大野郡和泉村(現在の大野市)に編入している。
すぐ北側には、熊清水とよばれる湧水がある。
周辺はブナ林である。
関連画像
[編集]脚注
[編集]- ^ 『自然紀行 日本の天然記念物』講談社、2003年10月、184頁。ISBN 4062118998。
- ^ a b “史跡名勝天然記念物データベース(石徹白のスギ)”. 文化庁. 2011年10月7日閲覧。
- ^ “石徹白大杉”. 郡上市観光連盟. 2011年10月7日閲覧。
参考文献
[編集]- 林正一『北陸と白山の山』山と溪谷社〈ヤマケイアルペンガイド〉、2000年8月、75-79頁。ISBN 4-635-01321-9。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 石徹白のスギ - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- 石徹白の大杉 - ウェイバックマシン(2004年7月8日アーカイブ分)
- 国土地理院 地図閲覧サービス(石徹白のスギ)
座標: 北緯36度2分1.5秒 東経136度45分39.5秒 / 北緯36.033750度 東経136.760972度