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「Macintosh Color Classic」の版間の差分

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'''Macintosh Color Classic'''は、[[1993年]]に[[アップル (企業)|アップルコンピュータ]]から販売された[[パソコン]]「[[Macintosh]]」の一機種。{{enlink|Compact Macintosh}}として初のカラーディスプレイを持つモデルである。[[ディスプレイ (コンピュータ)|ディスプレイ]]のタイプは10[[インチ]]の[[ソニー]]社[[トリニトロン]]である。カラーのMacintoshとしては、12インチディスプレイと組合せた場合のMacintosh LC IIの後継としての性格が強く、画面の解像度も512×384[[ピクセル]]と同一である。本体とディスプレイ一体型のデザインが[[Macintosh 128K|初代Macintosh]]の伝統を引き継いでいるため、「クラシック」の名称が付いている。日本と[[カナダ]]<ref>http://lowendmac.com/compact/macintosh-color-classic-ii.html</ref>をはじめとする各国では、この機種の後継機種は「'''Macintosh Color Classic II'''」であり、これがコンパクトマッキントッシュとしては最後の機種となる。Color Classicはアメリカ合衆国ではMacintosh Performa 250の名称でも販売された<ref>{{Cite web|title=Macintosh Performa 250 Specs: EveryMac.com|url=https://everymac.com/systems/apple/mac_performa/specs/mac_performa_250.html|website=everymac.com|accessdate=2020-02-08}}</ref>。
'''Macintosh Color Classic'''は、[[1993年]]に[[Apple|Apple Computer]]から販売された[[パソコン]]「[[Macintosh]]」の一機種。{{enlink|Compact Macintosh}}として初のカラーディスプレイを持つモデルである。[[ディスプレイ (コンピュータ)|ディスプレイ]]のタイプは10[[インチ]]の[[ソニー]]社[[トリニトロン]]である。カラーのMacintoshとしては、12インチディスプレイと組合せた場合のMacintosh LC IIの後継としての性格が強く、画面の解像度も512×384[[ピクセル]]と同一である。本体とディスプレイ一体型のデザインが[[Macintosh 128K|初代Macintosh]]の伝統を引き継いでいるため、「クラシック」の名称が付いている。日本と[[カナダ]]<ref>http://lowendmac.com/compact/macintosh-color-classic-ii.html</ref>をはじめとする各国では、この機種の後継機種は「'''Macintosh Color Classic II'''」であり、これがコンパクトマッキントッシュとしては最後の機種となる。Color Classicはアメリカ合衆国ではMacintosh Performa 250の名称でも販売された<ref>{{Cite web|title=Macintosh Performa 250 Specs: EveryMac.com|url=https://everymac.com/systems/apple/mac_performa/specs/mac_performa_250.html|website=everymac.com|accessdate=2020-02-08}}</ref>。


== 特徴 ==
== 特徴 ==

2021年5月20日 (木) 10:39時点における版

Macintosh Color Classic
製造元 Apple Computer
発売日 1993年2月10日
1993年10月1日 (CC II)
標準価格 1400US$
販売終了日 1994年5月16日
1995年5月16日[1] (CC II)
OS System 7.1-Mac OS 7.6.1
CPU Motorola 68030 @ 16 MHz
33 MHz (CC II)
メモリ 4 MB, 10 MB/36 MB (CC II)まで拡張可能 (80 ns 72-pin SIMM)

Macintosh Color Classicは、1993年Apple Computerから販売されたパソコンMacintosh」の一機種。 (Compact Macintoshとして初のカラーディスプレイを持つモデルである。ディスプレイのタイプは10インチソニートリニトロンである。カラーのMacintoshとしては、12インチディスプレイと組合せた場合のMacintosh LC IIの後継としての性格が強く、画面の解像度も512×384ピクセルと同一である。本体とディスプレイ一体型のデザインが初代Macintoshの伝統を引き継いでいるため、「クラシック」の名称が付いている。日本とカナダ[2]をはじめとする各国では、この機種の後継機種は「Macintosh Color Classic II」であり、これがコンパクトマッキントッシュとしては最後の機種となる。Color Classicはアメリカ合衆国ではMacintosh Performa 250の名称でも販売された[3]

特徴

先行機種のMacintosh SEMacintosh SE/30と同じく、拡張スロットとしてProcessor Direct Slot(PDS)が1つある。これはMacintosh SEと互換性がない。エスプレッソデザイン言語を採用した最初の製品である[4]

Macintosh LC同様に、Color ClassicにApple IIeカード (Apple IIe Cardを差してAppe II用のディスプレイ (Apple II graphics#High-Resolution (Hi-Res) Graphicsを繋ぎ、ディスプレイを切り替えると、Apple IIeの互換機種として使うことができる。これ以外の拡張カードとして、CPUアクセレータ、イーサネットカード、ビデオカードなどがある。

その後

Color Classicはコンパクトマッキントッシュの最終機種であったため熱烈なファンが付き、能力が時代遅れとなってからもマザーボードをPerforma 575のものと置き換えたり(Mysticアップグレードと呼ばれた)、Power Macintoshのものと置き換えたり(Takkyアップグレードと呼ばれた)する者もあった。流行していたのは、ディスプレイの解像度を640×480ピクセルにすることであり、この改造をすることでゲームを始めとするその後の多くのソフトウェアが稼働するようになる。

さらにその後には、さすがに10インチディスプレイでは支障が多くなったため、Macintosh LC500 (Macintosh LC 500 series) やPower Macintosh 5200 (Power Macintosh 5200 LC) 用の大型ディスプレイを繋ぐユーザーが出てきたものの、1998年ごろにはついに拡張が断念された。ちょうどこの頃iMacが発売された事により、これがコンパクトマッキントッシュの後継として愛好家にも認知された事も影響している。

Compact Macintoshの変遷

Power MacintoshMacintosh LC 520#LC 520PowerBookMacintosh LCMacintosh PortableMacintosh IIApple IIeMacintosh Color ClassicMacintosh Classic IIMacintosh Color ClassicMacintosh SE/30Macintosh ClassicMacintosh PlusMacintosh SE FDHDMacintosh PlusMacintosh XLMacintosh SEMacintosh 512KeApple LisaMacintosh 512KMacintosh 128K

関連項目

注釈、出典

外部リンク